秋田県警察術科技能検定規程 昭和29年11月1日 本部訓令第24号 改正 改正 改正 改正 改正 改正 昭和35年4月本部訓令第6号 昭和45年1月本部訓令第1号 平成7年3月本部訓令第5号 平成9年3月本部訓令第7号 平成11年8月本部訓令第23号 平成24年4月本部訓令第4号 第1条 警察術科技能検定に関する訓令(以下「警察庁訓令」という。)による逮捕術、 拳銃操法、救急法の検定の細部については、この規程の定めるところによる。 第2条 警察術科技能検定(以下「検定」という。)は、次の各種目別技能検定委員会 (以下「委員会」という。)の審査を経て行うものとする。 (1) 逮捕術技能検定委員会 (2) 拳銃操法技能検定委員会 (3) 救急法技能検定委員会 第3条 委員会は、委員長およ び 委員 長の 指 名ま た は委嘱 する 委 員若干 人を も っ て 組織する。 2 前項の委員会の委員長は、警察本部長がこれにあたる。 3 委員会は、警務部長、教養課長、警察学校長(以下「校長」という。)、教養課に 勤務する係長以上の者及び次の各号に定める者のうちから、委員長が命じた者をも って充てる。 (1) 警察学校の逮捕術教官及び委員としてふさわしいと認められる警察職員 (2) 警察学校の拳銃教官及び委員としてふさわしいと認められる警察職員 (3) 警察学校の救急法教官及び委員としてふさわしいと認められる警察職員 4 委員長は、前項の規定に係わらず、部外の学識経験者 を委員に委嘱することが できる。 第4条 委員長は、会務を総理し、委員は、術科の審査、記録の測定等の事務を分掌 する。 2 検定の庶務に関する事項は、警務部教養課において行う。 第5条 検定は、委員長が必要に応じ、その種目および範囲を指定して随時行うもの とし、実施要領はそのつど、課長、所長、隊長、学校長および警察署長(以下「所 属長」という。)に通知する。 2 前項の通知を受けた所属長は、その所属員について受験希望者を調査し、別記様 式第1号の受験者名簿を委員長に提出しなければならない。 3 所属長は、特に技術、人格が優れている者を別記様式第2号の技能検定審査適格 者推薦書により委員会に推薦することができる。 第6条 初任教養中の学生については、前条の規定に係わらず所定の教養期間内にお いて、全員に対し各種目の検定を行うものとする。この場合の受験者名簿は、学校 長が提出するものとする。 第7条 検定は、各種目につき3人以上の委員が出席して、これを行わなければなら ない。 第8条 各種目別検定の合格基準は次のとおりとする。 (1) 逮捕術については別表第1 (2) 拳銃については別表第2 (3) 救急法については別表第3 2 委員会は、第5条に規定する適格者について審査するものとする。 第9条 検定合格者に対しては、別記様式第3号の検定合格証書を交付する。 第10条 委員長は、各種目につき、検定に合格した者の氏名および級位を所属長に通 知するものとする。 2 所属長は、前項の通知を受けたときは、検定合格者の資格記録カードにその旨を 記載しておかなければならない。 第11条 教養課長は、別記様式第4号の術科資格記録カ ー ド を 備 え 付 け て 、 所 要 事 項を記録しておかなければならない。 第12条 委員長は、検定合格技能にふさわしくない行為があった場合には、現級位を 取り消すことができる。 第13条 この規程は、警察官でない警察職員に準用することができる。 附 則 1 この訓令は、昭和29年11月1日から施行する。 2 この訓令の施行により、従前の警察術科技能検定規程施行細則(昭和26年5月24 日国家地方警察秋田県本部訓令第5号)は、これを廃止する。 3 この訓令施行前において取得した検定合格証書は、すべて本訓令により交付され た検定合格証書とみなす。 附 則(昭和35年4月1日本部訓令第6号抄) 1 この訓令は、昭和35年4月1日から施行する。〔以下略〕 附 則(昭和45年1月14日本部訓令第1号) 1 この訓令は昭和45年2月1日から施行する。 2 この訓令施行の際、現に改正前の逮捕術級位を有する者の級位については、これ に相当する改正後の級位検定を受けるまでその効力を有する。 3 改正前の級位を有している者は、改正後の逮捕術級位合格基準に相当する級 位の 検定を受けることができる。 附 則(平成7年3月3日本部訓令第5号) この訓令は平成7年4月1日から施行する。 附 則(平成9年3月21日本部訓令第7号) この訓令は平成9年4月1日から施行する。 附 則(平成11年8月19日本部訓令第23号) この訓令は平成11年9月1日から施行する。 