12 - 聖契神学校

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目黒の学び舎から
聖契神学校ニュースレター No.12 2006 年 7 月 30 日発行
発行人 関野祐二
〒153-0061 東京都目黒区中目黒 5-17-8 聖契神学校 URL http://www.seikei-seminary.org
電話 03-3712-8746 FAX 03-3712-8804
郵便振替口座 00190-1-85761「聖契神学校」
主の聖名を讃美いたします。
いつも聖契神学校のため、お祈りとご支援をいただき、ありがとうございます。
年度もスタートして四ヶ月、いかがお過ごしですか。バタバタしているうちに、季節はめぐり
めぐって長梅雨も終わり、陽光の夏へと突入です。神学校も7月23日から夏休みに入りました。
先日、玄関前の植え込みにきれいなてんとう虫を発見。足柄の田舎育ちにとっては胸がキュンと
する姿でした。都会のスモッグに負けず、創造主を学ぶ神学校に住んでくれる虫たちに祝福あれ!
「二羽の雀は一アサリオンで売っているでしょう。しかし、そんな雀の一羽でも、あなたがた
の父のお許しなしには地に落ちることはありません」(マタイ10:29)
校長
関野祐二
● チャペルで新聖歌を使い始めました
11人卒業して10人入学の2006年度。新鮮な風がさっと吹き込んだかのように、校内の
雰囲気も微妙に入れ替わりました。チャペルでの讃美の声が大きくなったように思います(昨年
度までが沈んでいたわけではないのですが)。4月より新聖歌を採用した関係で、旧聖歌からの歌
を選ぶ人が多くなり、なつかしい曲が選ばれるたびに嬉しくなって力がこもるせいかもしれませ
ん(これはワタシだけ?)。先日、自分の担当で選んだ「数えてみよ主の恵み」(旧聖歌604)
がしばらく頭の中を回りました。寮生がクラス以外の時間にもチャペルに出る機会が増え、当番
の学生や教師も身が引き締まります。不思議な摂理で超教派の諸教会から集められた皆が、共に
礼拝をささげられるのは大きな特権。学校見学の際にはぜひチャペルタイムに同席してください。
● やはりクラスが基本です
組織神学は今年度より12単位に増やした関係で、この前期週2回の授業。加えて従来の科目
がありますから、担当は都合4科目。さらには月曜夜に昨年度の積み残し特別補講のおまけつき
で、夏休み前までの期間はさすがに目の回るような日々でした。でも、管理職に退いたら自分が
ダメになる、とわかっているので、欲張りですがクラス担当にこだわっています。さしずめヤク
ルトの監督兼捕手・古田敦也モドキでしょうか。他の先生方も毎年新しい工夫や資料を導入して
いるので、負けじとばかりに講義ノート改訂を続けています。例の組織神学、頭でっかちの学び
と思いきや、どうしてクラスは教会現場でこの学びをどう活かすか、極めて現実的なディスカッ
ションにあふれています。教会現場でこそ神学は求められ、用いられると確信を深めているとこ
ろ。レポートがきつい、とウワサの聖書解釈学では、毎回解釈学の応用として説教原稿を求めて
います。きっときっと、現場で講壇に立った時、聖書の真理が活きて会衆の心に届くと確信して。
新約通論は入学したばかりの方々が履修することの多い基礎科目。それだけに新しい発見もある
ようで、新鮮な驚きの反応を受けるのが毎回の喜びです。聖書の奥深さがもっと伝わるといいな。
● ソフトボール大会顛末記
5月22日(月)は、恒例の神学校対抗ソフトボール大会。都心の我が校はキャッチボールも
ままならず(場所だけの問題ではないと陰の声も)、大胆にも練習なしの丸腰で出場。約10名の
在校生に加え、今年は元ソフトボール部キャッチャーの事務員(つまり家内)を派遣。心と身体
が分離する年齢なので、一抹の不安を抱きつつ車を見送りました(私は祈祷係)
。会場の東京キリ
スト教学園が用意したグランドは広大で、外野を抜かれたら大変!やはり最後は足腰勝負ですね。
そうそうたる熟年選手に、
「聖契は先生がたくさん出場されるのですね」と美しき誤解も。スポー
ツミニストリーを目指すF兄の活躍で、最強チームからも得点をもぎ取ります。三試合目、いよ
いよ疲れて選手が足りず、助っ人を頼むしかなくなった時、やおらベンチから立ち上がったY兄。
ここまで聖契チームでがんばってきたのだから私が出る、と自ら出場したのでした。選抜チーム
で優勝を狙う他校を尻目に、負けても相手チームにエールを送るU兄と我が選手団に他校が感動
したとのウワサも(結果は堂々の四位でした)
。帰ってきたら家内の右中指が腫れ、後日骨にひび
が入っていると判明(だから!)。今はほぼ回復し、本人は来年も出ると意気揚々。在校生の事務
員を見る目がどこか変わったのは、夫があずかり知らぬ試合での活躍ゆえ、と納得したのでした。
● 男子寮革命
レディー・ファースト、救命ボートも女性から、とは言え、ここ数年女子寮と男子寮の格差は
広がる一方でした。男子寮はラウンジが狭く、台所もネコの額程度。シャワーも洗濯場もありま
せん(全部裏返せば女子寮に)。この5月、不思議な導きで、男子寮と同じフロア―の元宣教師事
務所を神学校が使えることになり、にわかにシャワー&洗濯場設置案が浮上。つまり、12畳以
上の広さがある、エアコン付きのきれいな元事務所を新ラウンジにして、従来のラウンジをリフ
ォームする計画です。経済的にも何とかなるので、暑い夏が来る前に、と急いで補正予算を組み、
理事会の承認を得ました。煙突撤去とか、水漏れ修理だとか、暗い話題が多かった神学校施設に
も、久々の明るい木漏れ日。水漏れや排水詰まりでいつもお世話になっている、逗子の水道工事
業者K兄(クリスチャンです)に相談し、ユニットシャワーと洗濯場設置工事が7月はじめに行
われました。何もなかったフツーの部屋に、上水道、排水、ガス、電気工事をするのですから大
変。おまけで、隣室のトイレ洗面台に、給湯器からお湯が供給されるようにも(これだけは女子
寮より上)。接着剤も乾いた翌日、男子寮生とともに広いラウンジでお祈りをし、両室の使用を開
始しました。シャワーもそうですが、新ラウンジの輝きはホテル並みで、見学者が次々に来訪。
卒業を控えたH寮長、間に合ってよかったですね。3月に卒業した元男子寮生、残念でしたね!
● 聖契神学校の予定と祈りの課題
・ 休学中の姉妹、家族が病気の方々にいやしと支えがあるように。
・ 夏休み中、在校生と教師の学びと働きが守られ、学び再開に備えることができるように。
・ 後期10月からの聴講希望者が多く与えられるように。また、10月21日(土)の「献
身者の集い・オープンキャンパス・公開授業」に多くの出席者が与えられるように。
・ 招かれた教会での神学校デピュテーション(現状報告と支援のお願い)をほぼ月一度の
ペースで続けています。今後も諸教会を訪ね、神学校への理解と支援が拡大するように。
・ 神学校が学びの充実と教師研鑚、交わりと霊的成長、運営や経済的満たし等の各面で支
えられるように。学生と教師の健康、霊性、教会奉仕、家族や働きが支えられるように。