1 EPUB がわかる⼊⾨セミナー EPUBがわかる⼊⾨セミナー 〜電⼦書籍フォーマット EPUBを知る〜 〜電⼦書籍フォーマットEPUBを知る〜 2011.5.27 林 拓也 本⽇の資料(PDF)は以下から⼊⼿できます。 http://www.haphands.com/epub0527.pdf ⾃⼰紹介 林 拓也(ハヤシ タクヤ) Adobe Flash/Webコンテンツ制作 書籍/記事執筆 トレーニング業務(Adobe認定インストラクター) 主な著書 電⼦書籍らくらく作成PACK<EPUBテンプレート付き> デザインの学校 これからはじめるFlashの本 これからはじめるFlashの講座[DVD] URL Web:www.haphands.com/ facebook:www.facebook.com/takuya.hayashi Twitter:twitter.com/HapHands 著者セントラル:www.amazon.co.jp/-/e/B00421WIYO 2 アジェンダ EPUB形式の概要の理解 EPUBのメリット/デメリット EPUB版を作成すべき理由 →世界的な電⼦書籍⽂化への参画 Webとの違い/本との違い EPUB制作のポイント →適切な「構造化」 EPUB制作のワークフローについて 3 EPUB規格について:概要編 標準化団体IDPF(International Digital Publishing Forum)によって策定 オープン(仕様が公開されている) フリー(誰でも無料で利⽤可能) グローバル(事実上の世界標準) ⽶Amazon「Kindle」でも対応予定 4 EPUB規格について:技術編 コンテンツ部はWebのデータ (XHTML+CSS)で作成 TOC(⽬次)、書籍情報のデータが含まれる ZIP形式でパッケージ リフロー(*) →美しいレイアウトや⽂字組みを提供するためのも のではない 現⾏2.0.1、近いうち(7⽉?)に3.0策定予定 3.0策定後も2.0.1以前は利⽤可能 3.0の仕様が全て実装されるとは限らない 5 リフローについて ●●●●●●●●● フォントサイズを⼤きくす ●●●●●●●●● ると、溢れる分が次ページ ●●●●●●●●● に送られる。 ●●●●●●●●● ●●●●●●●●● ●●● このようにデバイスの表⽰ ↓フォントサイズを変更 ●●●●●● ●●●●●● ●●●●●● ●●●●●● ●●●●●● ●●●●●● ●●●●●● ●●●●●● サイズや表⽰の設定に合わ せた流しこみが⾏われる表 ⽰⽅法のこと。 6 EPUBのメリット/デメリット デメリット 簡単なレイアウトしかできない →⼤きなスクリーンではPDFのような固定レイアウ トのものが⾒やすい →EPUBとPDFのセットは相性いい DRMに対応したストアサービスがない →⼤⼿サービス数社が対応準備との噂 ⼀般の認知度が低い ノウハウが確⽴されていない 7 EPUBのメリット/デメリット メリット 企業依存リスクが少ない 低コストで作成できる Webサービスとの連携が容易 →ブログからの書き出しプラグイン、ブックマーク レット、WebベースのEPUBリーダーなど →⾃社でのシステム/サービスの開発も容易 事実上の国際標準である →⽂化事業として世界の電⼦書籍⽂化に参加する →他の形式で出すのはOK EPUB版も出す 8 Webとの違い/本との違い ⾒た⽬ 読者に委ねる →制作側の意図した⾒た⽬を提供できない デバイスにより画⾯サイズ、縦横⽐が異なる リーダーアプリの違いによる表⽰の相違 設定の違い スクロールではなくページめくり ノンブルが無い ページ送りの向きがある EPUB3で縦書き等の⽇本語組版が可能に 解像度の違い(紙より粗い) ⾼さのある画像は注意(*) 9 ⾼さのある画像について ●●●●●●●●● 画像は表⽰スペースが無い ●●●●●●●●● 場合、次ページに送られる。 ●●●●●●●●● ●●●●●●●●● 画像 画像の⾼さがあるものほど ●●●●●●●●● ●●●●●●●●● ●●●●●●●●● ●●●●●●●●● 大きな隙間 画像 ⼤きな隙間が開く可能性が ⾼くなる。 10 EPUB制作のポイント 対象とする閲覧環境の検討 →EPUBは閲覧環境による表⽰の差異が⼤きいので 対象とする環境を限定するのが現実的 適切な構造化 →⼤⾒出し、⼩⾒出し、本⽂、箇条書きなど 構造(XHTML)と⾒た⽬(CSS)の分離 →CSSの流⽤(次作の⼯数短縮/バリエーションの 作成) 11 EPUBの閲覧環境 EPUBリーダーの主要なエンジン Webkit →iBooks/Stanza/Kobo Reader Adobe Mobile Reader 9(Adobeエンジン) →Aldiko/SONY Reader/Adobe Digital Editions エンジンによって実装・表⽰の差異が⼤きい エンジンが⼀緒でも差異が⼤きい場合がある →対象とする環境を決めて制作する →どの環境で何ができるかを理解する 12 EPUBの制作環境とワークフロー ページレイアウトソフトからの書き出し InDesign/QuarkXPress →最初からXHTMLの「構造」を意識すべき →紙の本が先に作成し、電⼦版を後に作成する →紙のイメージを参考にEPUB版を作れる 原稿 ⼊稿 編集(紙の本) ページレイアウト ソフト 書き出し EPUB 13 EPUBの制作環境とワークフロー Webページ制作ソフト+EPUB制作ソフト Webページ制作ソフト:Dreamweaverなど EPUB制作ソフト:Sigil/FUSEeなど →電⼦版のみ作成する →電⼦版と紙の本を別系統で作成する 原稿 ⼊稿 XHTML制作 Webページ制作ソフト 編集(紙の本) 読み込み EPUBの調整 EPUB制作ソフト EPUB 14 EPUB制作のデモ (デモを御覧ください) 15 お知らせ 電⼦書籍ファイル作成講座(セミナー形式) ⽇時:5/30(⽉) 15:00 〜 16:45 主催:まる⼯房/参加費:2,000円 電⼦書籍ファイル実制作⼊⾨講座(ハンズオン形式) ⽇時:6/4(⼟) 11:00 〜 18:00 主催:ロクナナワークショップ/参加費:29,800円 EPUB⼩規模出版 無料勉強会(勉強会形式) ⽇時:7/2(⼟) 13:00 〜 15:00 主催:m-School/参加費:無料 編集者やデザイナー、著者のためのEPUB講座 ⽇時:7/14(⽊) 18:30 〜 20:30 主催:パブラボ/参加費:5,980円 16 おしまい ご清聴ありがとうございました またどこかでお会いしましょう! 本⽇の資料(PDF)は以下から⼊⼿できます。 http://www.haphands.com/epub0527.pdf 17
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