一般社団法人 光陽福祉会 発行日 平成 28年4月 第69号 最近アイフォン6Sプラスを購入した。時代は進んだなアーとつくづく思う。静止画が若干 動く機能。なるほどなー。 その最新スマートフォンに福祉を例えると・・・まだまだポケベルの時代と、ある記事に書 いてあった。「福祉は遅れてる」そんなイメージは確かに拭えないが具体的には?と聞かれ ると答えられる人は多くない。確かにグループホームや入所施設の立ち遅れはあるが、制 度が遅れている訳ではない。 では何が遅れているのか?私は人の「心」が遅れている様に思う。 具体例のひとつは、車いす専用駐車場に平気で駐車する健常者。心が健常ではないの か?最近は巧妙な手口もあるようで、わざわざ100均で車いすマークを購入し車に張り付け て、我が物顔で駐車する。ある意味、糸電話時代かとも思う遅れようにただただ驚かされる。 ふたつめは、私を含めた福祉従事者。20年前ある授産所で行われていた縄跳びの手持 ち部分の組み付け作業。10年前も同じことをしていた。5年前も同じだったがその時、職員 から「この仕事だけを15年やっている。これでは工賃も払えず、子どもたちの生きがいもな い。何か仕事はないですか?」と相談された。「あれはどうか?これはどうか?」と伝えた。 最近その施設に行ったら、今は就労継続支援B型事業所になっていた。制度は変わっても 作業は一緒だった。遅れている福祉従事者の思考と行動力は、福祉全体がポケベル時代 と呼ばれる代名詞を作っている。 もし我が子が、もし我が兄弟が・・・と考えた時、この福祉の現状を受け止められるだろうか? 平成28年度も遅れない福祉の提供を合言葉に、光陽福祉会は本年度も子どもたちの 「居場所と出番」をテーマにしっかりと歩み続けて参りますのでどうぞ宜しくお願い申し上げ ます。 楽しみながら学べるように 進学・進級おめでとうございます。 はぐくみちゃんたちも一つお兄さん、お姉さんになり新年度スタートです! 先日、長良児童館に遊びに行ってきました。児童館にはボールプール 小さな滑り台付きのお城、乗れるくるま、ままごとセットにプラレール、可 愛らしい知育玩具等、色々な種類の玩具がそろっていて広場に入るな り目をキラキラさせて遊ぶはぐくみちゃんたち。あれもこれもやってみた い!面白い!楽しい!日々の遊びの中で順番を守る・ルールやきまり を守るといったことを子どもたちに教えています。集団生活の中では、 大事なことですが、彼らの楽しそうな表情をみて思いっきり遊びを楽しむ ということも忘れてはいけないなぁと気付かされました。これから子ども がやってみたい!という気持ちを持ち、楽しみながら取り組める療育を 行っていきたいです。 よろしくお願いします! 数か月に一度開かれる光陽男性職員で開かれる男子会、通称「つよし会」があります。毎回会長 も参加して真面目な話、そうでない話と色々して下さいます。そのなかで1月末の餅つき大会を今年 も開催できて良かったという話になり、その中で「光陽は季節行事をなぜ大事にしているのか?」と いう話題になりました。 この時に会長が、「職員が子どもたちと話す時に、思い出について話すことがあるか?最初から選 択肢に入れていないことがあるんじゃないか?社会との関わりがどうしても薄くなってしまう子どもた ちに、皆で何かをする経験、その時ならではのことをすることで思い出をつくってほしい」と言ってい たことが心に残りました。 また、季節行事は今後、小、中、高等部の貴重な交流の機会となってきます。季節の巡りに合わ せて今後も「季節行事」を私自身も楽しみ、子どもたちと共有できる思い出にしたいと思います!! 初めてつぼみに来る子ども達は「何をするんだろう?」「どんな子、先生がいるんだろう?」等、 楽しみや緊張、不安…色々な気持ちを持って来てくれると思います。 初めから積極的にみんなの輪に入り、活動する子もいれば、自分の思いを上手に伝えられな かったり、活動に対して消極的になる子もいます。でも、最初は不安そうな子ども達でも、環境に 慣れるにつれて、自分から進んで取り組んだり、自由時間には友達と遊んだり、会話を楽しむ姿 が見られます。 私自身も光陽で働き始めた時は、楽しみな気持ちがありましたが、不安の方が大きく、子ども 達にどう接していいか分からず、戸惑うことが多かったです。