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セミナー会場
8591
オリックス
セミナー内容
オリックスグループの強みと今後の成長戦略
オリックスは常に新しいビジネスを追求し、先進的・国際的な商品・サービスを提供
する金 融 サ ービス会 社 。多 角 的な事 業 展 開や国 内 外に広がるネットワークなど、
オリックスならではの強みと今後の成長戦略、そして株主還元について説明された。
登壇者:経営企画部長 藤井 佳子氏
リースを起点に隣接分野へ事業領域を拡大、世界37ヶ国でグローバル展開
リースを起点に、融資、投資、生命保険、銀行などの「金融」分野と、自動車、不動産、航空機などの「モノ」の分野
の両面の専門性を高めて隣接分野に展開。現在では空港など公共施設の運営管理を行う
「コンセッション」に
まで事業領域を広げ、世界37ヶ国で事業を行うユニークな企業に成長。創業2年目以降、51年間に及び黒
字を継続し、2016年3月期には7期連続増益を達成し、過去最高益を更新した。
「事業」「 投資」に注力してさらなる成長を目指す
多岐にわたる事業領域を、
リース、貸付金、住宅ローン、カードローンなどの「ファイナンス」、環境・インフラ、
金融サービス、自動車関連など自らオペレーションを担う
「事業」、債権や不動産・航空機・未上場株式など
への「投資」の3つに分類。今後は「事業」
と
「投資」の2分野に注力し、事業運営のノウハウと投資事業の目利
きとバリューアップで相乗効果を生み出し、2018年3月期には当期純利益3,000億円を目指す。
「 事 業 」における成長戦略 ∼ 環境エネルギー、アセットマネジメント、施設運営
「環境エネルギー」では、国内メガソーラーをはじめとする再生可能エネルギー事業を積極的に展開。国内有数
の太陽光発電事業者としての経験を活かし、今後はインド、ベトナムなど海外での再生可能エネルギー事業の
拡大も視野に。
「 アセットマネジメント」ではオランダの資産運用会社ロベコが2013年7月にグループ入り。
引き続き運用資産規模の質的・量的拡大を図る。
「 施設運営」では、ホテル・旅館、水族館、高齢者向け住宅、
ゴルフ場など多様な施設の運営ノウハウを活かし、訪日観光客も含めた多くの利用客のニーズに応えていく。
「 投 資 」における成長戦略 ∼プライベート・エクイティ投資
未上場株式への投資事業である「プライベート・エクイティ投資」を展開。国内の注力業種はヘルスケア、IT、
食品、生活支援サービスなど。投資先企業と一体となって経営管理や事業支援を行い、グループの専門性
とネットワークを活かし各投資先企業の企業価値向上を目指す。
時代の求める価値ある職場づくりを目指し、ダイバーシティを推進
価値創造の源泉を「人材」と考え、ダイバーシティを推進し、価値ある職場づくりを目指す。女性活躍推進へ
も積極的に取り組み、女性管理職比率はすでに20%に到達。2020年までに、23%へと引き上げる目
標。両立支援施策により、女性正社員に占めるワーキングマザー比率も33%に伸長。ワーキングマザー数、
育児休暇取得者数ともに10年でおよそ4倍へと大幅に増加した。
7期連続増配、事業理解が深まる株主優待も実施
2016年3月期は配当が45.75円(前期比27%増)
となり、7期連続増配。2017年3月期の中間配当は23
円を予想(前期は22円)
している。
また、株主優待として、全国の取引先の名産品を集めたオリジナルのカタロ
グギフト「ふるさと優待」
と、
「 株主カード」による自社グループの商品・サービスの割引を実施。