2016年1月15日 いえつぐ ひさし 証券コード:6869 代表取締役会長兼社長 家次 恒 シスメックスの会社紹介 シスメックスは身近な会社です 健康診断や病院などで行う 血液検査、尿検査に必要な機器や試薬、 ソフトウェアを開発し、製造・販売しています。 見覚えありませんか? 血液検査の結果表です 検査機器 専用試薬 「検査」を通じてみなさまの健康をサポートしています 2 活躍する舞台は“検体検査”領域です 問診 診察・治療 完治 検査は、診断の支援 治療・投薬の効果測定に不可欠です。 臨床検査 検体検査 生体検査 血球計数検査 (ヘマトロジー)※ レントゲン・MRI 血液凝固検査 尿検査※ 免疫検査 心電図測定 呼吸機能検査 脳波計測 など 生化学検査※ など シスメックスの事業領域 ※健康診断でも行われる検査 3 挑戦の始まり 1959年 1963年 多角化のヒントを得るため渡米 医用電子機器分野に着目 国産初の自動血球計数装置 実用化に成功 (東亞特殊電機株式会社(現TOA株式会社)) 自動血球計数装置 CC-1001 海外視察へと旅立つ中谷太郎(後の当社創業社長) 日本医学総会に出展した試作機 健康への思いと夢を持ち 国産発 自動血球計数装置の開発に成功 4 シスメックスのプロフィール 設立 1968年2月20日 本社 神戸市 資本金 104億8,333万円 2015年 3月末 売上高 2,213億円 2015年 3月末 従業員数 社名の由来 7,138名 (うち、海外従業員3,655名) SYStematical + MEdics + 上場市場 東証1部 証券コード 6869 単元株 (うち、海外売上高81.7%) 2015年 3月末 無限の可能性(X) 本日(1/15)前場の株価 7,260 円 100株 ※新株価指数「JPX日経インデックス400」銘柄に採用(2014年1月より) 5 兵庫の主な事業拠点 生 産 本 社 機器は、全て日本(兵庫)で生産 試薬は、日本、世界各地域で生産 アイ スクエア [機器生産] 兵庫県 本社(神戸市中央区) 小野工場※ [試薬生産] 研究開発 グローバルの研究開発拠点である テクノパークでは、機器・試薬・ソフ トウェアの研究開発を推進 西神工場※ [試薬生産] ※シスメックス国際試薬株式会社 サービス&サポートなど テクノパーク(神戸市西区) 淡路島 IMPラボラトリー (ポートアイランド) ソリューションセンター(神戸市西区) 6 BMAラボラトリー (ポートアイランド) シスメックスの強み ポイント にご注目ください! ビジネスの種類を例えると 印刷 検体検査 専用インク 専用試薬 プリンター 検査機器 検査には、“機器”と“専用試薬”が必要です 8 ビジネスモデル <収益構造> ポイント① 売上 機器より、試薬の 方が利益率が高い サービス & サポート 売上構成比 その他 サービス&サポート 試薬 機器 試薬 景気の影響を 受けにくい部分 機器 1年目 2年目 3年目 4年目 ●●● 景気に左右されにくく、長期的に安定した収益が得られます 9 シスメックスの強み 研究開発から生産、販売、サービス&サポートまで一貫体制を構築 さまざまな課題を 生産 抱える医療機関の 複雑なニーズにお応え 研究開発 お客様 販売 サービス&サポート 病院 検査センターなど お客様に常に安心してお使いいただけるしくみを提供 10 グローバル展開 地域別売上高構成比 アジア・パシフィック 8.1% 中国 22.5% 日本 18.3% 売上高 2,213億円 2015年3月期 米州 22.4% 欧州 販売・サービス&サポート 生産 シンガポール 開発 28.7% 世界190カ国以上に製品とサービスをお届け 80%以上が海外の売上 11 シスメックスの売上構成とシェア 分野別 検体検査領域のシェア ● その他検査 -ライフサイエンス検査 ● 免疫・ ヘマトロジー分野(血球計数分野) 市場シェア -POC検査など 生化学検査 3.8% ● 尿検査 ポイント② ● ヘマトロジー 9.9% 7.4% 1位: シスメックス (血球計数分野) 63.7% ■シスメックス ■その他 売上高 市場規模:約3,400億円 2,213億円 ● 血液凝固検査 ヘマトロジー分野 (血球計数検査) 2位: ダナハー(米) 2015年3月期 血液凝固検査分野 15.2% 1位: シスメックス ※当社推定 尿検査分野(尿沈渣) 1位: シスメックス +シーメンス(独) 2位: IL(スペイン) 2位: ダナハー(米) ヘマトロジー分野を中心に、グローバルシェアNo.1 12 業績推移 (上場以来) ポイント③ 売上高(億円) 営業利益(億円) 3,000 1,000 2,520 2,213 海外売上高 国内売上高 営業利益 2,500 2,000 800 600 1,500 400 1,000 500 200 309 0 0 1996.3 1997.3 1998.3 1999.3 2000.3 2001.3 2002.3 2003.3 2004.3 2005.3 2006.3 2007.3 2008.3 2009.3 2010.3 2011.3 2012.3 2013.3 2014.3 2015.3 2016.3 (予想※) 想定為替レート 