公益社団法人全国シルバー人材センター事業協会 シルバー人材センター

№60
2012年5月
公益社団法人全国シルバー人材センター事業協会
シルバー人材センターにおける事故の推移と平成 23 年度重篤事故の分析
1 事故発生の推移
最近5カ年(平成 18 年度~平成 22 年度)のシルバー保険に係る事故は、就業延べ
人員に多少の変動はあるものの、発生数、事故者率共に平成 18 年度をピークに減少し
ています(平成 20 年度の事故者率を除く)。(表 1)
表1
シルバー傷害保険による事故発生推移(平成 18 年~22 年)
年度
①会員数(人)
(平成)
事故発生数(件)
②就業延べ人員
(人日)
就業中
途
上
事故者率
③計
18
761,047
72,693,397
4,616
1,284
5,900
0.0000812
19
754,391
73,806,064
4,628
1,208
5,836
0.0000791
20
764,162
72,850,034
4,584
1,184
5,768
0.0000792
21
791,859
70,332,510
4,027
1,119
5,146
0.0000732
22
786,906
70,406,549
3,795
1,094
4,889
0.0000694
※ 事故者率=③/②
1
2
重篤事故の推移
重篤事故の件数は、平成 17 年度以降において、平成 18 年度、平成 21 年度に 57
件と過去最悪の件数であり、他の年度も 50 件を超える件数で推移していましたが、
平成 23 年度においては、39 件と大幅に減少し、過去 6 年間において最少であり、40
件を下回る件数となりました。
また、平成 23 年度の重篤事故 39 件中、就業中の事故は 22 件、就業途上の事故は
17 件となっています。なお、死亡者数にあっても、就業中 16 人、就業途上 12 人、
計 28 人と平成 18 年度以降で最少となっています。
全シ協の統計では、女性会員の全会員に占める割合は、毎年度30%を若干超える
程度ですが、就業途上の重篤事故に占める割合は、平成 21 年度を除き、毎年度40%
~50%と高い数値を示しておりましたが、平成 23 年度は、就業途上における女性
会員の重篤事故に占める割合が 30%を下回りました。また、就業途上の事故は、死
亡に繋がる重大な事故が多くなっています。(表 2)
表 2 重篤事故の推移
(重篤事故=死亡 6 カ月以上の入院)
区分
年度
就業中
死亡
就業途上
入院
死亡
入院
総件数
死亡
入院
合計
18 年度
20(1)
9(0)
23(11)
5(0) 43(12)
14(0)
57(12)
19 年度
20(0)
9(0)
20(10)
4(1) 40(10)
13(1)
53(11)
20 年度
30(2)
5(0)
14(7)
4(2)
44(9)
9(2)
53(11)
21 年度
15(0)
13(0)
24(6)
5(3)
39(6)
18(3)
57(9)
22 年度
18(1)
11(0)
14(6)
9(5)
32(7)
20(5)
52(12)
23 年度
16(1)
6(0)
12(3)
5(1)
28(4)
11(1)
39(5)
(
)の数字は女性で内数
2
3
平成 23 年度重篤事故の分析
(1)表 3-1からも解るように、就業中の事故の約 60%が、「墜落・転落」であり、
毎年度高い割合で推移しています。
本年度特に目立つのが、「転倒」であり、昨年度の 7%に比して2倍の 14%とな
っています。この場合、不注意によるケースが多数見受けられますので、作業中
などにおいては、細心の注意が必要です。
また、単独での就業のため、事故の目撃者がおらず、原因不明となる事故が発
生しています。できる限り、複数による就業を心掛けましょう。
表3-1 就業中
事故の型
墜落
・
転落
転倒
交通事故
その他
事故の内容
植木剪定、樹木伐採等における墜落・転落
動物保護器設置場所の確認中、足を滑らせ
て水路に転落
鰹の焙乾炉内で鉄製せいろを炉の奥に押し
込む作業中に搬出入口から転落
マンション階段部分を清掃中、階段から転
落
計
階段清掃作業中、転倒
校舎内の施錠確認をしていたところ、更衣
室で躓き転倒
喫煙マナーアップ指導・啓発のため駅周辺
を巡回中、転倒
計
一般道路を走行中に乗用車に追突され、転
倒したトラクターの下敷きになった
計
