一般の方へ - 佐賀大学医学部附属病院

ご協力のお願い
わたしたちが目指す医療
わたしたちが目指すのは、「その方の遺伝情報を調べ、体質を判断してから、治療方針
を決める」という「個別化医療」や「その方の遺伝情報を把握して、前もって病気になり
やすさについて予測をしてから、病気にならないための対策を決める」という「個別化予
防」です。1人1人の方がより長く健康に過ごすために、より効果的で、より安全な医療
を提供するためです。(同意書項目1)
個別化医療
患者さんの遺伝情報に
もとづいて、
適切な治療法を
提供します。
血液などから
遺伝情報を
調べます。
個別化予防
患者さんの遺伝情報に
もとづいて、
医師が適正な助言をします。
患者さんの生活習慣を改善し、
病気にならないように
予防します。
検体採取
①採血および採尿検体の採取は、通常検査の採血・採尿時に保存用の検体を余分に
させていただきます。
②細胞・組織検体の採取は治療を行う過程で施行された検査で採取された検体の1部
を保存検体として使用します。保存検体のために余分に採取を行うことはありませ
ん。 (同意書項目2)
将来の治療法や診断法の開発のために
今後の新しい治療法や診断技術の開発のためにほかの研究施設や企業との共同研
究を行うことがあります。
その際、保存させていただいた検体を匿名化のもとに使用させていただく事があります。
(同意書項目3)
バイオバンクの流れ
ご提供いただいた検体について
(同意書項目4・5)
①検査の際にいただいた検体は、当院メディカルバイオバンクセンター
にて保管し、研究に使用します。
②新しい治療法や診断技術の開発のために検体よりDNAを取り出し、
研究に使用することがあります。DNAの遺伝情報を細かく読み解く解
析(変異解析・SNP解析などを含む全ゲノム解析)を行います。今後、
新しい解析方法が開発された場合には、その方法も使用する予定で
す。
③検体の一部を、厳正な審査によって認められた研究施設や民間企
業などとの共同研究に使わせていただきます。
▶いただいた検体はお名前などを記号などに置き換えて(ID番号化し
て)、誰のものだかわからないようにして取り扱います。
佐賀大学医学部附属病院
検体
検体保管
ID番号化
検査部
ID番号化
メディカルバイオバンクセンター
他機関
共同研究
ご協力は自由な意思で
①この研究へのご協力は、どうぞあなたの自由な意思でお決
めください。
②この研究にご協力いただいても、あなたに直接的な利益は
ありません。この研究の趣旨にご賛同いただくことは、将来の
医療のためになることをご理解ください。(同意書項目6)
③ご協力いただけない場合や、協力を途中で取りやめた場合
でも、今後の治療において一切不利益を受けることはありま
せん。その後の治療についても、これまで通り、担当医師が
最善を尽くします。(同意書項目7)
④ご協力に同意していただいた後でも、いつでも参加を取りや
めることができます。その場合には、「同意撤回通知書」を当
院の担当者にご提出ください。(同意書項目8)
⑤同意撤回のお申し出をいただいた段階で、既に外部機関に
検体が提出されている場合には、あなたの検体を取り戻して
破棄することはできません。また、情報解析が進んでいる場
合には、あなたの情報だけを取り除くことができない場合もあ
ります。
自分で決めます