ファイバチャネル/AIX用

P3AM-3782-18Z0
FUJITSU Storage
ETERNUS DX, ETERNUS AF
構築ガイド(サーバ接続編)
ファイバチャネル/AIX 用
このページは、空白です。
はじめに
本書は、ETERNUS DX/AF を、AIX で動作するサーバにファイバチャネル接続して使用するために必
要な作業について説明しています。
本書は、ETERNUS DX/AF、サーバ、OS、ファイバチャネルカード、およびドライバソフトウェアの
説明書と併せてご使用ください。
なお、本書に記載している製品の商標、製品名などの表記については、『構築ガイド(サーバ接続編)
表記について』を参照してください。OS がサポートするストレージシステムについては、ETERNUS
DX/AF のサポート組み合わせ表を参照してください。
第 18 版
2016 年 9 月
本書の内容と構成
本書は以下に示す 13 章から構成されています。
•「第 1 章 作業の流れ」(7 ページ)
ETERNUS DX/AF を、サーバに接続する場合の作業の流れについて説明しています。
•「第 2 章 環境の確認」(10 ページ)
ETERNUS DX/AF を、接続できるサーバの環境について説明しています。
•「第 3 章 留意事項」(11 ページ)
作業を行う際の留意事項について説明しています。
•「第 4 章 サーバ情報の確認」(15 ページ)
WWN (World Wide Name) の確認について説明しています。
•「第 5 章 ETERNUSmgr のインストールと設定」(16 ページ)
ETERNUSmgr のインストールについて説明しています。
•「第 6 章 ETERNUS DX/AF の設定」(17 ページ)
ETERNUS Web GUI または ETERNUSmgr を使用した ETERNUS DX/AF の設定について説明して
います。
•「第 7 章 ファイバチャネルスイッチの設定」(18 ページ)
ファイバチャネルスイッチの設定について説明しています。
•「第 8 章 ドライバのインストールとサーバの環境設定」(20 ページ)
ドライバおよびサーバの設定について説明しています。
•「第 9 章 接続の確認」(23 ページ)
サーバと ETERNUS DX/AF の接続状態を確認する作業について説明しています。
•「第 10 章 マルチパスの設定」(25 ページ)
マルチパス構成で運用する場合の設定について説明しています。
•「第 11 章 ボリュームの作成」(26 ページ)
ボリュームを作成する作業について説明しています。
•「第 12 章 SAN Boot について」(31 ページ)
SAN Boot について説明しています。
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はじめに
•「第 13 章 Storage Migration について」(32 ページ)
Storage Migration について説明しています。
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目次
第 1 章 作業の流れ
7
第 2 章 環境の確認
10
2.1 ハードウェア ........................................................................................................................10
2.2 OS(オペレーティングシステム) ......................................................................................10
2.3 ファイバチャネルカード ......................................................................................................10
2.4 VERITAS Volume Manager (VxVM).....................................................................................10
2.5 VERITAS Cluster Server(VCS) .......................................................................................10
第 3 章 留意事項
11
3.1 ETERNUS DX/AF の設定に関する留意事項 ........................................................................11
3.2 LUN 数に関する留意事項 .....................................................................................................11
3.3 ファイバチャネルスイッチに関する留意事項......................................................................12
3.4 LVM に関する留意事項 ........................................................................................................12
3.5 電源投入および電源制御に関する留意事項 .........................................................................12
3.6 VERITAS Volume Manager (VxVM)に関する留意事項 ........................................................13
3.7 VERITAS Volume Manager (VxVM)の Dynamic Multipathing (DMP)に関する留意事項......13
3.8 VERITAS Cluster Server (VCS)に関する留意事項...............................................................13
3.9 マルチパス機構に関する留意事項........................................................................................13
