ルクセンブルグ

世界不動産連盟 2014 年ルクセンブルグ世界総会(概要)
平成 26 年 6 月 11 日
世界不動産連盟日本支部
5 月 17 日(土)から 22 日(木)までの 6 日間にわたり、ルクセンブルグ(於:Chamber
of Commerce、NCCK)において、世界不動産連盟第 65 回世界総会が、「Building
Humanity-人間性の構築」をメインテーマとして開催されました。世界 49 カ国・
地域からの参加者は 1,189 名、日本支部からは藤田真・支部会長((一社)日本ビル
ヂング協会連合会専務理事)以下総勢 39 名が参加しました。その概要は以下の通
りです。
1.委員会等
通常総会に先立ち、5 月 17 日から 19 日までの 3 日間にわたり大会、経理、ア
ジア・太平洋地域等の各委員会や理事会が開催され、日本支部から関係委員等
が出席しました。
大会委員会
大会委員会では、ビジネスミーティングが本年 12 月 3 日から 6 日にアメリカ・
ワシントン D.C.で開催されること、2015 年の世界総会が、5 月 27 日から、マレ
ーシア・クアラルンプールで開催されること、2015 年アジア太平洋不動産会議
(APREC)が、9 月 9 日から 11 日の日程でハワイにおいて行われることが報告さ
れました。
2016 年の総会は、現在フランスが立候補していることが報告されました。決
定は先になる模様で、仮に行われるとしても、5 月はパリのホテル代が高く郊外
になるかもしれない旨の報告がありました。
経理委員会
経理委員会では、決算について、経費削減が奏功して黒字が維持できたが、
更なる拡充策として、WEB の充実、教育の充実、マーケット情報の収集を進め、
業務の効率化、入会の促進を図りたい旨の報告がありました。
また、現在 250 ユーロの会費の増額を検討していること、併せてアジア太平
洋地域支部のように 250 ユーロの会費を納めていない国に対しては、数年ごと
に 50 ユーロずつ引き上げていくべきとの案が出され、会員数の増加を図るより
も実質を取ることを優先していく考えが示されました。
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アジア太平洋地域委員会
参加各国からの報告の後、アメリカから 2015 年 9 月のアジア太平洋不動産会
議をハワイで予定している旨の報告がありました。
その後、委員より、アジア太平洋地域では、正規の会費を徴収している国と、
会員獲得のため会費をダンピングしている国が併存しており、地域として統一
が取れていないとの発言がありました。会費のダンピングにより会員を増やし
ている国が多く、正規会費を徴収している国は日本と台湾だけであるので、一
本化すべきとの議論になりましたが、議長より慎重に進めるべきとの発言があ
り、結論がでないまま閉会となりました。
通常総会
19 日に通常総会が開催され、昨年 12 月のビジネスミーティングの状況、理事
会の審議内容や決算、予算の承認の後、2015 年~2016 年の世界会長には、ダニ
エル・グロッセンバッカー氏(アメリカ)が選出されました(2015 年の世界総会
時に就任予定、任期 1 年)。
審議終了後、世界会長は、フラビオ・ゴンサガ・ヌーン氏(ブラジル)から
ロビン・ウオーターズ氏(オーストラリア)に交代しました。また、総会終了
後にはウエルカムパーティーが行われました。
2.開会式、講演等
開会式は、5 月 20 日午前 9 時 30 分から行われ、カルロ・ヘイン
ルクセンブ
ルグ支部長の開会挨拶、ルクセンブルグ都市開発相の挨拶、参加国代表者の紹
介、フラビオ・ゴンサガ・ヌーン会長の一年間の活動を振り返っての謝辞と最
後に、生涯の友達である会員全員に対して、
「All your success is yours(すべての成
功はあなた方のもの)」の言葉がありました。
開会式終了後、世界的に著名な専門家による下記の基調講演が連日行われまし
た。また会期中は、約 40 名の講師による、不動産・開発業界の「建築と都市デ
ザイン」、「都市とテクノロジー」、「不動産のマーケティング」、「金融・財政」
