記事 - INDEE Japan

開AIl
MUω 8月号
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A
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平成 2
4年 8月 1日発行より許可を得て掲.
日加バイオ産学官イノベーション
会・開催
大学発の創薬・医療機器シーズ
の産業化への道筋を議論
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氏
^Michael
May
カナダ・オンタリオ州政府在日事務所
およびインデイージャパンの主悩による
日加バイオ産学官イノベーション会織が
6月1
5B. 横 浜 で 開 催 さ れ た。 会 織 で は
再生医療に関する産学連携事業をカナダ
で 展 開 す るC
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fRegenerative Medicine
(C
CRM)のCEOである M
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氏の
講i
衡を中心に.園内のベンチャーキャピ
タルおよびバイオベンチャーの講演者を
交 え た 意 見 交 換 が 行 わ れ た。
は じ め に May
氏 がCCRM
の 取 り組 み
を紹介。 CCRMは カ ナ ダ 連 邦 政 府 お よ び
民間の出資で股立された組織で.再生医
療 の 商 業化 を 促 進 す る た め に 大学 -病
院 ・研 究 機 関 な ど の 研 究 者 に よ る 研 究 者
委 貝 会 や 20
以上の病院や製薬・医療機器
企業のコンソーシアムを組織しており.
革新的シーズとニーズのマッチングの精
度 向上を目指している。 さらに.従来の
産学連携で問鱒となっ て い た 大 学 研 究 の
完成度を補うための研究部門と設備も保
有 して いる。 また京都大学の山中教授な
どがアドバイザリ ーボードに名を連ね,
最 先 端の 研 究 動 向 をつ か み な が ら 目 昨 今
長 期 化 . 大 規 様 化 しており 研究偏重主にな
りがちな研究を循い. f
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薬支綾などの中
間段階を含めた事業創出やラ イセンシン
グを担うという 。
次いで.大学発ベンチャーに主に投資
VC)
してきたベンチャーキャピタル(
ジャフコの伊藤綾グループリーダーが
園内バイオベンチャーへの近年の投資状
況 に ついて. 数 は リ ー マ ン シ ョ ァク以
前の水織からは減ったものの質は高まっ
ている j と期待を述べた。
現 在. 伊 藤 氏 は文 科 省 大 学 発 新 産 業 創
出 拠 点 プ ロ ジ ェクトの事業プロモータと
して医療機探 -医療材料に注目しており,
VCの 函 か ら 有 力 な シ ー ズ に 研 究 助 成 金
を割り 当 てるとともに.商業化に向けた
ビジネスプランの策定支援や契約支媛を
行 っ て い る 。 伊藤氏は. VCに と っ て は
リスクが寓く支援の手を出しにくかった
早 期 の シ ー ズ に 対 しでも.本プロジェク
トを活用して育成するとした。
園内創楽ベンチャーの先駆けであるエ
ムズサイエンス元社長の嶋内明彦氏は.
現在の再生医療関連では自己免疫細胞治
療 の 市 場 規 模 が 年 間 4位、ドルと最大だが,
同 種 幹 細 胞 治 療 は OSIRIS
社の
Proch
ymalが カ ナ ダで ゑ 認 さ れ た ことを
きっかけに市場は飛躍的に拡大するとの
予 測 を 示 した。 一方 で . 規 制 緩 和 お よび
事業家や投資家によるリスクの過剰回避
が園内における産業の隊墜になるとの警
鎗を鳴らし. 1つでも大き なバイオベン
チャーの成功例を示すことが国際競争に
遅れないために不可欠とした。
会議を主催したインデイ ー ジャパン代
表取締役テクニカルディレクターの泳回
兵吾氏は. CCRM
の先進的な取り組みは
園内で新たな製撲を展開しようとする多
くの人に必ずいいヒントになるとし本
会合のように近い距維で採なる業界や人
穫 が交流する こ と が 重 要 だ と締めくくっ
た。 インテ'イージヤノ Tンは.ライフサイ
r
エンスを中心に.新規事業の立ち上げ支
援 を 専 門 に コ ン サ ル テ イ ン グ を 行 ってい
る。