薬物乱用の恐ろしさ 薬物乱用とは、覚醒剤など法律で禁止されている薬物を 不正に使うことです。 これら薬物は、脳細胞や身体各部に影響を及ぼし、強い 依存性があるため、一度使用するとやめられなくなり、自 分だけでなく、他人に危害をもたらすおそれがある恐ろし いものです。 警察では、薬物事犯で検挙された者や、その家族等の希望に応じて、薬物乱用防 止のための基礎的な知識や相談先等を記載した資料を配布し、薬物再乱用防止に関 する情報提供等の取組みをしています。 警察本部組織犯罪対策課 最寄りの警察署 刑事課 ■ 薬物情勢について 平成 28 年中、県内においては薬物事犯で 121 人を検挙しました。その内訳は覚醒剤 104 人、大麻 11 人、麻薬3人、向精神薬2人、危険ドラッグ1人で、覚醒剤事犯が約9 割を占めています。 検挙状況 全薬物検挙人員 130124 131 120 128 115 覚醒剤検挙人員 124 110 94 平成23年 平成24年 平成25年 平成26年 104 平成27年 121 104 平成28年 ■ 覚醒剤事犯における再犯状況について 平成 28 年中、覚醒剤事犯で、検挙した 104 人のうち、約7割にあたる 70 人が再犯者 です。 再犯状況 初犯 40 1回 2回 3回 4回 5回以上 36 33 35 30 28 30 25 24 25 34 32 22 20 20 22 22 17 14 15 24 2120 10 21 19 16 16 1515 13 13 21 12 16 15 10 7 4 3 5 9 6 6 0 平成23年 平成24年 平成25年 平成26年 平成27年 平成28年 ■ 覚醒剤事犯の年齢別検挙状況について 平成 28 年中、覚醒剤で検挙した 104 人を年齢別にみると、約7割にあたる 69 人が 40 歳以上の者となっています。 年齢別検挙状況 少年 45 41 40 20歳代 30歳代 36 50歳以上 42 40 40 39 36 33 35 40歳代 34 32 30 30 42 34 27 26 24 25 20 15 10 10 5 17 16 13 15 14 3 0 0 0 平成23年 平成24年 平成25年 9 5 1 2 平成27年 平成28年 0 平成26年 ■ 薬物の密売について 覚醒剤の密売は、暴力団等の密売組織が深く関与しており、多くの末端乱用者は、主 に携帯電話で密売組織と連絡をとり、夜間帯に郊外において取引を行っています。 ■ 危険ドラッグについて 危険ドラッグを使用すると、意識障害、けいれん、呼吸困難等を起こして、死亡した り、重体に陥る事件や、重大な交通事故を引き起こすこともあります。 これら商品は、そのほとんどが違法で、 「ハーブ」 「お香」 「バスソルト」 「アロマ」な どと使用目的を偽装して販売されています。体への影響は、麻薬や覚醒剤と同じか、そ れ以上の未知の薬物で大変危険です。 危険ドラッグは、 「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法 律(旧名称:薬事法) 」に加え、 「愛媛県薬物の濫用の防止に関する条例」でも規制され、 違反した場合には罰則が科されます。 平成 28 年中、県内では危険ドラッグの所持で1人を検挙しました。 愛媛県警察では、この危険ドラッグについて 「買わない」 「持たない」 「使わない」 の危険ドラッグ3ない運動を推進中です。 違法薬物が検出された危険ドラッグの例 危険ドラッグ3ない運動推進中 買わない! 持たない! 使わない!
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