グローバルなエネルギー危機に対応 モジュラー型データセンターにより、エネルギー消費量を最大50%削減 IBMデータセンター・ファミリー IBMエンタープライズ・モジュラー・データセンター (EMDC) IBMスケーラブル・モジュラー・データセンター (SMDC) IBMポータブル・モジュラー・データセンター (PMDC) IBMハイ・デンシティ・ゾーン (HDZ) 必要に応じた規模での早期構築が可能 高い拡張性により、 将来的なニーズにも柔軟に対応 エネルギー問題を解決する新時代のデータセンター ーお客様の課題やニーズに合わせて4つのタイプをご用意しましたー 設備投資の約60%、 運用コストの 約50%にも上るエネルギー関連コスト 機械的なコストの明細 臨時出費 9% ゼネコン・コスト 8% データセンターの運用コストは資本支出の3∼5倍に 床上冷却 28% アーキテクト/ エンジニア 5% 達するといわれています。 その大きな要因はエネルギー 関連費用です。 エネルギー関連の費用は、IT機器の消 計測と制御 4% 手数料 2% 費電力にかかるコストだけではありません。発電機や無 電力コストの明細 停電電源のコスト、機器の冷却に必要となるコストも エネルギー関連コスト 発生します。 このようなエネルギー関連のコストは、設備 臨時コスト 9% 投資の約60%、運用コストの約50%にも上ります。 データセンターの構築・運用を検討する際、 エネルギー 電力コスト 36% 電源分配 28% 発電機 45% シェル 7% 問題の解決は、避けて通ることのできない大きな課題 無停電電源 27% となっています。 データセンターの設備を 「モジュール化」 して提供 冷却プラント 72% 機械的なコスト 20% 出典:IBMエンジニアリングの見積 (2008年) ベスト・プラクティス活用の新しいデータセンター構築 IBMデータセンター・ファミリーは、 データセンターにおけ るあらゆる設備のコンポーネントを標準化し、 「モジュラー 従来のオーダーメイドの データセンターの課題 これからのデータセンター に求められる要件 投資コストを継続的に抑えつ ●短期間でデータセンターを構 に柔軟に対応し、同時に環境 模の企業まで幅広くご提供いたします。長期的な拡張 問題にも取り組むためには、発 性を維持しながら、 エネルギー消費量を最大50%削減 生する事象への小手先の対処 することが可能です。 お客様のさまざまなニーズに幅広く では限界がある。 ● 必要な設備や製品群、 サー 築したい つ、需要変動という不確実性 型」 データセンターとしてグローバルな大企業から中規 解決策のキーワードは 「モジュール化」 ビスをパッケージング ●電力量や空調設備を必要に ● 1つの完成されたデータセン 応じて増強していきたい ターとしてすぐに利用可能 ●スモール・スタートで始めたい ● 短期間かつ低コストでの導 入が可能 ● 運用管理のプロセスを簡素 ●エネルギー効率を高めるデザ 化したい 対応するため、IBMデータセンター・ファミリーとして4つ インで環境問題にも対応 ●環境に優しいデータセンター を実現したい のタイプをご用意しています。 500m2単位で拡張可能なエンタープライズ向けデータセンター IBMエンタープライズ・モジュラー・データセンター (EMDC) エンタープライズ・クラスのデータセンターをモジュール化しまし た。長期的なITニーズと設備投資および運用コストとのバランス 以下のお客様に最適です を取りながら、拡張が必要となるまで最大40%の設備投資と ▶ 新規にエネルギー効率を最適化したデータセンターを 構築したい 50%の運用コストの先送りができます。 ▶ データセンターの設備投資と運用コストを削減したい ● 標準仕様を約500m2から約2,000m2までの規模を想定して 設計の標準化を実現 ● 高可用性の設計を実現 ● ▶ データセンターを構築する経験または社内リソースが 不足している ▶ データセンターの拡張に柔軟に対応したい ※ DCiE(データセンター・インフラ効率性)66%を実現 ● この標準仕様のモジュールを採用することにより、 個別設計で行うより3∼6カ月間の工期短縮が可能 業界の先端のベンダーによるオープン・ アーキテクチャーの採用によりモジュール化 ● ※DCiE (Data Center infrastructure Efficiency) : データセンターのエネルギー効率を示す指標。 施設全体の消費電力に占めるIT機器の消費電力を%で表記。 ゾーン4 500m2 ゾーン2 ゾーン3 500m2 500m2 ゾーン1 500m2 EMDC構成例 500m2単位での拡張が可能で、 最大2,000m2まで対応します。 1ゾーンあたりの処理能力を最大3倍まで 拡張可能です。 E MDC それぞれのゾーンの 電源容量を3倍まで 拡張可能 必要に応じた構成を短期間に構築 IBMスケーラブル・モジュラー・データセンター (SMDC) UPSやPDU(電源分配装置) など基本機能をラックに搭載し モジュール化しました。増加するサーバー設置面積や電源容量、 冷却能力への要件に対して、電気容量、空調容量を意識しつ つ、 早期にデータセンター構築を行うことができるサービスです。 