しかし、子どもたちの方から「先生」 と言って積極的に話しかけてくれ、一緒に活動したり自由時間を過ごす中で、不安な気持ちは なくなり、今では子ども達と過ごすのがとても楽しいです。 4月になり、進学や進級でワクワクしたり、不安に感じることもあると思いますが、つぼみが子ど も達にとって、楽しく安心して過ごせる場所となるように関わっていきたいと思います。 新年度もよろしくお願いします。 3月より第3光陽での高等部の活動がスタートしました。 新しい場所でのスタート、職員も子供たちもワクワク、ドキドキでいっぱいでした。 初日、みんながバスで到着すると「うわー大きい!」「綺麗だなー!」「ここが第3光陽かー!」 みんなからそんな歓声がたくさん聞かれました 戸惑うこともなくみんな第3での活動にやる気満々でした。 今までにはなかった毎日の着替えや名前プレート、そして靴下の履き替えなど新たな習慣の多い プログラムです。 着替えやプレートは仕事に向かう気持ちの切り替え、靴下は作業で必要な立位の保持の感覚をつ かむために新たに取り入れていきました。 学生から社会人へ そのステップを第3光陽で一緒に歩んでいきます。 みんな1階から聞こえる就労部門の仕事の音に耳を傾けながら、「僕も私も卒業したら下で仕事を するんだ!」そんな気持ちで毎日一生懸命取り組んでくれています。 私たち職員もそんなみんなのパワーに負けないように日々努力していきます これからも第3光陽をよろしくお願いいたします。 作品発表会に向けて 3月26日の作品発表会での作品として、『手形』を作りました。紙粘土に手形を押してビー玉や 貝などの飾りを付け絵の具で色をぬりました。 準備を始めると興味津々な様子で見ている子どもたちでした。手形がしっかりつくようにギューっ と力を入れて紙粘土を押しました。「もういいよ。」と言い紙粘土から手を離すと、とっても可愛い手 形が完成しました。 2月14日はバレンタインの日です。 チョコレートの好きな子供たちが、「チョコ作りはいつやるの!?」と嬉しそうに聞いてきました。 調理実習当日、プチシューにポッキーをさし、手首を回転させながら溶けたチョコを上手に付け、カ ラースプレーをかける流れ作業を順番に行いました。上手にできる子供や、やり方が分からず困って いる子供……。そして、互いに声をかけ教えてあげる優しい子供達。目を輝かせワクワクしながら楽し そうです。『誰にあげるの?』と聞くと笑顔で「自分で食べる!」「お母さんとお父さんにもあげる!」な ど嬉しそうに教えてくれました。作っている真剣な表情はまるで“小さなコックさん”でした。 このチョコ作りが楽しい思い出になるといいなぁ…と思いました。 進級・進学おめでとうございます 就労になると、進級・進学がなく なる為、4月となっても変わらない 日々を過ごす彼らです。 しかし、彼らにとって大きな大き な変化が今年はありました!! それは、「第三光陽」のお引越し。新しい環境での再出発です。 不安を抱えながらのスタート。それは、彼らだけではなく、保護者の方はもちろん、職員も同じ気持 ちでした。しかし、1ヵ月半経過し、改めて 感じるのは彼らの「適応力」。 年々備わってきているように感じま 楽しい楽しい昼ご飯ターイム♪ す。作業時間も長くなってお 昼ご飯は、力の源(^^)v毎週火曜日は、ケータリングデイ!! り、辛いな∼そう感じる時も 週1回の楽しみになっているのですよ∼ あるかと思います。それでも 毎日出社する彼らがいます。 あるお母さんが、「この子の 幸せってなんだろう・・・」そう 話してみえました。 それを聞いた時、 本人しか分からない事だけど、 その子の立場に立って考え、想う事がその子の幸せに繋がっていくのではないかと感じました。答 えは見つからないかもしれない・・・迷うこともたくさんあるかしれない・・・。でも、その都度、迷った 時は、原点に戻りながら、一緒に考えていけたらと職員は想っています。 彼らと共に、保護者の方と共に、「共に」成長出来たらと思います 。 新年度も宜しくお願い致します。 「5期生」が仲間入りしました(*^^*)5期生の仲間は、全員で12名!! 