3.10 Virtual I/O Server (VIOS)を含んだ環境に関する留意事項..................................................13
3.11 Oracle RAC 環境に関する留意事項 ...................................................................................14
3.12 パス増設に関する留意事項 ................................................................................................14
第 4 章 サーバ情報の確認
15
第 5 章 ETERNUSmgr のインストールと設定
16
第 6 章 ETERNUS DX/AF の設定
17
第 7 章 ファイバチャネルスイッチの設定
18
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目次
第 8 章 ドライバのインストールとサーバの環境設定
20
8.1 ドライバのインストール ......................................................................................................20
8.2 ドライバパラメーターの設定...............................................................................................20
8.2.1 AIX 構成の場合(VIOS/VIOC 構成以外の場合) ..................................................................................... 20
8.2.2 VIOS/VIOC 構成の場合 ............................................................................................................................ 21
8.3 マルチパスドライバのインストール ....................................................................................22
8.4 FJspio のインストール.........................................................................................................22
第 9 章 接続の確認
23
9.1 電源投入の手順 ....................................................................................................................23
9.2 論理ユニットの確認 .............................................................................................................23
9.3 論理ユニットの設定 .............................................................................................................24
第 10 章 マルチパスの設定
25
第 11 章 ボリュームの作成
26
11.1 ボリュームグループの作成 ................................................................................................26
11.2 論理ボリュームの作成........................................................................................................28
第 12 章 SAN Boot について
31
第 13 章 Storage Migration について
32
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第1章
作業の流れ
ETERNUS DX/AF を、AIX で動作するサーバと接続する場合の作業について説明しています。作業の
流れは以下のとおりです。
使用しているドキュメント
•『サポート組み合わせ表』
•『サポート組み合わせ表 FC-SWITCH 編』
• 接続する ETERNUS DX/AF に対応する『構築ガイド(サーバ接続編) ディスクストレージシステム
設定用』
•『構築ガイド(サーバ接続編) ファイバチャネル/ファイバチャネルスイッチ設定用』
•『ETERNUS Web GUI ユーザーズガイド』
•『ETERNUSmgr インストールガイド』
•『ETERNUSmgr ユーザーガイド』
• 各製品添付のマニュアル(サーバ、ファイバチャネルカード、ファイバチャネルカードドライバ、マ
ルチパスドライバ)
作業の流れ
ETERNUSmgr のインストールと ETERNUS DX/AF の設定
ETERNUSmgr を利用する場合は、ETERNUSmgr をインストールして、ETERNUS DX/AF を設
定します。また、設定に必要なサーバのファイバチャネルカードの WWN を確認します。
• 「第 4 章 サーバ情報の確認」(15 ページ)
• 「第 5 章 ETERNUSmgr のインストールと設定」(16 ページ)
• 「第 6 章 ETERNUS DX/AF の設定」(17 ページ)
• 設定や保守を行う操作の確認
- 『ETERNUS Web GUI ユーザーズガイド』
• ETERNUSmgr のインストール
- 『ETERNUSmgr インストールガイド』
• ETERNUSmgr の操作の確認
- 『ETERNUSmgr ユーザーガイド』
• ETERNUS DX/AF の設定
- 接続する ETERNUS DX/AF に対応する『構築ガイド(サーバ接続編) ディスクストレージ
システム設定用』
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第1章
作業の流れ
ファイバチャネルスイッチの設定
ファイバチャネルスイッチを使用する場合、ファイバチャネルスイッチを設定します。
