45. 「歴史の転換を生きて」河部利夫・玉川大学出版部¥2800 `95 238p

45. 「歴史の転換を生きて」河部利夫・玉川大学出版部¥2800 ‘95 238p
本 50 年間、
異民族の追体験を通して執筆されたものの集成。
 アイ・ユン( 日本野郎):日本人の蔑称。アイが動物表現の冠頭詞、ユンはジ-プンの
最後のつづりユン。 91p
46. 「父と日本にすてられて」瀬戸正夫・かのう書房¥3500 ‘95
本 ‘31 年プ-
ケットに生まれ、盤国日本国民学校を卒業、水泳教師や朝日新聞カメラマ ンを経験した自伝。
出生が明らかになり、タイ国籍を取得している。
最近は日本に滞在した時の写真を「現代写真の動向 ANOTHER REALITY」展に発表している。
47. 「ラブ・クライシス」家田荘子・集英社¥360 ‘95
小 副題: 世紀末人
間の危険な欲望。「危険がいっぱい」(‘93 廣済堂出版) を加筆・訂正 したもの。エイズ、ドラ
ッグ、ゲイ、売春にまつわる人間模様を描く。
 尚盛んな性風俗
107-115p
 東南アジア長期滞在組
135-143p
 無知で一方的な男の性 159-175p
 チェンマイの少女売春婦 177-183p
 アジアのエイズ・ロ-ド 185-203p
48. 「タイ・ギンペット物語」稲垣三千穂・明石書店¥1600 ‘95
日 副題: スラム
からみた微笑の国。
「ジム・トンプソンの家」の裏、運河を越えたところにギンペット(ダイヤモンドの枝 という意味)とい
うスラムがある。イスラム教徒が住んでいる。彼らの祖先は、南ベト ナムにあったチャンパ王国人で、
カンボジアに避難。二百年前、タイ・ビルマ戦争時に タイに味方して戦った為、今の土地に住むこ
とを許された。
著者は、四年前カンボジア難民救援活動にボランティアとして一年半アランヤプラテ -トに住ん
だことがあり、再びタイを訪れスラム生活を体験する。社会の底辺を、しな やかに見ており、温もり
が伝わってくる。新しい NGO 活動の成果に期待したい。
49. 「タイで暮らした三年間」西戸妙子・近代文藝社¥1500 ‘95
荒 ‘79-‘82 年
バンコクに赴任した家族が日本に送ったレポ-ト。
50. 「ソムタムの歌」荘司和子・筑摩書房¥1900 ‘96
北 タイ及びタイ語
についての、面白くてためになる情報を盛り込んでいる。タイ語通訳 や教師経験を通して普
通の人々の表情を書いており、前作「マイペンライ」より充実し ている。
51. 「アジア熱き希望の大地」八木沢克昌・悠々社¥1600 ‘96
千
著者は曹
洞宗国際ボランティア会(SVA) バンコク・アジア地域事務所長。SVA との 15 年にわたる活動
報告。
52. 「アジア・共生・NGO 」曹洞宗国際ボランティア会・明石書店¥2700 ‘96
水
SVA(曹
洞宗国際ボランティア会) 発足 15 周年にあたり、これまでの経過と活動を報告 している。
 タイに内在する南北問題 111-216p
難民キャンプ周辺から NGO 活動を開始する。スリン県バ-ンサワイ村で農民文庫、チ ェンカ-
ンで移動図書館活動、クロントイで住民図書館、子どもの家、研修センタ-。 パヤオ県でソブカ-
ム村モン族保育園と実現していく。
53. 「転生の大地」瀧井宏臣・八月書館¥1751 ‘96
本
著者は放送
記者を辞めて、二年 NGO で井戸を掘りながら国際協力活動に携わる。タイ 北部の山岳地帯
で少数民族の支援活動をしている三人の日本人を取材する。「21 世紀農 場」を運営する’
肥後の侍’ 谷口巳三郎、彼の紹介でリス生徒寮を運営する中野穂積、 寄生虫防止のため
1200 の便所をつくり HWP(山の女性の研修と開発プロジェクト) を創設した豊田武雄。
54. 「トムヤム生活・タイの壺」山田均・トラベル・ジャーナル ¥1600 ‘96 253p
真 著者は仏教
学専攻後、在タイ 10 年経験。ユニ-クなタイ語会話も出版している。床屋 や病院、ホテル、
本屋、喫茶店といった場所から乗り物事情、そして結婚式、デ-ト、 受験、お化け、果ては蚊、
犬、猫、虫に到る迄とりあげている。タイ式に肩肘はらずに 書いていて読みやすい。
55. 「タイ・うごめく〔人〕景」北村元・現代書館 ¥2300 ‘96
真 著者は’89-‘93
年テレビ朝日バンコク支局長。任期中、マラッカ海峡でのタンカ-衝 突取材で命拾いする。
都市化による家族制度の崩壊、美人コンテスト事情、日本漫画人 気の理由、僧侶のスキャン
ダル、ラウダ航空機事故、車泥棒、カンボジア地雷被害者へ の義足開発、ラオス、売春、エ
イズ問題を取材。激変する社会の動きに現れた「人」景 を書いている。
