ミドルの競争力アップのために <一言で言って何だ!!

第8期プログラム
2009年6月19日 西岡郁夫塾長講義
June 2009
6
a Communication Notebook
ミドルの競争力アップのために
1. 新入社員∼平社員だった自分:言われたことをやるのではない、提案型社員
・ 20代後半の係長から毎日真っ赤にされた業務日誌
→ 社員教育の大切さを感じる。今、同じようなミドルがいるか?
・ ボストンでのビジネス経験。ビジネスを進める上での語学力の必要性を痛感
→ 英語は損得。やれば得をしやらなければ損をする
2. 係長∼センター所長になった自分:ミドルの入り口
・ 意欲にあふれた若者に囲まれ視界もちょうどいい規模の絶頂期
→ 部下の意欲に応えるべく査定交渉、社内営業に奔走。これこそ役目と知る
・ 仲間と共に成果を出す自分自身のモチベーションも高い
→ 揺るがない「軸」を持ち、上司にも意見する態度で経営幹部からも評価
3. 事業部長となった自分:苦難の日々、でも研究所には戻らない!
・ 配属した時点で既にスタートしていた勝ち目のない戦いの責任
→逃げることなく正面からぶつかることで信を得る
・ 部下の抵抗勢力
→自分を信じられない部下は斬る(というぶれない態度をとることにより組織の方向性が定まった)
・ 「やめる」という決断の難しさ
→ 事業部長には後ろ向きの提案は許されない。
どうしてもPC分野からの撤退は言い出せず苦しい戦いが続くこととなった
・ 常識にとらわれない発想
→ FDDを外したPCの販売。売れなかったが、図らずも次の人生の転機への実績になった
4. まとめ
・ 自社で未開発だった分野の研究を許してくれた課長、若手社員時代に業務日誌を真っ赤にしてくれた係長、研修所
のPCを競合他社に発注してくれた情報システム本部長、インテルへ送り出してくれた社長、と、結果的にはいつの
時代も人に導かれて歩んできた。
・ その中で自分自身は自ら発想し、提案し、実行することでミドルとなり、ぶれない軸を太くすることでリーダーと
しての成長を経た。
<一言で言って何だ!!>
ミドルとして強くあるためのマニュアルはない。 人を動かすためのマニュアルはない。
信じる道を進むことでぶれない軸を手に入れ、自分なりのミドルになること。
編集後記 松本 理永
あらためて「ミドル」が組織の一員であることを痛感した。手をとりあう同列の仲間がいて、そこから自身が
ミドルとなって、ミドルとなると上がいて、下がいて、というリアル感が、塾長のお話しの中にあふれていた。
そして「見本はないが手本はある」ということもわかった。早くぶれない軸を手にいれたいと思う。そのため
には「動く」こと。がんばります。
丸の内「西岡塾」の憲法 第一条:自己変革の意欲無き者は去れ 第二条:雄弁は金、沈黙はクズ 第三条:出過ぎた杭になれ