• 「第 7 章 ファイバチャネルスイッチの設定」(18 ページ)
• ファイバチャネルのサポート環境などの確認
- 『サポート組み合わせ表 FC-SWITCH 編』
ファイバチャネルカードドライバのインストールとサーバのパラメーター設定
使用するファイバチャネルカードのドライバをインストールし、サーバの環境設定を行います。
• 「8.1 ドライバのインストール」(20 ページ)
• 「8.2 ドライバパラメーターの設定」(20 ページ)
• 使用するカードのドライバ版数などを確認
- 『サポート組み合わせ表』
ETERNUS MPIO for IBM AIX または
ETERNUS Multipath Driver を使用する場合
シングルパス接続または VERITAS VOLUME
Manager を使用する場合
マルチパスドライバのインストール
FJspio のインストール
マルチパスドライバをインストールします。
• 「8.3 マルチパスドライバのインストール」
(22 ページ)
• マルチパスドライバのインストール
FJspio をインストールします。
• 「8.4 FJspio のインストール」(22 ページ)
- 『インストール/設定ガイド』
論理ユニットの認識
ETERNUS DX/AF の論理ユニット(LUN)を認識させます。
• 「9.2 論理ユニットの確認」(23 ページ)
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第1章
作業の流れ
システムの構成に応じた設定
システム構成に応じて必要な設定を行います。
• マルチパスの仕組み
- ETERNUS Multipath Driver または ETERNUS MPIO for IBM AIX の設定
• 「第 10 章 マルチパスの設定」(25 ページ)
- VERITAS Volume Manager (VxVM)の Dynamic Multipathing (DMP)機構
• 「3.6 VERITAS Volume Manager (VxVM)に関する留意事項」(13 ページ)
• ボリュームマネージャー
- Logical Volume Manager (LVM)
• 「第 11 章 ボリュームの作成」(26 ページ)
- VERITAS Volume Manager (VxVM)
• 「3.6 VERITAS Volume Manager (VxVM)に関する留意事項」(13 ページ)
ボリュームの作成
LVM の論理ボリュームを作成します。
• 「第 11 章 ボリュームの作成」(26 ページ)
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第2章
環境の確認
以下の環境のサーバと接続できます。
ご使用のサーバ環境を『サポート組み合わせ表』で確認してください。
2.1
ハードウェア
『サポート組み合わせ表』を確認してください。
2.2
OS(オペレーティングシステム)
『サポート組み合わせ表』を確認してください。
2.3
ファイバチャネルカード
『サポート組み合わせ表』を確認してください。
2.4
VERITAS Volume Manager (VxVM)
『サポート組み合わせ表』を確認してください。
2.5
VERITAS Cluster Server(VCS)
『サポート組み合わせ表』を確認してください。
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第3章
留意事項
作業を行う際は、以下の事項に留意してください。
3.1
ETERNUS DX/AF の設定に関する留意事項
以下の設定は、システム構成によって設定値が異なります。
• Host Response 設定
特定ホスト動作、Reservation Conflict Response for Test Unit Ready の設定
• リセットグループ設定
接続する ETERNUS DX/AF に対応する『構築ガイド(サーバ接続編) ディスクストレージシステム設
定用』を参照し、正しく設定を行ってください。
3.2
LUN 数に関する留意事項
最大 LUN 数は、システム環境により制限があります。
ETERNUS DX/AF
ETERNUS DX S3 series,
ETERNUS AF series,
ETERNUS DX200F,
ETERNUS DX80 S2/DX90
S2,
ETERNUS DX400 S2
series,
ETERNUS DX8000 S2
series
ETERNUS DX60/DX60 S2,
ETERNUS DX80/DX90
ETERNUS DX400 series,
ETERNUS DX8000 series
シングルパス(FJspio)環境
最大 512LUN
最大 256LUN
最大 512LUN
ETERNUS MPIO for IBM
AIX 2.0.x 環境
not support
最大 256LUN
最大 512LUN
ETERNUS Multipath Driver
2 (AIX)環境
OS の仕様に準じます。
マルチパスドライバ固有の制限はありません。
システム環境
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第 3 章 留意事項
3.3 ファイバチャネルスイッチに関する留意事項
3.3
ファイバチャネルスイッチに関する留意事項
接続可能となるファイバチャネルスイッチは、接続環境(OS や使用する ETERNUS DX/AF)により
異なります。事前に『サポート組み合わせ表 FC-SWITCH 編』で確認してください。
サーバと ETERNUS DX/AF 間でファイバチャネルスイッチ(ETERNUS SN200 series, Brocade DCX
series)を使用する場合は、『構築ガイド(サーバ接続編) ファイバチャネル/ファイバチャネルスイッ
チ設定用』を読み、事前準備およびファイバチャネルスイッチの設定作業を必ず行ってください。
• AIX サーバをファイバチャネルスイッチに接続する場合は、ファイバチャネルスイッチのポートの設
定を行う必要があります。ファイバチャネルカードと接続するポートのリンクスピードは、接続する
機器の組み合わせに応じて以下の表に従い設定を行ってください。
機器の組み合わせ
ファイバチャネルスイッチポートの
リンクスピード設定
ファイバチャネルカードの最大リン
クスピード
ファイバチャネルスイッチの最大リ
ンクスピード
8Gbit/s
8Gbit/s
8Gbit/s 固定
4Gbit/s
4Gbit/s 固定
2Gbit/s
2Gbit/s 固定
8Gbit/s
4Gbit/s 固定
4Gbit/s
4Gbit/s 固定
2Gbit/s
2Gbit/s 固定
8Gbit/s
