欧州をはじめとする世界35か国で普及しているショックイソコルブは、バルコニーと建物本体 ショックIsokorb® との接続部分を断熱し、完璧な外断熱建築を実現します。 住 み 心地のよい家を目指し て 小西彦仁氏、住み心地を追求し、ショックイソコルブを採用 イソコルブ : 構造熱橋防止システム 札幌に、最高に住み心地のよいオアシスが誕生しました。 欧州をはじめとする世界35か国で普及しているショックイソコルブ オーナーの住宅性能に関する要望は明解でした。ヒートブリッジが は、バルコニーや庇など建物の跳ね出し部分から熱が逃げるヒート 防止された外断熱の家。そして、シックハウス対策がなされた健康 ブリッジ(熱橋)を遮断する断熱構造部材です。ヒートブリッジ対 的な家。これらの理想を実現するため、建築家の小西彦仁氏は多く 策がされていない通常のRC造建物と比較すると、跳ね出し部からの の工夫を凝らしました。その結果、これらの要望をすべて満足する 熱損失を約90%低減します。2012年、ショックイソコルブは(財) 家の建設は、日本における環境建築の先駆的プロジェクトとなりま 日本建築センターの一般評定を取得しました。また、(財)建材試験 した。 センターで耐火性能試験を行い、 2 時間耐火相当の性能を有するこ とが確認されています。 2010年春、札幌にてこの建物は完成しました。手がけたの は、2009年イタリアのBarbara Cappochin Prize でグランプ 手早く容易な施工 リを受賞した建築家、小西彦仁氏です。オーナーの要望に応えるた め、小西氏は建物の構造を壁式鉄筋コンクリート造とし、躯体の外 小西氏は、“イソコルブの施工性は極めて良く熱伝導を効率よくカ 側に厚さ100mmのEPS断熱材を打込む外断熱工法を選択。健康に ットすることができる。また、EPSボード外断熱材との取り合いも 有害なカビを発生させる危険性のあるヒートブリッジ対策には、シ 良好で、シンプルで明快な断熱ラインの構成が可能となった“と。 ョックイソコルブを採用しました。それにより、内部空間は完全な ショックイソコルブは、工場製品であるため高品質な施工が容易で コンクリート打放し仕上げが可能となり、シックハウス対策にも大 す。イソコルブの設置は、バルコニーおよび室内スラブの下端筋を 変有効となりました。バルコニー等の荷重を負担しながらヒートブ 配筋した後に行います。上端筋の配筋後、コンクリート打込みと同 リッジ(熱橋)を防ぐショックイソコルブは、すべてのバルコニー 時にヒートブリッジ対策が完了するため、断熱補強などの後施工が およびルーフスラブと建物本体との間に使われています。 なくなります。 ヒートブリッジ対策としてショックイソコルブを採用 外断熱工法がコンクリート打放しの内部空間を実現 ヒートブリッジ(熱橋) 建物の躯体において他の部分よりも熱を伝えやすい部分のこと。バ 消費を引き上げ、暖房費が上昇するほか、結露が生じ、カビによる ルコニーや庇など建物の跳ね出し部分の付け根に生じます。冬季に 健康被害も発生します。世界では CO2 を削減し地球環境を守る上 おいては、バルコニースラブと室内スラブとの間に大きな温度差が で、耐久性及び省エネルギー効果の高い建物が求められています。 生じるため、熱交換器の放熱部分と同じ原理で、室内の熱を効率的 ヒートブリッジを防止し断熱性能を高めることで、建築家やオーナ に外へ逃し室内温度を下げてしまいます。このことがエネルギーの ーも地球環境の保全に貢献することができます。 詳細 プロジェクト名 : T・N RESIDENCE 建築着工時期 : 2009年 完成時期 : 2010年 場所 : 札幌市 建築家 : 小西彦仁 設計事務所 : ヒココニシ設計事務所 ショックイソコルブは、施工が容易です。イソコルブの設置は、バルコニーおよび室内スラブの 下端筋を配筋後に行います。上端筋を配筋後、 コンクリートを打設して、 ヒートブリッジ対策の 完了です。 本社をドイツのバーデン・バーデンに置くショック社は、ヨーロッパで断熱構造部材のリーディングカンパニーとしてヨーロッパ全土と カナダに子会社、販売網をもち、日本ではショックジャパン(株)を通じて製品の提供をしています。ショック社は建築業界において高 い技術力を持って、顧客へのサービスを提供しています。 ショックジャパン株式会社 〒103-0023 東京都中央区日本橋本町4-7-10 TEL.03-5255-6573 / FAX.03-3245-0650 [email protected] www.schoeck.jp 802113/05.2013/JP/130351
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