56. 「タイの田舎から日本が見える」山下怱一・農山漁村文化協会¥1600 ‘96
本 「タマネ
ギ畑で涙して」の著者が六年前と同じコ-スを辿り、何がどう変わりどう変 わらなかったのか、
それは何故なのかを報告する。チェンマイ近郊サンパ-トン郡のタ マネギ畑は、ラムヤイ( 竜
眼) との複合栽培や水稲と果樹を中心とした複合農業に変わ りつつある。通訳で同行してい
たフリ-ジャ-ナリスト岡本和之氏は途中巨大工業団地 ランプ-ンの労働災害法廷闘争を
支援する。ステビア栽培の村フェイゲオでは、森林破 壊→砂糖きび→キャッサバ→ユ-カリと
いう土地利用の弊害を断つべく森林保護運動を 推進している。フリ-ライタ-斉藤百合子さ
んとはラヨ-ン県の産業廃棄物処理場を訪 ね日本で経験している姿を見る。
 ’81 年度出稼ぎ収入の使い道の六割は寺院に寄進、次に銀行預金、負債の返済となっ
ている。 81p
 貯蔵タマネギは収穫直前にホルモン剤をかけて発芽を抑制する。 112p
停でな
止あが
すっら
るた累
教わ々
育けた
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事れ
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ろ、
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…見
慣直
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い利
捕か
虜な
のい
扱所
い与
にと
言し
葉て
の建
不設
自さ
由れ
をね
暴ば
力な
でら
補な
いい
57. 「幻想の王国タイ」金子由芳・南雲堂¥1500 ‘96
本 女性バンコク
駐在員のビジネスレポ-ト。政治、タイ向け直接投資、財閥、外国人と の関わり、経済発展の
表裏、若者を中心とする社会意識について鮮度の良い情報を伝え ている。

29-30p

58. 「愛しのパクチ-」森下ヒバリ・ビレッジプレス¥1339 ‘96
本 タイに暮らし旅
する間に出会った食べ物や人々を屋台風に料理して書いている。ペッ ブリ-に住むホォ-ク
デュオグル-プ・キタンチャリ-と付き合い、チャオプラヤ-河 を船旅してノンタブリ市場に行
く。バンコクでは現代画家ワサンのア-トギャラリ-開 設祝宴、イサ-ンではガピ-村や音楽
パブ経営者ブンミ-を訪ね、南タイ・ソンクラ- では断食中の村で家庭料理ゲ-ンルアンに
ありつく。
59. 「タイの屋台の物語」熊倉省三・BNN ¥1500 ‘96
真
屋台で知り
合った人達から聞いた話をまとめたもの。旅行者はお客様扱いされていく 内に祭り上げられ、
奢り高ぶり、あげくに相手の国を自国と比較して揶揄、中傷してし まう。著者は前作と比べて
タイ談も向上し蟻のように動き回り、タイ人の素顔を描いて いる。
 コン・チャ-ト・ニヨム:自分の国のことしか頭にない、偏狭な人のこと。バンコク のプ-
ル付きの邸宅から運転手付きの高級車で地方の工場迄通勤している日本人で、 カレ
ンダ-に印をつけながら帰国の日を待ちわび日本料理しか食べずゴルフ三昧の人 の
ことを言う。 141p
 プ-アンマライ:リング状の花飾りで、仏壇に飾ったり交通安全のお守りに車のバッ クミ
ラ-にかけたりする。ドックマリと呼ばれるジャスミンの花など生花を使ってい るので夜
の内に花飾りにして朝売ることが多い。 177p
60. 「亜細亜をパソる」小須田康人・アスペクト¥1200 ‘96 ×
GE91,G24 国
パソコ
ン雑誌「EYE COM 」に連載したもの。俳優によるノ-トパソコン抱えての七カ 国電脳スポット
訪問記。
 世界一の大渋滞都市:バンコク 141-148p
 中華街万歳
149-153p
 我田引水タイ人気質
154-162p
パンティ-プラザ、ナコンカセ-ム(泥棒市場) の隣のファミコン SHOP を訪ねる。
61. 「アジア極楽旅行」下川裕治・徳間文庫¥620 ‘96
「アジアの旅の十二カ条」「アジアと日本の新しい関係」「日本とかかわるアジア人 物語」「激揺
するアジア」というテ-マで体験に基づく話を次々と紡いでいく。
 アジアでは全ての動力車がタクシ-である。61-69p
 アジアの米は変貌自在であることを知れ 118-127p
 タイスキを考案したのはレストラン「コカ」のオ-ナ-。145p
 エイズ青年の帰国 197-206p
62. 「アジアの旅人」下川裕治・講談社文庫¥619 ‘97
わたる貧乏旅行から掴んだ虫瞰図。著者の息づかいが伝わってくる。
 私だけ快適で、もう満足?!