2Gbit/s 固定
4Gbit/s
2Gbit/s 固定
2Gbit/s
2Gbit/s 固定
4Gbit/s
2Gbit/s
接続する機器の両方でリンクスピードが「自動設定」に設定されていると、期待する速度で接続でき
ない場合があります。ファイバチャネルスイッチポートのリンクスピードは、デフォルトでは「自動
設定」に設定されています。また、IBM 純正のファイバチャネルカードのリンクスピードは「自動
設定」から変更できないので、リンクスピードを固定するには上記の表に従ってファイバチャネルス
イッチのポートの速度を設定してください。
3.4
LVM に関する留意事項
ETERNUS DX/AF の LUN 上に作られた LVM 論理ボリュームの不良ブロック再配置をオフにしてくだ
さい。ファイルシステムのログを格納する論理ボリュームに対しても忘れずに行ってください。
3.5
電源投入および電源制御に関する留意事項
サーバの電源を投入する際は、ETERNUS DX/AF およびファイバチャネルスイッチの電源が Ready 状
態になっていることを確認してから投入してください。Ready 状態になる前にサーバの電源を投入す
ると、サーバから ETERNUS DX/AF を認識できません。
また、サーバから ETERNUS DX/AF の電源制御を行う場合は、サーバの稼働中に ETERNUS DX/AF
やファイバチャネルスイッチの電源が切断されないように注意してください。サーバより先に
ETERNUS DX/AF やファイバチャネルスイッチの電源が切断されると、ETERNUS DX/AF にデータを
保存できなかったり、保存したデータが破壊されたりすることがあります。
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第 3 章 留意事項
3.6 VERITAS Volume Manager (VxVM)に関する留意事項
3.6
VERITAS Volume Manager (VxVM)に関する留意事項
• ETERNUS DX/AF を使用するために必要な ASL は、以下の Veritas のサイトで確認/入手してくだ
さい。
https://sort.veritas.com/asl
• VxVM のインストール前に、
「8.4 FJspio のインストール」(22 ページ)を参照し、AIX に FJspio を
インストールしてください。
• VERITAS アレイサポートライブラリ (ASL)のインストールは、VxVM のインストール後に行ってく
ださい。
• VxVM5.1 以降の場合
ASL を別途インストールする必要はありません。
3.7
VERITAS Volume Manager (VxVM)の Dynamic
Multipathing (DMP)に関する留意事項
VxVM の DMP 機能を使用する場合は、シングルパス構成で使用しないでください。
3.8
VERITAS Cluster Server (VCS)に関する留意事項
• VERITAS Cluster Server のインストールについて
VERITAS Cluster Server のインストールは、VERITAS Cluster Server に添付されているマニュアル
に従って行ってください。
3.9
マルチパス機構に関する留意事項
マルチパス機構の種類による組み合わせの条件は、『サポート組み合わせ表』を確認してください。
3.10
Virtual I/O Server (VIOS)を含んだ環境に関する留意事項
• 本ドキュメントに記載されている設定は VIOS に対して行ってください。
VIOS の設定やソフトウェアをインストールする際は、その VIOS 環境の root 権限が必要です。
• VIOS を使用する場合は、ETERNUS Multipath Driver 2 (AIX)が必要です。VIOS に ETERNUS
Multipath Driver 2 (AIX)をインストールしてください。
• VIOS 上で LVM を構成することをサポートしていません。
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第 3 章 留意事項
3.11 Oracle RAC 環境に関する留意事項
3.11
Oracle RAC 環境に関する留意事項
• Oracle の CSS misscount パラメーター値を 60 以上に設定してください。
• fscsi の属性"fc_err_recov"を"fast_fail"に設定してください。
3.12
パス増設に関する留意事項
パス増設後、OS を再起動しない場合、増設したパスが自動認識されないことがあります。その際には
以下のコマンドを実施してください。
#cfgmgr
また、VERITAS Volume Manager (VxVM)を使用している場合には、以下のコマンドを実行してくださ
い。
#vxdctl enable
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第4章
サーバ情報の確認
WWN (World Wide Name)を確認します。
fcs0 の WWN を表示する場合、以下のようにコマンドを実行してください。
# lscfg -vl fcs0
「Network Address」に WWN が表示されます。
複数のファイバチャネルカードを装着している場合は、パラメーターを変更して実行してください。
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第5章
ETERNUSmgr のインストールと設定
『ETERNUSmgr インストールガイド』に従い、ETERNUSmgr をイ
ETERNUSmgr を使用する場合は、
ンストールしてください。インストール後は、『ETERNUSmgr ユーザーガイド』に従って設定を行っ
てください。
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第6章
ETERNUS DX/AF の設定
ETERNUS Web GUI または ETERNUSmgr を使用して、ETERNUS DX/AF の環境を設定します。
ETERNUS DX/AF の設定は、サーバ装置の設定(セットアップ)とは別に、ETERNUS DX/AF 単体で
行うことができます。設定方法については、以下のマニュアルを参照してください。
• 接続する ETERNUS DX/AF に対応する『構築ガイド(サーバ接続編) ディスクストレージシステム
設定用』
•『ETERNUS Web GUI ユーザーズガイド』または『ETERNUSmgr ユーザーガイド』
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第7章
