かわいい名前の怖いやつ

かわいい名前の怖いやつ
胃がんや胃潰瘍の原因と知られている“ピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)”で
すが、50 歳以上の日本人の 6 割以上の人が感染しているということはあまり知ら
れていません。
日本でも 2000 年 11 月より、ピロリ菌の除菌療法が保険で認められるようになり
ました。
(アメリカ、イギリス、フランスなど海外ではずいぶん前から認められて
いた国もあります)
ピロリ菌の除菌に成功すると、
・ 何度も再発を繰り返していた潰瘍の再発がおさ
えられる
・ 維持療法(潰瘍が治った後も、再発予防のため
に薬を飲み続けること)が必要なくなる
などの効果があります。(右図→)
ただし、除菌の治療は中途半端でやめたりすると、
ピロリ菌が薬に対して耐性をもち、次に除菌しよ
うと思っても薬が効かなくなるおそれがあります
ので、必ず医師の指示通りに薬を飲むことが必要
です。(右図→)
また、除菌治療は 1 週間ほどで終わりますが、そ
の後も潰瘍の治療は一定の期間必要になることが
あります。
佐々木記念クリニックの外科外来(胃腸科・肛門科・乳
腺科)は火曜日:宮本礼子先生、木曜日:谷川敦子先生が
担当しております。
ピロリ菌の感染の有無は内視鏡検査や尿素呼気試験、便
の検査など簡単な検査で見つけることが可能です。ピロ
リ菌が心配な方は、佐々木記念クリニック外科外来(胃
腸科・肛門科・乳腺科)を受診して下さい。