EMC AX Storage / BakBone NetVault データ保護ソリューション

製品概要
EMC ネットワーク・ストレージ・システム
CLARiX AXシリーズ(FC/iSCSIインターフェース)
EMC CLARiX AXシリーズは、低価格で大容量のSATA II (シリアルATA II) ディスク・ドライブを使用したRAIDスト
レージ・システムです。ホスト接続には、Fibre Channel または iSCSIに対応していますので、ネットワーク・ストレージ・
システムとしてご使用いただけます。
セットアップと監視を容易に実行できるウィザード方式の管理インターフェースによ
り、運用面でも心配なく、安心して導入いただけます。
詳しくは、ストレージ活用支援サイト「ストレージ・ソリューション・エキスプレス」
http://www.emc-info.jp をご覧ください。
BakBone バックアップ/リストア・ソフトウェア
NetVault Backupは、サーバ1台のバックアップから、ワークグループ、エンタープライズ・クラスのバックアップまで様々
なシステム規模のデータ保護に最適な、企業向けバックアップ/リストア・ソフトウェアです。必要な時、必要なだけライセ
ンスを追加購入することにより、将来的なシステム構成の変化にも柔軟に対応することが可能です。
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簡単な導入、シンプルな操作性
Linux、UNIX、Windows、Mac OS Xのデータを一元管理でバックアップ
すべてのOSで共通の直感的に操作可能なGUIを提供
スケージューリングによるバックアップの全自動化
データベースのオンライン・バックアップ・オプション
ハード・ディスク・バックアップにも対応 (仮想テープ・ライブラリ機能)
ディザスタ・リカバリ・オプション
NDMPバックアップ・オプション
詳しくは、NetVault Backup製品サイト http://www.bakbone.co.jp/products/netvault.htmlをご覧ください。
BakBone データ複製ソフトウェア
NetVault Replicatorは、ハードウェア依存型やアプリケーション依存型の高価なレプリケーション機能とは異なり、既存
のサーバにソフトウェアをインストールするだけでそのままデータ複製の運用を開始することができる低価格なレプリケー
ション・ソフトウェアです。通常のIPネットワークを介し、バイト単位の複製を瞬時に行うことを可能にします。
Linux (IA32 / x86 64 / Itanium)、Windows、Solaris (SPARC)のレプリケーションに対応しており、これらOS混
在環境で、ミッションクリティカルなデータを高速に、自動でリアルタイム・ミラーリングを行う機能を提供します。また、レプ
リケーション元とレプリケーション先に同一のハードウェア構成を用意する必要はなく、1対1、1対多、多対1、多対多構成
のレプリケーションに柔軟に対応することが可能です。
詳しくは、NetVault Replicator製品サイト http://www.bakbone.co.jp/products/nvr.htmlをご覧ください。
http://www.emc-info.jp/
AXシリーズ・ストレージ
&
NetVault Backup: SVTLオプション
ディスク・バックアップ・ソリューション
ディスク・バックアップとは
従来、バックアップと言えば、テープ装置にデータ保存という方法が一般的でした。ところが最近、バックアップすべきデー
タ容量の増大と同時に、AXシリーズのようなSATAIIディスクを使用した安価なディスク装置が登場したことから、少なくと
も一次バックアップは高速なハードディスクへ、必要であれば後でゆっくりテープへというDisk to Disk to Tapeの手法
が取られるようになってきました。
SVTL機能を使用して、AXストレージをバックアップ・メディアに
NetVaultのディスク・バックアップ・オプションである共有仮想テープ・ライブラリ(SVTL)機能を使用すると、AXストレージ・
システムの中に仮想的にテープ・ライブラリを作成することが可能になります。このSVTLは、テープ・ドライブ数、スロット
数、メディア容量を、お客様が任意に設定して作成することが可能で、通常のテープ装置の代わりにディスクを使用して
バックアップが行えるようになります。
SVTLを作成したAXストレージをストレージ・ネットワークに接続※することで、SVTLをNetVault ServerとNetVault
Clientマシン間で共有して使用することが可能です。複数のマシンから直接アクセス可能なので、リストアの際も、ある
NetVault Clientマシンがダウンしても、すぐに別のNetVaultマシンからデータを復旧することが可能です。
