●□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010年6月16日 宇都宮セントラルクリニック メールマガジン UCC@express No 21 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●□ みなさまのホームドクターをめざす、宇都宮セントラルクリニックより クリニックと健康に関する情報を提供しています。 http://www.ucc.or.jp/ 「NEWS」 梅雨時. この時期どうしてもジメジメしてしまう時期です。 気温や湿度が高くなる日本の夏は、食中毒が発生しやすくなります。 食中毒の 1/3 は家庭で起こっています。しっかり予防しましょう。 詳しくは Topic 1をご覧ください。 ☆携帯電話専用のホームページを開設いたしました。 BOOK マークに入れて頂けると、外来時間等の確認に便利です。 ▼携帯用のアドレスはコチラから http://www.ucc.or.jp/mp/ 目次============================================================== [ Topic 1 ] 食中毒について [ Topic 2 ] 肺癌について [ Topic 3 ] 当院理事 佐藤俊彦からのメッセージ [ Topic 4 ] 当院の外来案内 [ Topic 5 ] 院長先生の映画コラム ================================================================== ================================================================== [ Topic 1 ] ◆食中毒について◆ ================================================================== 食中毒予防の3つの原則は、 菌を「1.つけない、2.増やさない、3.やっつける(殺す)」です。 食中毒を起こす細菌やウイルスの種類は違っても、予防するには共通の ポイントがあります。 食中毒を予防するための、6つのポイントを実践して 食中毒から身を守りましょう。 1)食品の購入 新鮮な物、消費期限を確認して購入する等 2)家庭での保存 持ち帰ったらすぐに冷蔵庫や冷凍庫で保存する等 3)下準備 手を洗う、きれいな調理器具を使う等 4)調理 手を洗う、十分に加熱する等※ 5)食事 手を洗う、室温に長く放置しない等 6)残った食品 きれいな器具容器で保存する、再加熱する等 ※腸管出血性大腸菌やサルモネラ、腸炎ビブリオなどによる細菌性食中毒の 予防には、75℃、1分以上、ノロウイルスによる食中毒の予防には、85℃、 1分以上の加熱をしましょう。 吐き気や腹痛、下痢などの食中毒が疑われるような症状が現れたら、 素人判断で胃腸薬や下痢止めを服用せず、重症化を防ぐため一刻もはや く医師の診断を受けましょう。 ================================================================= [ Topic 2 ] ☆肺癌について☆ ================================================================= 最近話題になっている肺癌についてご紹介します。 肺癌は喫煙との関係が深い癌です。では、喫煙をしていないのに肺癌に なってしまうこともあるのでしょうか? 実は、肺癌は大きく分けて、腺癌(60%)・扁平上皮癌(20%)・小細胞癌 (15%)・大細胞癌(5%)の4種類に分けられており、このうち喫煙と大きく かかわっているのが、扁平上皮がんと小細胞癌なのです。 (このほかに稀な特殊な癌もありますが・・) つまり、腺癌、大細胞癌などでは、喫煙をしていなくても罹ってしまう癌なの です。また、扁平上皮癌、小細胞癌でも喫煙との関係が深いというだけで、 誰にでも罹りうる癌ということにもなります。 やはり定期的な検診を受け、早期発見・治療をすることが、とても大切に なってきます。 各自治体で「肺癌検診」を行っているところもございますので、今まで 受けた事のない方は市町村窓口にお問い合わせしてみてはいかがで しょうか?また、当院では「マルチスライス CT」を導入しています。CT は、 肺癌などの病変の検出に力を発揮します。 検査をご希望の方は、お問い合わせ下さい。 宇都宮セントラルクリニック 健康管理センター 028-657-7302(受付時間 13:00~18:00) ================================================================= [ Topic 3 ] ◇当院理事 佐藤俊彦からのメッセージ◇ ================================================================= ノーリツ鋼機グループとの協業に関して 株式会社 ドクターネット 代表取締役 佐藤俊彦 放射線科医の一人として『日本の放射線診療をよくするためには?』 このテーマを考えた時、 『すべての放射線画像を放射線科専門医が読む インフラ=社会的責任を果たす放射線科医』という仕組みを作ることが、 放射線科医としての私の残された時間内に達成するべき目標であると 考え、ドクターネット創業以来、医師と起業家という二足のわらじをはいて 努力してまいりました。 起業家としての私の夢は、1995 年の米国視察で見た“グループプラク テイス・遠隔画像診断ネットワーク・画像診断センター(DIC)”を日本全国 に整備するための基盤強化を目的とした当社の株式上場でした。