インドの法定計量制度の概要

2013/7/2
インド政府
消費者・食料公共配給省
消費者局
B N ディクシット(B N DIXIT)
(法定計量課長)
1
• インドは,幅広く豊かな文化的遺産をもつ世界最
古の文明の一つであり,世界最大の民主主義国
である。
• インドは農業生産では自給自足国となっており,
現在,世界トップクラスの工業国の一つである。
• インドは,さまざまな部門で開放経済を保持して
おり,GATCを通じて民間部門向けに法定計量を
開放しつつある。
2
1
2013/7/2
• インドは,330万平方キロメートルの面積,
7,517 kmの海岸線をもつ。
• 2011年3月1日現在のインドの人口は
1,210,193,422人(男性6億2,370万人,女性
5億8,640万人)であった。
• インドには28の州及び7つの連邦直轄領地
がある。
3
• インドは,OIML/CIML及びBIPMの加盟国
であり,定期的にOIML/CIML/BIPMの会
議に参加している。
• インドは,TC6: 包装商品)などのメンバー
でもある。
4
2
2013/7/2
• 法定計量:計量及び測定の安全性及び正確さの
観点から,公的保証を確かなものとするという目
的をもつ必須技術・法定要件に関して,計量及び
測定の単位,計量及び測定の方法並びに計量器
及び測定器を扱う計量分野を意味する。
5
度量衡に関連する法律を施行するための憲法条項
は次のとおりである。
 度量衡標準器の制定-ユニオンリスト-項目55
に基づく
 標準器の制定を除く度量衡-コンカレントリスト-
項目33Aに基づく
6
3
2013/7/2
標準器及びそのトレーサビリティの階層図
国際標準
標準の国内原型
(10年に1回)
参照標準
(3年に1回検定)
二次標準
(2年に1回)
実用標準
(年1回)
商用分銅
(1年/2年に1回)
7
• 法定計量法,2009年:法定計量法,2009年
(2010年1月)は,インド政府官報の中で2010
年1月14日に公布された。これが,度量衡標
準器法,1976年及び度量衡標準器(施行)法,
1985年に取って代わり,2011年4月1日に発
効した。法定計量法,2009年の際だった特長
は次のとおりである。
8
4
2013/7/2
•
法定計量法,2009年は,標準器法及び施
行法の条項を網羅する単一の法律である。
•
工業生産で用いられる分銅及び計量器は,
法定計量法,2009年では扱われていない。
•
さまざまな違反の処罰条項が増やされた。
•
政府承認試験センターの条項が取り入れら
れた。
9
•
管理者及びその他法定計量担当官の資格が規
定された。
•
会社の役員1名だけが会社が犯した違反に対す
る責任を担う。
•
これは,あらゆる種類の取引又は保護目的で使
用される分銅及び計量器に適用される。
•
本法はわずか57条のみである。
•
分銅及び計量器の輸出のための登録は求めら
れない。
10
5
2013/7/2
• 地域参照標準試験所:
地域参照標準試験所(RRLS)は,インド政府の機関
である。これらの試験所は,インド国内の州政府,
産業界及び消費者の法定計量要件を満たすために
設置される。
• 地域参照標準試験所は,測定標準器につい
ての最高機関である国立物理研究所と州立
度量衡研究所との間をつなぐものとして貢献
するために利用される。
11
• 5つのRRSLがあり,それぞれアーメダバード,バ
ンガロール,ブバネスワル,ファリーダーバード,
グワハティにある。
• インド政府は,産業界のニーズに応えるためにワ
ーラーナシー(ウッタルブラデシ州サールナートの
近く)及びナーグプル(マハラシュトラ州)に2つの
新規RRSLの設立を決定したことを報告する。
• より優れた技術を備えた新規RRSLを設立するた
め,日本の支援を要請する。
12
6
2013/7/2
インド法定計量機関(IILM)
ラーンチー
• IILM, ラーンチーは,インド唯一の研修機
関で,中央政府及び州/連邦直轄領政府
の法定計量担当官が法定計量のさまざま
な分野の研修を受ける。本機関は,社会
利益のため,セミナー及びワークショップを
行っている。本機関は,開発途上国の担
当官向けの研修プログラムも行っている。
13
• インドには,法定計量発展のための十分なインフ
ラがあり,法定計量実施を目的として2000人を超
える法定計量担当官がいる。
• インド政府は,2012年から2017年までに実用標準
(F2クラス)/二次標準(F1クラス)の試験所を設立
するために30億ルピーのプロジェクトがある。
• わが国は,インド及び日本で法定計量担当官の能
力強化プログラムを立ち上げるために日本政府の
支援を必要としている。
14
7
2013/7/2
中央政府及び州政府の法定計量局が規制する重要
な分銅及び計量器は次のとおりである。
•
•
•
•
•
•
•
•
(i) 鋳鉄分銅,金銀地金分銅,鋼分銅など全種類
の分銅
(ii) ものさし,鋼巻尺など
(iii) 計量ます
(iv) 計数機及びさおばかり
(v) 非自動はかり
(vi) 自動重量充填器
(vii) 自動貨車ばかり
(viii) 水以外の液体メーター
(ix) CNG計量分配装置
15
•
•
•
•
•
•
体温計
血圧計(血圧計)
タクシーメーター
水道メーター
貯蔵タンク
タンクローリー
•
16
8
2013/7/2
•
•
•
•
•
連絡窓口詳細
インド政府,消費者局,法定計量課長
(Director of Legal Metrology)
電話: +91 11 23389489;
ファクス: +91 11 23385322;
電子メール:- [email protected]
ウェブサイト:- www.fcamin.nic.in
17
権利を主著しましょう!!
後援:
インド政府,
消費食糧分配省
18
9