ファイバチャネルスイッチの設定
サーバと ETERNUS DX/AF を、ファイバチャネルスイッチを使用して接続する場合に必要な設定を行
います。
『構築ガイド(サーバ接続編) ファイバチャネル/ファイバチャネルスイッチ設定用』に従って設定し
てください。
ETERNUS SF Storage Cruiser を利用して、アクセスパスを設定した場合、ホストレスポンスの設
定は、デフォルトの設定になります。
ホストレスポンスを設定変更している環境では、ホストレスポンスを再設定してください。
以下に、サーバとファイバチャネルスイッチを接続し、ゾーニングした場合のシステム構成例を示し
ます。
以下は、複数サーバの構成例です。
Name : Server#1
Port0
ZONE1
Name : Server#2
Port1
Port0
ZONE2
Port1
ZONE3
ZONE4
Port0
Port2
Port4
Port6
Port0
Port2
FCࢫ࢖ࢵࢳ
Port1
Port3
Port5
Port0
Port4
Port6
FCࢫ࢖ࢵࢳ
Port7
Port1
Port1
Port0
Port3
Port1
Port5
Port7
࢝ࢫࢣ࣮ࢻ⥺
CM1
CM0
ETERNUS DX/AF
Name : RAID#1
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第7章
ファイバチャネルスイッチの設定
以下は、1 サーバの構成例です。
ࢧ࣮ࣂ
Port0
ZONE1
Port1
ZONE3
ZONE4
ZONE2
Port0
Port2
Port4
Port6
Port0
Port2
FCࢫ࢖ࢵࢳ
Port1
Port3
Port5
Port0
CM0
Port4
Port6
FCࢫ࢖ࢵࢳ
Port7
Port1
Port1
Port0
Port3
Port1
Port5
Port7
࢝ࢫࢣ࣮ࢻ⥺
CM1
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第8章
ドライバのインストールとサーバの環境設定
8.1
ドライバのインストール
ファイバチャネルカードのインストールガイドに従って、必要なドライバおよびパッチをインストー
ルしてください。
8.2
ドライバパラメーターの設定
8.2.1
AIX 構成の場合(VIOS/VIOC 構成以外の場合)
「smit」コマンドなどを使用して、ドライバパラメーターを設定します。
(「N」は番号)が表示された場合、fscsiN デ
装着したファイバチャネルカードに該当する「fscsiN」
バイスのパラメーター変更を行うため、「rmdev」コマンドで fscsiN デバイスを一時的に削除しま
す。
削除された fscsiN デバイスは、サーバの再起動または以降の「cfgmgr」コマンド実行時に再作成さ
れます。「N」には、削除する fscsi の番号を入力します。
# rmdev -Rdl fscsiN
以下の表のように設定してください。
設定項目
設定対象
設定値
備考
init_link
fcs
• 直結の場合、
「al」を選
択します。
• スイッチ接続の場合、
「pt2pt」を選択します。
一部のファイバチャネル
カード(5735 など)で
は、この項目は Auto 設定
固定となっており、設定
を変更することができま
せん。そのような場合は
Auto 設定のままで使用し
てください。
num_cmd_elems
fcs
任意(*1)
—
(ETERNUS DX/AF 側
FC ポートあたり最大
512)
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第 8 章 ドライバのインストールとサーバの環境設定
8.2 ドライバパラメーターの設定
*1: 推奨値=512¸1 つの CA ポートに接続されるファイバチャネルポート数
(小数点以下は切り捨て)
算出された値がドライバの最小値より小さくなる場合は、最小値を設定してください。
8.2.2
VIOS/VIOC 構成の場合
padmin ユーザーで VIOS にログイン後、「oem_setup_env」コマンドを実行して root ユーザーに移行
した状態で、「smit」コマンドなどを使用してドライバパラメーターを設定します。
● 仮想 SCSI の場合
以下の表のように設定してください。
対象サーバ
設定項目
設定対象
設定値
VIOS
init_link
fcs
• 直結の場合、
「al」を —
選択します。
• スイッチ接続の場
合、「pt2pt」を選択
します。
num_cmd_elems
fcs
任意(*1)
—
(ETERNUS DX/AF 側
FC ポートあたり最大
512)
Dyntrk
fscsi
yes
EMPD2.0 を使用する
場合は、dyntrk を no
に設定する必要があ
ります。
fc_err_recov
fscsi
fast_fail
—
queue_depth
hdisk
8
—
Dyntrk
fscsi
yes
fc_err_recov
fscsi
fast _fail
VIOC
備考
*1: 推奨値=512¸1 つの CA ポートに接続されるファイバチャネルポート数
(小数点以下は切り捨て)
算出された値がドライバの最小値より小さくなる場合は、最小値を設定してください。
● 仮想 FC アダプターの場合
以下の表のように設定してください。
対象サーバ
設定項目
設定対象
設定値
備考
VIOS
init_link
fcs
auto
—
dyntrk
fscsi
yes
fc_err_recov
fscsi
fast _fail
num_cmd_elems
fcs
fc_err_recov
fscsi
fast _fail
Dyntrk
fscsi
yes
VIOC
任意(*1)
—
(ETERNUS DX/AF 側
FC ポートあたり最大
512)
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第 8 章 ドライバのインストールとサーバの環境設定
8.3 マルチパスドライバのインストール
*1: 推奨値=512¸1 つの CA ポートに接続されるファイバチャネルポート数
(小数点以下は切り捨て)
算出された値がドライバの最小値より小さくなる場合は、最小値を設定してください。
8.3
マルチパスドライバのインストール
マルチパスドライバに添付されているマニュアルに従ってインストールしてください。
8.4
FJspio のインストール
FJspio は ETERNUS DX/AF を AIX サーバに ODM 登録するためのパッケージです。
以下のどちらかを満たす場合は、FJspio パッケージをインストールする必要があります。
• シングルパス接続の場合
