F-4 車載LANの技術動向と計測ソリューション アプリケーション・エンジニア パワー・エレクトロニクス、 車載インタフェース担当 宮崎 強 TIF2015 テクトロニクス/ケースレー イノベーション・フォーラム 本日の内容 高度化するカー・エレクトロニクスの技術動向 CANの概要と解析ソリューション MOSTの概要と測定ソリューション BroadR-Reachの概要と測定ソリューション MicroSecond Channel の概要と評価ソリューション SENT Interfaceの概要と評価ソリューション 2 TIF2015 テクトロニクス/ケースレー イノベーション・フォーラム 1.ますます高度化するカー・エレクトロニクス WiFi通信の解析 ECU内部のタイ ミング検証 フローティング測定 非接触充電 高速シリアル信号 の解析 CAN/LINバス信号の デコード&解析 デジタル・アンプ の解析 燃焼・点火波形解析 MPEG-TSの記録&再生 HIDバラスト回路 の解析 ISDB-T RF信号発生 PWM信号源 インバータ回路 の解析 モータのインダクタンスの 解析 3 TIF2015 テクトロニクス/ケースレー イノベーション・フォーラム FPGAのIPデバッグ イモビライザの 解析 TPMSの解析 技術的チャレンジ エコロジー 燃費改善 排気ガス規制 エンジン効率改善 Honda NightVision System 非接触充電 ハイブリッド車 つながる車 VICS ITS ETC カー・シアター EPS 電気自動車 燃料電池車 自動運転システム テレマティックス、WiFi より快適・便利に ITS: Intelligent Transportation System 4 TIF2015 テクトロニクス/ケースレー イノベーション・フォーラム TPMS 衝突回避支援 キーレス・エントリ 盗難防止 センサ AFS 画像処理 安全自動車 安全走行支援 より安全に アクティブ・セイフティ ~ぶつからないクルマ~ 統合システム ⁻ X-by-Wire ⁻ ⁻ ⁻ ⁻ Throttle by wire Steering by wire Brake by wire Shift by wire ⁻ 電子の眼 ⁻ 電子ビジョン・システム ⁻ 一台あたり10個のイメージ・センサ ⁻ CCD ⁻ CMOS image sensor ⁻ Infra-red sensor ⁻ 画像解析手法 ⁻ 追突防止用レーダ ⁻ ミリ波レーダ ⁻ レーザ・レーダ 5 TIF2015 テクトロニクス/ケースレー イノベーション・フォーラム 電子の眼-1 アプリケーション別検出エリア Cross Traffic Monitor Lane Change Support Precrach Sensor Stop & Go Night Vision Front Seat Monitor Lane Keeping Source: OMRON 6 Parking Assist TIF2015 テクトロニクス/ケースレー イノベーション・フォーラム Rear View Monitor 電子の眼-2 赤外線センサによる悪天候時の歩行者検出 ダイナミック・レンジの広いイメージ・センサ Digital CCD camera, 1280x960 pixels, auto-mode 7 TIF2015 テクトロニクス/ケースレー イノベーション・フォーラム Source: http://www.honda.co.jp/news/2004/4 040824a.html HDRC® 4PC, 512x256 pixels, 30 frames/s Source: http://www.imschips.de/content/pdftext/HDRC_ Imager_Camera_Feature3.pdf 電子の眼-3 車線検出 Left view Image processed Source: Toshiba Co., Ltd. 8 TIF2015 テクトロニクス/ケースレー イノベーション・フォーラム Right view Differentiation 制御データの共有化と “ぶつからない車” の実現 画像処理 Throttle-by-wire ダッシュボード制御 吸気流量 エンジン回転数 スロットル開度 エンジン温度 故障診断情報 故障診断情報 エンジン回転数 車速 ギヤ・ポジション スロットル開度 油温 油圧 トランスミッション制御 9 TIF2015 テクトロニクス/ケースレー イノベーション・フォーラム ブレーキ制御 FlexRay MicroSecond Channel Shift-by-wire Brake-by-wire 走行距離 時計 燃料残量 エンジン温度 