UCC@express No 9 ~ 最新CT導入他

●□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2009年6月23日 ━━
宇都宮セントラルクリニック メールマガジン UCC@express No.9
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みなさまのホームドクターをめざす、宇都宮セントラルクリニックより
クリニックと健康に関する情報を提供しています。
http://www.ucc.or.jp/
---------------------------------------------------------------○ メール配信中止/アドレス変更はメールの最後をご覧ください。
---------------------------------------------------------------新型インフルエンザの感染が広がっています。
新型インフルエンザはA型インフルエンザウイルスH1N1に属するもので、新たに
ヒト-ヒト間の伝染能力を有するウイルスです。新型のインフルエンザウイルスは
誰も免疫をもっていないため、季節性のインフルエンザに比べ感染が拡大する
可能性が高いのです。
強毒性の鳥インフルエンザとは異なり、重症化する危険性は季節性のインフルエンザ
とほぼ同程度との見解も示されていますが、感染拡大を防ぐためにも十分な対策が
必要です。感染した場合の主な治療法は抗インフルエンザウイルス薬であるタミフル、
リレンザの投与となり、後はご自宅で静養いただくことになります。
メディアでも報じられていますが、外出されたら「うがい、手洗い」を行うよう心がけて
ください。発熱や新型インフルエンザに関する県内の相談窓口は下記HPに掲載され
ています。
http://www.pref.tochigi.lg.jp/welfare/hoken-eisei/kansen/Influenza-info.html
UCC@express 編集部
目次===============================================================
[ Topic 1 ] 最新CT導入
[ Topic 2 ] 当院理事 佐藤俊彦の論文のご案内
[ Topic 3 ] 健康セミナーのご案内
[ Topic 4 ] COPDにご注意ください。
[ 院長シネマ談 ] B級映画不遇の時代
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[ Topic 1 ] ======================================================
最新CT導入によりCT検査は2台体制となりました
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当クリニックのCT検査は、日立メディコ社製『ECLOS』(16列MDCT)とPhilips社製
『Brilliance』(64列MDCT)の2台のCT装置で検査を行っています。撮影部位によって
2つの装置を使い分けることで、診断する上で最適な画像を得ることができます。
【CT検査とは?】
CTとはComputed Tomography(コンピューター断層診断装置)の略で、レントゲンと
同じX線を利用し、身体の輪切りを撮影します。世界のCTの三分の一が日本にある
といわれているほど国内ではポピュラーな検査装置ですが、最近のCTは、その輪切り
の画像から様々な方向からの断面像を再構築したり、3次元といって立体的な3D画像
をコンピューターで得ることができます。正確な診断や治療方針の決定、インフォームド
コンセントなどに有効に活用されています。皆さんも一度は検査を受けたことがあるかも
しれません。
●導入された最新CT・ECLOS(16列MDCT)の特徴
従来の装置と比較し、低被曝で高速撮影するにも関わらず高画質な画像が得られる
ようになりました。例えば、従来の2倍の細かさ(スライスの厚さが2.5mmから1.25mm)
で撮影することが可能で、従来の約半分の時間で撮影します。
胸部検査の場合は、30cmある肺を約10秒で撮影します。
また受診者の体型を機械が判断し、その人にとって必要最小限なX線量をリアルタイム
に計算・補正する機能が付いており、最小限での検査が可能です。X線の量が減ると
きれいに写らないことがあるのですが、低いX線の量でも画像に発生するノイズ(画像
を汚くする信号)を低減する機能によってクリアできれいな画像を得ることができます。
従来のCTと比べると最大で70%の被曝量低減が可能であり、受診者に優しい装置で
ありながら、きちんとした検査ができるCTなのです。
宇都宮セントラルクリニック健康管理室 TEL:028-657-7302までお問い合わせください。
[ Topic 2 ] =====================================================
当院理事 佐藤俊彦の論文のご案内
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画像診断センターとして、最先端のPET装置やMR装置の臨床経験を論文として
ご紹介いたします。
ご紹介内容は下記から
http://www.ucc.or.jp/ronbun/index.html
[ Topic 3 ] =====================================================
健康セミナーのご案内
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当院では毎月健康セミナーを開催しております。
6月は下記の日程で開催いたします。参加費等は不要ですので、皆様のご参加
をお待ちしております。
●日時:6月27日(土曜日)14:30~
●場所:宇都宮セントラルクリニック2階 健康管理室
●内容:「3つのトンネル。どの装置が精密検査?」と題して当院の主要検査装置
PET・MR・CTについて判り易くご紹介させていただきます。
参加ご希望の方は下記まで、直接ご連絡下さい。
宇都宮セントラルクリニック セミナー窓口 TEL:028-657-5215
なお参加された皆様には、当院理事 佐藤俊彦著「医療崩壊 回避できず」を
プレゼントいたします。
詳細は下記から
http://www.ucc.or.jp/hospital/kenshin.html
[ Topic 4 ] =====================================================
COPDにご注意ください。
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皆さんは、COPDという言葉を見たり聞いたりしたことがありますか?