• VERITAS Volume Manager でマルチパス接続を構成する場合
FJspio パッケージは、以下の条件で適用します。
装置名
FJspio パッケージ版数
ETERNUS AF series
FJspio_1_5_0_22 以上
ETERNUS DX200F
ETERNUS DX500 S3/DX600 S3
FJspio_1_5_0_21 以上
ETERNUS DX8700 S3/DX8900 S3
ETERNUS DX60 S3/DX100 S3/DX200 S3
FJspio_1_5_0_20 以上
ETERNUS DX80 S2/DX90 S2
ETERNUS DX400 S2 series
ETERNUS DX8000 S2 series
FJspio_1_5_0_19 以上
ETERNUS DX60/DX60 S2, ETERNUS DX80/DX90
ETERNUS DX400 series
FJspio_1_5_0_18 以上
ETERNUS DX8000 series
FJspio パッケージの入手については、担当営業員または技術員にご連絡ください。
インストール手順の詳細は、FJspio パッケージに添付されている「readme_FJspio」を参照してくだ
さい。
マルチパスドライバを使う場合は、FJspio パッケージをインストールする必要はありません。これ
は、マルチパスドライバが FJspio と同じ役割を持っているためです。
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第9章
接続の確認
9.1
電源投入の手順
接続した各装置の電源を、以下の手順で投入します。
9.2
1
ファイバチャネルスイッチの電源を投入します(利用する場合のみ)
。
2
ファイバチャネルスイッチが Ready 状態になったことを確認します。
3
ETERNUS DX/AF の電源を投入します。
4
ETERNUS DX/AF が Ready 状態になったことを確認します。
5
サーバの電源を投入します。
論理ユニットの確認
サーバで認識した ETERNUS DX/AF の論理ユニット(LUN)は、物理ボリューム(hdisk)として扱われま
す。「lsdev」コマンドで表示できます。
• FJspio 環境の論理ユニット(LUN)認識
(ETERNUS DX60 S3/DX100 S3/DX200 S3, ETERNUS AF250, ETERNUS DX200F, ETERNUS
DX60/DX60 S2, ETERNUS DX80/DX80 S2, ETERNUS DX90/DX90 S2 の場合の例)
#lsdev
hdisk0
hdisk1
hdisk2
-Cc disk
Available 1S-08-00-8,0 16 Bit LVD SCSI Disk Drive
Available 1S-08-00-9,0 16 Bit LVD SCSI Disk Drive
Available 11-08-02-01 ETERNUS_DXL - Fujitsu Storage Systems ETERNUS
(ETERNUS DX500 S3/DX600 S3, ETERNUS AF650 の場合の例)
#lsdev
hdisk0
hdisk1
hdisk2
-Cc disk
Available 1S-08-00-8,0 16 Bit LVD SCSI Disk Drive
Available 1S-08-00-9,0 16 Bit LVD SCSI Disk Drive
Available 11-08-02-01 ETERNUS_DXM - Fujitsu Storage Systems ETERNUS
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第 9 章 接続の確認
9.3 論理ユニットの設定
(ETERNUS DX8700 S3/DX8900 S3 の場合の例)
#lsdev
hdisk0
hdisk1
hdisk2
-Cc disk
Available 1S-08-00-8,0 16 Bit LVD SCSI Disk Drive
Available 1S-08-00-9,0 16 Bit LVD SCSI Disk Drive
Available 11-08-02-01 ETERNUS_DXH - Fujitsu Storage Systems ETERNUS
(ETERNUS DX400/DX400 S2 series の場合の例)
#lsdev
hdisk0
hdisk1
hdisk2
-Cc disk
Available 1S-08-00-8,0 16 Bit LVD SCSI Disk Drive
Available 1S-08-00-9,0 16 Bit LVD SCSI Disk Drive
Available 11-08-02-01 ETERNUS_DX400 - Fujitsu Storage Systems ETERNUS
(ETERNUS DX8000/DX8000 S2 series の場合の例)
#lsdev
hdisk0
hdisk1
hdisk2
9.3
-Cc disk
Available 1S-08-00-8,0 16 Bit LVD SCSI Disk Drive
Available 1S-08-00-9,0 16 Bit LVD SCSI Disk Drive
Available 11-08-02-01 ETERNUS_DX8000 - Fujitsu Storage Systems ETERNUS
論理ユニットの設定
VIOS で認識した LUN のパラメーターを設定します。
仮想 SCSI 接続の場合のみ実施してください。
以下の手順を padmin で実行してください。
1
「chdev」コマンドを実行して、リザーブポリシーを設定します。
「N」には、設定する hdisk の番号を入力します。
$ chdev -dev hdiskN -attr reserve_policy=no_reserve
2
「lsdev」コマンドを実行して、設定した内容を確認します。
「N」には、設定する hdisk の番号を入力します。
$ lsdev -dev hdiskN -attr
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第 10 章
マルチパスの設定
マルチパスドライバに添付されているマニュアルに従って設定を行ってください。
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第 11 章
ボリュームの作成
ボリュームグループ、論理ボリューム、およびファイルシステムを作成します。
VIOS 上で LVM を構成することはサポートしていません。VIOS 上では、本章の内容を実施しない