車速 エンジン回転数 エンジン制御 空燃費 イメージ・センサ (ABS) ギヤ・ポジション 車速 診断情報 車輪速 共有制御データ BroadR-Reach CAN通信 車速 操舵角 SENT 診断情報 モータ回転数/位置 操舵速度 ステアリング制御 Steering-by-wire Tektronix のオートモーティブ・サポート エコロジー パワー解析 燃費改善 排気ガス規制 エンジン効率改善 ITS デジタル放送 電気自動車 自動運転システム VICS ETC カー・シアター テレマティックス、WiFi より快適・便利に 10 EPS TIF2015 テクトロニクス/ケースレー イノベーション・フォーラム ノイズ解析 LAN ハイブリッド車 つながる車 パワーアナライザ 電力効率測定 非接触充電 テスト信号源 WiFi 通信 CAN/LIN/FlexRay タイミング& プロトコル解析 TPMS 衝突回避支援 キーレス・エントリ 盗難防止 BroadR Reach、MOST MicroSecond Channel センサ AFS 画像処理 ロジック解析 安全自動車 安全走行支援 より安全に 2. CAN (Controller Area Network)の概要 自動車、産業機器の自動化、医療機器内のシステム 間通信で使用 シリアル、アシンクロナス、マルチマスタ通信 ⁻エラー検出やエラー・ハンドリングに優れている ⁻“メッセージ“はネットワーク上の全てのノードに送出される 接続は、シングル・ワイヤ、デュアル・ワイヤ、フォルト・ トレラントのいずれか データ・レート: Tx CAN Controller 10kbps~ 1 Mbps 11 TIF2015 テクトロニクス/ケースレー イノベーション・フォーラム Rx CAN_H Rx CAN_L CAN 物理層 Tx Electronic Control Unit High Speed CANのシグナリングと接続 High Speed CANの信号と接続 ⁻ High Speed CAN: 125kbps~1Mbps ⁻ (Low Speed CAN: 10kbos~125kbps) ⁻ 1から0に遷移するエッジで同期される (リセッシブからドミナントへの遷移で同期) ⁻ 5ビット以上0が続く、または1が続く場合は、 6ビットめに反転ビットが挿入される (ビット・スタフィング) ⁻ MSB First ECU 1 12 TIF2015 テクトロニクス/ケースレー イノベーション・フォーラム ECU n 参考:CAN の データ・フレーム・フォーマット • CAN 2.0A Standard Frame CRC Field 0 -8 bytes 15-bit CRC DEL DEL DLC ACK Field ACK R0 IDE RTR SOF 11 Bit Identifier Control Data Field Field IFS Arbitration Field Data Frame EOF 7 3 • CAN 2.0B Extended Frame Data Frame Arbitration Field TIF2015 テクトロニクス/ケースレー イノベーション・フォーラム bytes 15-bit CRC DEL DEL 13 DLC 0 -8 CRC Field ACK Field ACK SOF – Start of Frame SRR – Substitute Remote Request IDE – Identifier Extension RTR – Remote Transmission Request IDE – Identifier Extension R0 – Reserved bit DLC – Data Length Count CRC – Cyclic Redundancy Count ACK – Acknowledgement bit R0 18 bit Identifier R1 RTR IDE SRR SOF 11 Bit Identifier Data Field EOF 7 IFS Control Field 3 Extended Frame : IDE=1 Extended Data Frame : RTR=1 Extended Remote Frame : RTR=0 CANの構成例 ECU1 エンジン ECU3 ABS CAN 1 パワー・トレイン ECU2 AT ECU4 Gateway Gateway ECU ルーフ ボディ ECU ドア ECU シート センサ Gateway LIN LIN ECU1 CAN 2 ECU CAN 3 Gateway CAN 4 14 TIF2015 テクトロニクス/ケースレー