40-52p
バンコク渋滞サバイバル五カ条
①バスが進まなくなったら、迷わずに降りて歩け
②月曜日と金曜日は外出するな
③夕方渋滞時は、どのバスにでも乗れ
④バスに乗る前にはトイレへ行く
⑤待ち合わせは必ずどちらかのホテルか家、ホテルでする
 ” 民主主義” と中間層
98-128p
 親水の人々
170-183p
 バンコクのニワトリ
231-244p
 子連れバンコク留学の日々
245-258p
本
二十年に
63. 「タイ王国の光と影」金子民雄・北宋社¥1800 ‘97 ×
滝 チェンセン、ス
コ-タイ、カンペンペット、バンチェンの遺跡を巡るエッセイ。他に 黄金の三角地帯やアユタ
ヤ等について書いているが、身辺雑記程度で面白くない。
64. 「いくたびか、アジアの街を通りすぎ」前川健一・講談社文庫¥705 +税 ‘97
真 高校
時代に石毛直道「食生活を探検する」の影響を受けた著者が、その後の路上観察 学のノウ
ハウを披露。あとがきをアジア文庫店主大野信一氏が書いていて楽しい。
 花火おじさん
26-29p
 カネの話① 百万円男
97-98p
④ ATM カ-ド
103-105p
 レイバンの鷹
108-122p
 旅の小道具①カギ
186-188p
②石ケン箱
188-190p
③耳かき
190-192p
 ことば⑩ タイ語
295p
 あの日も、歩いていた-タイ日記抄
308-330p
 バンコクを定点観測地にした理由
347-348p
①回数が多く、基礎知識に差があった。
②タイ語が難しい。
③冨田竹二郎編「タイ日辞典」が出版された。
65. 「マンゴ-が空から降ってくる」水野潮 AREE BOOKS 270BAHT ‘97
タイ北部チェンライ農村の見聞録。同名の本が加筆されて、めこん社から翌年発行され
ている。
66. 「トムヤム生活・タイの鍵」山田均・トラベルジャ-ナル¥1600+税 ‘97 232p
日
沖縄在
住のタイ語講師がバンコク事情を縦横に語る。
 潮州出身のテ-チュ-ピェンは先輩の引きで「メ-コ-ン」製造を始め、市場を独占 す
るに至る。 30p
 お粥: カオ・トムは炊いたお米を水に入れて煮たもの。 44p チョ-クはドロドロになるまで
煮込んだもの。
 タイ人の遺跡は、スコ-タイやアユタヤ-に残るように仏塔でも堀でも洗練された軽 い
感じをもっている。仏像でもスコ-タイ仏はきわめて優美だし、アユタヤ-からラ タナコ
-シン朝の作品は絢爛な魅力があるが共通してもつのは都会的な洗練である。 一方、
ピマ-イやパノムルンなどカンボジア人の遺跡は、周囲の自然に対抗して人間 が石で
作り上げた小宇宙といった感じで、壮大さと厳しさを備えている。天に突き出 した塔と、
それを何重にも取り囲むラテライト石の壁はまさに人口美の追究であり神 々を祭る要
塞のようでもある。 80p
67. 「やっぱりタイは熱かった」江本正記・ダイヤモンド¥1400+税 ‘97 〇
中 若手ライタ
-を連れてタイ国境を列車、バス、ソンテオを乗り継いで行く。一般常識 の枠外で生活してる