附 則(平成24年4月23日本部訓令第4号) 1 この訓令は、平成24年4月23日から施行する。 2 この訓令の施行前に改正前の逮捕術級位合格基準による技能検定で初級、中級又は上 級のいずれかの級位に合格した者は、改正後の逮捕術級位合格基準による技能検定で当 該級位に合格した者とみなす。 3 この訓令の施行前に改正前の救急法級位合格基準による技能検定で初級又は上級のい ずれかの級位に合格した者は、改正後の救急法級位合格基準による技能検定で当該級位 に合格した者とみなす。 別表第1 逮捕術級位合格基準 級位 初級 中級 上級 合 格 基 準 別に定める基本訓練、複合訓練及び自由訓練を履修し、自由訓練に おいて相手を制圧する実力を有し、かつ、試合において30パーセン ト以上の勝率を挙げること。 初級取得後5か月以上を経過し、自由訓練において相手を制圧する 実力を有し、かつ、試合において50パーセント以上の勝率を挙げる こと。 中級取得後2年以上を経過し、自由訓練において相手を制圧する実 力を有し、かつ、試合において60パーセント以上の勝率を挙げるこ と又は警察大学校術科指導者養成科を卒業していること。 備考 試合は、警察庁長官官房長が別に定める試合要領に基づいて行うものと し、その種目は次のとおりとする。 1 初級は、警棒対警棒、徒手対徒手及び警棒対短刀とする。 2 中級は、警棒対警棒、徒手対徒手、警棒対短刀及び徒手対短刀とす る。 3 上級は、警棒対警棒、徒手対徒手、警棒対短刀、徒手対短刀及び警棒 対警じょうとする。 別表第2 級位 初級 中級 上級 拳銃操法級位合格基準 合 格 基 準 遅撃ちにおいて35点以上、高撃ちにおいて60点以上及び腰撃ち において30点以上の成績を挙げること。 遅撃ちにおいて40点以上、高撃ちにおいて70点以上、腰撃ちに おいて35点以上及びひざ撃ちにおいて80点以上の成績を挙げる こと。 遅撃ちにおいて40点以上、高撃ちにおいて80点以上、腰撃ちに おいて40点以上及びひざ撃ちにおいて90点以上の成績を挙げる こと。 備考 1 遅撃ちは、射距離を15メートル(上級にあっては、25メートル) とし、標的は遅撃ち用標的を用い、片手撃 ち又は 両手撃 ちにより、 3分以内に弾5発をシングルアクシヨンで撃つものとする。 2(1) 高撃ちは、射距離を15メートルとし、標的は応用速撃ち用標 的を用い、20秒以内に標的の各圏的ごとに弾1発ずつシングルアク シヨンで撃ち、この動作を2回行うものとする。 (2)高撃ちは、「高撃ち始め」の号令によって、「高撃ち用意」及 び「撃ち方始め」の動作を連続して行わせるものとする。 3(1) 腰撃ちは、射距離を10メートルとし、標的は速撃ち用標的を 用い、1回につき5秒間、5秒間隔で2回現れる 標的に弾2発 及 び 弾3発の順に原則としてダブルアクシヨンで撃つものとする。 (2) 腰撃ちは、「腰撃ち始め」の号令によって、「腰撃ち用意」及 び「撃ち方始め」の動作を連続して行わせるものとする。 4(1) ひざ撃ちは、射距離を15メートルとし、標的は速撃ち用標的 を用い、1回につき3秒間、5秒間隔で5回現れる標的に弾1発ず つシング ルアクシヨンで撃ち、この動作を2回行うものとする。 (2) ひざ撃ちは、「ひざ撃ち始め」の号令によって、「ひざ撃ち用 意」及び「撃ち方始め」の動作を連続して行わせるものとする。 別表第3 救急法級位合格基準 級位 初級 上級 合 格 基 準 救急法の基礎的知識に通じ、次に掲げる術技に習熟していること。 1 心肺蘇生及びAEDを用いた除細動による一次救命処置 2 直接圧迫による止血1種及び間接圧迫による止血2種 3 三角巾による傷の手当て4種 4 副子を使用しない固定による骨折、脱臼及び捻挫(以下「骨折 等」という。)の手当て1種並びに副子を使用する固定による骨 折等の手当て1種 5 1人による搬送1種及び複数人による搬送2種 救急法の基礎的知識に通じ、次に掲げる術技に熟達し、かつ、指導 能力を体得していること。 1 心肺蘇生及びAEDを用いた除細動による一次救命処置 2 回復体位の保持及び保温 3 直接圧迫による止血2種及び間接圧迫による止血3種 4 三角巾による傷の手当て6種 5 副子を使用しない固定による骨折等の手当て2種及び副子を使 用する固定による骨折等の手当て3種 6 1人による搬送2種、複数人による搬送2種、担架による搬送 1種並びに応用担架の作成及び応用担架による搬送1種
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