1 トレーニング 本書の利用に レーニング問題集(トレ 本書の利用

本書の利用にあたって
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トレーニング
トレーニング問題集(トレ
トレ問)の説明
説明
過去問を掲載!
資格試験において過去問が重要なのは言うまでもありま
せん。行政書士試験もそれは同様です。
ト レ 問 は 、平 成 12~ 平 成 25年
年度の本試験問題を掲載してい
ま す( 平 成 12年
年 、平 成 18年
年の試験制度変更により出題されな
く な っ た 問 題 、 論 点 が 重 な る 問 題 等 は 掲 載 し て い ま せ ん )。
学習カリキュラムに沿って問題を編集!
過 去 問 を そ の ま ま 掲 載 す る と 、ま だ 学 習 し て い な い 内 容 を
含 む 選 択 肢 が 登 場 し て し ま う 等 、学 習 し に く い 場 合 が あ り ま
す。
ト レ 問 は 、過 去 問 を カ リ キ ュ ラ ム に 沿 っ て 編 集 し て い る の
で 、効 率 よ く 学 習 す る こ と が で き ま す 。ま た 、テ キ ス ト に は 、
ど こ ま で の 問 題 が 解 け る の か を 明 確 に す る た め に 、学 習 済 み
の内容で解けるトレ問の項目が掲載されています。
他の資格試験の問題・オリジナル問題を掲載!
行 政 書 士 試 験 は 、試 験 制 度 が 平 成 12年 、平 成 18年
18 に 大 き く
変 わ っ て い ま す 。出 題 傾 向 や 問 題 の 難 し さ も 変 わ っ て い る の
で 、過 去 問 だ け で は 最 新 の 試 験 傾 向 に 対 応 で き ま せ ん 。ま た 、
行 政 書 士 試 験 は 、1 科 目 の 出 題 数 が 少 な い た め 、過 去 問 だ け
ではトレーニングが不足してしまいます。
ト レ 問 は 、他 の 資 格 試 験 の 問 題 や オ リ ジ ナ ル 問 題 を 掲 載 し
て 最 新 の 試 験 傾 向 に 対 応 す る と と も に 、問 題 数 不 足 を 補 っ て
います。
- i -
2
1
トレーニング
トレーニング問題集の表記
表記
★
電子署名法(電子署名及び認証業務に関する法律)に基
づき、認証事業者は、自然人および法人の本人性の確認をす
る サ ー ビ ス を 行 う こ と が で き る 。 ☞㍻ 18
重要度
テキストに掲載されていない問題には★をつけています。
他の問題をマスターした後で余裕があれば解いてくださ
い。
出題年度
☞ ㍻ 1 8 は 、平 成 18年
年度出題の行政書士過去問であることを
意味します。
☞ ㍻ 1 8 改 は 、法 改 正 等 に よ り 修 正 を 加 え て い る こ と を 意 味
します。
☞ 司 法 は 司 法 試 験 、☞
、☞ 旧 司 は 旧 司 法 試 験 、
、☞
☞司 予 は 司 法 試
験 予 備 試 験 、☞
☞司 書 は 司 法 書 士 試 験 、
、☞
☞宅 建 は 宅 地 建 物 取 引
主 任 者 資 格 試 験 、☞
☞ 会 計 は 公 認 会 計 士 試 験 、☞
☞ 国 公 は 、旧 国
家公務員採用Ⅰ種・Ⅱ種・Ⅲ種試験、国税専門官採用試験、
労 働 基 準 監 督 官 採 用 試 験 等 の 国 家 公 務 員 試 験 、 ☞ORは オ リ
ジナル問題であることを意味します。
- ii -
3
学習のポイント
のポイント
繰り返し解く!
記 憶 は 繰 り 返 さ な け れ ば 定 着 し ま せ ん 。で き る だ け 多 く 繰
り 返 す( 回 転 さ せ る )の が 、合 格 に 一 番 大 事 な こ と と 言 っ て
もいいでしょう。
そのために、問題に解答等を書き込むのはやめましょう。
問題はきれいな状態にして何回でも解けるようにしておく
必要があります。
ま た 、最 初 は 、解 け な い こ と も 多 く 、時 間 も か か る も の で
す が 、繰 り 返 せ ば 繰 り 返 す ほ ど 解 け る よ う に な り ま す し 、ス
ピードもアップします。
理由付けができるか?
