平成27年度 「学校評価結果報告書」

平成27年度 「学校評価結果報告書」
守口幼稚園
当園ではこの度、平成27年度の幼稚園学校評価として、教職員自己評価及び学校関係者評価を実施いたし
ました。教職員一人ひとりが、自らの教育活動や園運営の状況を振り返ることで、自身や園全体を見つめ直
すいい機会となりました。
また、それぞれの評価結果について、皆で話し合うことにより、成果や今後の課題、改善の方向性などを
明らかにすることができました。この結果を深く受けとめ、更なる教育活動の充実、教育環境の整備、教職
員の資質向上に努めてまいります。
Ⅰ.教育目標
当園は子供たちの無限の可能性を伸ばすために、その人格形成の基礎となる大切な幼児期を、のびのびと明るく楽し
く、すくすくと元気に、また、心優しく情操豊かに過ごせるよう、さまざまな経験や活動を実践しています。
ひとりひとりの個性を大切に、おおらかさの中で、知性・感受性・健全な心身をはぐくんで参ります。
Ⅱ.今年度の重点目標
●教職員の資質向上
●安全管理体制の充実(職員の知識向上及び保護者への情報発信)
●家庭との協力・連携
Ⅲ.評価項目と取組み状況
評価項目
1
2
3
教職員の資質向上
安全管理体制の充実
(職員の知識向上)
取組み状況
取組み内容
話し合いを重ねて保育のレベルアッ
プを図る。園長先生のピンクハート
のお話を聞ける機会を増やし、優し
い心・思いやりの心を育む。
お誕生会・朝礼・行事の際に、園長先生から「感謝の気持ち」
や「命が祖先からつながっていること」などピンクハートのお
話を聞くことで、子どもはもちろんのこと、教職員にも優しさ
S や思いやりの気持ちが身に付いた。
そのような心の教育を通じ、子どもは友達や家族を思いやり、
教職員は子どもの日々の行動や出来事をしっかりと話し合うこ
とにつながった。
けがの手当てや応急処置に関する知
識を深めるための取り組み(研修への
参加・話し合い等)を検討する。
応急処置について知識のある教職員が他の教職員にアドバイス
をし、また子どもに何かあればミーティングの場で全員が情報
を共有するなど、全教職員が処置の仕方を確認する体制を作る
ことができた。
S
子どもの様子の変化に敏感になり、子どもに何かあった際には
園長先生の正確な指示の下で、迅速な処置及び保護者への報告
を行うことができた。
また研修に積極的に参加することで知識向上に努めた。
安全管理の大切さを子どもたちだけ
安全管理体制の充実
でなく、保護者に向けて発信するこ
(保護者への情報発信) とを心掛け、さらなる信頼関係の強
化を図る。
登降園時の交通法規の遵守、災害時の避難方法などについて保
護者へ手紙・新聞記事などを配布し、また保護者が集まった際
には直接説明を行った。
A 避難訓練の重要性や、災害が起こりうる可能性があること等を
子どもに伝わる工夫を行い、少しずつでも理解を促すことがで
きた。
園内外の設備にも注意を払い修理を行った。
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平成27年度 「学校評価結果報告書」
評価項目
4
家庭との協力・連携
取組み状況
取組み内容
昨年に引き続き、連絡ノートの活用
や、お手紙のやり取りにとり双方向
のコミュニケーションを充実させる
ことでご家庭での様子や要望を汲み
取り、保護者との信頼関係を強化す
る。
守口幼稚園
連絡ノートやお手紙を活用するだけでなく、気になることがあ
れば電話や直接お話するなどの取り組みを積極的に行い、保護
者との信頼関係作りに努力した。
A
園での子どもの様子をできるだけ詳しく保護者へお伝えし、子
どもが出来るようになったことをご家庭でも褒めてもらうなど
の取り組みを行った。
【評価の基準】
S 十分達成されている
A 達成されている
B 取組まれているが、成果が十分でない
C 取り組みが不十分である
Ⅴ.今後取り組むべき課題
教職員の資質向上
園長先生の多忙さ、教職員の外部研修への参加回数の増加などにより、ピンクハートのお話を聞く機会が
減ってきているため、園内研修や職員全体会議の回数を増やし質の高い保育を提供できるようにしていきた
い。
保育中は視野が狭くなりがちなため、教職員は常に全体を見て、今何をしなければいけないのかを考えて動