しかし、 リーマンショックなど様々な世界情勢の中、上場という道ではなく、資本 提携という形でノーリツ鋼機グループと一緒になることにより、創業以来 の目標を達成し、諸先生方をはじめ、株主様・顧客病院様・各企業様 ・社員への責任を果たせるのではないかという考えから、今回の当社 全株譲渡による資本提携に至りました。 ノーリツ鋼機株式会社は、写真 DPE 用ラボ機器で世界シェア No.1 の 優良企業です。製造を得意とし、デジタル映像技術に強みを持ち、 グループ関連企業である LucidiomInc.(ルシダム社:(米国)デジタル プリント受付端末機をはじめ、業務系システム、ソフトウェアツール、 インターネットオンラインシステムなどを提供)などの M&A を通し、新しい マーケット創造に挑戦している若き西本博嗣社長率いる上場企業(東証 ・大証 第 1 部)です。西本社長の考える“医療・食・環境をテーマとする 新しい企業”の中の「医療の担い手」となれるよう、当社の舵取り実施して いくと同時に、ドクターネットのセカンドステージをノーリツ鋼機グループと 実現していきたいと思っています。 私の人生において、放射線科の専門医になると選択したことはすごく 幸せなことであったと思っています。最先端の技術に接しながら、臨床 の最前線の診療に還元できる診療科は他にはないのではないでしょうか? 技術面ばかりでなく、健全な経営のないところでは健全な医療を供給 できません。また、医師の技術だけでも医療はよくならないことを身に しみて感じることができました。 今後は、これまで以上に皆様方のご支援を受けながら、セカンド ステージのドクターネットをさらに発展させてまいる所存です。これまで、 ご支援いただきましたことに心より感謝を申しあげ、今後も変わらぬ ご支援を賜りますよう、よろしくお願い申しあげます。 ================================================================= [ Topic 4 ] ■当院の外来案内■ ================================================================= ▼外来担当表はコチラから http://www.ucc.or.jp/consultation/list/index.html ================================================================= [ Topic 5 ] ◎院長先生の映画コラム◎ ================================================================= ナチスドイツはすべての面で悪か。もちろん、そんなことはありません。 しかし、一般にそれが声高に唱えられることはありません。 映画の世界でも同じで、ナチスを悪者に設定して徹底的に叩いても、 誰も反論しません。ナチスは、悪役にするにうってつけの個人または 団体です。ユダヤ系アメリカ人であるスティーブン・スピルバーグ監督 の作品に登場するナチス軍人は、一点の曇りもない無個性な悪人です。 この現状を、現代ドイツ国民は面白く思わないでしょう。 「そりゃあ悪人に されるのは仕方ないけど・・・またかい!」と。そのような感情は私たち 日本人にも覚えがあるのではないでしょうか。 そんな中にあって、『U-571』(2000 年米)は稀有な作品と言えましょう。 ドイツの U ボートに命を預けることになった連合軍兵士たちの物語です。 海上でのハプニングから、U ボートを操艦して敵から逃げる羽目になって しまった連合軍兵士たち。ドイツ駆逐艦に執拗に追跡・攻撃されて、 やむなく危うい操艦でそれをかわしますが、それで分かるのは U ボート の性能が連合軍潜水艦を凌駕しているということ。兵士たちは次第に U ボートに信頼を寄せるようになります。 満身創痍になった U ボートから離脱する場面では、憎んでいたはずの 敵艦に対する愛惜の情が溢れています。彼らが U ボートに人格を感じ ているかのような、日本的なアニミズムさえ感じさせる場面です。 アメリカ映画がナチスの U ボートをこのように良く描くのは、とても 珍しいと思います。 製作者ディーノ・デ・ラウレンティスがイタリア人であるからと考える のは、うがった見方かもしれません。しかし、ドイツ軍人を連合軍軍人 と同じように高潔・勇敢に描いた潜水艦映画の傑作『眼下の敵』 (1957 年米)と同等に、とまではいかなくても、本作はもうちょっとだけ でも高く評価されていいと思っています。 +-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+■発行: 宇都宮セントラルクリニック UCC@express 編集部 【UCC@express の配信停止】 【配信アドレス変更】 は、下記 サイトよりお願いいたします。 http://www.ucc.or.jp/mailmagazine/index.html +-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+■お問い合わせについて 宇都宮セントラルクリニックへのお問合せ、ご相談は、下記サイトより お願いいたします。 URL : http://www.ucc.or.jp/hospital/form.html +-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+All Rights Reserved by UCC.無断転載、再配布を禁止します。 http://www.ucc.or.jp/
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