1 7 月 10 日(木) 最終日はヤンゴン第一医科大学(写真 24)。ここの建物

新潟大学 大学院医歯学総合研究科 国際保健学分野
新潟大学 ミャンマーの医学教育協力プロジェクト 活動記録【10】
2014 年夏 活動報告(5)
(2014 年 7 月 10 日)
7 月 10 日(木)
最終日はヤンゴン第一医科大学(写真 24)。ここの建物はイギリス時代に作られ、趣がある。
庭もきれいに手入れされている。
写真 24
ヤンゴン第一医科大学
写真 25
学長と教授に説明
学長以下、たくさんの教授が出席(写真 25)。プロジェクトについて富田さんから説明。次い
で齋藤先生が医学的側面から具体的説明。泉川先生も適切に補足。いくつかの討議のあと、第一
医科大学の細菌学の教授が、
「日本でいくら研修して技術、知識を身に着けても、ミャンマーに帰
国すると基礎研究の機材がない。近くの医学研究所の機材を借りたりするが、思うようには使え
ず、自力では何もできない。研究のための機材の整備をしてほしい」と強く主張した。富田さん
は今回のプロジェクトは人材育成が目的なので、そこまではカバーできないと説明した。学長は
われわれに不足しているものが多いので、何でもかんでもお願いして申し訳ないと話を収めたが、
細菌学の教授の言うことはよくわかる。岡田先生もうなずきながら聞いていた。最後に記念品の
宝石細工の絵をいただいた(写真 26)
。
写真 26
大学の建物の絵をいただく
写真 27 救急蘇生マネキンを押す齋藤先生
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新潟大学 大学院医歯学総合研究科 国際保健学分野
ヤンゴン第一医科大学の医学教育センターを視察した。実習用のマネキンがいくつか用意され
ていた(写真 27)。今年医学部の予算で購入したという。これらは教育の質を向上するのに有効
であるが、日本の教育を参考にして進めていく必要があろう。
昼過ぎに JICA 事務所で田中所長に報告し、今回のミッションは無事終了した。所長も本プロジ
ェクトに大きな期待を示し、協力を約束してくれた。
この 4 日間、密なスケジュールで歩き回り、さすがに疲れた。しかし、岡田先生はまったく疲
れを見せず、余裕しゃくしゃく。ミャンマーへの思いが力になっているのだろう。見習わなくて
は。
最後はヤデナ医師、チン夫妻、チーダ医師(ヤン
ゴン第二医科大学生化学)とホテルで夕食。マンゴ
ーが素晴らしく美味しかった(写真 28)。雨季はマ
ンゴーのシーズンである。私は咽頭炎からすっかり
回復していた。その頃、台風 8 号は日本で猛威をふ
るっていた。ヤンゴンを夜 10 時に飛び立った飛行
機は台風をやり過ごすためにゆっくり飛び、30 分
遅れて午前 7 時に成田に着いた。台風はすでに通過
し、風雨は収まっていた。
写真 28
(2014.7.15、文責:内藤 眞)
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ホテルで最後の食事。マンゴーがおいしい。