為替レート(円) 1USドル 94.1 1ユーロ - 108.8 121.0 130.8 113.9 107.8 121.5 125.3 115.9 108.2 113.3 117.0 114.3 100.5 - - - - - 92.9 85.7 79.1 83.1 100.2 109.9 118.4 108.8 118.1 131.0 134.4 137.9 150.1 161.5 143.5 131.2 113.1 109.0 107.2 134.4 138.8 132.5 ※予想は2015年11月修正数値 売上高 15期連続増収、営業利益14期連続増益 13 シスメックスの基本戦略と今後の展望 シスメックスの企業理念 15 2020年に向けてシスメックスが目指す姿 企業理念 ■ シスメックスグループ企業理念「Sysmex Way」 -ミッション「ヘルスケアの進化をデザインする。」 長期経営目標 (2020年) ■ 長期経営目標 -ビジョン「A Unique & Global Healthcare Testing Company」 中期経営計画 (2016年3月期~2018年3月期) 16 中期経営計画 (2016年3月期~2018年3月期) ※2015年5月公表 経営数値目標(2018年3月期) 収益力 成長と収益力の強化 売上高 -ヘマトロジー・凝固・尿 3,000億円 (CAGR※ = 10.7%) -アジア地域 630億円 営業利益 投資 成長への投資 -免疫・FCM・ライフサイエンス ROE 変革の推進 変革 -ステークホルダーからの 更なる信頼の獲得 -グループ経営の強化 (CAGR※ = 12.4%) (営業利益率21.0%) 18.0% 営業 キャッシュフロー 500億円 フリー キャッシュフロー 200億円 想定レート:1USD=115円、1EUR=130円、1CNY=18.5円 ※CAGR(年平均成長率):2015年3月期-2018年3月期 17 収益力 –成長と収益力の強化・ 全地域において、ヘマトロジー分野シェアNo.1 欧州 欧州 434億円 268億円 中国 236億円 日本 172億円 米州 445億円 アジアパシフィック 120億円 *上記の数字は、2015年3月期 ヘマトロジー分野の当社売上高 *円グラフの大きさは市場の規模を示します(イメージ) ヘマトロジー分析装置 XNシリーズ ヘマトロジー、凝固、尿分野におけるグローバルNo.1(アライアンス含む) 18 試薬 糖鎖マーカーを用いた肝線維化マーカー (HISCL 投資® M2BPGi) -免疫分野でユニークな強みを発揮※資料提供元:独立行政法人 産業技術総合研究所 糖鎖医工学研究センター ・糖鎖マーカーを用いた肝臓の線維化検査技術を世界で初めて実用化 健常者の 糖タンパク質 従来:患者負担の大きい肝生検による検査 糖鎖 肝硬変患者の 糖タンパク質 全自動免疫測定装置 HISCL-5000 現在:患者負担の少ない採血で検査可能に 糖鎖構造 が変化 免疫分野で他社にないユニークな強みを発揮し、グループの成長を牽引 19 投資 –個別化医療への貢献・高感度な新しい技術の研究開発により、低侵襲で血液分析が可能に 【将来】 【従来】 患部組織を直接分析 「組織分析」から「血液分析」 へ 血液(体液)中には 疾患由来の分析成分が 含まれています 細胞 遺伝子 タンパク 20 先進的な技術に基づき、一人ひとりに最適な医療を提供可能に 20 変革 –グローバル化の推進・グローバルに活躍できる人材の獲得とグローバルコミュニケーションセンターを 活用した人材育成を推進 海外従業員比率(2015年3月時点) 日本 48.8% 海外 51.2% 日本 18.3% 海外 81.7% 海外 17.6% 日本 82.4% 海外売上比率(2015年3月期) シンガポール 新卒採用者の海外出身者比率(2014年度) グローバルに活躍できる人材を増やし、更なるグループの高成長を牽引 21 2016年3月期 連結 通期業績予想 ※2015年11月修正 売上高 営業利益 当期純利益 2,520億円 (13.8% 増) 520億円 (17.1% 増) 330億円 (23.9% 増) 1,845 1,347 ※330 328 1,455 266 218 192 2,213 444 ※ 2,520 ※ 520 205 120 141 2012.3 2013.3 2014.3 売上高 営業利益 ■ 為替レート 2016年3月期 想定(年間) 2015年3月期 実績(年間) 1USD 118.4円 109.9円 1EUR 132.5円 138.8円 22 2015.3 当期利益 2016.3 (予想) 2016年3月期予想における 「当期利益」の数値は、企業結 合に関する会計基準等の適用 後における「親会社株主に帰属 する当期純利益」の 数値です。 配当政策と配当予想 14期連続の増配(予想)※2015年11月修正 シスメックスは、安定的な高成長を持続させるための積極的な投資と、収益性の向上に伴う 株主の皆様に対する利益還元との適正なバランスを確保することを目指しております。株主 還元については、継続的な安定配当に留意するとともに、業績に裏付けられた成果の配分を 行うという基本方針のもと、連結での配当性向30%を目処に配当を行ってまいります。 (円) 50 45 ※「上場20周年記念配当」の 4円を含む 2014年4月1日 分割後ベースに換算した配当額(年間) ※44 配当性向(連結) 38 40 ・2005年11月18日付け:株式分割(1:2) 35 ・2011年4月1日付け :株式分割(1:2) ・2014年4月1日付け :株式分割(1:2) 27 30 25 20 15 18.9% 22.6% 10 5 3.125 3.75 6.5 9 12 26.8% 12.5 14 15 17 20 29.1% 29.1% 31.9% 29.4% 27.0% 27.1% 29.6% 27.7% 20.0% 17.8% 17.9% 5 0 2003.3 2004.3 2005.3 2006.3 2007.3 2008.3 2009.3 2010.3 2011.3 2012.3 2013.3 2014.3 2015.3 2016.3 (予想) 13期連続の増配を更新中 23 株価推移(上場以来) (円) 8,000 上場来最高値 8,640円 2015年11月 上場20周年 (2015年8月18日) 7,000 6,000 シスメックス 株式分割 1:2 日経平均 (2014年4月) 5,000 株式分割 1:2 4,000 (2011年4月) 株式分割 1:2 (2005年11月) 3,000 2,000 東証第二部上場 東証・大証第1部昇格 リーマンショック (1996年7月) (2000年3月) (2008年9月) 大証第二部上場 (1995年11月) 1,000 0 95年 96年 97年 98年 99年 00年 01年 02年 03年 04年 05年 06年 07年 08年 09年 10年 11年 12年 13年 14年 15年 24 ポイントのおさらい 景気に左右されにくく、長期的に安定した収益が 得られるビジネスモデル<収益構造> ヘマトロジー分野を中心に、グローバルシェアNo.1 売上高15期連続増収、営業利益14期連続増益 25 さいごに・・・ 神戸マラソンへの協賛 シスメックスは神戸マラソンに特別協賛しています。(第1回~第5回) 野口みずき選手 第4回 神戸マラソン クォーターマラソン参加時 27 [ 補足資料 ] シスメックスの事業におけるリスク 対策 リスク要因 ● 為替予約等による リスク回避 為替変動 ● 海外での試薬生産 ● トータルソリューション の提供 医療制度改革 ● ライフサイエンス分野 における事業化推進 ● 売上の10%を研究開発 技術革新 に投資 30 CSR活動 ■森林保全活動を推進 ■地域コミュニティへの参画 ロッテルダムマラソンでの募金キャンペーン(オランダ) 「シスメックスの森」(兵庫県小野市) ■従業員の社会貢献活動への支援 ■乳がんピンクリボン活動に協力 従業員が行う社会貢献活動に対してポイントを付与し、 貯めたポイントを社会貢献メニューに交換できる制度の導入 (ユニセフ等を通じ、救急医薬品キット、経口ポリオワクチンなどを 寄付) 31 ピンクリボンシンポジウム2015(神戸) アナリストカバレッジ ※2016年1月5日時点 (敬称略) < 会社名 (50音順) > < アナリスト > 株式会社いちよし経済研究所 山崎 清一 株式会社エース経済研究所 池野 智彦 SMBC日興証券株式会社 伴 明泰 株式会社極東証券経済研究所 田村 真一 クレディ・スイス証券株式会社 酒井 文義 シティグループ証券株式会社 山口 秀丸 大和証券株式会社 広住 勝朗 株式会社東海東京調査センター 赤羽 高 野村證券株式会社 甲谷 宗也 バークレイズ証券株式会社 宮迫 光子 みずほ証券株式会社 渡辺 英克 三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社 葭原 友子 モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社 林 良太郎 32 個人投資家様向けIR活動のご紹介 IRツール IRウェブサイト「株主・投資家の皆様へ」 ■株主通信『Be Fine!』 http://www.sysmex.co.jp/ir/index.html 営業の概況、事業に関する 重要事項を記載した冊子です。 当社では、株主様とのコミュニケー ションツールとして、会社に関する 様々な話題を写真やグラフを用い てわかりやすく紹介しています。 また、IRウェブサイト上では、当社 の拠点を映像風に紹介する『シス メックスバーチャルツアー』を公開 しています。 ■シスメックスバーチャルツアー メール配信サービスのご案内 当社最新トピックスやホーム ページ更新情報などを電子 メールにてお知らせします。 是非、ご登録ください! 33 シスメックスのロゴマークについて 相対的な2つのエレメントの組み合わせは、相反する概念の融合と昇華を象徴しています。 「∞(無限)」を想起させる形状はシスメックスに秘められた無限の可能性を、モチーフとした 海と山は海から生まれ大地へと踏み出した生命の「進化」とシスメックスの誕生地である 神戸の景観を表しています。
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