東奥日報 平成24年10月26日（金）夕刊1面掲載 とで、本の居場所が分か ットに番号を書き込むこ る仕組カ。﹁世界中の街を 生まれてこのかた、転 居を重ねること十数度。 みた。 ︵英︶ い、対照的なわが身を顧 所有欲から逃れられな た本の山を眺めながら、 らもあふれ、床に積まれ るようにも思う。本棚か トな生き方を教えてくれ 事にとらわれないスマー なにすてきなことか。ブ ッククロッシングは、物 世界中を巡ったら、どん が、自分の分身のように もしお気に入りの本 たどり着いたのだろう。 長い旅を経て、こ▲の街に 置かれてあった。きっと リスのSF小説の洋書が ランス語で書かれたイギ 学の公式ゾーンには、フ 設された青森中央学院大 7月に県内で初めて開 が、何ともしゃれている。 目下の悩みは、そのたび 荷物の本の数だ。根っか 印を押し、本棚に並べて らの﹁積ん読﹂派。蔵書 悦に入っているだけでは 進歩がない。そうとは分 かっていながら、l度手 にした本は、どうにも手 東奥春秋 放す気になれない。 先日、初めて﹁ブック の存在を知った。読み終 クロッシング﹂なる活動 わった本をインターネッ トで登録し、固有の番号 を張ったラベルを付けた 後、定められた﹁公式ゾ ーン﹂や、駅、公園など、街 のどこか人目につく場所 に置いてくるというもの だ。次に手にした人がネ ＊＊ ブッククロッシング ＊ 図書館に﹂という合言葉 ＊ に増え続ける、引っ越し 2012・10・26
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