大 麦 だ よ り

大 麦 だ よ り
排水溝設置
重要!!
第1号
平成22年9月29日
(JA能美)
乾いた圃場での播種作業で苗立ち数確保!
~湿害により収量が低いほ場があります!~
1. 排水溝の設置
★播種までにほ場を乾かす
→播種時に砕土率が上がり、除草剤効果が安定
→出芽揃を確保
★降雨(雪解け水)による湿害防止
前作の収穫後は耕起前に速やかに額縁排水溝を設置してください。また、耕起から
播種の一連の作業は同じ日に実施してください。
① 暗きょの栓を開ける(暗きょがある場合)
②トレンチャー等で額縁排水溝を設置する
③ 排水口に連結する
④ サブソイラー(弾丸暗きょ)を施工する
⑤ 転作エースを散布する
⑥ 明きょを設置する(排水不良圃場は幅約2mで設置)
排水路
畦畔
額縁排水
用水路
明きょ排水
幅3~5m(ロータリーの幅の2倍)
※排水不良圃場は約2m
チェックポイント
・ 額縁排水は深さ30cm 以上とし、4辺をしっかり連結する。
・ 畦畔を切り確実に排水路と連結する。浅い排水溝では排水できない。
・ なるべく多くの排水口を設置する。
詳しいことは営農指導員にお尋ね下さい
農道
2.種子消毒 (黒穂病の防除)
薬 剤 名
ベンレート T 水和剤 20
処 理 方 法
播種前に乾燥種子 1g に対し 5g を粉衣
3.土づくり資材の散布 (酸度矯正)
資 材 名
転作エース
散 布 量 (kg/10a)
100
※最適pH6.5~7.0 に近づけるため必ず散布する。
4.基肥の施用
肥 料 名
施 用 量
(kg/10a)
窒素
BB 大麦一発くん
45
13.5
2.7
4.5
アラジン444
40
5.6
5.6
5.6
成 分 量(kg/10a)
リン酸
加里
5.播種
①播種適期
10月5日~10月25日
※圃場条件の良い日を選んで播種する
※※基肥一発肥料を使用する場合は、なるべく10月10日~20日に播種する。
②播種量
播種方法
播種量(kg/10a)
備 考
スジ播
6~7
条間25~30cm、播種深さ 2cm
バラ播
8~10
播種後ロータリーにより3cm 程度覆土
※早播(9 月末~10 月上旬)の圃場は、年内の過剰生育、葉色の低下を回避するため、
播種量は基準量(スジ播で 6~7kg/10a)を厳守する。
※※10月下旬以降の播種は、播種量を3割程度増やす
6.除草対策
薬 剤 名
適用雑草
名
使用時期
使用量
トレファノサイド粒剤
2.5
畑地一年 播種後発芽
4
前
kg/10a
(覆土しない場合は 生雑草
使用しない)
畑地一年
生雑草
播種後~
4
ハーモニー細粒剤F
kg/10a
ス ズ メ ノ 麦3葉期
テッポウ
本剤の使用
回数
1回
1回
※畦畔等圃場内周縁部の雑草にはプリグロックスLが使用できます。
ただし、播種前の圃場内散布も含め4回までです。
詳しいことは営農指導員にお尋ね下さい
備
考
播種直後に土が湿っ
た状態で散布すると効
果的