イノベーション・フォーラム CANの基本概念 データ・フレーム (DF) ⁻ トランスミッタからレシーバにデータを伝送 ECU1 ECU2 リモート・フレーム (RF) ID+Data CAN ⁻ ネットワーク上のノードに対するデータの要求 エラー・フレーム (EF) ⁻ エラー検出時にノードが送信 オーバロード・フレーム (OF) Ack ECU3 ⁻ CANコントローラが前回のメッセージの処理を まだ完了していないときに次のメッセージの 開始を遅延させる ECU4 バス・アービトレーション(調停) ECU1 ECU2 ID+Data ID+Data ECU3 CAN ECU4 優先度の高い ID の ECU のみ送信を継続 CSMA/CA (Carrier Sense Multiple Access with Collision Avoidance)方式 15 TIF2015 テクトロニクス/ケースレー イノベーション・フォーラム MSO4000BシリーズによるCANバスの解析 (拡張モジュール:DPO4AUTOMAX) 入力の設定および閾値とビットレートの設定 16 TIF2015 テクトロニクス/ケースレー イノベーション・フォーラム MSO4000BシリーズによるCANバスの解析 IDによるトリガの設定 17 TIF2015 テクトロニクス/ケースレー イノベーション・フォーラム MSO4000BシリーズによるCANバスの解析 イベント・テーブル表示 18 TIF2015 テクトロニクス/ケースレー イノベーション・フォーラム MSO5000BシリーズのSR-AUTOによる バス解析 バス・デコード設定 19 TIF2015 テクトロニクス/ケースレー イノベーション・フォーラム MSO5000シリーズのSR-AUTOによるバス解析 CANバスによるトリガ設定 20 TIF2015 テクトロニクス/ケースレー イノベーション・フォーラム MSO5000シリーズのSR-AUTOによるバス解析 CANバスのデコード結果のイベント・テーブル表示 21 TIF2015 テクトロニクス/ケースレー イノベーション・フォーラム MSO5000シリーズのSearch & Markによる解析 CANバスの特定イベントを検索 22 TIF2015 テクトロニクス/ケースレー イノベーション・フォーラム ロング・メモリを自由自在に観測、検証! Wave Inspector 膨大な波形データから注目すべき特定のイベントを 探すのに時間がかかりすぎる 20,000画面あると1画面2秒でも40,000秒かかる 解決 Wave Inspector はオシロスコープにおける検索エンジン 画期的な操作パネル ⁻ ⁻ ⁻ ⁻ ⁻ ⁻ Zoom Pan Play / Pause Markのセット/クリア マーカ間の自由な移動 サーチ機能とトリガの融合 アナログ感覚の外側ノブ ⁻ ⁻ 速く回すと速く動き 反対に回すと逆方向に移動するか、 スピードダウン ⁻ かつてない直感操作 23 TIF2015 テクトロニクス/ケースレー イノベーション・フォーラム Wave Inspector の強力なサーチ機能 エッジ パルス幅 ロジック 24 セットアップ・タイム& ホールド・タイム違反 ラント 立上り/立下り時間 I2C スタート、繰り返しスタート、ストップ、Missing Ack、アドレス、データ、 アドレスとデータ SPI SS Active、MOSI、MISO、MOSI & MISO CAN フレームの開始、フレームのタイプ(データ、リモート、エラー、オーバ ロード)、識別子(標準または拡張)、データ、識別子とデータ、EOF、 Missing Ack TIF2015 テクトロニクス/ケースレー イノベーション・フォーラム 3. MOST ADAS※のための通信 娯楽用マルチメディア 他の車載通信バス(CAN 、FlexRay等) とデータ共有 ※ ADAS:Active Driver Assistance Systems 25 TIF2015 テクトロニクス/ケースレー イノベーション・フォーラム Source: www.mostcooperation.com MOST のネットワーク・ダイアグラムとテスト・ポイント MOST50 テスト・ポイント フィルタ および アイソレー ション・トラン ス MOST50 トランスミッタ SP1E アイソレー ション・トラン スおよび フィルタ Twisted Pair wire SP2E SP3E MOST150 テスト・ポイント Optical Cable 26 TIF2015 テクトロニクス/ケースレー イノベーション・フォーラム MOST50 レシーバ SP4E MOST 物理層の評価項目 