COPDはChronic Obstructive Pulmonary Disease(慢性閉塞性肺疾患)の略で、
慢性気管支炎、肺気腫またはその併発を指す総称です。
COPDの最大の危険因子はタバコ。タバコの煙などで肺が炎症を起こし、気管支
が狭くなったり肺胞が破壊されたりして、呼吸がしにくくなる病気です。
症状は、
●せきや痰が多く長期間続く
●坂道や階段を昇ると息苦しい
●同年齢の歩くスピードについていけない
など日常生活に支障をきたすだけでなく、生命も脅かされることもあるのです。
国内では年間約15,000人がこの病気で亡くなっており、死亡原因別では10位の
病気です。潜在患者数は推定530万人以上という報告もあり、高齢社会を迎えた
日本にとって大きな問題になるのではと考えています。
当クリニックでは、禁煙指導をはじめ、COPDのコントロールを行っています。
前述の症状があるという方は「呼吸器・アレルギー内科」の専門外来にご相談ください。
診察日等は直接当院にお問い合わせ、もしくは当院ホームページをご覧下さい。
医療法人DIC 宇都宮セントラルクリニック TEL:028-657-7300 FAX:028-657-7301
http://www.ucc.or.jp/consultation/list/index.html
[ 院長シネマ談 ] =================================================
B級映画不遇の時代
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以前、地方都市では映画の上映は二本立てが主流でした。
多くの場合、映画会社にとって興業力のあると期待される映画と、B級映画(ココ
ではハリウッド製低予算映画と定義します)の組み合わせでした。そんなB級映画
のほとんどは、低予算に由来するショボさを見せてくれますが、それはそれで結構
楽しめます。しかし、中にはキラリと光るいいできを見せてくれる作品があります。
B級映画の面白さは、何といっても「低予算の不利を凌駕するアイディアの面白さ」
と「映画に掛けるスタッフの熱意」でしょう。
ところが、90年代にシネマ・コンプレックスが登場して一本立てが普通になると、B級
映画を見る機会は激減してしまいました。というのは、B級映画はあまり宣伝費を
掛けてもらえず観客の覚えも悪いため、二本立てならともかくそんな一本をわざわざ
見に行く人は少数派になったからです。シネコンは売れない映画の上映をすぐに打ち
切りますから上映期間も短くなり、さらに動員数を減らすという悪循環に陥ります。
貸しビデオが普及する以前は、一度見逃したB級映画を再度見る機会は、まずあり
ませんでした。ですから、私のような映画マニアは、出世前の監督の「初期の傑作」
を見逃さぬよう、せっせとB級映画を見たものです。後になって、「俺はあの監督の
『○○』を見た!」と自慢することに、無上の快感を覚えたものです。
映画を含め、文化というものは同時代性が重要と私は考えています。評価の確立
した映画をビデオで見るのもいいですが、今映画館で掛かっている作品を見るのが
映画の一番の楽しみ方だと思います。
ちなみに大学時代の私のお気に入りB級映画は「F/X 引き裂かれたトリック」(1986年
米)、「マンハッタン・ミステリー 消えた黒い箱」(1987年米)です。
今となっては覚えている人はほとんどいないでしょうけど・・・。
余談ですが、私が大学時代を過ごした新潟市には、当時から「シネ・ウインド」という
ミニシアターがありました。この映画館のお陰で、玉石混交多数の映画を見ることが
できました。平成の大合併以前の人口は45万人程度でしたが、シネコン商業主義の
中にあって、この映画館の存在こそが同地における映画文化を薫り高いものにして
いました。この稿を終えるにあたり、同館スタッフの方々に最大限の謝辞を捧げたい
と思います。
シネ・ウインドのホームページ
http://www.wingz.co.jp/cinewind/
UCC理事長 斎藤友雄
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