植木剪定作業が終了したと思われるころ、
仰向けに倒れていた(原因不明)。
草刈作業中にスズメ蜂に襲われ、刺される
伐採作業中、木にぶつかる
リフト用鉄塔解体作業中、鉄塔の下敷きと
なる
U字側溝間の目詰め作業終了後、バックホ
ウに轢かれる
計
合計
事故件数
死亡
入院
合計
8
2
10
0
1
1
1
0
1
0
1
1
9
1
4
0
13
1
1
0
1
1
0
1
3
0
3
1
0
1
1
0
1
1
0
1
0
0
1
1
1
1
1
0
1
1(1)
0
1(1)
3(1)
16(1)
2
6
5(1)
22(1)
(
比率
59%
14%
5%
22%
100%
)の数字は女性で内数
3
(2) 就業途上の重篤事故の女性の事故の比率が高いことは、前述しましたが、表3-
2の交通手段別にみると、自転車での事故が 47%、バイクでの事故が 29%と、自
転車及びバイクの事故を合わせると 80%近い数値となります。
また、必ずしも、本人に責任がある事故と言えない事故もかなりあります。連合
本部及び拠点センターでは、いろいろな交通事故防止のための講習会等を実施され
ています。交通ルールを守ることは勿論ですが、自らの体力、聴力、視力などを過
信することなく、周りに十二分の注意を払うこともまた重要であると思います。
表3-2 就業途上
交通手段
徒歩
事故の場所
道路他
交差点
自転車
道路
交差点
バイク
道路
自動車
道路他
事故の内容
死亡
事故件数
入院
合計
歩行中自動車にはねられる等
2
0
2
計
横断中自動車と衝突
トラックと衝突
横断中自動車と接触・転倒
自ら転倒
横断中自動車と衝突
自転車と接触・転倒
バイクと衝突
タクシーと衝突
計
自動車と衝突
原因不明の転倒
運転ミスによる転落
トラックと接触・転倒
自動車と接触
計
対向車との正面衝突
停めてあった軽トラックの下
に巻き込まれる
計
合計
2
1(1)
0
1
1(1)
1
0
0
1(1)
5(3)
0
1
1
1
0
3
1
0
0
1
0
0
0
1
1
0
3
1(1)
0
0
0
1
2(1)
0
2
1(1)
1
1
1(1)
1
1
1
1(1)
8(3)
1(1)
1
1
1
1
5(1)
1
1
0
1
2
12(3)
比率
12%
47%
29%
0
2
12%
5(1)
17(4)
100%
( )の数字は女性で内数
表4 年齢別状況
年齢
男性
女性
計
比率
60~65 歳 66~70 歳
71~75 歳
76~80 歳 81 歳~
3
16
7
7
1
2
2
1
0
0
5
18
8
7
1
12.8%
46.2%
20.5%
17.9%
2.6%
計
34
5
39
100.0%
年齢別での事故状況は、66 歳から 70 歳が 46.2%と最も多く、次いで、71 歳から 75 歳が
20.5%となっています。
また、同様に男女別に見ても 66 歳から 70 歳の層が最も高い数値となっています。
4
千葉県における安全就業への取り組み
1
公益社団法人千葉県シルバー人材センター連合会の概要
(平成23年3月31日現在)
拠点数
45拠点(平成24年4月1日現在:46拠点)
会員数
25,554人
契約金額
10,669百万円
就業率
82.3%
就業延人員 2,442,883人日
2
シルバー傷害保険による事故発生推移(平成18年~22年)
年度
会員数(人)
就業延人員
(人日)
実事故発生数(件)
就業中
途上
計
18
23,456
2,504,604
97
49
146
0.0000582
19
23,227
2,589,379
115
54
169
0.0000652
(0.0000789)
20
23,647
2,575,938
137
47
184
0.0000714
(0.0000791)
21
25,004
2,465,870
121
44
165
0.0000669
(0.0000731)
22
25,554
2,442,883
89
41
130
0.0000532
(0.0000694)
(
事故者率
)内は全国統計事故者率
傷害事故発生件数は平成20年度が最も多発、その後は減少傾向にあります。また、
事故者率は上表のとおりで、全国統計との比較では、毎年度若干下回っており、各拠点の
活動成果の賜です。重篤事故は、平成19年度から平成22年度までの間、平成 22 年度
を除き毎年発生しており、その内訳は就業中が5件、就業途上が2件で重篤事故防止が最