20m2、50m2、100m2のターンキー・データセンターとして モジュール化 ● ● 8∼12週間での早期構築が可能 ● 従来のデータセンター構築に比較して20%のコスト削減を実現 ● 15∼30%のエネルギー効率を改善 以下のお客様に最適です ▶ 電力容量や空調設備の必要量に応じて増強していきたい ▶ 短期間でデータセンターを構築したい ▶ ラック内へパッケージ化にすることによりスペースや要員コスト を削減したい ▶ 冷却効率を高め、 環境に配慮したデータセンターを構築したい ケーブル配線 SMDC構成例 SMDCでは、 ほとんどのインフラはラック内に搭載され、 効率の増加とともに床の UPS分電盤/バイパス スペースを節約します。 サーバー・ ネットワーク・ラック 無停電電源装置(UPS) /バッテリー 冷却装置 レイズド・フロアーは不要 ニーズに応じて柔軟な構築が可能なコンテナ型データセンター IBMポータブル・モジュラー・データセンター (PMDC) 空調、電源設備および遠隔監視を含む、物理インフラをすべて 備えた、 「コンテナ型」 のデータセンターです。火災、煙、湿度、結 以下のお客様に最適です 露、温度変化などに対する保護機能を含む、従来の上げ床式 ▶ リモート・データセンターやテレコミュニケーション・サイトを 導入したい データセンターが持つすべての安全な運営環境の要素を装備 ▶ 一時的または移動式データセンターを建設したい しています。 ▶ 災害時のバックアップ・センターを建設したい ● コンテナの中に業界標準のラック環境を装備しており、 マルチベンダー環境をサポート ● 一時的、可動式のデータセンターとし、鉄道、 トラックなどで輸送が可能 ● 12∼14週間でデータセンターの構築が可能 ● 高可用性の設計を実現 ● DCiE (データセンター・インフラ効率性)77%を実現 ▶ ビルディング、 倉庫内の安全なデータセンターを検討している 40フィート サービス・コンテナー UPS+バッテリー ファン・コイル 冷却装置 エア・ハンドラー PMDC構成例 消火ガス オーバープレッシャー・バルブ 40フィート サーバー・コンテナー スイッチ・ボード ラック ラック・レール 高集積IT機器の効率的な冷却を実現 IBMハイ・デンシティ・ゾーン (HDZ) 既存のデータセンターやサーバー・ルームで高集積IT機器の効 率的な冷却を可能にするモジュラー型システムです。IT機器の 以下のお客様に最適です 発熱量に応じ冷却装置の増設が可能な空調設備のパッケー ▶ 既存のデータセンターに高集積サーバーを導入したいが、 空調能力が足りない ジ・ソリューションを提供します。 ▶ ホット・スポットなど熱問題で困っている ● ▶ 既存のデータセンターを高集積サーバー用に改修すると多大 なコストと時間がかかり、効率的な冷却方法を検討している 局所冷却装置を採用 ● 現況の運用を中断することなく、 既存のデータセンターでの増強 作業を行うことができる 「プラグ・アンド・プレイ」のインフラスト ラクチャーを提供 ▶ 電源ばかりでなく、冷却装置もスモール・スタートで考えている ● データセンターを改修することなく既存の環境を生かした構築を実現 ● 既存のデータセンターの改修より最大35%のコスト削減が可能 HDZ構成例 データセンター全体の冷却から局所冷却によるグリーン化へのアプローチを提供します。 冷却された空気がコールド・ アイルに供給される HDZは、 ホット・アイルの熱せられた 空気を背面から吸い込むので、冷気 と熱気が混ざらない コールド・アイル ラックに搭載されたIT機 器は、全 面から冷 気を 吸い込み、背面に熱気 を排出 特に高排熱な場合は冷却式リア ドア・ヒート・エクスチェンジャーに より対応可能 (排気熱を半減) 「グリーンITアワード2008」審査員特別賞を受賞 ホット・アイル 冷却ユニットによる 局所冷却 ラック背面 ■ ラック入口センサーにて自動運転 ■ ファンが小さく電力消費が少ない コールド・アイル フリー・アクセス・フロアが不要 ■ IT排熱をその場で回収し冷却 → 高効率 ■ フリー・アクセス・フロアが不要 ※ → 建築コスト削減 ※冷媒式リアドア・ヒート・エクスチェンジャー導入時を除く IBMデータセンター・ファミリーについての詳細情報は 下記のWebサイトでご覧ください。 ibm.com/services/jp/index.wss/press_release/its/b1330620 お問い合わせは、IBMビジネス・パートナー、 製品販売店、 弊社営業担当員、 または、 ダイヤルIBM( 0120-04-1992) へ。 受付時間:月∼金9:00∼18:00 (祝日、 12 /30∼1/3を除く) IBM、 IBMロゴは、 International Business Machines Corporationの米国およびその他の国における商標。 他の会社名、 製品名およびサービス名等はそれぞれ各社の商標。 フリーダイヤルをご利用いただけないお客様は下記の電話番号をご利用ください。 ダイヤルIBM 03-6220-8002(この場合、 通話料金はお客様のご負担となります。) ●このカタログの情報は2008年11月現在のものです。仕様は予告なく変更される場合があります。 ●記載のデータはIBM社内の調査に基づくものであり、全ての場合において同等の効果が得られる 東京都港区六本木3-2-12 〒106-8711 ことを意味するものではありません。効果はお客様の環境その他の要因によって異なります。●製品、 11-08 Printed in Japan サービスなどの詳細については、弊社もしくはビジネス・パートナーの営業担当員にご相談ください。
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