人が多いせいか、ガイドブックにはない臭いと熱さが伝わってきて 読みでがある。
 南タイ・ベトン市に住む李さん:タイの永住権は認められているものの、市民権を得 るた
めには今後 10 年にわたって無事故・無違反で過ごさなければならないそうだ。
34p
 一言でドラッグといっても大麻、ハッシッシといったナチュラル系とシャブ、コカイ ンなど
のケミカル系とでは明らかに人体におよぼす影響は異なる。私見だが、大麻、 ハッシッ
シのナチュラル系は、ホスピスなどで有効利用できるはずである。 82p
 タイでは、嫁入りするときにアヒルを持参するという古い習慣がある。亭主が浮気を すると、
その一物を切り取り、アヒルに食わせるためだ。
91p
 土地価格①ヤワラ 一平方メ-トル 100 万バ-ツ
②シ-ロム
60 万バ-ツ
③ソイ・アソ-ク
50 万バ-ツ
④スクンビット
40 万バ-ツ
198p
68. 「世界ウルルン滞在記」光文社¥1200+税 ‘98
見る、体験の語尾をとった「ウルルン」のテレビ番組番外記。
 タイのサルに出会った: 岩崎ひろみ 17-28p
 タイの舟そばに出会った: 原千晶 197-208p
水
出会う、泊まる、
69. 「食べて歩いてやっと旅人らしく」奥田継夫・三一書房¥2400+税 ‘98 × 鴎外
著者
は’34 年生まれ、27 歳から喫茶店を経営しつつ作家になり、50 歳から海外旅行
をはじめ
る。タイ以外の記録に中年の感性が出ている。
 タイ 18-29p
70. 「タイ式」矢崎葉子・太田出版¥1600+税 ‘98
滝 プ-ケット・ホテ
ルで働く人達五人の物語。日本語ガイドになったルアン、日本人女 性ユリコさんと結婚、エビ
事業を始め失敗するロン、チェンライからきたウェイタ-の カイ、ホテルを渡り歩いているシェ
フのシット。
 プ-ケット:語源はマレ- 語「ブキット( 丘) 」から。19 世紀、スズ鉱山に中国人が出稼ぎにやっ
てきて街に中国ポルトガル 折衷の建物を残している。20 世紀になるとゴム栽培で栄えたが
今や観光業が TOP になっている。プ-ケット 初の リゾ-トホテルは’72 年「プ-ケットアイランドリゾト」。
27-8p
71. 「怪しいアジアの怪しい人々」クーロン黒沢・KK ベストセラ-ズ ¥495 +税 ‘98
北区神
72. 「アジアの旅 20 カ国ガイド」下川裕治・広済堂出版¥1600+税 ‘98
ラジオ番組でアジアについて語り下ろしたもの。
 タイ
149-174p
本
信越放送
73.「メコンにまかせ」森本喜久男・第一書林¥2000+税 ’98
日
’79.11.25 プラティープさんが著者の主宰する京友禅工房を訪ねてくる。以後、交流が はじ
まり、海外ボランティアをむすぶ会を結成。難民キャンプで織物に出会い、スリンの村に手織物プ
ロジェクトを立ち上げる。
74. 「アジアの友人」下川裕治・講談社文庫¥619 ‘99
真 「アジア」と
題しているが、本書もタイ人との関わりが中心。二十年にわたる体験の 中からのエピソ-ド集。
 アジアの二重価格は正しい!?