大の課題となっております。
平成 22 年度事故発生の職種・型別分析では、職種で「除草作業、就業途上、植木・造
園工事、屋内外清掃」等の順で発生している。また、型別では「転倒、墜落・転落、蜂・
虫さされ」等の順。 また、賠償事故では「除草作業中で飛散させた物で損壊」、
「器具・
5
用具を接触させて損壊」等が多く発生しており、屋外作業における安全な就業環境の確保
と、不注意などによる怪我や交通事故及び物損事故を予防する意識啓発等、積極的に取り
組む必要があります。
連合会における平成 23 年度安全・適正就業対策への取り組み
3
安全・適正就業推進事業実施計画
①安全就業理念の周知・徹底を図る
②事故削減目
標:重篤事故はゼロ、その他の事故は対前年比 10%減と定め、その実現を目指すことと
いたしました。
具体的な活動としては、
(1)地域別グループ協議会(6ブロック設定)ごとに連合会の理事・安全委員による
グループ内の巡回指導を実施。内容は安全・適正就業現状把握チェック表に基づく点
検と意見交換及び就業現場視察等実施した。
(2) 安全・適正就業巡回指導
安全・適正就業指導員による巡回を 16 拠点実施した。
(3)安全・適正就業担当者会議の開催(6 月 30 日)
日本赤十字社、全シ協、千葉労働局から講師を招き「シルバー世代の健康と安全」
「適正就業の徹底」「適正就業に向けた見直しについて」などの題目で、講演して
いただき、今後の運営に大いに寄与することとなった。参加者は拠点及び関係者を
含め合計 85 名が参加した。
(4)安全・適正就業推進員研修会の開催(8 月 11 日)
真夏の開催となりましたが、日本赤十字社、JAF から講師を招き「救急法基礎講
習―熱中症、AED」、
「高齢者の交通安全」などの身近なテーマで講演をいただき、
予防措置と万一の事態に備える準備態勢が出来た。参加者は 37 拠点及び関係者を
含め 73 名が参加した。
(5)交通安全運動への参画
千葉県交通安全推進委員会が春夏秋冬に主催する交通安全運動に各拠点が積極的
に参加いただき、就業途上事故防止に努めた。
(6)「安全・適正就業のしおり」冊子第4刷を発行し、各拠点の会員に配布した。
冊子には安全10則・4S を表裏の裏面に、①センターの運営理念と地域社会に
おける役割②センター業務と災害防止③会員の事故とその防止対策
等々(9節
38 ページに安全・適正就業のあり方や事故防止対策などを掲載。
6
(平成 23 年 6 月 30 日開催の「安全・適正就業担当者会議」)
これらの施策を実施した結果、平成23年度の傷害事故発生件数(速報値)は、就業中
の事故が 11 件(9.3%)の減少、就業途上が 15 件(9.2%)の減少で合計 26 件 9.2%の減
少となりました。
また、重篤事故ゼロの目標に対しては、死亡事故 1 件(単車で他の車に接触転倒)、入院
6 ヵ月以上が 1 件(自転車でスリップ転倒)で 2 件の発生で何れも就業帰宅時・途上での発生
事故であり、改めて、就業途上での事故防止に全力で取り組む必要がある。
これらの現状を踏まえ、平成 24 年度の具体的施策は、
(1)地域別グループ協議会ごとに連合会の安全委員を配置し、現場巡視・意見交換等を行う
(2)地域別グループ協議会ごとに安全に特化した会議開催の検討
(3)安全・適正就業巡回指導の実施
(4)安全・適正就業推進員研修会の開催
(5)安全・適正就業対策に関する各種情報の収集・分析、提供
等の施策を実施し、重篤事故ゼロ
を目指します。
千葉県シルバー人材センター連合会様からの報告で
した。詳細にわたるご報告、誠にありがとうございまし
た。
6月号の安全リレーは、静岡県シルバー人材センター
連合会様からの報告を予定しています。
7
平成 24 年度4月事故速報
重
篤
事
故
4月は就業中1件、就業途上4件、合計5件(5月 15 日現在)の重篤事故
報告がありました。
今年度は、昨年度の1件に比して、5件と大幅な増加となっております。
特に目立つのは、就業途上の事故の増加です。昨年度に比して3件の増加
となっています。各センターで「交通安全教室」の開催など、交通安全運動
に取り組んでおられますが、就業途上の事故は、死亡事故に直結しかねない
ため、日頃から注意を怠らないことが肝要です。
今月の増加傾向を翌月に引きずらないために、安全意識を組織を挙げて持
ち続け、重篤事故の撲滅に努めましょう!