就労部門が立ち上がり、初の大所帯(笑)十人十色で色んな個性が溢 れています♪また、就労は先輩・後輩がハッキリしています。 先輩は後輩指導・・・後輩はそんな先輩を見て成長していきます! 1年のスタートです。みんなでこれから頑張っていきましょうね。 後援会会員の尾藤です。光陽福祉会で息子がお世話になるようになり4年になります。 昨年7月からは実習で企業様にお世話になり、洗車の仕事をさせていただいています。12月からは 自力通勤訓練が始まり、北方バスターミナルから40分ほど岐阜バスに乗り、JR岐阜駅で乗り換え10 分ほどバスに乗りその後徒歩で10分歩いて通勤しています。 12月から自力通勤訓練を始めるとジョブコーチから連絡をいただいた時は正直、無理なのでは ないかと思い不安でいっぱいでした。でもそんな親の心配をよそに、S.Yさんと二人の通勤、どちら か一人が休みのときのための一人での通勤訓練もできるようになり、最近では帰りにJR岐阜駅でジ ュースを買ったりミスドを買ったりと寄り道までできる余裕がでてきました。寄り道はあまり好ましいこと ではないかもしれませんが、一人で買い物をすることが苦手な子が家族の分のミスドを買ってきてく れた時は本当に嬉しかったです。鞄の中に入れていたせいか潰れてドーナツの形はありませんでし たが・・・。 課題はまだまだ沢山あります。ゆっくりかもしれませんが一つひとつ一緒に乗り越えていけたらと 思っています。光陽福祉会の諸先生方にはいつも影から見守り御指導いただき心から感謝してい ます。お世話をおかけしますがこれからもよろしくお願い申し上げます。 特別支援教育支援員コーディネーターとして、支援員が配置されている10校を定期的に訪 問しています。 新年度が始まる4月の頃は、新生活に慣れない支援児にどのように関わっていくか奮闘する 支援員。月日が経ち、担任の先生と連携しながら、毎日の授業やいろいろな行事を児童と一 緒に過ごすことで関係性も深まってきます。 3学期が終わる頃に各学校を訪問すると、以前苦手だったことがスムーズに出来るようになっ ており、支援児の成長をとても強く感じることができました。学校の先生方からも、支援員の支 援があるから交流でも安心して落ち着いて学習に取り組めていますという嬉しい言葉をいただ くことができました。 さあ!4月。新学期です。新しい1年が始まります。まずは、第一歩、支援児と笑顔でスタート を切りたいと思います。新しい環境の中で、不安を感じている児童にそっと支援員は手をさし のべ学校での生活を安心の場に変えていければと思います。今年度も楽しい一年が送れるよ う子どもの気持ちに寄り添いながら頑張って行きたいと思います。 4月愛西市中学校、小学校行事予定 4月6日 小学校入学式 4月7日 中学校入学式 1学期始業式 4月25日 4月26日 小学校修学旅行 京都、奈良 中村尚美 副会長 増田 彩加 後藤 成実 菊池利哉 会長 中島由貴 統括 安田美保子 出口妙子 所長 吉田 奈央 松本 馨 所長 高木 章 福田 旭飛 村瀬 真理 井戸 夕稀 安田 真夕 辻 艶子 山中 のりよ 坂井田 美保 小椋 莉沙 小柳 隆志 小島 信子 槇田 文乃 長屋直子 松原 万琴 島塚 立江 西堀 学 野口 竜二 大西 邦衛 原田秀樹 横井 秀美 高橋久瑠実 大前 真理 竜川千賀子 古田 桃花 中村 恵里奈 伊藤 順子 小林 亜紋 横井 良子 古家 幸枝 榎本 麻記子 粳間 宏美 原 花織 石野 恵 所長 古田 真理華 板 偉史 平井 文絵 中野 孝子 阿部 幸子 金田 眞有美 加賀 房江 中村 麻理子 田島 恵美 大脇 有未 川口 典子 出島 京美 株式会社OKABE GROUP様より、第3光陽に、社用車として 軽自動車『タント』をご提供いただきました。 これからの業務に有効に活用させて頂けるよう、大切に利用させて頂きます。 職員一同、心より感謝致します。ありがとうございます。 発行・編集 一般社団法人 光陽福祉会 岐阜市折立348−1 TEL: 058−260−6663 URL http://koyo-fukushikai.org FAX:058−216−1248
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