管理栄養士とは 食育の担い手 管理栄養士と食農 中国学園大学 現代生活学部人間栄養学科 管理栄養士は、乳児からお年寄りまで、 健康な人から病気の人まで、あらゆる 人々の健康をサポートする食の専門家 です。 す 地域の特産品や伝統的な食文化を伝 承する役割も担っています。 高 早苗 現代の「食」をめぐる諸問題 生活スタイルの多様化とそれに伴う食の 多様化による影響 ・食品選択の偏り⇒栄養摂取の偏り 食習慣 乱れ、 活リ 乱れ ・食習慣の乱れ、生活リズムの乱れ ・肥満、生活習慣病の増加 ・過度の痩身志向 ・食の安全性 ・加工食品の多用、食の海外依存 ・地域特産の食材や食文化の衰退 管理栄養士養成カリキュラム 子どもたちへの食育の必要性 目的 自分の健康や食生活に関心を持ち、自 己管理できる人の育成。 知っている 何を食べればよいか、何を食べ 過ぎてはいけないかを知っている 過ぎてはいけないかを知っている。 実行できる 栄養や安全を配慮した簡単な食 事なら、自分で準備できる。 評価できる これでよいかを知識に基づき 客観的に評価し、改善できる。 食べものの科学 食品学 食べもの のこと ヒトの体と 心のこと ヒトの栄養 食品機能論 社会の科学 公衆衛生学 環境学 食品衛生学 調理学 ヒトの科学 解剖生理学 生化学 微生物学 栄養の科学 養 科 病理学 心理学 基礎栄養学 応用栄養学 栄養の実践 栄養の評価と栄養計画、食と栄養の指導・教育 給食の計画と運営 臨床栄養学 栄養学の実践 栄養教育論 公衆栄養学 給食管理論 栄養アセスメント 1 管理栄養士養成カリキュラムに農業を取り 入れる意義 まずは、畑作りから 1.農産物や農作業への理解を深める。 ・食品になるまでの生育過程を知る。 ・命あるものを育てる大変さと喜びを体験する。 2.収穫し、食べることで、達成感や感動を味わう。 収穫 食べる と 達成感 感動を味わう ・おいしい! 新鮮! そして安全を実感する。 ・収穫した農産物の活用方法(先人の知恵)を学ぶ。 3.農作業=協働作業を通して、助け合うこと、緊密な連 絡といったコミュニケーションの重要性を学ぶ。 4.専門家である地域の農家との連携が生まれる。 種まき 間引き 2 小松菜の収穫 ほうれん草の収穫 サツマイモの収穫 お芋パーティー 給食支援ボランティアによる 給食時間の食育 夏休み子ども料理教室 3 夏休み子ども料理教室 夏休み子ども料理教室 4 日本の自然・風土 ○北半球の温帯 温暖な気候、四季の変化、日長の変化 ○降水量が多い アジアモンスーン気候、弱酸性土壌、植物 が良く育つ ○自然災害が少ない 2000 1995 1990 1985 1980 1975 世界各地の年平均降水量 地 豊葦原の瑞穂の国:水の豊富な豊かな土地に、みずみずしい稲 の穂が、たわわに実る国 1970 1961 2008年3月 百楽塾 景山詳弘 カナダ フランス ドイツ イタリア スイス 英 国 アメリカ 日 本 1965 団塊世代の皆さん 休耕田を農地に戻し 一緒に百姓をやりませんか 緒 百姓をやりま 率 (%) 自 給 率 各国の食料自給率の推移 200 190 180 170 160 150 140 130 120 110 100 90 80 70 60 50 40 30 20 10 0 域 緯度 降水量 (mm) N 35 1,141 日本全体 岡 山 1,800 世界陸地全体 970 U.S.A.