e ヘルス倫理コードによるトラストマーク審査・認定手順について 特定非営利活動法人日本インターネット医療協議会 e ヘルス倫理コードに基づく JIMA トラストマーク付与の審査・認定手順を以下に解説す る。 1 審査 審査は、予備審査、本審査 (第一次審査、第二次審査) に分かれる。すべてを完了す るまで、約 8∼14 週間を要する。 1-1 予備審査 (所要期間:2 週間∼8 週間) 予備審査を受けるにあたり、申請者は定められたフォームを用い、e ヘルス倫理コード の各項目において、セルフアセスメント (自己評価) を行う。セルフアセスメントの判 断基準は、以下のように準拠の度合いにおいて、AA、A、B、C の 4 段階のセルフアセス メント ・ スコアで表わす。 AA 完全に (又は、ほぼ) 準拠できている。(達成度の目安 90%以上) A だいたい準拠できている。( 同 70∼90%) B あまり準拠できていない。( 同 30∼70%) C ほとんど (又は全く) 準拠できていない。( 同 30%以下) D 評価項目に該当しない。 E わからない。 また、準拠、非準拠がはっきりしている場合は、以下のとおりとする。 AA 準拠できている C 準拠できていない <各セルフアセスメント項目の適格条件> セルフアセスメント ・ スコアが、AA 又は A であることを各項目の最低適格条件とする。 (D の「評価項目に該当しない」は判定外) <予備審査の判定> 全てのセルフアセスメント項目のうち、適格であることが必須とされた項目の全てにお いて、前記の適格条件を満たしている場合、本審査に進むことができる。また、アセス メント内容において、事実との相違がある時は、セルフアセスメントの修正を求める。 1-2 本審査 (所要期間:第一次、第二次両方で 4 週間) 本審査は予備審査を通過した場合に受けることができる。 本審査は、第一次審査と第二次審査に分かれる。第一次審査は 3 名の審査専門委員によ り行われる。第二次審査は、3 名の審査専門委員を含む 7 名以上の審査委員会において 行われる。審査委員は、当該サイトを実際に閲覧・利用して評価する。特に、第一次審 査において、審査専門委員は、コンテンツにおいて、医学情報に関するセルフアセスメ ントが適切に行われているかを評価する。 <本審査の手順> ・第一次審査 (所要期間:2 週間) 1) 審査専門委員 3 名で第一次審査を行う。 2) トラストマークの付与に関し、審査専門委員 3 名中、1 名以上が適格と判定した場 合は、第二次審査に進む。 3) トラストマークの付与に関し、審査専門委員 3 名全員が不適格と判定した場合は、 その理由を付して申請者に通知する。この時、申請者は指摘された点を改善することに より、審査の継続を希望できる。 ・第ニ次審査 (所要期間:2 週間) 1) 第一次審査の専門委員の意見を参考にして、審査委員会全員による第二次審査を行 う。 2) トラストマークの付与に関し、審査委員長が以下の 3 段階で総合的に判定する。 1 適格 2 改善を要望 (不適格までいかないが改善が望まれる場合) 3 不適格 上記で、2(改善を要望) または 3(不適格) となった場合、通知を受けた申請者は指摘さ れた点を改善することにより、審査の継続を希望できる。 以降、適格と判定されるまで、自主的に改善対応をはかることができる。ただし、双方 の努力にもかかわらず、望ましい進展が見られない場合は、審査委員長の判断において、 最終審査結果を不適格とし、その理由を付して申請者に通知する。 2 トラストマーク交付 2-1 トラストマークの交付 (所要期間:2 週間) 本審査において、最終審査結果が適格と判定された場合、e ヘルス倫理コードに準拠し たサイトであることが認定され、トラストマークの使用が許可される。マークの掲示は、 所定のタグを html に使用することで自動的に表示される。 2-2 マークの有効期限 トラストマークの有効期限は 2 年とする。 有効期限の 3 ヶ月前より 2 ヶ前の間に、トラストマークの更新を希望する場合は、更新 の申請を行う。更新に際しては、新規申請時と同様の審査・認定を受けることによって、 さらに 2 年間トラストマークを継続して使用することができる。
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