MOSTの評価項目 ⁻ タイミング、ジッタ、 アイ・ダイアグラム・マスクテスト、 BER、レシーバ耐性 27 TIF2015 テクトロニクス/ケースレー イノベーション・フォーラム テクトロニクスの MOST テスト・ソリューション MOST Essentials MOST Essentials (Opt.MOST) ⁻ MOSTテストのためのDPOJET用セットアップ・ライブラリ (DPOJET: ジッタ・アンド・アイ・ダイアグラム解析ソフトウェア) ⁻ MOST50 および MOST150 の規格適合性テストおよびデバッグ用ソフトウェア 特長 ⁻ ⁻ ⁻ ⁻ ⁻ コンプライアンス・テストとデバッグをシームレスに実行可能 AWG任意波形ジェネレータはMOSTコンソーシアムで認証されている唯一の信号発生器 MOST150およびMOST50の規格試験を100%カバーし、さらに追加的試験もサポート Pass/Fail、マージン、アイ・ダイアグラム、波形画面イメージを含むレポートを自動生成 MOST50、MOST150はそれぞれ350MHz、1GHz以上のオシロスコープでサポートのた め、コストを抑えた測定 MOSTのUIと必要なオシロスコープの周波数帯域 28 MOST Essentials (Opt.MOST )による 測定結果レポート Pass/Fail の一覧 MOST150 のOvershoot ,Undershoot測定、 Pass/Fail判定をオシロ画面イメージと共に レポート マージン、アイ・ダイアグラム・TIEタイム・トレンド 29 TIF2015 テクトロニクス/ケースレー イノベーション・フォーラム 参考:MOST 規格適合性テスト用推奨構成 オシロスコープ MOST50: DPO/MSO5034B型以上のWindows7搭載オシロスコープ MOST150:DPO/MSO5104B型以上のWindows7搭載オシロスコープ 最小必要帯域は MOST50:350MHz, MOST150:1GHz. P6248型差動プローブ ×1本 (MOST50 および MOST150) プローブ (オシロスコープに応じてTPA-BNCアダタプタまたはTCA-BNCアダプタが必要) Graviton O/E プローブ ×1本 およびoptical 80/20 POF 1mm Splitter (http://www.graviton.co.jp/english/products/optical/oe_products/spd-2/spd2_e.html.) . ソフトウェア Opt.MOST - MOST Essentials Electrical Compliance and Debug Test Solution for MOST50 and MOST150 (requires DJA). (Windows7搭載オシロスコープ用ファームウェア v6.4.0以上が必要) フィクスチャ 信号発生器 30 Option DJA (DPOPJET: Advanced Jitter & Eye Diagram Analysis Software) v3.6.0 build 32 以上 AWG7122C型任意波形ジェネレータ用 MOST co-operation official compliance patterns (www.mostcooperation.com). 不要 AWG7122C/ AWG610 型任意波形ジェネレータ用 AWG-to-ePHY アダプタ (SMSC EB0803PCB2A), SMA アダプタ ([email protected] (No Weblink available) TIF2015 テクトロニクス/ケースレー イノベーション・フォーラム 4. BroadR-Reach(ブローダ・リーチ) 娯楽システム 360° カメラ・システム 31 TIF2015 テクトロニクス/ケースレー イノベーション・フォーラム オン・ボード・ダイアグ BroadR-Reach技術の概要 BroadR-Reach™ は Broadcom® 社のイーサネット・ベース によるポイント・ツー・ポイント通信の物理層 ⁻ OPEN Alliance SIGが推進している OPEN: One-pair Ethernet 1-pair UTPケーブル(Unshielded Twist Pair Cable)使用 BroadR-Reach 物理層 (PHY) のトランシーバはMII (IEEE Standard 802.3-2012 Clause 22 )による MAC(media access controller )をサポートしている 1対のツイスト・ペア・ケーブルで100Mbpsの通信 IEEE Standard 802.3-2012 によってBroadR-Reach Physical Coding Sub-layer (PCS) および BroadR-Reach Physical Media Attachment sub-layer (PMA)が規定され ている ※ BroadR Reach は車載用イーサネットの物理層の規格なのに対し、 Ethernet AVB (IEEE802.1 Audio/Video Bridging)はデータリンク層の規格で、 AVnu Allianceが推進している。