学校便り 1月号

新しい年を迎えて
校長
宇田川嘉一
始業式。13 日間の冬休みを終えて、元気いっぱいの子供たちが学校
に戻ってき ました 。 どの子も楽 しく充 実 した休みを 過ごし た ようで、
子供たちの話を聞くのが楽しみです。
私事です が、 正 月 に観たテレ ビ番組 で 印象的なも のがあ り ました。
2012 年フランスで制作された『世界の果ての通学路』というノンフィ
クション映画です。国内でも公開 されましたが、私は初めて観ました 。
ケニア・アルゼンチン・インド、そしてモロッコの子供たちがそれぞ
れの置かれた状況の中で、家族の理解 のもとに長い道のりを経て 学校
に通う姿を描いています。ケニアの例では、兄( 11 才)は妹を連れ、
野生動物の棲むサバンナを駆け抜けます。15 ㎞の道のりを2時間かけ
て、村の学校を目指すのです。その姿から「学びたい」「学ばせたい」
という子供や家族の強い意志を感じました。
日本映画をみますと『学校』シリーズがあります。夜間中学校(Ⅰ)
・
特別支援学校高等部(Ⅱ)・職業訓練校(Ⅲ)、そして『十五歳 学校
Ⅳ』では、横浜から屋久 島ま での ヒ ッチ ハイ クが 舞台 の 映画 でし た。
どの国の子供にとっても「学ぶ」ことは、人として成長する上で必
要不可欠で す。そ し て、「学校」 は子供 たちにとっ て魅力 あ るもので
なければならないのです。
本校では、「明るく元気な子」「進んで学ぶ子」「仲よく助け合う子」
を目指し、発達の段階に応じて、楽しく分かりやすい授業と創意ある
学校行事などを通して育てていきたいと考えてい ます。そのためには、
家庭・地域・学校がそれぞれの役割を果たしながら総ぐるみで取り組
むことが大切です。私はこのような考えに立ち、次のような学校を目
指していきます。
笑顔とあいさつ、学びがあふれる
安全な学校
上小松小学校が目指す学校像をこのように表し、その実現に向け て
日々の教育活動に取り組んで参ります 。保護者・地域の皆様には 本校
の教育活動へのご理解とご協力を、 よろしくお願い申し上げます 。