ヨーク(イングランド)について 町の周囲は 12 世紀から 14 世紀にかけて

イギリス文化論
来本悠里
1. イギリス文化論の授業内容・関心をもった内容
●ヨーク(イングランド)について
町の周囲は 12 世紀から 14 世紀にかけて築かれたという城壁に取り囲まれ、城壁は
所々途切れている所もあるが、ほぼ城壁の上を通って街の中心を一周することがで
きる。北ヨーロッパで最大のゴシック建築寺院であるヨーク・ミンスターが市の中
央に位置する。
(wikipedia より)
●ヨーク・ミンスターについて
非常に幅の広い華飾式のイングランド・ゴシック様式の本堂、参事会場、垂直様式
の聖堂東側と合唱隊席、イングランド・ゴシック様式の北側、南の翼廊がある。本
堂には 1338 年につくられた西側窓が、東側のレディー・チャペルには大東側窓が
(1408 年完成。中世のステンドグラス窓としては世界最大級)がある。
(wikipedia
より)
(他にも、Gorgoyle と呼ばれる魔物のような飾りも有名である。
)
●ハワースについて
19 世紀の作家ブロンテ姉妹の故郷として名高い村で、観光名所となっている。石畳の坂道が印象
的なこぢんまりとした村。ウォーキングしている人々がたくさんいた。近くに『嵐が丘』にインスピレーション
を与えた荒れ地があるためもあって、ウォーキングの名所となっているのだ。ブロンテ一家は末娘のアン・
ブロンテ以外は ここハワースに眠っている(アン・ブロンテの墓はスカボローにある。)ムーア=荒野。
左:ブロンテ博物館 右:3姉妹の像
http://britannia.xii.jp/travel/2006/01_haworth.html より
「ジェーン・エア(Jane Eyre)」
シャーロット・ブロンテの長編小説。1847 年刊。当初はカラー・ベルという男性の筆名で出
版した。孤児ジェーンが、家庭教師として住み込んだ家の主人と結ばれるまでを描く。当
時の社会に反抗した主人公は新しい女性像を提供し、多大な反響を呼んだ。
●ストラトフォード・アボン・エイヴォンについて
ストラトフォード・アポン・エイヴォン(Stratford-upon-Avon)は、イングランド中部のウォリッ
クシャーにある町。文豪ウィリアム・シェークスピアの故郷として世界的に知られていて、
多くの観光客が訪れる。年間 500,000 人の観光客が訪れるという。
☆dramatic irony:登場人物同士は互いに勘違いしているが、観客には分かる皮肉な状況。
(wikipedia より)
↓
イギリスで人気の観光地の多くは、その地に住んでいた芸術家や作家の名前と結びつい
ている。
●マクベスについて
『マクベス』(Macbeth)は、ウィリアム・シェイクスピアによって書かれた戯曲である。勇猛
果敢だが小心な一面もある将軍マクベスが妻と謀って主君を暗殺し王位に就くが、内面・
外面の重圧に耐えきれず錯乱して暴政を行い、貴族や王子らの復讐に倒れる。1606 年
頃に成立したと推定されており、スコットランドの実在の王マクベス(在位 1040 年–1057 年)
をモデルにしている。
『ハムレット』、『オセロー』、『リア王』と並ぶシェイクスピアの四大悲劇の 1 つで、その中で
は最も短い作品であり、最後に書かれたものと考えられる。
(wikipedia より)
King Macbeth was an excellent king of Scotland, and I’m very keen to reestablish
his image as the great king as Scotland as he was, rather the sordid murderer that
he was made up to be.
●ウィリアム・ワーズワースについて
ウィリアム・ワーズワース(William Wordsworth, 1770 年 4 月 7 日-1850 年 4
月 23 日)は、イギリスの代表的なロマン派詩人であり、湖水地方をこよなく愛し、
純朴であると共に情熱を秘めた自然讃美の詩を書く。「水仙」をタブ・コテージに
て作った。
「水仙」
I wonder’d lonely as a cloud.
That floats on high o’er vales and hills,
Whan all at once I was a crowd.
A host of golden daffodils,
Beside the lake, beneath the trees
Fluttering and dancing in the breeze.
和訳)
私は谷や丘の上高く浮かぶ雲のようにさまよい歩いていた。
その時突然夥しい数の金色の水仙を見た。
湖のほとりに、木々の麓
そよ風にゆられ、踊っていた。
(授業より)
●トラファルガー広場について
中央に噴水のある広いスペースで出来ておりナショナル・ギャラリーの入り口へ続く階
段がある。以前は噴水周辺は四方を道路に囲まれていたが、ミレニアムを記念したさま
ざまなロンドン改造工事の一環として、建築家ノーマン・フォスターの監修で道路の一つ
がふさがれ、ナショナル・ギャラリーから噴水までが大きな広場となった。
ホレーショ・ネルソン提督の記念碑(ネルソン記念柱)は噴水の隣に、巨大な 4 頭のライオ
ンのブロンズ像に囲まれて建っている。(wikipedia より)
●グリニッジ天文台について
ロンドン郊外グリニッジ地区のテムズ川河畔グリニッジ・パーク内に存在する天文台。
1675 年にイングランド国王チャールズ 2 世が設立した王立天文台。 本館(当時)にあ
る窓の中心を経度 0 度と定め、経度および時刻の基準(グリニッジ標準時)点とし
て観測等を行なっていた。
グリニッジ天文台(wikipedia より)
●ロンドン テムズ川について
1834 年、失われた宝物が再び現れました。
●トーマス・ハーディについて
トーマス・ハーディ (Thomas Hardy OM, 1840 年 6 月 2 日 - 1928 年 1 月 11
日)はイギリスの作家、詩人。ドーセット州出身。1891 年に『ダーバヴィル家の
テス』を、そして 1896 年に『日陰者ジュード』を発表するが、これらは当時酷評
される。現代では自然主義の古典として再評価され世界中で愛読されている。
(wikipedia より)
「テス」
トーマス・ハーディ
I would rather take it from my own hand.