でください。
11.1
ボリュームグループの作成
ボリュームグループを作成します。「smit」コマンドを使用します。
1
smit を実行します。
「システム管理」のメニューが表示されます。
2
「システム管理」メニューで、以下の順に選択してください。
(1) 「システム記憶領域管理(物理および論理記憶域)」
(2) 「論理ボリュームマネージャ」
(3) 「ボリューム・グループ」
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第 11 章 ボリュームの作成
11.1 ボリュームグループの作成
(4) 「ボリューム・グループの追加」
「ボリューム・グループの追加」の画面が表示されます。
3
以下の項目を指定します。
•「ボリューム・グループ名」は、任意の名前を指定してください。
•「物理ボリューム名」を指定してください(必須)
。
4
設定が完了したら、smit を終了します。
5
作成したボリュームグループの内容を確認します。
「lsvg」コマンドを実行して、「11.2 論理ボリュームの作成」(28 ページ)で使用する物理区画数
(Total PPs)を確認してください。
raid_vg2
raid_vg3
raid_vg4
raid_vg5
# lsvg raid_vg6
VOLUME GROUP:
raid_vg6
VG STATE:
active
VG PERMISSION: read/write
MAX LVs:
256
LVs:
2
OPEN LVs:
2
TOTAL PVs:
2
STALE PVs:
0
AVTIVE PVs:
1
MAX PPs per PV: 16256
VG IDENTIFIER: 000972ca57abbe2b
PP SIZE:
4 megabyte(s)
TOTAL PPs:
511 (2044 megabytes)
FREE pps:
10 (40 megabytes)
USED PPs:
501 (2004 megabytes)
QUORUM:
2
VG DESCRIPTORES: 2
STALE PPs:
0
AUTO ON:
yes
MAX PVs:
2
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第 11 章 ボリュームの作成
11.2 論理ボリュームの作成
11.2
論理ボリュームの作成
論理ボリュームを作成します。「smit」コマンドを使用します。
1
smit を実行します。
「システム管理」のメニューが表示されます。
2
「システム管理」メニューで、以下の順に選択します。
(1) 「システム記憶領域管理(物理および論理記憶域)」
(2) 「論理ボリュームマネージャ」
(3) 「論理ボリューム」
(4) 「論理ボリュームの追加」
3
ボリュームグループ名を指定します。
直接入力するか、[F4]キーを押してリストから選択して指定してください。
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第 11 章 ボリュームの作成
11.2 論理ボリュームの作成
論理ボリューム追加の画面が表示されます。
4
以下の項目を指定します。
•「論理ボリューム名」に、任意の名前を指定してください。
•「論理区画の数」に、以下の式を元に指定してください。
論理ボリュームの容量 = 論理区画サイズ ´ 論理区画数
ファイルシステムを作成するときに別にジャーナルログを同一のディスクに作成するので、少
なくともボリュームグループ内に論理区画を 1 個は残しておいてください。
•「不良ブロックの再配置を可能にする」に「いいえ」を指定してください(必須条件)。
5
設定が完了したら、smit を終了します。
6
作成した論理ボリュームの内容を確認します。
論理ボリューム名が「raid_lv6(例)」の場合は、以下のようにコマンドを実行してください。
# lslv raid_lv6
7
「BB POLICY:」に「non-relocatable」が表示されていることを確認します。
「non-relocatable」になっていない場合は、smit を実行し、再度設定を確認してください。
LOGICAL VOLUME:
raid_lv6
LV IDENTIFIER:
000972ca57abbe2b.l
VG STATE:
active/complete
TYPE:
jfs
MAX LPs:
512
COPIES:
1
LPs:
500
STALE PPs:
0
INTER-POLICY:
minimum
INTRA-POLICY:
middle
MOUNT POINT:
/mnt/raid_lv6
MIRROR WRITE CONSISTENCY: on
EACH LP COPY ON A SEPARATE PV ?: yes
VOLUME GROUP: raid_vg6
PERMISSION:
read/write
LV STATE:
opened/syncd
WRITE VERIFY: off
PP SIZE:
4 megabyte(s)
SCHED POLICY: parallel
PPs:
500
BB POLICY:
non-relocatable
RELOCATABLE:
yes
UPPER BOUND:
32
LABEL:
/mnt/raid_lv6
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第 11 章 ボリュームの作成
11.2 論理ボリュームの作成
ETERNUS DX/AF の LUN 上に作られたすべての論理ボリューム(名)に対して、このコマン
ドを実行し、不良ブロック再配置機能を「いいえ」に設定してください。
なお、不良ブロック再配置機能を「いいえ」にしない場合、ファイルシステムが破壊されるお
それがあります。
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第 12 章
SAN Boot について
• SAN Boot 環境を構築する場合には、『サポート組み合わせ表』でサポート状況を確認し、使用する
サーバ、OS、ファイバチャネルカードのマニュアルなどを参照して作業を行ってください。
• ETERNUS DX/AF の論理ユニット(LUN)をブートディスクとして使用する場合は、OS のインストー
ルに十分な容量の LUN を ETERNUS DX/AF に準備する必要があります。
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第 13 章
Storage Migration について
本章では、Storage Migration を実施する場合にサーバで行う設定について説明します。