4月分
内
就業中
平
・
件数
訳
事故の程度
平成 23 年度同月分
事故の
程度
性別
計
成
24
性別
就業途上
死亡
入院
男性
女性
死
亡
入
院
男
性
女
性
年
度
就業中
1
0
1
1
0
就業中
0
0
0
0
0
就業途上
4
3
1
3
1
就業途上
1
1
0
0
1
計
5
3
2
4
1
計
1
1
0
0
1
4
月
分
8
4月分報告内容
№
1
2
3
4
性
別
等
女
就業途上
68
(死亡)
歳
男
就業途上
80
(死亡)
歳
男
就業途上
82
(入院)
歳
男
就業途上
74
(死亡)
歳
男
就業中
76
(入院)
歳
5
仕事内容等
安
全
帽
安
全
帯
自家用車にて帰宅途中、川に架かる欄干に追突しハンドル
で胸部分を強打した。
病院に搬送されたが当日に死亡した。
―
―
朝早く暗い状況での徒歩による就業途上、足を滑らせ前の
めりで倒れて前頭部を打撲した。その後、脳挫傷にて死亡し
た。
―
老人憩の家の管理業務に就業するため自転車で就業先に
向かう途中、
三叉路において出会い頭に自転車と衝突し転倒
した。
左大腿頸部を骨折し、病院に入院した。
―
公共施設の管理業務終了後、自己所有車にて帰宅途中、運
転中に何らかの原因により道路左側のガードレールに衝突
し左胸部打撲により死亡した。
―
事故の状況
交
通
手
段
自動
車
―
徒
歩
―
自転
車
ゴルフ場の除雪作業で就業中、ホール近くのカート道 ×
から次の作業場所へ移動のため、他の就業会員と共に軽
トラックの荷台に乗っていたところ、後方の車が反転の
ためバックしてきたのでスペースを空けようと思い、す
ぐ近くにいた別の会員がゴルフ場の運転手の許可を得
て、軽トラックを 1.5mほど前進させたところ、本人が荷
台から落下し、アスファルトのカート道路に腰・肩・頭
部を強打し病院に入院した。
―
自動
車
―
―
9
1ヶ月~6ヶ月未満の入院及び後遺障害の事故
4月は、就業中の事故 14 件、就業途上の事故 6 件と、合計 20 件の報告がありまし
た。これは、昨年同月の 3 件に比して約7倍の大幅な増加となっております。
本年度は、昨年度から各月で続いているこの増加傾向を打破するために、事故の撲
滅を目指し、共に安全就業に努めて参りましょう!
