COMSOL活用ガイド タイトル: エラーメッセージ “Out of memory“ について Version: 3.5a, 4.x OS: ALL モジュール: ALL Q:COMSOLMultiphysics使用中にエラーメッセージ”Out of Memory”が表示されます。 A:COMSOL Multiphysicsをご利用いただく際、メモリアドレスの空間制限の為このメッ セージが表示されます。Ver4.xおよび Ver3.5aのそれぞれの調整方法について記載し ます。また、32bit環境における若干の調整可能項目を下記に記載いたします。 注:32bitでご利用の場合は、可能であれば64bit環境でのご使用を推奨いたします。 1: Software setting … Javaヒープメモリサイズの調整 ・COMSOL Multiphysicsでは、Javaヒープメモリをグラフィックスと後処理に使用してい ます。 COMSOLのインストールディレクトリより下記ファイルに記載されているMAXHEAPの 値を変更します。 COMSOL V4.x 64bitマシンの場合次のファイルを変更し使用します。 Windows: …Program files¥COMSOL¥COMSOL43a¥bin¥win64¥comsol.ini 変更例:-Xmx1024m => -Xmx2048m 注:ご使用になる製品に応じて、同じディレクトリ内にある他.iniファイルでも同様の変更 を行います。(comsolbatch.ini, comsolclasskit.ini, comsolcompile.ini, comsolexcel.ini, comsolserver.ini 等) COMSOL V3.5a の場合、下記ファイルを変更し使用します。 Windows: …COMSOL35a/bin/comsol.opts 変更例:MAXHEAP=128m => MAXHEAP=256m Linux, Sun, Macintosh: COMSOL35a/bin/comsol 注:Client/Serverモードをご利用の場合あるいは、COMSOL with MATLABでご利用 の場合は、 MAXHEAPSERVER行の調整となります。 詳細は、Supportまでお問い合わせください。 次ページにWindowsマシンの環境設定による調整方法について記載します。 2: 32bit Windowsにおける仮想メモリとスワップスペース ・32bit Windowsマシンでは、初期設定で2GBの仮想メモリ空間をユーザプロセスに割 りあてています。また、このメモリ領域は、断片化されている場合があります。 以下に仮想空間の調整方法を記載します。 注:この設定は、お使いのマシンの環境を大きく変更する場合があります。変更の前に マシン管理者などに変更の可否や他アプリやOSへの影響を含めをおたずねください。 注:この場合、可能であれば64bit環境でのご利用を推奨いたします。 :[システムのプロパティー]より[起動と回復]タブを選択し[起動システム]の編集ボタンを 選択します。 :BOOT.INIファイルが表示されますので[operating systems]の項目の最後に/3GBと 追加します。 例:multi(0)disk(0)rdisk(0)partition(2)¥WINNT="????" /3GB “????”部分にはお使いの各OSについての情報が記載されています。 例:”Microsoft Windows XP Professional”等 下の画面サンプルもご参照下さい。 注:Linux, Sun, Macintoshの場合は、一般的にユーザプロセスとして3-4GBの空間が利用されます。 詳細は、Supportまでお問い合わせください。
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