14-28p
 カオサンの金さん、銀さん
99-101p
 向こう側の人生-中野坂上からバンコクへ
138-166p
 不法滞在者レックの帰国
167-188p
 仁和(ヒロカズ)とミカの結婚物語
189-208p
 メ-サ-イ川を渡るおばさん
214-216p
 バンコク、オレンジ色の街灯
223-226p
 カオサンのニュ-・バックパッカ-世代
249-266p
75. 「アジア・旅の五十音 」前川 健一 ・講 談社 文 庫¥ 724 ’99
北区昭 和 町
旅の記憶の端切れをアイウエオ順にまとめたもの。魚のアラ煮の味が楽しめる。
* 旅に出て 10 日ほどすると、爪を切る。一ヶ月たつと、石けんが薄くなる。二ヶ月たつと、シャ
ンプーと歯みがきがそろそろなくなってくる。三ヶ月たつと、Tシャツのえりがすり切れ、穴があき、
縫い目がほつれているのに気がつく。四ヶ月たつと、新しい日記帳を買いに行く。五ヶ月たつ
と、義理で出す絵ハガキは書かなくなる。六ヶ月たつと、日本のことなどどうでもよくなる。七ヶ
月たつと、旅に飽きてくる。一年近くたつと、バッグもサンダルも、持ち物すべてにガタが来る。
178p
76. 「婿殿のチェンマイ日記・死ぬなら今」坂田米夫・四谷ラウンド¥1400 ’99
赤羽
タイ人
女性と結婚、チェンマイで暮らすことになった顛末記。葬式、結婚式、新居
探しの様子がわかる。
77. 「 笑 う ア ジ ア 」 下 川 裕 治 編 ・ 双 葉 社 ¥ 1400 + 税
’ 99
真砂
雑誌「格安航空券&ツアーガイド」に寄稿しているライター達がアジアの魅力を綴る。
 サル騒動で女消えサル :岡崎大五
31-45p
・ 女ふたり、アッシーにリベンジ :宮田あやめ 131-144p
・ 徒歩五十日目のダニ :サカタルージ
145-163p
・ 屋台で待ちぼうけ :下川裕治
227-239p
78. 「ドリアンの木の下で」水野潮・AREE BOOKS 265BHATS ’99
79. 「婿殿のチェンマイ日記・タイ人になろう」坂田米夫・四谷ラウンド¥1400 ’00
北区中
「気が短くて見栄っぱり、オッチョコチョイでお調子ものだが人は善い。遊び好きで
軽率なよ
うに見えて、意外に礼儀正しい」北タイ人は、江戸っ子気質と似ている。
本書はチェンマイ生活の他、役所とのやりとりを報告している。
 タイの美人コンテストは、お金持ちの第二夫人をめざす女たちの、リクルート活動の
場
でもあり、誰が優勝するかを賭ける賭博の対象でもある。 166p

80. 「旅の虫眼鏡」伊藤博幸・旅行人¥1400+税 ’00
北区中
アジアやアフリカの動物園や路上で出会った動植物について語ったエッセイ集。タイで
は、ジャックフルーツ、パクチー、パイナップル、ドリアン、パパイヤ、マンゴー、チョンプー、
ササゲ、クウシンサイ、ソム、マンゴスチン、ランブータン、バジルといった植物、果物から
マレーグマ、犬、河馬、鰐、燕、南京虫、蛇、蝿、ロブスター、蝸牛といった動物を取り上
げている。
81.「タイのこと、私のこと」藤吉久美子・求龍堂¥1500+税 ‘00 ×
女優のタイ旅行記、チェンマイに旅し、バンコクで家庭料理を味わう。
池袋
82.「アジアでくつろぐ」長崎快宏・PHP 研究所¥476 ’00
寛ぐ手立てを伝授。
・ バンコクでお手軽エステに挑戦
21-29p
・ タイの古式マッサージ
30-40p
・ アジアリゾートのくつろぎ度を採点する:タイ編 109-111p
・ タイの鉄道旅行を愉しむ
121-140p
千早
83.「一人旅ドキドキ・アジア」長崎快宏・三笠書房¥495+税 ‘01
東田端
一人旅の体験談と技を披露。
・ バンコクー予算と時間と好みでいろいろ試せるワンダーランド 69-71p
・ スパイスが病みつきになる不思議な味「タイ料理」
125-126p
・ ボクを熱くさせた「タイシルクのシャツ」
152-157p
・ タイの王宮周辺で声をかけてくるガイドは絶対信じるな!