ト レ ー ニ ン グ の 段 階 で は 、カ ン で 正 解 が あ っ て い た り 、何
と な く ○ ×を 判 断 し た り し て も 何 の 意 味 も あ り ま せ ん 。
選 択 肢 1 つ ご と に ○ ×の 判 断 が あ っ て い る か ど う か 、そ し
て 「 な ぜ 正 し い の か 」「 な ぜ 誤 っ て い る の か 」 と い う 理 由 付
け が で き る よ う に し て く だ さ い 。理 由 付 け を 完 璧 に す る こ と
が「トレ問を解く」ということなのです。
- iii -
苦手な問題を把握する!
< 正 誤 チ ェ ッ ク > 欄 」に 、
「○」
「 ×」を つ け な が ら 、問 題
を解きましょう。
○:正誤の判断と理由付けができた。
×: 正 誤 の 判 断 と 理 由 付 け が で き な か っ た 。
「 ×が 続 く 問 題 」が 、苦 手 な 問 題 で す 。す べ て の 問 題 を 解
く 時 間 が な い と き は 、苦 手 な 問 題 を 解 く だ け で も 高 い 学 習 効
果 を 得 ら れ ま す 。時 間 が 足 り な い と き は 、苦 手 な 問 題 だ け を
解く等、効率的に学習しましょう。
苦手な問題の例
×□
×□
×□
×□
×□
○ □
○ □□□
<正 誤 チ ェ ッ ク 欄 >□
4
1回目に
7回目に
解いたとき
解いたとき
目標
学習をスタートした時期等によっても異なりますが、トレ問は最
低 7 回 転 、 で き れ ば 10回
10 回 転 を 目 標 に し て く だ さ い 。
- iv -
本問題集の作成にあたり、以下の文献を主に参考にさせていただ
きました。
○
伊 藤 靖 史 ・ 大 杉 謙 一 ・ 田 中 亘 ・ 松 井 秀 征 『 会 社 法 〔 第 2 版 〕』
( 2012年 、 有 斐 閣 )
○
江 頭 憲 治 郎 『 株 式 会 社 法 〔 第 4 版 〕』( 2011年 、 有 斐 閣 )
○
前 田 庸 著 『 会 社 法 入 門 〔 第 12版 〕』( 2009年 、 有 斐 閣 )
○
神 田 秀 樹 著 『 会 社 法 〔 第 9 版 〕』( 2007年 、 弘 文 堂 )
○
相 澤 哲・葉 玉 匡 美・郡 谷 大 輔 編 著『 論 点 解 説
新・会 社 法
千
問 の 道 標 』( 2006年 、 商 事 法 務 )
○
弥 永 真 夫『 リ ー ガ ル マ イ ン ド
商 法 総 則・商 行 為 法〔 第 2 版 〕』
( 2006年 、 有 斐 閣 )
○
近 藤 光 男 著 『 商 法 総 則 ・ 商 行 為 法 〔 第 5 版 〕』( 2006年 、 有 斐
閣法律学叢書)
○
奥島孝康・落合誠一・浜田道代編『新基本法コンメンタール
会 社 法 1 』( 2010年 、 日 本 評 論 社 )
○
奥島孝康・落合誠一・浜田道代編『新基本法コンメンタール
会 社 法 2 』( 2010年 、 日 本 評 論 社 )
○
奥島孝康・落合誠一・浜田道代編『新基本法コンメンタール
会 社 法 3 』( 2009年 、 日 本 評 論 社 )
- v -
1
日 本 国 憲 法 と 法 律 に は 、上 下 関 係 が あ り 、制 定 の 仕 方 に お い て も
違 い が あ る 。 ☞㍻ 13改
<正 誤 チ ェ ッ ク 欄 >□ □ □ □ □ □ □ □ □ □
2
法 律 も 命 令 も 立 法 権 者 は 同 じ で あ る 。 ☞㍻ 13
<正 誤 チ ェ ッ ク 欄 >□ □ □ □ □ □ □ □ □ □
3
日本国憲法の規定によれば、国民、天皇又は摂政及び国務大臣、
国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する
義 務 を 負 ふ 。 ☞㍻ 17
<正 誤 チ ェ ッ ク 欄 >□ □ □ □ □ □ □ □ □ □