Don’t be so coy, my pretty cousin. There.
Out of the frying pan, into the fire: 飛んで火に入る夏の虫
=一難去って、また一難
(授業より)
●エディンバラ・アバティーンについて
スコットランドの壮麗な首都、エディンバラはくっきり2つに分かれています。
旧市街は高い尾根上に立ち、エディンバラ城から下に広がっている新市街は18世
紀後半に設計された。8月にフェスティバルが集中する。世界最大の芸術祭エディ
ンバルフェスティバル。約10の異なる芸術際の総称。(授業より)
・国際フェスティバル
・フェスティバル・フリンジ
・インターナショナル・フィルム・フェスティバル
etc…
フェスティバル・フリンジの様子(wikipedia より)
● ビアトリクス・ポターについて
へレン・ビアトリクス・ポター(Helen Beatrix Potter, 1866 年 7 月 28 日-1943
年 12 月 22 日)は、イギリスのロンドン出身の絵本作家。彼女は、ヒルトップを購
入し、それはナショナルトラストにて管理されている。彼女の夫はウィリアム・ヒ
ーリス。
(wikipedia より)
左:ピーターラビットのお話し
右:グロースターの仕立て屋(amazon 画像)
「グロスターの仕立て屋」
・ねずみの恩返し・No more twist.・クリスマスイヴ前夜の出来事
☆It’s all about an old tailor who lived in Gloucester.
●シッシングハースト・カースル・ガーデンについて
シッシングハースト・カースル・ガーデン (Sissinghurst Castle Garden)は、イ
ギリス、ケント州にある庭園。現在、ナショナル・トラストが所有し管理を行って
いる。
左:シッシングハーストのホワイトガーデン
右:シシングハーストのベンチ
(wikipedia より)
《TOPIC19 和訳》
シッシングハースト城庭園は英国全体の中で最も訪れられている。古城の跡のヒ
ドコットの様式にならって、1930 年代にそれは設計された。従って、シッシング
ハーストは自然で野望的な特徴とともに、複雑な「小部屋」がある。農場はジキル
の影響を受けたが、ここでは部分的だった。なぜなら、その所有者が文学の著者で
あり、選ばれた花々は、古い英国バラやクレマチス、すいかずらなど、ロマンチッ
クで過去の良き日を回想させるものであったからである。
●ロイヤルワランド(Royal Warrant)について
英国ノーザンプトンにて今でもベンチメイドで生産されているトリッカーズ。現存するメ
ーカーの中にあって唯一ロイヤルワランド(英国王室御用達)の称号をもつ老舗です。
(http://diceshop.exblog.jp/11915933/より)
Savile Row: セビルロー
ロンドンのウエストエンドの小さい通り。
ここに高級洋服店が50軒近く並び、世界中の有力者が洋服を誂えていた。
「背広」の語源
とも言われている。
☆ビスポークスーツ(Bespoke Suit)
:オーダーメイドのスーツのこと。細かいところまで
お客様の話を伺って決めこんだスーツ。
チャーチルの言葉
① Each suit expresses the refinement of the workman.
「服にはそれに携わる職人の気品が表れるものである。
」
② The technique and the pride of a workman can’t be accomplished in a short
time.
「職人の技術や誇りは一朝一夕にできるものではない。
」
(授業より)
2. 庭園についての重要文
ロマンティシズム:感情をあらわにする。自由・希望・風景庭園。
→ 現実を離れて、夢や空想にひたる傾向。
クラシシズム:形成を重んじる。型はまり。整形庭園。
→古代ギリシャ・ローマの作品を規範とし、理性・調和・形式美。
《和訳》
24.Nature does not have straight lines, but it has a lot of irregular
elements.
自然には直線は存在せず、不規則な要素を多く含んでいる。
30. In the field of art and literature, from the end of the eighteen century
to well into the nineteen century, Romanticism was predominant.
芸術と文化の分野で、18 世紀の終わりから 19 世紀にかけてロマンティシズムが主
流であった。
32. Many landowners enclosed their lands for more effective land use.
多くの地主はより効率よく利用するために自分の所有する土地を囲い込んだ。
3. 授業の感想
後期も様々なイギリス文化について学んできた。前期は、庭園について深く学んで
きましたが、今期の学習内容として、庭園はもちろん、イギリスの有名な作家の出身
地や、文学、その他スーツなどの文化について広範囲の学習に取り組んできました。
私が一番印象に残っている事は、シェークスピアの故郷である、ストラトフォード・
アポン・エイヴォンという地についての学習です。博物館や、庭園などで有名な観光
地になっていて、私はビデオに釘づけになってしまいました。一度は訪れてみたい地
だと思いました。
また、授業中に「ジェーン・エア」の映画鑑賞もしました。私が以前読んでみたか
ったイギリス文学の一つでもあったので、毎回の授業の映画鑑賞が楽しみでした。授
業内で最後まで見ることが出来なかったので、今後機会を作って、続きの映画と作品
も一度読んでみようと思います。
イギリス文化について、様々な知識を身につけることのできた授業内容になってい
たと思います。来年もよろしくお願いします。