平成 24 年度4月報告分
仕事の内容
発生数(件)
男性(件)
女性(件)
平均年齢(歳)
植木・樹木の剪定等
6(0)
6(0)
0(0)
70
就
除草作業
1(0)
1(0)
0(0)
75
業
屋内・屋外清掃作業
3(0)
2(0)
1(0)
68
中
その他
4(3)
2(3)
2(0)
76
14(3)
11(3)
3(0)
72
徒歩
0(0)
0(0)
0(0)
-
自転車
3(0)
1(0)
2(0)
75
バイク
1(0)
1(0)
0(0)
82
自動車
2(0)
1(0)
1(0)
74
計
6(0)
3(0)
3(0)
76
20(3)
14(3)
6(0)
73
計
就
交
業
通
途
手
上
段
合 計
( )は平成 23 年度の発生件数
事故報告書(重篤事故、1ヶ月~6ヶ月未満の入院及び後
遺障害の事故)は、その有無にかかわらず毎月8日までに必ず
提出して下さい。
10
編
集
後
記
私事になりますが、連休最後の日に、不覚にも駅の階段を小走りに降りる
際に右膝を痛めてしまいました。「痛みが膝にあったのに、何故走る必要が
あったのか。足、腰は強いと自負していたのに、老化現象が忍び寄っていた
のか。」など後悔しても後の祭りです。安全担当として、不覚の至りであり、
会員の皆様のご苦労をほんの少しですが、身を持って体験しました。連休明
けに整形外科に行ったのですが、
(これも初めての体験でしたが、)多数のお
年寄りが通院しており、3 時間も待つはめになりました。「若くはないの
だ!」否が応でも、気づきの世界に突入しました。未だ足を引きずっている
状態。残念、無念。日頃から、散歩など少々の運動はしていたつもりですが、
油断大敵とは、このことですね。大いに反省しています。と同時に、安全担
当者として、この経験を生かして(少々大げさですが、)さらなる安全就業
のための啓発活動を推進していきたいと強く思っています。
本年 4 月の重篤事故報告数に唖然としました。さらに 1 月以上 6 カ月未
満等の事故報告数にも。最悪のスタートになりましたが、「4 月だけの一過
性の減少だったよ。杞憂、杞憂!」となるよう、みんなで事故撲滅に向けた
新たな一歩を踏み出しましょう!
(篤 永)
今月は、平成 23 年度の就業中及び就業途上の重篤事故について報告いた
しました。
事故の内訳は、死亡事故 28 件、入院事故 11 件となっています。前年度よ
り 13 件と大幅な減少となりました。この結果は、皆様の1年度間における、
安全就業に対するたゆまぬ努力が実を結んだものであると思います。
しかしながら、今年度は、4月の重篤事故の報告件数が5件であり、昨年
度の1件に比べて5倍の増加となっております。
一方、1ヶ月から6ヶ月未満の入院及び後遺障害の事故の報告件数は、20
件の報告があり、昨年同月の件数に比べて約7倍の増加となっております。
いずれも大幅な件数の増加となっておりますので、これからは、事故の撲
滅に向けて、気を引き締め、安全就業の徹底に努めて参りましょう!
(中
企画管理部研修・支援課長
安全就業推進係長
篤永
中嶋
志朗
修
嶋)
TEL:03(5665)8016(直通)
FAX:03(5665)8021
安全は 一声かける ゆとりから
11
会員の皆様を対象にした「シルバー世代の健康管理」を発刊しております。研
修会や講習会、またはご自宅での健康管理の教本として、ご活用いただければと思
っています。
健康で働く意欲や能力のある会員が増加している反面、会員
の高齢化が進んでいます。身体機能の低下に伴い、事故の増加
も散見されます。センター会員にとって、いつまでも健康では
つらつと就業していただけるよう、そして事故防止につながる
ことを目的に、全シ協では『シルバー世代の健康管理』を作成
しました。
身体機能の低下を知ると共に健康管理を主とし、就業中・就
業途上に万が一けがをした場合などの簡単な応急処置を入れ
た内容で構成しています。研修会・勉強会、または自宅での健
康管理の教材としてご活用ください。
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●A5 判●40 ページ●頒布部数:30 部以上
●主な項目●
(PART1
健康管理編)
(PART2
緊急処置編)
■シルバー世代の健康管理、ここに気をつけて
■緊急事態が起きたときには
○自分の体と心をチェックしておきましょう○無理の
ない運動を取り入れましょう○1日1万歩をめざして
ウォーキング○食生活は摂取カロリー量と栄養バラン
スに気を配って○お酒は楽しく健康的に飲みましょう
○疲れはその日のうちに解消しましょう
○119 番通報/回復体位○「AED」の利用と心臓
マッサージ○止血法○やけどの手当て○熱中症○ハチ
に刺されたとき/植物かぶれ○ぎっくり腰○打撲の
手当て/健康メモを身につけましょう
■生活習慣病・慢性病と上手につき合う
○循環器系疾患の原因となる高血圧をコントロールする
○家庭で血圧を測る習慣を身につけよう○いまからでも
遅くない、禁煙にチャレンジ!○禁煙するための 10 の
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自治医科大学医学部卒業。社団法人地域医療振
興協会地域医療研究所・地域医療研修センター
副センター長。伊東市介護老人保健施設「みは
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12