2 建築計画概要・付近見取り図

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建築計画概要・付近見取り図
第1部
2
建築計画概要・付近見取り図
9
2-1
付近見取り図
3
1
5
2
4
10
2
確認申請手続のフロー
手続
ア
申
請
準
備
イ
建築主・設計者
建築主事又は
指定確認検査機関
指定構造計算適
合性判定機関又
は知事
他の行政機関
申 請 書
類 作 成
確認申請
確
認
申請書類提出
時の形式審査
申
請
ウ
審
査
適
合
性
判
定
エ
構
造
計
算
補
正
、
追
加
説
明
書
作
成
保 健 所
通 知
申請書類の実質
審査
消 防 同
意
構造計算適合性判定
対象建築物の場合、
構造計算適合性判定
オ
最
終
審
査
最終審査
確認済証受取
カ
工
事
着
工
工事着工届
建築主事経由
知事あて
工事開始
キ
中
間
検
査
ケ
中間検査
検査済証受取
完
了
検
査
コ 使用開始
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完了検査
ク
計
画
変
更
※はじめに確認申請の全体の手続き、流れ(フロー)を理解して、その後個々の説明に入る。全体の流れ
を理解されている方は、直接必要な項目を参照されたい。
第3部
1
全体手続の留意点
2
りである。
ア 申請準備
計画地とその周辺の道路等事前調査、建築基準法・都市計画法・都道府県市町村条例等法的規制の調
査、設計図書・申請書等の作成等を行う。
イ 確認申請
確認申請書を提出し、提出時において形式審査を受ける。
ウ 審査
集団規定、避難・防火規定、一般規定、設備規定、構造規定等の実質審査を受ける。消防同意も行わ
れる。
計画建築物が、構造計算適合性判定対象建築物でない場合、審査の段階で法適合しているときは、
「確
認済証」が交付される。
エ 構造計算適合性判定
計画建築物が、構造計算適合性判定対象建築物の場合は、指定構造計算適合性判定機関又は知事(以
下「指定構造計算適合性判定機関等」という)による構造計算適合性判定を受ける。
オ 最終審査
構造計算適合性判定を要した場合は、その判定結果を踏まえた最終審査を受ける。
法適合しているときは、
「確認済証」が交付される。
カ 工事着工
確認済証を受け取った後、工事着工前に、工事着工届を提出する。
キ 中間検査
建築物が中間検査の対象である場合は、中間検査を申請する。
中間検査を受け、合格したときは、
「中間検査合格証」が交付され、次の工程に進む。
ク 計画変更
当初の確認済証の交付を受けた後に計画を変更する場合は、計画変更の確認申請を行い、計画変更の
確認済証の交付を受ける。
ケ 完了検査
工事が完了したときは、完了検査を申請する。完了検査を受け、合格したときは、
「検査済証」が交
付される。
コ 使用開始
「検査済証」を受け取ったときは、建築物を使用できる。
滷確認申請が必要な建築物(法第6条)
次の建築物を建築等するときは、工事着工前に、建築計画について、建築確認を受ける必要がある。
建築とは、新築、増築、改築、移転をいう。建築等とは建築以外に、大規模の修繕、大規模の模様替、
用途変更が該当する。
ア 法第6条第1項第一号に該当する場合
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確認申請手続のフロー
漓建築物の計画段階から、確認申請、建築工事を経て、使用を開始するまでの流れは、次のとお
い 欄の用途の特殊建築物で、その用途に供する床面積の合計が1
法別表第1貎
0
0裃を超えるもの
これらの建築、大規模の修繕、大規模の模様替、特殊建築物への用途変更が該当する。
例:共同住宅、下宿、寄宿舎、病院、診療所(患者収容施設あり)
、児童福祉施設、ホテル、旅館、学
校、体育館、飲食店、物販店舗、百貨店、マーケット、展示場、キャバレー、劇場、映画館、公会堂、
集会場、倉庫、自動車車庫その他をいう。
事務所、個人専用住宅は、特殊建築物ではない。
イ 法第6条第1項第二号に該当する場合
木造建築物で、
「階数3以上」
、
「延べ面積5
0
0裃超」
、
「高さ1
3m 超」
、
「軒高9m 超」のいずれかに該
当するもの。
これらの、建築、大規模の修繕、大規模の模様替が該当する。
例:木造住宅の新築で、
「地上3階建て」
、
「地下1階地上2階建て」は、階数が3なので該当する。
地上2階建て木造住宅の新築でも、延べ面積5
0
0裃を超えるもの、高さが1
3m を超えるもの、軒高
9m を超えるもののいずれかであれば該当する。
ウ 法第6条第1項第三号に該当する場合
木造以外の建築物(例えば鉄骨造、鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造等)で、
「階数2
以上」
、
「延べ面積2
0
0裃超」のいずれかに該当するもの。
これらの、建築、大規模の修繕、大規模の模様替が該当する。
例:鉄骨造又は鉄筋コンクリート造2階建て住宅の新築は、延べ面積に関わりなく該当する。
鉄骨造又は鉄筋コンクリート造平屋建て住宅の新築は、延べ面積2
0
0裃を超えれば該当する。
エ 法第6条第1項第四号に該当する場合
上記アからウまでの建築物以外で、
「都市計画区域もしくは準都市計画区域(それぞれ対象から除外
する区域を指定する場合あり)
」内、
「準景観地区(対象から除外する区域を指定する場合あり)
」内、
「知
事指定区域」内における建築物。
これらの建築が該当する。ただし、大規模の修繕や大規模の模様替は該当しない。
計画地が都市計画区域内等であるかどうかは、市役所等の都市計画担当課で調査する。
例:都市計画区域内における木造地上2階建て住宅の新築の場合、
「延べ面積5
0
0裃以下」かつ「高さ1
3
m 以下」かつ「軒高9m 以下」の場合は該当する。
オ 上記のアからエまでに該当しない場合
確認申請は不要である。
澆増築、改築、移転で確認申請が不要な場合(法第6条第2項)
防火地域又は準防火地域外における、増築、改築、移転の場合で、その床面積の合計が1
0裃以内であれ
ば確認申請は不要である。
例:防火・準防火地域の指定がない地域内で、既存住宅に床面積1
0裃の物置を増築する場合。
潺確認の特例(法第6条の3)
法第6条の3第1項第一号又は第二号の建築物の建築・大規模修繕・大規模模様替の場合及び法第6条
の3第1項第三号の建築物の建築の場合は、建築基準関係規定の適合審査のうち令第1
0条(
「2特記事項」
P1
4
0参照)で定めるものを除外する。
・法第6条の3第1項第一号 認定型式(法第6
8条の1
0第1項)適合建築材料を使用する建築物
・法第6条の3第1項第二号 認定型式適合建築物の部分を有する建築物
・法第6条の3第1項第三号 法第6条の3第1項第四号の建築物で建築士の設計によるもの
例として、法第6条の3第1項第三号の建築物については、
「2特記事項」
(P1
4
0)参照。
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