全体 760 ロスアンジェルス N 34 327 ワシントン N 39 1,004 パリ ベルリン ロンドン サンパウロ N 49 647 N 52.5 570 N 52 750 S 24.5 1,570 マナウス S 5 2,325 シンガポール N 2 2,087 百 姓=自給自足の生活者 江戸時代(封建制)の 身分別人口構成の割合(北島正元による) 全人口約3000万人 • 武士 = 7% • 農民 = 84% • 町人(工・商) = 6% ○農業 (米、麦、雑穀、野菜、果実、家畜飼育・・・) ○大工 (住居、農作業用の小屋や道具つくり・・・) ○土木作業 (田畑の開墾・整備、道・石がけつくり・・・) ○山仕事 (炭焼き、薪つくり、肥料用の柴刈り・・) ○衣料つくり (綿くり、綿糸つむぎ、はたおり・・・) ○狩猟・漁労 (動物質の食料、毛皮・・・) ○その他 (農具製作・修理、集落共同作業・・・) 1 百 楽 山 荘 百 楽 塾 百姓仕事を楽しみながら、自分が食 百姓仕事を楽しみながら 自分が食 べる食料を自分で作り出そう。 我が家の食料自給率80%以上を目 指して!! 2 3 米 つ く り お わ り 土と水と太陽のエネルギーの力で 一粒の種もみは150日で2200倍になる 人間がお手伝いをしてコメをつくる 4 ○身土不二 人間の体である身と、生活している土地であ る土とは、分けることのできないひとつのもの 不二である。すなわち、命=土である。 ○地産地消 生活している地元で生産しているものを食べ る、消費すること。 5 お わ り 6 活動拠点 産学官民連携による食農教育 「一連の栽培作業で食農教育」 「 連の栽培作業で食農教育」 NPO法人連塾 NPO 法人連塾11期生 田口琢磨 そば栽培の一連の作業 楽しく活動 圃場づくり:7月∼8月中旬 種まき:8月下旬 食と農・環境と地域文化を主題に考えたボランティア活動 を中心に 地域の文化祭や地域のボランティア団体の活動です 圃場の耕作 種まき 生育と土寄せ作業 種まき後7日 約2週間後 刈り取り 約75日後:10月下旬 約1ヶ月後 約1か月後 開花時期に土寄せ作業 天日乾燥:約10日間 1 古い農機具を使っての脱穀 足踏み式脱穀機 自分たちで収穫したそばで おいしい手打ちそばづくり ふるいで選別 箕で選別 石臼でそば粉ひき バイ投げで実落し おいしい手打ちそばづくりは、粉ひきが大事 手回し式唐箕で選別 手打ちそばづくり 仕上がり収穫 おいしく食べる 12月上旬 自分たちで食材を 持ち寄り マイ はし・器は 各自で用意 のばす こねる 切る ゆで上げる 実は、5年前は 小麦の栽培 圃場づくり:11月 麦播き:11月下旬 耕作放棄地でした 多くの耕作放棄地が目につきます 農地として利用しよう 麦踏み:2月中旬 2 麦 畑 4月上旬 麦刈り 5月上旬 手刈り 大型コンバインによる刈取り 6月上旬 刈り取り前 おいしく食べる いろいろな楽しみ • 自分達で収穫したものを食す喜び すいとん鍋 蒸しパン 手打ちうどんづくり 手作りラーメン 手作りピザ・パン? まとめ • • • • • • • • • • 楽しむ 植え付けから収穫まで世話(管理)をする 自分たちで料理をする 自分のやりたいことを発表し、みんなで協力してやってみる 他の人に教えてあげれるように勉強する 自分たちの住んでいる地域の自然・環境について調べてみる 他の学区のみんなと交流をも て楽しみたい 他の学区のみんなと交流をもって楽しみたい 自分たちで収穫した野菜など給食で食べてみる 地域で生産されたものをより多く食材として消費する(地産地消) 地域と連帯ある活動 今日は私たちの活動を知っていただき ありがとうございました 3
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