※ AXシリーズは、Fibre ChannelだけでなくiSCSI接続にも対応しています。iSCSIならLANケーブルを使用して一般に普及し
ているイーサネットで外付けディスクを接続できるので、低コストで簡単にIP-SANによるSVTLの環境を構築することが可能に
なります。
SVTLを使用したディスク・バックアップの特徴
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仮想テープ・ライブラリ機能を使用することで、ディスクへバックアップを行うときも、メディアローテーションや世代管理の
考え方など、通常のテープ装置へバックアップを行うときと全く同じ運用方法でバックアップが行えます。
Disk to Disk to Tapeなど、テープ装置とディスクを混在してバックアップを行いたい場合も、システム構築が簡単です。
仮想テープ・ライブラリ機能は、 Linux、UNIX、Windows等様々なOSでご使用いただけます。
フルバックアップ、差分/増分バックアップ、コンソリデート・バックアップ(=差分バックアップの統合機能)のすべてのバッ
クアップ方法が、ディスク・バックアップでもご利用いただけます。
NetVaultのAPM(アプリケーション・プラグイン・モジュール)オプションを組み合わせて利用することで、OracleやMS
SQL、PostgreSQL他様々なアプリケーションのオンライン・バックアップもディスクで実現可能です。
物理的なテープ・ドライブを複数台購入しなくても、仮想ドライブを複数台作成することで、複数のマシンのデータを同時
に書き込む並列バックアップが可能です 。これにより、バックアップ時間の大幅な短縮が可能になります。
LAN
NetVault
Server
NetVault
SmartClient
NetVault
SmartClient
NetVault
SmartClient
NetVault
SmartClient
SAN (FC)
or
IP-SAN (iSCSI)
AXストレージ上に
共有仮想テープ・ライブラリ(SVTL)を作成し、
様々なOSのデータをまとめて
ディスク・バックアップすることが可能です
データを書込みした
NetVault Backup Clientマシンが
ダウンしても、別のマシンからデータをリストア
することが可能です
※iSCSIを使用すると、低コストで簡単にIP-SANが構築できます
http://www.emc-info.jp/
AXシリーズ: ローカル・スナップショット
&
NetVault Backup: MS SQL APMオプション
SQL Server
オンライン・バックアップ・ソリューション
SQL Serverの負荷を軽減するオンライン・バックアップ手法とは
SQL ServerのVDI (Virtual Device Interface) を利用してデータのスナップショットを行うことで、SQL Serverを使
用可能な状態のまま、膨大な容量のデータベースも瞬時にバックアップを行うことが可能になり、通常のオンライン・バック
アップと比べ、SQL Serverの負担を大幅に軽減することが可能になります。
MS SQL APMオプションを使用して、SQL ServerのVDI、AXストレージ、
NetVault Backupを連携する
NetVaultのオンライン・バックアップ・オプションMS SQL APMには、VDI を利用してSQL Server自体のメタデータのみ
をバックアップし、実データはストレージのスナップショットを活用してバックアップを行うための機能が備わっています。
SQL Server構築時は、データファイルの置き場所を、AXストレージのようなスナップショット機能が利用可能な外部スト
レージに設定しておくことで、実データのバックアップをNetVault Serverから行えるので、SQL Serverに対する負荷を
大幅に軽減することが可能になります。MS SQL APMで、SQL ServerのVDI、AXストレージのスナップショット、
NetVault Backupを連携する仕組みは下記の通りです。
Step 1: MS SQL APMでVDIを使用し、データに対するアクセスを止めた後に、スナップショットを実行します。スナッ
プショット作成後に、アクセス制限を解除します。
Step 2: MS SQL APMの機能で、SQL ServerのMetaデータをバックアップします。NetVault Client
からNetVault Serverへの転送は、LAN経由で行われますが、Metadataのサイズは数MB程度と小さいため、ネット
ワークのトラフィックは無視できるレベルです。
Step 3: SQL Serverのバックアップを行うジョブの詳細設定で、ポストスクリプトにより、実データのバックアップを
