OpenCms 設定マニュアル ~ リソース制限の設定 ~ 株式会社 ジークス (2010 年 10 月 25 日更新) 1 リソース制限 リソース制限の 制限の設定方法 OpenCms 上のフォルダごとに、ファイルのサイズやファイル数、ファイルの命名規則に制限を書け る事が出来ます。 フォルダに制限をかけるには、VFS ディスク設定ファイルを作成します。 VFS ディスク設定ファイルの作成方法 設定ファイルは、/system 以下のディレクトリに置かなければ有効にはなりません。よって、管理者 権限で作成して下さい。ここでは、/system の直下に、config というフォルダを作成し、その中に設定 ファイルを置く事にします。 1.管理者権限のユーザーで OpenCms へログインします。 2.サイトを/に切り替え、/system に移動し、config という名前でフォルダを作成します。 3./system/config/に移動し、 「新規」ボタンをクリックします。 2 4.「その他設定ファイル」を選択し、 「次へ>>」ボタンをクリックします。 5.「VFS ディスク設定ファイル」を選択し「次へ>>」ボタンをクリックします。 3 6.設定ファイルの名前を入力し「完了」ボタンをクリックします。尚、特に設定が必要なプロパティ は無いので「新規ファイルのプロパティを編集」チェックボックスは外して構いません。 7.作成したファイルを「編集」します。 4 8.編集画面は以下のようになります。 タイトルの欄にはこの設定ファイルの名前を記述します。 パス(正規表現)の欄にはリソース制限を行うフォルダのパスを指定します。 パス(正規表現)は右の◎アイコンをクリックする事で、複数のパスを指定する事が出来ます。 また、正規表現も利用できます。例えば、上記の例では、"/sites/default/"と"/sites/test/"の二つの サイトに対してリソース制限を行っていますが、"/sites/[^/]+/"と記述すれば、今後作成されるサイ ト全てに対して、この制限をかける事が出来ます。 最大ファイルサイズ(KB)の欄には、作成できるファイルの最大サイズ(整数)を指定します。 ここで指定したサイズを超える単一のファイルを登録しようとするとエラーとなります。 最大ファイル数の欄には、指定されたフォルダ以下に登録可能なファイル数の上限を設定します。 サブディレクトリ内も含めたファイルの最大数です。フォルダの数は含まれません。 最大使用容量(MB)の欄には、指定されたフォルダ以下に登録可能な容量の上限(整数)を指定しま す。サブディレクトリ内も含めたファイルのサイズの最大合計値です。フォルダはサイズ 0 として カウントされます。 許可ファイル名(正規表現)の欄には、登録できるファイル名の命名規則を正規表現で指定します。 上記の例では、".html"または".pdf"で終わるファイル名のみ登録可能になります。許可ファイル名 (正規表現)は、右の◎アイコンをクリックする事で、複数のパターンを指定する事が出来ます。 5 また、一番右の◎アイコンをクリックする事で、上記の設定欄一式を複数登録する事が出来ます。 さらに、この VFS ディスク設定ファイル自体を複数作成する事が出来ます。 ただし、一つのフォルダに対して、何れか一つのリソース制限設定のみ有効となります(矛盾が発 生するため)。よって、パス(正規表現)の設定で複数のリソース制限設定に該当するフォルダの 場合は、その該当するパスに最も距離が近い制限設定が1つ適用されます。 尚、VFS ディスク設定ファイルは、発行していなくても、作成した時点で適用されます。 6
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