に関しての講演会、セミナー、ディスカッションが開催されました。
基調講演(5 月 20 日(火))
講師: ジェレミー・リフキン(Jeremy Rifkin)氏:社会理論家
Foundation on Economic Trends(国内外の公共政策への提言を
目的とする研究機関、非営利的団体)を主宰。
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「The Third Revolution(邦題:「第 3 次産業革命-原発後の次代
へ経済・政治・教育をどう変えていくか」)他著作多数
演題: 「第 3 次産業革命への道」
基調講演(5 月 21 日(水))
講師:ツアング・ユエ(Zhang Yue)氏
BROAD GROUP(本社:中国、湖南省 長沙市、国際的コンサルテ
ィング会社)の会長兼社長。たった 15 日間で 30 階建てのビル
を建てたことで世界的に有名。
演題:「都市とテクノロジー」
基調講演(5 月 22 日(木))
講師:マイケル・ジェフリー(Michael Jeffrey)氏
オ ー ス ト ラ リ ア の 第 24 代 総 督 、 Future Directions
International(オーストラリア・パースの研究機関、非営利的
団体)の創設者,会長。
演題:「未来の都市を築く」
講師:ポール・ジェイムズ(Paul James)氏
RMIT グローバル都市研究所教授, 国連のグローバル・コンパ
クト都市プログラムのディレクター
演題:「グローバル・コンパクト都市プログラム」
5 月 22 日の基調講演には、ルクセンブルグ国のアンリ大公殿下、サステナブ
ル開発・インフラ担当大臣のフランソワ·バウシュ氏、財務大臣のピエール・グラ
メグナ氏、ルクセンブルグ市長のライディ・ポルファー氏、住宅担当大臣のマ
ギー・ナーゲル氏が出席されました。
さらに総会期間中は国際的マーケティング会議、スタディツアーも企画され、
参加者はルクセンブルグ地域の重要な文化的土地・建物、ランドスケープ、開
発プロジェクトを見ることが出来ました。 また新しい試みの“ミート&マッ
チ・イニシアチブ”、を通して世界大会でビジネスの専門知識を得ることで、自分の
ビジネスの経歴や関心に基づいて、世界各地の会員と接触を持つことが出来るよう
になりました。
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3.閉会式
閉会式は、5 月 22 日午後 4 時 30 分より行われ、ロビン・ウオーターズ新世界
会長が、「グローバルな不動産ビジネスを推進するために、世界会長として
FIABCI 会員にアクセスとチャンスを与えるために最大限の努力をする。また、
歴代の世界会長の意志を引き継ぎ、次世代を担う若い会員がグローバルに活動
できるように全面的にサポートすること」を宣言しました。
また、閉会式の最後には、国連のグローバル·コンパクト都市プログラムのディレク
ター、ポール・ジェイムズ氏とロビン・ウオーターズ世界会長により、FIABCI と国連の
グローバル·コンパクト都市プログラムとの正式な協力体制を作るための同意書が、
締結されました。 同意書では、サステナブルな開発のための憲章を作成するための
関連ツール、プロセスを査定するために、今年初めにドバイで始まった協力関係を正
式に承認しました。 最後にロビン・ウオーターズ世界会長が「持続性のある社会を構
築するために、国連ハビタット(人間居住計画)との連携を引き続き強化するには、全
会員の協力が不可欠であること」を強調して、閉会式は終了しました。 引き続き、会
場を移し、フェアウェルディナーが行われました。
4.今後の主要会議日程
今大会において、今後開催される主要会議の日程が、以下の通り報告されま
した。
(1)2015 年世界総会
○期間:2015 年 5 月 27 日(土)~29 日(水)
○場所:クアラルンプール(マレーシア)
(2)APREC
○期間:2015 年 9 月
9 日(水)~11 日(金)
○場所:ハワイ
以
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上