実施報告書 平成25年度青少年赤十字(高等学校) リーダーシップトレーニングセンター 日 程 平成 25 年 8 月 9 日(金)∼12 日(月) 会 場 岡山県青少年教育センター「閑谷学校」 報告書作成:日本赤十字社鳥取県支部 1 実施概要 〔目 的〕 青少年赤十字メンバー相互の親睦を図り、赤十字精神を養い、青少年赤十 字の実践を通して諸技能を習得し、集団生活の体験を通じて、自主性と協 調性並びに指導性を養い、学校や地域の中で自ら行動できるリーダーの育 成を目指すことを目的に岡山県と合同で開催しました。 〔日 程〕 平成 25 年 8 月 9 日(金)∼12 日(月) 3泊4日 往路 8/9(金)7:30 米子駅前出発 ⇒ 10:05 会場到着 復路 8/12(月)14:10 会場出発 ⇒ 16:50 米子駅前到着・解散 〔会 場〕 岡山県青少年教育センター「閑谷学園」 〔主 催〕 鳥取県青少年赤十字指導者協議会、岡山県青少年赤十字指導者協議会 日本赤十字社鳥取県支部、日本赤十字社岡山県支部 〔後 援〕 鳥取県教育委員会、岡山県教育委員会 〔参加者〕 51名 内訳) 鳥取県メンバー 岡山県メンバー 鳥取県青少年赤十字指導者 岡山県青少年赤十字指導者 指導スタッフ・赤十字奉仕団 日本赤十字社鳥取県支部 日本赤十字社岡山県支部 (岡山県備前市閑谷 784) 7名(うち1名初日のみ) 23名 1名 9名 6名 2名 3名 〔スケジュール〕 8 月 9 日(金) 8 月 10 日(土) 8 月 11 日(日) 8 月 12 日(月) 6:00 起床 起床 起床 6:40 朝のつどい 朝のつどい 朝のつどい 清掃 清掃 清掃 朝食 朝食 朝食 先見 先見 先見 リーダーシップに 赤十字活動について ワークショップ 7:30 米子駅前集合・出発 9:00 ついて 10:00 グループワーク (KJ法) 11:00 開会式 V・Sタイム V・Sタイム ホームルーム 昼食 昼食 昼食 昼食 ホームルーム 健康安全プログラム 12:00 13:00 (応急手当を学ぶ) 14:00 閉会式 フィールドワーク お別れ会 (野外活動) 15:00 アイスブレイク 国際理解・親善 (トピックアルバム 16:00 赤十字と 17:00 作り) 青少年赤十字につい 米子駅前到着・解散 て 18:00 夕べのつどい 夕べのつどい 夕べのつどい 夕食 夕食 夕食 ボランタリー・サー グループワーク ホームルーム ビス(V・S)につ (貿易ゲーム) キャンプファイヤー 19:00 20:00 いて 21:00 22:00 ホームルーム ホームルーム 入浴 入浴 入浴 就寝 就寝 就寝 2 実施内容 初日(8/9(金)) 〔開講式〕 岡山県メンバーにより進行 岡山県指導者協議会長、岡山県支部事業推進課長、閑谷学校代表者、岡山県高等学校青 少年赤十字協議会代表者の順に挨拶がありました。 会場の様子(「ちかい」の言葉、 「青少年赤十字の歌」斉唱) 武久 日本赤十字社岡山県支部事業推進課長 砂川 岡山県指導者協議会会長(岡山県立岡山工業高等学校長) 岡山県高等学校青少年赤十字協議会代表者 〔オリエンテーション〕 岡山県高等学校青少年赤十字協議会役員(以下「役員」という)よりトレーニングセン ターにおける留意事項の説明や旗の掲揚方法などのレクチャーがあった。 留意事項の説明 旗のたたみ方の講習 「ごはんの歌」の練習 〔ホームルーム(HR)〕 ○HRについて 基本的にHRの時間は、1日の終わりに用意されており、その日の反省や感想、翌日の 目標を話し合います。この度のトレーニングセンターでは、4つのグループ(HR)に分 けました。 この写真は、開講式後初めて行った HRで、主に自己紹介を行いました。 ○各HRメンバー(「 A HR「スネオ」 C HR「鬼退治」 」カッコ内は、各HRメンバーが考えたHRの愛称) B HR「レジェンドハヤブサ」 D HR「DYN」 〔アイスブレイイキング〕 初めて会うメンバーが多かったのでレクリエーションを行い、個々の緊張感を取り除き ました。 イス取りゲームの要領でペアを作り自己紹介を行った。 6 人のグループに分かれ、五十音のカードを用いて、時間 内にいくつの単語ができるか競った。 〔セルフスタディ(SS)〕 「セルフスタディ」とは、自分から進んで楽しみながら学ぶことです。 今回のトレーニングセンターでは、 『赤十字の生い立ちについて』と題し、赤十字や青少 年赤十字の誕生、赤十字七原則などを学びました。 講師:岡山県メンバー(役員) 〔夕べのつどい〕 つどいの広場に集まり、青少年赤十字旗など 降納や諸連絡、簡単なレクリエーシションを 行いました。 〔ボランタリーサービス(VS)〕 ボランタリーサービス(VS)とは、「自ら進んで奉仕する」という意味です。 トレーニングセンターでは、メンバー自身がその必要性(ニーズ)に気づき、 「VSカー ド」を用いて対処方法を考え、作業(奉仕)を実行します。 初回のボランタリーサービスでは、役員がこれらの説明をし、 「VSカード」の作成方法 などをレクチャーしました。 〔ホームルーム(HR)〕 2日目(8/10(金)) 〔朝のつどい〕 つどいの広場に集まり、青少年赤十字旗などを昇降しました。 