く必要がある。
2
安全管理体制の充実
(職員の知識向上)
園長先生が不在でも正確・迅速に応急処置ができるよう、子どもの様子をよく見つつ、また教職員の知識を
さらに高めていく必要がある。
研修を通じて他園の取り組みを学びつつ、自園の現場対応について話し合い、記録をとることを継続してい
きたい。
3
毎月開催している保護者向け講演会の場でも安全管理についてお伝えし、有事には協力できる体制を整えて
安全管理体制の充実
いきたい。
(保護者への情報発信)
園の安全管理マニュアルを活用し、教職員一人一人の役割を徹底していく必要がある。
4
家庭との協力・連携
積極的に相談・手紙へお返事してくださる保護者とは密にコミュニケーションをとれるものの、そうでない
保護者に対してはどうやって関わりを深めていくかを考えていきたい。
5
認定こども園への移行
移行によってこれまでとどう変わるのかなど、教職員間で共通の理解が必要である。
自園給食が実施された場合、食べるのが遅い子どもへの対応をどうするべきか検討する必要がある。
6
サービスの向上
電話回線数を増やし、保護者が問い合わせを行いやすくする必要がある。
園の課題について話し合い、アイデアを出し合うための職員会議を開催したい。
担任のバス添乗時・研修会へ参加時などにフリーで動ける教職員が必要である。
7
人材育成
新卒採用者や内定者向けの教育や、保育技術向上のためのカリキュラムが必要である。
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Ⅴ.学校関係者の評価
子どもの人格形成にとって最も大切な時期に素晴らしい教育をされていると感じています。それらの教育は子どもたちだけで
なく、先生方の人格・資質向上にもつながっており、前向きで広い視野をもった教育を実践されています。
<NPO法人フレンド会長>
新しい挑戦・課題への取り組みに対する姿勢は素晴らしいと感じ、子どもたちの将来がとても楽しみです。常に謙虚で地道
に取り組んでおられますが、そういった良い取り組みを外部へ広報していってほしいと思います。
<NPO法人フレンド理事>
幼稚園という学びの場を充実させるために、教職員が資質向上に取り組んでおられ、また防災教育も積極的に実践され
ています。毎日きめ細やかに幼児教育に取り組まれていることを高く評価します。
<関西大学工学部名誉教授>
防災に関する紙芝居・お話絵本を通じ、積極的に防災教育に取り組んでいると思う。安全・安心の基礎を幼少期に養う
ことは重要なので、今後も先駆けの園として実践をお願いしたい。
<京都大学名誉教授>
園から保護者に対し、常に感染症等の情報を発信・注意喚起されており、感染拡大防止のための危機管理が徹底され
ています。子どもの人格形成に日々尽力する園の方針を引き続き継続していって頂きたい。
<医療法人福愛会・園医>
先生方が子どもたちと丁寧に関わっており、その結果として子どもと教職員の人間関係の密度が非常に濃い点が大きな
特徴です。今後も、明るく楽しい幼稚園であってほしいと思います。
<書道教室主宰>
園長先生を筆頭に、先生方が仲良くチームワークを保って礼儀・言動の良し悪しをしっかりと教えるなど、質の高い幼児教
育を実践されている地域の宝物のような学園だと感じています。
<守口市地域教育推進委員>
園としての新しい取り組みは勿論のこと、研修や園内会議などもしっかりと振り返りを行っており、掲げた課題(目標)を達成
すべく努力されており、その日々の努力は園児の姿にあらわれております。
<守口幼稚園元教諭>
園に関わる中で、園長先生・教職員が一丸となって多くの課題に取り組んでいらっしゃることが分かり、私たち父母の会
全員も多くのことを学ばせて頂きました。もっと園のことを発信し、多くの子どもたちが守口幼稚園で育っていってほしい。
<守口幼稚園元PTA会長>
「子どもは環境の子、地球の宝だ」とおっしゃる園長先生の陣頭指揮や、子どもたちに命の尊さや思いやり・真心を教え丁
寧に導いている、若くエネルギーいっぱいの先生方の姿にいつも敬服しています。
<守口幼稚園元PTA会長>
以上
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