Storage Migration を実施する場合、サーバ(AIX)から ETERNUS DX/AF の LUN を使用できるように
するための設定が必要です。
■ 設定手順の概要
Storage Migration の開始操作は、ETERNUS Web GUI から行います。それ以外の操作は、すべてサー
バ(AIX)で行います。
1
ファイルシステムをアンマウントします。
2
ボリュームグループを非活性化します。
3
ボリュームグループをエクスポートします。
4
LUN を減設します。
5
サーバの電源を切断します。
6
Storage Migration を開始してから、接続先を移行先の ETERNUS DX/AF へ変更し、サーバを再
起動します。
7
ボリュームグループをインポートします。
8
ファイルシステムをマウントします。
■ 設定手順例
AIX 6.1 の場合の設定手順の例を以下に示します。
1
ファイルシステムをアンマウントします。
# df -m
Filesystem
MB blocks
/dev/hd4
512.00
/dev/hd2
2816.00
(中略)
/dev/livedump
256.00
/dev/fslv00
20000.00
# umount /mnt/fs001
# df -m
Filesystem
MB blocks
/dev/hd4
512.00
/dev/hd2
2816.00
(中略)
/dev/livedump
256.00
#
Free %Used
225.22
57%
327.03
89%
255.64
18764.31
1%
7%
Free %Used
225.22
57%
327.03
89%
255.64
1%
Iused %Iused Mounted on
17724
26% /
47964
38% /usr
4
5
1% /var/adm/ras/livedump
1% /mnt/fs001
f マウントしているファイルシステムを確認
f ファイルシステムをアンマウント
f アンマウントしていることを確認
Iused %Iused Mounted on
17724
26% /
47964
38% /usr
4
1% /var/adm/ras/livedump
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第 13 章
Storage Migration について
2
ボリュームグループを非活性化します。
# lsvg -o
vg001
rootvg
# lspv
hdisk0
00f7ab330800bb87
hdisk5
00f7ab33e0343ab5
# varyoffvg vg001
# lsvg -o
rootvg
#
3
f 活動中のボリュームグループを確認
f ボリュームグループと物理ボリュームの関係を確認
rootvg
vg001
active
active
ボリュームグループをエクスポートします。
f ボリュームグループを確認
# lsvg
rootvg
vg001
# exportvg vg001
# lsvg
rootvg
#
4
fvg001 は hdisk5 で構成している
f ボリュームグループを非活性化
f ボリュームグループの非活性化を確認
f ボリュームグループをエクスポート
f 認識されないことを確認
LUN を減設します。
fETERNUS DX/AF の LUN を確認
# /usr/lpp/FJSVmpd/iompadm info
Multipath Group 0x00
hdisk5 : ETERNUS_DX400-6A0BA0-4100
fscsi0 : standby "online" CM10-CA40-PORT10 (mpdt4)
fscsi2 : active "online" CM11-CA41-PORT12 (mpdt12)
# /usr/lpp/FJSVmpd/mpdrmdev -d hdisk5
hdisk5 deleted
mpdt0 deleted
mpdt8 deleted
# /usr/lpp/FJSVmpd/iompadm info
#
fLUN を hdisk5 として認識
fETERNUS DX/AF の LUN を減設
f 減設されていることを確認
5
サーバの電源を切断します。
6
ETERNUS Web GUI から Storage Migration を開始したあと、接続先を移行先の ETERNUS
DX/AF へ変更し、サーバを再起動します。
7
ボリュームグループをインポートします。
fETERNUS DX/AF の LUN とデバイス名を確認
# /usr/lpp/FJSVmpd/iompadm info
Multipath Group 0x00
hdisk1 : ETERNUS_DXH-2B0101-4100
fLUN を hdisk1 として認識
fscsi0 : active "online" CM10-CA50-PORT0030 (mpdt0)
fscsi2 : active "online" CM20-CA51-PORT0032 (mpdt8)
f ボリュームグループをインポート
# importvg -y vg001 hdisk1
vg001
# lsvg
rootvg
vg001
#
f 認識していることを確認
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Storage Migration について
8
ファイルシステムをマウントします。
# mount /mnt/fs001
# df -m
Filesystem
MB blocks
/dev/hd4
512.00
/dev/hd2
2816.00
(中略)
/dev/livedump
256.00
/dev/fslv00
20000.00
#
Free %Used
225.22
57%
327.03
89%
255.64
18764.31
1%
7%
f ファイルシステムをマウント
f マウントしていることを確認
Iused %Iused Mounted on
17724
26% /
47964
38% /usr
4
5
1% /var/adm/ras/livedump
1% /mnt/fs001
本手順完了後は、移行前と同様に、移行後の ETERNUS DX/AF でファイルシステムを使用できます。
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発行日: 2016 年 9 月
発行責任: 富士通株式会社
• 本書の内容は、改善のため事前連絡なしに変更することがあります。
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を負いません。
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