また、ラジオ体操で眠っていた体を起し、今日一日のプログラムが活発なものになるよ うにしました。 〔講習 リーダーシィップ〕 メンバー自身が思うリーダーについて個々に考え、HRのメンバーと共有しました。 また、各HRに分かれ「アンリー塔」ゲームを行い、グループ内での役割をみつけてい きました。 必要なときに必要な情報を発言できるように、ゲームの中 で学習した。 〔講習 レクリエーション〕 片山安基夫 岡山市立岡輝中学校長(JRC加盟校)を講師に、研修会等の今後の活動 で使えるレクリエーションを学びました。 ねこ・ねずみゲーム 講師の片山校長 はいはいゲーム 花火のマネ 〔健康安全プログラム〕 救急法指導員(岡山県支部職員)により止血や三角巾を用いた包帯のやり方を学びま した。 ←講師の鈴木主事(右) と大山主査(左) 救護者 1 名の際の搬送 → ↓ 三角巾を用いた包帯法 左)膝、 右)頭部 〔グループワーク 貿易ゲーム〕 南北問題(先進国と発展途上国の格差)に理解を深めるためのゲームをやりました。 各グループにお金や道具(はさみ・定規など)を不平等に配付し、紙で作った「製品」 をマーケットで売り、輸出入(貿易)に見立てて進行されました。 宇宙から見た夜の地球 北半球の方が明るいことがわかる 決められた図形(製品)を作製中 製品を作る道具を借りるため、他のグループと交渉中。 金銭による借用や物々交換などの方法で交渉が進めら れた。 ↑ 作った商品はマーケットに売って、お金をもらう ゲーム終了後は、振り返りを行い、メンバー間で共有した。→ 〔ボランタリーサービス(VS)〕 「VSカード」を作成した。 〔夕べのつどい〕 〔グループワーク 国際理解・親善〕 各HRに各種災害の写真を配付し、 どのような災害で、どのような支援が 必要かメンバー間で協議しました。 指導者の先生も参加 各HRで話し合った内容を発表し、 メンバー間で共有した。 〔ホームルーム(HR)〕 3日目(8/11(日)) 〔朝のつどい〕 〔先 見〕 いつも先のことを考えて余裕を持って行動できるために設けられる時間です。 各メンバーが何を学び、どのように行動するかを自分自身で考え、準備することをねら いとして設けられています。 〔講習 赤十字活動について〕 今回のトレーニングセンターでは血液事業について学習しました。 講師の廣江係長(岡山県赤十字血液センター推進課) 献血された血液が患者様のところに届くまでを動画を交えて 説明していただき、血液事業の現状について学んだ。 〔グループワーク KJ法〕 テーマを「JRCだからこそできること」 とし、各HRで話し合いを行い、出た意見 をカードに記載しました。 また、その意見(カード)を模造紙に貼 付し、関連するグループに分け、見出しを つけました。 話し合いで出た意見をカードに記載し、 グールプにまとめた。 ↓ → 話し合いのルール、 各HRで話し合ったことを発表した 〔ボランタリーサービス(VS)〕 2日目に作成した「VSカード」の内容を実行しました。 同じような内容を記載したメンバーをグループに分け、VS活動を実施しました。 ↑ ポスターを作成するメンバー 作製したポスターは掲示板でメンバーに周知 〔フィールドワーク〕 HRごとにハイキングをし、その途中で設けられた関門をメンバーで協力して課題 を解き進め、メンバー間の絆を深めました。 トレーニングセンターで学習した内容などが課題 として使用された。 (写真は「包帯法」) 見晴台(最高地点)で記念撮影 〔夕べのつどい〕 夕立が降り、屋内で行いました。 キャンプファイヤーでの歌も練習 〔ホームルーム(HR)〕 今の気持ちを俳句に読むメンバー 〔キャンプファイヤー〕 心配していた雨もあがり、屋外でキャンプファイヤーを行うことができました。 ↑ 女神と営火長の入場 ↓ 参加者全員でのホークダンス 各HRが、レクリーエンションの時間に学んだことを 取り入れたスタンツ(寸劇)を行いました。 最終日(8/12(月)) 〔朝のつどい〕 〔先 見〕 〔ワークショップ〕 トレーニングセンターで学んだことを今後の生活に活かすために具体的な実行案を作成 しました。今回は、HRごとに架空の町で起きた悪いことを見つけ、メンバーが改善・解 決策を考え、5W1H*で実行案を作成しました。 * What(何をするか)、When(いつするか)、Where(どこでするか)、 Who(誰がするのか)、Why(なぜするのか)、How(どのようにするか) HRメンバーとの話し合い 個々で改善等に係る実行案作成 役員(左)が個別相談 〔閉講式〕 岡山県青少年赤十字指導者協議会長、日本赤十字社鳥取県支部総務課長、岡山県高等学 校青少年赤十字協議会副会長、閑谷学校代表者、参加者代表の順で挨拶を行い、その後、 修了証が授与された。 岡山県高等学校青少年赤十字協議会副会長 修了証が岡山県青少年赤十字指導者協議会長より 各参加校の代表者に授与された。 参加者代表挨拶 鳥取県立境港総合技術高校 大森瑞樹さん 最後は全員で握手
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