栄養科ニュース No2

栄養科ニュース No2
2016年6月発行
診療報酬の一部改訂がありましたのでお知らせです。
特別食(2016.6月改定)
メモ
●腎臓食
心臓病、妊娠高血圧症候群に対し減塩療法
・心臓病(塩分6g未満)
を行う場合は腎臓病食に準じて取り扱うことが
・妊娠高血圧症候群(塩分6g未満)できる。
▲※高血圧に対しての減塩は(特別食対象外)
●肝臓食
(胆石症および胆嚢炎による閉鎖性黄疸も含む)
●糖尿食
糖尿病診断基準に準じる
●胃潰瘍食
・十二指腸潰瘍食
・クローン病食
・潰瘍性大腸炎食
侵襲の大きな消化管手術の術後において
胃潰瘍食に準じる食事を提供する場合
クローン病、潰瘍性大腸炎により腸管の機能
が低下している患者に対する低残渣食
●貧血食
血中ヘモグロビン濃度が10g/dl未満でその原因
が鉄分の欠乏に由来するもの
●膵臓食
●脂質異常症食
・高度肥満症食
●痛風食
空腹時血糖状態においてLDL140以上又は
HDL40未満もしくはTG150mg/dl以上
高度肥満症(肥満度が+70%以上又はBMI35↑)
●フェニールケトン尿症食
●てんかん食
難治性てんかん等の患者に対する治療食
※個別・集団栄養指導料「特別食」に追加
●楓糖尿症食
●ホモシスチン尿症食
●ガラクトース血症食及び治療乳
●特別な場合の検査食
・大腸検査食
●無菌食
潜血食
大腸X線検査・大腸内視鏡検査のために
特に残渣の少ない調理済み食品を使用した
場合は、『特別な場合の検査』として扱って
良い
無菌治療室管理加算を算定している患者
※特別食は1食76円(3食=228円)
特別食は1食76円3食を限度として加算される。2014年は特
食比率35%位でしたが、2016年4月は39%と特別食の増加が
ありました、病名を確認し、ご指示をお願いいたします。また、
栄養指導の対象ともなります。
▲※高血圧食は特別食ではないが栄養指導の算定可。
お知らせ ※新たに、低栄養、がん、嚥下障害等の栄養指導も算定対象となりました。
必要時ご指示をお願いいたします。
※お問い合わせは栄養科までお寄せ下さい。
栄養管理室内線3161、給食管理室3160