REACH 使用記述子に関する改訂ガイダンス(Version 3.0)の公表 2015 年 12 月 10 日 2015 年 12 月 8 日に REACH 使用記述子に関する改訂ガイダンス(Version 3.0):Guidance on Information Requirements and Chemical Safety Assessment Chapter R.12: Use description 1) が ECHA から公表された。2) 改訂ガイダンスの目的は主として、登録一式文書の中での化学品の使用の記述内容を 登録者が改善するのを手助けすることである。本ガイダンス文書の範囲は使用記述子のシ ステムから化学物質の使用を記述するための原則及び要素、異なる REACH プロセスに おいて使用の記述が果たす役割及び関連の法的要求も包含するまで拡張された。それに加 えて、新しい使用記述子(ライフサイクル段階)及び幾つかの既に利用可能な記述子の修正 を含めて使用記述子のリストが改訂された。 IR&CSA ガイダンスの第 R.12 章の改訂は、化学品安全性評価(CSA)関連ガイダンスの全域 に渡る幾つかの改訂の最初である。その改訂全般の目的は、一連の支援のための文書を より一貫性があるもににし、利用者に使いやすくかつ利用可能なツールとよりよく連携さ せる一方で、2008 年依頼の産業界及び当局の間で得られた経験を実行に移すことである。 Version 3.0 における改正項目(改訂ガイダンスの改正履歴から) ・ガイダンスの範囲が使用記述子(使用記述子システムだけというよりも寧ろ)及びこの ことを反映させて調整された標題に拡大した。 ・様々なプロセスにおける使用の情報の役割の説明 ・以下の様な幾つかの用語/概念/要求事項の明確化: ◦使用/貢献活動の概念 ◦産業用/専門家用の区別を含めたライフサイクル段階の範囲 ◦登録一式文書における使用情報を含める義務 ・使用記述子のリスト: ◦新しい使用記述子:主要な使用者グループ SU 3(産業使用)、21(消費者使用)、22(専門家 使用)、10(調整)と置き換えるライフサイクル段階 ◦ライフサイクル段階の「調整」はその範囲を明確にするために「調整」又は「再包 装」に改名した。 ◦職業用使用は、これらの使用が環境的観点から広範囲に広まっていると見なされてい る事実を明確にするために「専門的労働者による広まっている使用」に改名した。 ◦新しい使用記述子「ライフサイクル段階」によって包含されているとして SU から主要 な使用者グループが削除された。 ◦PC のための短縮名称 ◦水圧破砕のための新しい PC 1 ◦バッテリー電解液のための新しい PC ◦その範囲を明確にするために採用された PROC 名称と説明 ◦清掃及び保守のための新しい PROC(PROC28) ◦名称と説明の採用による ERC の適用の明確化 ◦低放出の産業サイトにおけるアーティクルの使用を包含する新しい ERC ◦アーティクルに関してより特別な情報を与えるために AC サブカテゴリーの概念の増強 ◦グローバルに調和化されたカテゴリーに一致させるために技術機能のカテゴリーと アーティクルカテゴリーを採用 ◦本ガイダンス改訂によって導入される変更を運用するし方を説明するための新しい 付録(付録 R.12-5)の追加 参考文献 1) Guidance on Information Requirements and Chemical Safety Assessment Chapter R.12: Use description Version 3.0 December 2015 <http://echa.europa.eu/documents/10162/13632/information_requirements_r12_en.pdf> 2) REACH Guidance document on use description updated <http://echa.europa.eu/view-article/-/journal_content/title/reach-guidance-document-on-usedescription-updated> 以上 2
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