200-201p
・ バンコクでアドベンチャースタイルを揃える
240-242p
84.「よくばりアジア行っていい場所ダメな場所」長崎快宏・祥伝社\552+税’01×東田端
体験話も同じパターンになると、飽きてくる。
 タイ編
15-34p
 思い出の街角:タイ編
180-182p
85.「アジアン・リゾートに快楽中毒」島村麻里・講談社\1400 ’01 ×
滝
タイを中心にリゾート地で快楽追求するエッセイ。間違いが散見されるのは、中毒症状
の一端なのだろうか。
86.「だましだまされ生きるのさ」岡崎大五・角川書店\1400’01
赤羽
明星コンサルティングというバンコク法律事務所に月給 5000 バーツで働いた時の顛末
記。役所でエリートと面会する方法、駐在員夫人との付き合い、無料雑誌「スマイルタイ」
作り、そして事務所の閉鎖と続く中で人間模様を面白く書いている。
87.「アジアの真心」游人舎編・小学館¥476+税’01
東十条
アジアの人々との出会いについて 15 人が、「地獄で仏」「遼東の豕(イノコ){ひとりよが
り}」「水魚の交わり」「情けは人のためならず」といった面から書いている。
 タイーパタヤの夜
加藤直
86-99p
 タイー旅人の心意気
山本真梨子
158-177p デング熱にかかった時の顛末

88.「どこまでもアジアパー伝」西原理恵子、鴨志田穣・講談社¥1400’01
駒
小説現代に連載されたもの。漫画とエッセイによるアジア珍見聞記。
・ スペシャルテクニシャン
15-39p
・ バンコクの詐欺師
41-64p
・ 謎の両刀じいさん
65-102p
89.「煮え煮えアジアパー伝」西原理恵子、鴨志田穣・講談社¥1600’02
体験記の続編。
 タイの掟
247-271p
タイ女性にとって本番は結婚を意味する。
90.「バンコク楽宮ホテル残照」谷恒生・小学館¥1200+税’02
20 年前に書いた小説の舞台を再訪する。
本
水道端
91.「アジアのツボ・東南アジア」柳沢有紀夫編・スリーエーネットワーク\1500’02 立川市
タイ、ベトナム、シンガポール、マレーシア、インドネシアのツボを挨拶、飲み方、
料理、レストラン、屋台、お世辞、タブーの切り口から案内する。
・ タイ:梅本昌男
92.「タイ遊学王情報館」高橋由紀雄・ゑゐ文社¥1400+税’03
目黒区
タイにハマッテ 14 年、40 回以上訪ねた経験からのエッセイ。タイならではのハプニン
グが書かれている。ヤワラート路上で爪楊枝を捨てた件で警官に連行され「路上でのゴミ
捨て禁止。罰金、外国人二千バーツ、タイ人二百バーツ」に基づき罰金を請求されたが、
千バーツで放免される。ソンクラーンの水かけ合戦で、両手を上げて参戦の意志がないと
必要以上にかけない。東大農学部修士のカラオケマネジャーによると、毎月警察に七千
バーツ上納金を払っている。これでは飲み代が高くなる。
93.「アジア[裏]旅行」平間康人・彩国社¥1200+税’03
本
20 回以上アジアに通い続けた中で経験した話。タイに関連する中からピックアップ。
 拳銃を突き付ける悪徳警官
18-22p
 サムイの海で死にかける
57-58p
 クロロホルム強盗にやられる
59-62p
 タイの狂犬
96-97p
 サムイ島の逆バンジー
110-113p
 二階の店には要注意
146-148p
 警察へのワイロは七万円
165-166p
 泥棒バス・灼熱バス
172-174p
94.「メーサイ夜話」熊澤文夫・国書刊行会¥1800+税’03
石神井
昆虫生態学を専攻した著者のタイ人事情エッセイ。一年九ヶ月滞在したメーサイでの
人付き合いからタンブンやマイペンライについて考察したり、置屋事情を伝える。
95.「モンスーンの花嫁」向山昌子・PHP研究所¥1400’03
北区
タイ、インド、パキスタン、トルコ、マレーシアを旅しながら普通の人の暮らし、考えを披露する。
・ 島は今日も晴れ
6-14p
・ 市場の教室
15-20p
・ 子育て地蔵
113-123p
・ タイのお櫃
168-172p
96.「メコン発アジアの新時代」薄木秀夫・凱風社¥1800+税’04
文京区
著者は毎日新聞元バンコク支局長。メコン川流域を中心に取材したもの。
 民族と文化の交差点:タイ北部
16-31p
 ゴールデン・トライアングル:タイ最北部 32-62p
・「イサン」は語る:タイ東北部
87-103p
・戦争の記憶:タイ
207-218p
・アジアの心
220-238p
97.「最後のアジアパー伝」西原理恵子、鴨志田穣・講談社¥1600’04 ×
・タイ篇
15-100p
駒
98.「アジア帰りに沖縄ぶらり」下川祐治・双葉社¥1600+税’05
本
タイの達人が沖縄にはまっていく。肩の力をぬいた文体でタイと沖縄を案内する。
99.「タイは今日も海色」文・坂本京子、絵・佐藤右志・出版芸術社¥1600+税’05 目白台
バンコクからパタヤに行く途中にあるシーラチャー生活事情。海沿いののんびりした暮らしを紹
介している。
100.「タイの骨」 宮本雄一郎・ゑゐ文社¥1400+税'06
北区
チェンマイとトンブリーの大学日本語講師体験談。生徒は必要な単位がとれればいいので、
大半がやる気なく、学校生活を楽しむ。
101.「女はタイで美人になる」大野優凛子・アーカイブス¥1200+税’08
中野区