監督 ブライアン・デ・パルマ 1940 年フィラデルフィア生れ。 映画入りのきっ かけは、サラ・ローレンス大学在学中に、たま たま撮った短編が賞を受けたため。 72 悪魔のシスター ◯ 73 ファント 【 監督作品 】 ◯ 74 愛のメモリー ◯ 76 キャリ ム・オブ・パラダイス ◯ 78 フューリー ◯ 79 殺しのドレス ◯ 80 ホーム・ムー ー◯ ビー(未) ジョン・トラボルタ 1954 年 2 月 18 日、ニュージャージー生れ。 77 の大成功でトッ 「サタデー・ナイト・フィーバー」◯ プスターの中間入り。その後、 「年上の人」 「アーバンカ ウボーイ」と凡打を繰り返し、 「ミッドナイトクロス」で 大成功。 75 魔鬼雨 ◯ 76 キャリー ◯ 78 グリース 【 主な作品 】◯ 80 アーバン・カウボーイ ◯ 82 スカーフェイ 年上の女 ◯ ス(未) ナンシー・アレン ニューヨーク生れ。 5才の頃からダンスを習い、映画「フェーム」 の舞台ともなったパフォーミング・アーツを卒 業した、実力派の一面を持つ。映画デビューは、 「さらば冬のカモメ」 。 76 キャリー ◯ 79 1941 【 主な作品 】◯ 80 殺しのドレス、ホーム・ムービー(未) ◯ スタッフ 製作 ジョージ・リットー 監督・脚本 ブライアン・デ・パルマ 製作総指揮 フレッド・カルーソ 撮影監督 ビルモス・ジグモンド チーフ・カメラマン マイク・ガーシュマン 編集 ポール・ハーシュ 美術 ポール・シルバート 音楽 ピノ・ドナジオ 感想 (武井)わたくしは、ジョン・トラボルタという人に対して、彼の作品を一本も見 ていないのに偏見めいたものを持っていたのですが、いや、なかなか、良 い男性ではないですか。そうもちろん、ルックスのことなんて言っている のではありません。表情とかしぐさとか説得力を思わず感じてしまいまし た。ストーリーについて少し言いますと、私はこのような勧善懲悪ものを 見ると、なぜかいつも「南総里見八犬伝」とだぶらせてしまい、久しぶり に映画を見てため息をついてしまいました。 ―終― P.S ナンシー・アレンは、榊原るみに似ていて良かったが、 個人的にボクは榊原るみの方が好きだ。 みなさん (野村) 諸氏は“みえみえ”等の意見が多かったが、私は、こーゆーのがけっこう 好きである。何故かと言えば、ひたすら私があんまり映画を見ていない故 しかと …となりそうだ。 (この際、それは無視しよう。文章が続けられなくなるか ら…。 ) ... ストーリーは、色々しかけを用意してミステリー仕立てにしているけど、 それが直線的に並んでいて、決して入り組んでいないために、いまいち、 先が読めてしまう、という難があったと思います。しかし―私好みじゃな ヒロイン い故か― 女 の姿があまり浮かばない。悲鳴だけが残っています。 (新井) 正直なところミッドナイトクロスは、良くなかった。そもそも邦題の ミッドナイトクロス、何だこれは。こんな題名よりも、ブロー・アウト のほうがいいに決まってる。それと、 『殺しのドレス』の時にも思ったこ とだけど、ナンシー・アレンって人は、このような映画ムキの人でない のではないでしょうか?ディ・パルマさんも次の映画には、新しい女優 さんでも使って欲しいものです。 チナミに『ファントム・オブ・パラダイス』は、イイです。 (江端) 期待していたよりは、良くなかった。確かにカメラワークなんて、フ ツウと違っていたけど、少しコリ過ぎなんじゃないかなあ。私としては、 サスペンスものは、もっと渋く迫って欲しいのです。特に最後の花火の シーンは、美しかったけど、シラけた。 ジョン・トラボルタも、相変わらず軽薄そうで、適役とは云えなかっ た(私、トラボルタ嫌いじゃないけど) 。この監督には、ファントム・オ ブ・パラダイス路線を行ってもらいたい。悪い映画じゃないけど、欲張 り過ぎて、いまひとつぴったりこなかった。 (米田) ブライアン・ディ・パルマ監督とナンシー・アレンお姉さんが結婚し ていたとは…、ショックです。ナンシーお姉さんと、結婚したかったの に…。 二日酔いで映画を見たせいか、 世間の評判程の映画には思えなかった。 『殺しのドレス』の様な、スリリングな感じがなかった。例えばノドを 切って殺す場面。もっと、もっと、気色悪くやってもらいたかった。そ れとラスト場面、トラボルタが自分の映画の悲鳴に、ナンシーお姉さん の悲鳴を使ったのが不可解…? でもトラボルタが、車でパレードを逆走する場面の空から映す所、よ かった。 (大島) ジョン・トラボルタに関しては、たいして知識もなく、人間離れした 顔の構造をしていて、運動神経がよくて、踊りの上手な人という印象を 持っていましたが、この映画の中では、彼の手先の器用さに魅せられま した。 ストーリーはさておき、私が感動したのは、ナンシー・アレンの美し さ + 可愛らしさと、最後、すでに息絶えたナンシー・アレンを抱きか かえたトラボルタの顔と、その時あがった妙に悲しげで美しい花火でし た。
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