(リアルタイム性の向上とフェイルセーフの確保) 32 TIF2015 テクトロニクス/ケースレー イノベーション・フォーラム 1ペアのUTPケーブルで100Mbpsの通信 標準のIEEE 802.3 100Mbps MACインタフェース Source: Broadcom 33 TIF2015 テクトロニクス/ケースレー イノベーション・フォーラム 標準のIEEE 802.3 100Mbps MACインタフェース LVDSとBroadR-Reachのケーブル比較 接続のためのコストを最大で 80%低減* ケーブルの重量を最大で 30%低減* * Source : Broadcom Presentation 34 TIF2015 テクトロニクス/ケースレー イノベーション・フォーラム テクトロニクスのBroadR-Reach測定ソリューション Option BRR BroadR-Reachの規格適合性の自動テスト・ソフトウェア DPO/MSO5000、7000、70000シリーズのWindows7搭載 オシロスコープ上で動作 オシロスコープの自動設定と測定結果レポートの自動生成 35 TIF2015 テクトロニクス/ケースレー イノベーション・フォーラム BroadR Reachの測定項目とテスト・フィクスチャ 1000/100/10BaseT テスト用の TF-GBE-BTP 型テスト・フィクスチャを推奨 BroadR Reachの測定項目 36 TIF2015 テクトロニクス/ケースレー イノベーション・フォーラム テクトロニクス DPO5054B Opt.BRRによる測定 Transmitter Power Spectral Density(PSD) – 5.4.4 Test mode 5 の信号を使用 オシロスコープを使用してPSDを測定し、 マスク・テスト ⁻ スペクトラム・アナライザ不要のため、ロー・コスト ⁻ 規定のマスクに違反しないことを確認 オシロスコープによるPSD測定は10GBaseTや MIPI M-PHYで実績のある手法 MDI Return Loss – 5.1.3 (MDI:Medium Dependent Interface) 信号発生器とオシロスコープを使用し、信号発生器からの 差動信号と反射信号を測定し、リターン・ロスを得る ⁻ フィクスチャを使用し、オープン、ショート、 ロードで校正 ⁻ ネットワーク・アナライザが不要のため、 ロー・コスト ⁻ 規定のマスクに違反しないことを確認 37 TIF2015 テクトロニクス/ケースレー イノベーション・フォーラム Broadcom BCM89810を使用した測定のための 接続例 38 TIF2015 テクトロニクス/ケースレー イノベーション・フォーラム 参考:BroadR-Reach(BRR)物理層評価用の 推奨構成 オシロスコープ DPO/MSO5000Bシリーズ、DPO7000Cシリーズ、 DPO/MSO70000シリーズのいずれか(Windows7を搭載のもの) リターン・ロス測定用:2本のP6248型またはP6247型 プローブ リターン・ロス測定以外:1本のP6247型、P6248型、P6330型TDP1500型、 TDP3500型、P7330型、P7350型のいずれか 信号源 フィクスチャ その他アクセサリ AFG3102C型、AFG3252C型、AWG5000Cシリーズ、AWG7000Cシリーズ のいずれか1台 TF-GBE-BTP型 1ペアのSMAケーブル、SMA-BNCアダプタ×3個 (AWG7000Cシリーズ使用の 場合) または AWG5000シリーズ MSO5000シリーズ 39 TIF2015 テクトロニクス/ケースレー イノベーション・フォーラム AFG3000シリーズ 5.MicroSecond Channel (MSC) Infineon Technologiesによって開発された次世代通信規格 ⁻ コントローラとパワー・デバイス間の通信 ⁻ 接続信号ピン数を大幅に削減 ⁻ ECUからPower Deviceへのダウンストリームは最大40MBaud、 Synchronous シリアル通信 ⁻ 出力データ SOP/SON