Château LARTEAU 2010 Bordeaux Supérieur シャトー・ラルトー 2010 ボルドー・シューペリュール ■CHÂTEAU この場所には、偉大なものを造り上げるための全てが揃っています。それは、ドルドーニュ河に常に寄り添い、歴史に裏打ちされたテロ ワールであり、ブドウ畑であり、手入れの行き届いた蔵であり、そして、志高く情熱を失わないシャトースタッフです。 ラルトーにおけるワイン造りは18世紀末に始まります。リブールヌ地区にて有力ワイン商として活躍していたベイロ家がシャトーの所有 権を取得し、以降シャトーは栄華を極め、1900年代まで名声は高まるばかりでした。一族はその後200年近くにわたって経営に尽力しま す。 2006年、ジャン=ピエール・アングリヴィエル・ド・ラ・ボーメルがシャトー所有権を取得。代々ボルドーワインのネゴシアンとして活躍して 来た一族の出身です。 ジャン=ピエール・アングリヴィエル・ド・ラ・ボーメルは、シャトー購入直後から、18世紀建造の荘厳な樽育成庫の改築に着手し、醸造 学者フランソワ・デスパーニュの助言を受けながら、最新技術を取り入れた醸造庫を整備。まるで庭園を形づくるかのようにブドウ畑に 入念な手入れを施しました。 テロワールと自然環境を尊重し守り継ぐことを基本理念とし、土壌の作業(耕作、垣根間の草生栽培…)も一層の手間を掛けて入念に 行なわれています。ブドウ果実の品質を損なうことなく完璧な状態で収穫し、最適な管理体制のもとで上質な醸造を行ないたい。その思 いの実現を目指し、今日、ブドウ畑での作業にはグラン・クリュにふさわしい最新機材が導入されています。 ■オーナー:ジャン=ピエール・アングリヴィエル・ド・ラ・ボーメル ■アドバイザー:フランソワ・デスパーニュ ( Château Grand Corbin-Despagne ) ■ぶどう品種:メルロー:100% ■土壌:礫質粘土質 ■ぶどう畑:12ha (高密度植樹: 5500 本/hla) ■平均樹齢:20年 ■ワイン造り: 温度調節機能を備えたコンクリート・タンクを使った伝統的醸造 12の区画ごとに管理され、20-25日の醸造 卵白を使った清澄 / ロー・フィルタレーション ■熟成:18ヶ月 / アリエ産フレンチ・オーク (新樽30%) ■テイスティング・ノート 深みと輝きのあるカラー。赤果実および黒果実(カシス、ブラックベリー、スグリ、ラズベリー)のアロマが豊かで、 非常にエレガントな樽香を感じさせる。味わいはなめらかで芳醇で、瑞々しさがあり、巧くコーティングされたタン ニンが特長的なワイン。力強さとバランスが一体となったヴィンテージ。 - 2010年ヴィンテージ 気温の低い日と暖かい日が交互に続いた春。乾燥した夏は、夜間は冷涼で、水分ストレスは安定して適度に保 たれたことで、アロマおよびポリフェノールのプリカーサー(前駆物質)の理想的形成に繋がった。9月および10月 は好天続きで、果実の粒は完璧な熟度を得た。初秋の天候は涼しく晴れた朝が印象的で、急がず落ち着いて収 穫を進めることが出来、暑い午後の天候のもとメルロの熟度がより増した。 萌芽は4月2日から、開花は6月6日から、着色は8月4日からそれぞれ始まり、収穫は10月11日から14日に行な われた。 - エイジング:8-10年 ■MEMO LE GUIDE HACHETTE DES VINS 2014 ★★ ラルトーのワインはシルクのようになめらかな織り目が特徴的で、粘土質土壌から生まれる偉大な質のメルロ特 有の芳醇さが備わっています。 シャトー・ラルトー、100%メルロ、風味高く果実味溢れるボルドーの伝統的スタイルのワインです。樽っぽさを感じ させず、過度な抽出はひかえたワイン造りで、一層のフレッシュ感、フィネス、ピュアなアロマが得られています。 現オーナーによる大規模投資、醸造学者フランソワ・デスパーニュ氏からのアドバイス、適格な収量調整、入念 な樽育成。伝統とビンテージごとの自然状況、テロワールの特性、それらを尊重するワイン造り。ピュアで素直な 味わいの、しなやかなタンニンと果実味豊かなアロマを含んだワインが生み出されています。味わいのストラク チュアは驚くばかりの秀逸さで、目の詰んだ織りの上に広がり、フィニッシュには長い余韻が残ります。 3770002377123
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