4
★
地 方 議 会 が 制 定 す る 法 規 が 「 条 例 」、 知 事 や 市 町 村 長 な ど 自
治体の長ならびに教育委員会、公安委員会などの行政委員会が定
める法規が「命令」であって、両者を総称した概念が「条令」で
あ る 。 ☞㍻ 21
<正 誤 チ ェ ッ ク 欄 >□ □ □ □ □ □ □ □ □ □
5
憲 法 の 改 正 は 国 会 が 発 議 す る が 、そ の た め に は 、各 議 院 の 総 議 員
の 3 分 の 2 以 上 の 賛 成 が 必 要 と さ れ る 。 ☞㍻ 13
<正 誤 チ ェ ッ ク 欄 >□ □ □ □ □ □ □ □ □ □
6
憲 法 の 改 正 は 国 会 が 発 議 す る が 、両 議 院 の 意 見 が 一 致 し な い 場 合
に は 、 衆 議 院 の 議 決 が 国 会 の 議 決 と な る 。 ☞㍻ 13
<正 誤 チ ェ ッ ク 欄 >□ □ □ □ □ □ □ □ □ □
7
各 議 院 の 総 議 員 の 3 分 の 2 以 上 の 賛 成 に よ り 、特 別 の 憲 法 制 定 議
会が召集され、そこにおける議決をもって憲法改正草案を策定す
る 。 ☞㍻ 13
<正 誤 チ ェ ッ ク 欄 >□ □ □ □ □ □ □ □ □ □
8
憲 法 の 改 正 に つ い て 国 民 の 承 認 を 得 る に は 、特 別 の 国 民 投 票 に お
い て そ の 3 分 の 2 以 上 の 賛 成 を 得 る こ と が 必 要 で あ る 。 ☞㍻ 13
<正 誤 チ ェ ッ ク 欄 >□ □ □ □ □ □ □ □ □ □
- 2 -
1○
日 本 国 憲 法 は 、 法 律 の 上 位 に あ る ( cf.憲 法 98条 1 項 )。 ま た 、
日 本 国 憲 法 と 法 律 の 制 定 ・ 改 正 等 の 手 続 は 異 な っ て い る ( 憲 法 96
条 、 59条 )。
2×
法 律 は 議 会( 国 会 )、命 令 は 行 政 機 関 が 制 定 す る も の で あ り 、立
法権者は同じではない。
3×
「天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務
員 」 は 、 こ の 憲 法 を 尊 重 し 擁 護 す る 義 務 を 負 う ( 憲 法 99条 )。
4×
知事や市町村長など自治体の長ならびに教育委員会、公安委員
会などの行政委員会が定める法規は「規則」である(地方自治法
15条 1 項 、 138条 の 4 第 2 項 )。
5○
憲法の改正の発議については、衆議院及び参議院それぞれにお
い て 総 議 員 の 3 分 の 2 以 上 の 賛 成 が 必 要 と さ れ る( 憲 法 96条 1 項 )。
6×
憲法の改正には両議院の議決が必要であり、本肢のような衆議
院 の 優 越 は 認 め ら れ て い な い ( cf.憲 法 96条 1 項 )。
7×
このような規定はない。憲法の改正の発議については、衆議院
及び参議院それぞれにおいて総議員の3分の2以上の賛成が必要
と さ れ る ( 憲 法 96条 1 項 )。
8×
憲法の改正について国民の承認を得るには、
「特別の国民投票又
は国会の定める選挙の際行われる投票」においてその「過半数」
の 賛 成 を 必 要 と す る ( 憲 法 96条 1 項 )。
- 3 -
9
憲 法 の 改 正 に つ い て 国 民 の 承 認 が 得 ら れ た 場 合 、内 閣 総 理 大 臣 は 、
直 ち に こ れ を 公 布 し な く て は な ら な い 。 ☞㍻ 13
<正 誤 チ ェ ッ ク 欄 >□ □ □ □ □ □ □ □ □ □
- 4 -
9×
憲法の改正について国民の承認を経たときは、
「 天 皇 」が こ れ を
公 布 す る ( 憲 法 96条 2 項 )。
- 5 -