ごちそうさま 6月号 今月の旬な素材 「冬瓜」(とうがん) NO,92 発行 埼玉協同病院 食養科 2013/6/1 ○調理のヒント 季節の食材を使ったメニュー 「冬瓜のくず煮」材料4人分 ●冬瓜 300g ●油揚げ 1枚 ●みつば 適量 ●片栗粉 適量 ●出汁 350cc ●塩 ふたつまみ(約1,5g)●酒 大さじ1杯 ●淡口醤油 大さじ1杯 ●みりん 小さじ2杯 作りかた 1.冬瓜は種をとって皮を剥き、拍子切りにして下茹でする。 油揚げとみつばは食べやすい大きさに切る。 2.鍋に冬瓜を入れて出汁で煮る。冬瓜に火が通ったら 油揚げと調味料を加え、水溶き片栗粉で軽くとろみを つける。 3.器に盛り付けて、切ったみつばを上に飾って出来上がり。 縦に2つに切り、種をくりぬいて皮をむき、下茹でしてから調理します。油通しすると 煮崩れしにくくなります。あっさりとしていて、冬瓜自体にあまり味がないので、エビ や鶏肉などと一緒に、出汁を利かせて薄味に調味すると美味しく食べられます。下茹でして 密封容器に入れて冷蔵庫に保管しておけば、汁物の具としてすぐに使えて便利です。 ★淡口醤油が無い時は、濃口醤油でも作れます、その場合 塩の量で味を調えて下さい。桜エビを(約10g)加えれば 風味豊かな味が楽しめます。冬瓜の代わりに大根でも作れます。 ○栄養 冬瓜は、95パーセント以上が水分で、低カロリーの食材なので、ダイエット にも向いています。利尿効果があるので、昔から「むくみ」とりに用いられて きました。ビタミンCが豊富なので、風邪などの予防に効果があります。 ○目利き・保存 白い粉が均一に覆っているものが完熟しているものです。表面にしわが無く、 ズッシリと重いものを選びましょう。丸いものや、長いものがありますが味は 変わりません。貯蔵性の高い野菜なので丸ごと風通しの良い冷暗所に置けば、 名前の由来通り、冬まで保存可能です。切ったものはラップに包んで冷蔵庫に 入れましょう。 行事食のご案内 ◇6月16日 「父の日」 担当 高橋 親子丼(鮭・いくら) 冬瓜のくず煮 マンゴーゼリー ◇7月7日 「七夕」 担当 村松 そうめん 天ぷら 酢の物 ハイビスカスゼリー 特別食 ・普段とは少し違うお食事をお楽しみください。 ◇6月 11日 「ヒレカツ」 担当 村松 ◇7月 日 「冷やし中華」 担当 原田 ☆食養科ってどんなところ?☆ ~食札のお話~ 提供されるお食事と共に、お名前が記載された食札(しょくさつ)が一緒に配膳されます。 お名前のすぐ下には食事の種類と一日の塩分量、おかずの固さ、常、軟、分、刻み、ミキサー 等に分かれて記載されます。塩分量は主に6gと10gに分かれています。病院の献立は 6gを基本に構成され、10gの方には朝食に梅干が付いたり夕食に汁物を付ける事で必要 塩分量を確保しています。その欄の下には主食の量が表示されています。「エネコン」とは エネルギーコントロール食の略です、基本的に全ての患者様の食事が病態に合わせて コントロールされています。食札は管理栄養士が患者様の情報を確認する大事なものなのです。 ぷち★コラム ~食中毒に注意~ 6月に入り、日ごとに暖かさが増す今日この頃、多くなるのが食中毒です。少し前に 猛威を振るったノロウイルスや、病原性大腸菌Oー157など食中毒にはたくさんの種類が あり、しかも我々人間の目には見えません。そこで今回は食中毒予防の3原則を紹介します。 1、細菌を付けない・・清潔な調理道具で料理を行い、食品に細菌を付着させない。 2、細菌を増やさない・・出来上がった料理は早めに食べ、残り物などはすぐに冷蔵庫にしまう。 3、細菌をやっつける・・充分な加熱を行い、食品に付着している細菌を無くす。 これが3原則ですが、体調が悪いと抵抗力が落ちて、少ない菌でも症状がでてしまう事が あります。これから来る熱い夏に向けて体調管理も万全にしておきたいですね。 食養科ホームペーシ毎月更新中!人気レシピものっています!! http://www.kyoudou-hp.com/ 裏面に患者様からのお手紙が載っているのでご覧ください。 5月14日 「特別食」 「つけ麺」 5月14日「特別食」 「サーモンステーキ」 5月12日 「母の日」 「ラズベリーのジュレ」 C3 産婦人科 「お祝い膳」
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