NetVault Server側で行うようなトリガージョブを呼び出します。
Step 4: トリガージョブにより、実データのバックアップをFile Systemプラグインを使用して行いますが、作成されたス
ナップショット領域がマウントされていないので、プレスクリプトによりディスクのマウント状態を有効にし、実データをバック
アップした後に、ポストスクリプトにより解除します。
Step 5: NetVault Server側での実データのバックアップが終了後、作成したスナップショットを削除するようStep 3
で使用するポストスクリプトの最後に記述しておきます。
LAN
Step
2
メタ・データのバックアップ
MS SQL APM
SQL Server VDI
NetVault SmartClient
MS SQL Server
NetVault Server
SAN (FC)
or
IP-SAN (iSCSI)
テープ装置
Step Step Step
3
4
5
実データのバックアップ
Meta Data
Data
Data
Step
1
スナップショット
※iSCSIを使用すると、低コストで簡単にIP-SANが構築できます
http://www.emc-info.jp/
AXシリーズ: ローカル・スナップショット
&
NetVault Replicator
遠隔地データ複製ソリューション
バックアップとレプリケーションの違い
バックアップ・ソフトウェアもレプリケーション・ソフトウェアも、どちらも大切なデータを保護するソフトウェアですが、その目的
は異なります。バックアップ・ソフトウェアは、データの世代管理を目的として使用します。例えば、人為的操作ミスやウィル
スによるデータ損失等の理由で、昨日のデータに戻りたい、または、先月末のデータに戻りたいといった際に、タイムマ
シーンのようにデータをさかのぼって復元できるのがバックアップ・ソフトウェアです。一方、レプリケーション・ソフトウェア
は、ビジネスの継続を目的として使用します。常に別の場所にデータを複製し続けているので、例えば、複製元のサーバが
突然ダウンしても、複製先のサーバを使用することで、ダウンタイムを短くし最新のデータを使用し続けることができます。
AXストレージのスナップショットを使用して、最小システム構成でレプリケーションの導入
AXストレージのスナップショットとNetVault Replicatorを組み合わせることにより、レプリケート中に、アプリケーションが
稼働しているマシンに対して負荷をかけずにレプリケートがすることが可能になります。
Step 1: SANに接続したAXストレージは、複数のサーバで共有して使用することができます。
Step 2: AXストレージのスナップショット機能を使用し、AXストレージに保存されたデータのポイント・イン・タイム・ス
ナップショットを作成します。
Step 3: Step 2で作成したスナップショットにNetVault Replicatorサーバからマウントします。WANを経由し、レプリ
ケート先のNetVault Replicatorサーバにバイト単位でデータを定期的にレプリケートすることができます。
LAN
Step
マシン A
Step
1
マシン B
Step
Step
1
3
マシン C
NetVault Replicator
レプリケート元
1
SAN (FC)
or
IP-SAN (iSCSI)
データをまとめてレプリケート
WAN
各サーバからデータの書込み
マシン A
Data
マシン B マシン C
Data
Data
マシン A
Data
マシン B マシン C
Data
Data
Step
2
スナップショット
※ レプリケート元のNetVault ReplicatorマシンのOSと、レプリケート対象
とするマシンA∼CのOSは同一である必要があります。
※ Windows、Linux、UNIXのそれぞれの環境に対応しています。
NetVault Replicator
レプリケート先
※iSCSIを使用すると、低コストで簡単にIP-SANが構築できます
©2006 すべての著作権はBakBone Softwareが所有してい
ます。本カタログに使用されているBakBoneのロゴ、
NetVault、APMは、バックボーン・ソフトウエア社の商標もしくは
登録商標です。その他の会社名、製品名は各社の商標もしくは登
録商標です。
NV041J-1A 06/10
EMCジャパン株式会社
〒163-0466 東京都新宿区西新宿2-1-1
新宿三井ビル(私書箱323号)
http://japan.emc.com/
バックボーン・ソフトウエア株式会社
〒163-0711 東京都新宿区西新宿2-7-1
新宿第一生命ビル11F
http://www.bakbone.co.jp
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