と出力クロック FCLP/FCLN はLVDS ⁻ 出力クロック FCL は40MHz (f FCL= f MSC/2 = 40MHz) ⁻ Power DeviceからECUへのアップストリームは、1-wireの Asynchronous シリアル通信 ⁻ 入力データ SDI のBaud Rate は、 f MSC/4、8、16、32、128、 256 40 TIF2015 テクトロニクス/ケースレー イノベーション・フォーラム Frame Format Downstream ⁻ 3種類のフレーム・タイプ ⁻ コマンド・フレーム(Command Frames) ⁻ データ・フレーム(Data Frames) ⁻ パッシブ・タイム・フレーム(Passive Time Frames) 41 TIF2015 テクトロニクス/ケースレー イノベーション・フォーラム Frame Format Upstream ⁻ 12ビットまたは16ビットのデータ・フレーム(アドレスなしまたはアドレス 付き) 42 TIF2015 テクトロニクス/ケースレー イノベーション・フォーラム MSO/DPO5000Bシリーズによる MicroSecond Channelのデコード設定 Downstreamのデコード設定 Upstreamのデコード設定 43 TIF2015 テクトロニクス/ケースレー イノベーション・フォーラム MicroSecond Channel のデコード表示と Search & Mark によるデータ検索 Upstreamの0x555データの検索例 44 TIF2015 テクトロニクス/ケースレー イノベーション・フォーラム SENT の概要と評価ソリューション 3 45 TIF2015 テクトロニクス/ケースレー イノベーション・フォーラム SENTインタフェース SENT(Single Edge Nibble Transmission) ⁻ シングル・ワイヤによるセンサからコントローラへのパケット・データ通信 ⁻ ADCとコントローラ間のローコスト通信 ⁻ J2716 SAE規格 単方向通信 接続 ⁻ 5V、 GND、SENT データは4ビット(Nibble)単位で送られる クロック周期のサイクル数でエンコーディング ⁻ 2つの連続する立下りエッジ間の周期でデータが定義される 46 TIF2015 テクトロニクス/ケースレー イノベーション・フォーラム SENTメッセージ・パケット Tickはクロック周期を意味する ⁻ 3μs~90μs パケットはSYNC、Status、Data、CRCで構成される ⁻ SYNC は56 Ticks ⁻ Status はビット2とビット3にステータス情報を含む 4-bit Nibble ⁻ CRC はCRCデータを含む4ビットNibble 47 TIF2015 テクトロニクス/ケースレー イノベーション・フォーラム SENTのデコード表示とデータ検索 データCE38F6の検索例 48 TIF2015 テクトロニクス/ケースレー イノベーション・フォーラム 参考:その他の車載インタフェース 特に車載カメラ用 V-by-One HS※ APIX2:Automotive Pixel Link ※ FPD-Link III ※ GMSL:Gigabit Multimedia Serial Link GVIF:Gigabit Video InterFace 当社は対応(※対応済) 49 TIF2015 テクトロニクス/ケースレー イノベーション・フォーラム まとめ:車載LANの技術動向と測定ソリューション つながる車、予防安全/自動運転、EV、PHV、FCV 高度化するカー・エレクトロニクスの開発、評価をサポート ⁻ ⁻ ⁻ ⁻ ⁻ ⁻ インバータの効率測定 ノイズ測定 車載LAN評価 WiFi/無線LAN/携帯電話(つながる車) ディスプレイ・インタフェース イメージ・センサ・インタフェース(電子の目) RSA306型 USBリアルタイム・スペクトラム・アナライザ 幅広い車載通信、LANの物理層とプロトコル解析をサポート ⁻ ⁻ ⁻ ⁻ ⁻ ⁻ CAN、LIN、FlexRay SPI、I2C USB、WiFi、Blutooth MicroSecond Channel(MicroSecond Bus) MOST BroadR Reach(Ethernet AVB) MSO/DPO5000Bシリーズ 強力な検索機能により、解析に要する時間を大幅に短縮 カスタム・デコード機能により、将来の新しいシリアル通信にも対応 50 TIF2015 テクトロニクス/ケースレー イノベーション・フォーラム
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