「大阪市中央公会堂照射演出業務」特記仕様書 第1章 共通 第1条 適用 1 本業務は、『「大阪市中央公会堂照射演出業務」募集要項(平成 25 年 6 月)大阪・光の 饗宴実行委員会』によるものとする。 第2条 業務目的 昨年で10年を迎えたOSAKA光のルネサンスでは、中之島エリアと御堂筋エリアを一体 的に開催し、また、官民が一体となり、大阪市中心部の各エリア事業との連携を強化した「合 同プロモーション」を実施するなど、大阪の大きな経済効果を生み出すことができる事業へと 発展してきました。本年度は、2015年を目途に世界的な光の祭典・フランス・リヨンのリ ュミエール祭をめざし、中之島と御堂筋をコアプログラムとし、各エリアの光プログラムが一 体となり、より一層光のアートのクオリティ向上を図ることで、都市ブランドの牽引力となる 事業を目指し「大阪・光の饗宴」として新たに発信します。 本業務は、 「光のアートアワード審査会」 (以下「審査会」という。)において、最優秀提案に 選定された提案内容を基に、実施計画、照射コンテンツ製作及び実施、設営・撤去を行うもの です。 照射コンテンツ製作においては、以下の方針により、「大阪・光の饗宴 2013」コアプログラ ムのシンボル作品として、クオリティの高い作品を製作し、最も高い集客性・話題性の獲得を 図ります。 【大阪市中央公会堂照射演出デザインの方針】 ① コンセプトとして『水辺のオペラ「水都大阪・光の歌劇」』とし、大阪の文化発信地と しての大阪市中央公会堂の歴史観と高い芸術性を活かした作品を照射すること。 ② コンセプトに加え、作品のタイトルやテーマに独自性を加えること。 ③ 音楽と照射が一体となる演出として世界へ発信するエンターテイメント性を際立たせ た作品であること。 ④ ストーリー性のある作品とすることで、観覧者の感動を生み出す作品であること。 ⑤ 子どもから大人まで幅広い方々の観覧を想定した作品であること。 ⑥ 映像作品については、モラルある内容とすること。 【各種条件】 <作品製作における条件> ① 作品の 1 回あたりの照射時間は 5~7 分間までとする。なお、1 日あたりの作品照射 回数は、実行委員会等と協議の上、決定する。 1 ② 作品において文字は使用しないこと。 ③ 企業名やロゴなどを使用しないこと。 ④ 全てオリジナル作品で製作すること。 ⑤ 大阪市中央公会堂の正面のみを使用した照射であること。ただし、大阪市中央公会堂 出入口部分についての照射は行わないこと。 ⑥ 大阪市中央公会堂会議室利用時においては、屋内照明が窓ガラス部分から漏れるた め、デザイン上考慮すること。 ⑦ 観覧エリアは参考資料3の範囲とする。 ⑧ デザインは、実行委員会や関係機関との協議により、修正する場合がある。 ⑨ 契約締結後、照射演出デザイン作品(音楽及び作品)等一切の成果物の著作権は、契 約書条項第6条の規定により、実行委員会に無償で譲渡するものとする。 <設営等における条件> ① 設営期間は 12 月 10 日(火)~12 月 14 日(土) (予定)の間とする。ただし、大阪 市中央公会堂の利用状況により、正面広場部分での作業ができない場合がある。 ② 設営期間中の照射については、車両が通行していることから、照射日時については所 轄警察署等との協議により最終的に決定し、制服警備員を配置すること。 ③ 設営期間以外のテスト照射については、所轄警察署等との協議により照射日時を決定 すること。 ④ 音楽のテストまたは音量チェックについては、設営期間中で実行委員会及び所轄警察 署等の指示した時間のみとする。 ⑤ 電源は発電機を使用し、施設からの電源供給はできない。 ⑥ 電源など火気取扱いに準ずるものの周辺は消火器などを設置し、安全管理を行うこと。 ⑦ 大阪市中央公会堂や周辺の既設施設へ、設備や資材等を直接取付けすることはできな い。 ⑧ 道路及び歩道を使用しての設営はできない。 ⑨ 設営にあたっては、道路標識や信号をふさがないこと。 ⑩ 搬入出時や設営時には、必ず自主警備を行うこと。 ⑪ 開催期間終了後、原状復旧を行うこと。これにかかる経費は全て受託者負担とする。 <開催期間中における条件> ① 12 月 14 日(土)は別の事業開催が予定されているため、当該事業主催者に協力するこ と。 ② 開催期間中の警備は巡回となるため、日々設営物の自己管理を行うこと。 ③ 集客過多の場合は、中断及び中止する場合があるので、期間中必ず管理要員を配置す ること。 ④ 音量は会場外へ影響のない範囲とし、実行委員会及び所轄警察署等の指示に従うこ 2 と。 演出を行っていない時間帯の BGM やインフォメーション放送は、実行委員会等の指 ⑤ 示に従い協力すること。 ⑥ 演出を行っていない時間帯の照射では、所轄警察署等の指示により来場者の誘導を促 す文字情報などの照射に協力すること。 ⑦ 演出を行っていない時間帯または集客過多の場合等は、安全灯(足元灯り等)を設置し、 安全開催に努めること。 ⑧ 大阪市中央公会堂正面広場部分への資機材の残置はできないため、日々演出業務終了 後、テント等へ撤収を行うこと。 ⑨ 雨天積雪時にも開催のできる計画とすること。 第2章 実施計画、照射コンテンツ製作及び実施、設営・撤去 第1条 業務概要 本業務は、審査会において、最優秀提案に選定された提案内容を基に、実施計画書の作成、 照射コンテンツの製作及び実施、設営・撤去を行うものとする。 <主な業務> 大阪市中央公会堂への、音楽と映像の技術を駆使した照射作品の演出及び機材設置など テーマ:水辺のオペラ『水都大阪・光の歌劇』 開催場所:大阪市中央公会堂正面 開催日時:12 月 15 日(日)~12 月 25 日(水) 17:30~21:00 作品照射 21:00~22:00 大阪市中央公会堂らしさを活かしたライトアップなどの静止画照射 設営期間:12 月 10 日(火)~12 月 14 日(土)(予定) 撤去期間:12 月 25 日(水)22:00~翌朝まで 第2条 業務内容 業務実施にあたっては、大阪市中央公会堂施設管理者及び、道路管理者・公園管理者である 大阪市、交通管理者である大阪府警本部及び所轄警察署、周辺ビル管理者及び近接工事施工者 等との調整を実施するものとし、必要となる協議資料や申請資料等の作成も行うものとする。 1 実施計画書の作成 (1)選定された提案について、実施内容等を計画し、実行委員会及び警察等に提示する 実施計画書を作成するものとする。 (2)実施計画書の記載内容 実施計画書の作成にあたっては、テーマやタイトル、企画概要、業務工程、使用機 材、施工スケジュール等、以下に示す内容を記載すること。 なお、協議など関係機関との合意に至る経過記録を作成するものとする。 3 1)テーマ・タイトル 2)企画概要 3)照射作品内容 4)使用機材仕様書 5)機材等配置計画 6)配管、配線計画 7)業務工程表 8)施工スケジュール 9)詳細図面(全体平面図、断面図等) 10)施工計画(足場等の仮設計画含む) 11)その他必要なもの (3)実施計画書作成にあたっての条件 1)照射設備の設置位置等 ① 照射設備、電源設備等は、歩行者、通行車両などに支障のならない位置とする こと(参考資料 4 参照)。また、日々の照射業務終了後は必要な養生を行うこと。 ② 電源設備、照射設備及びその他工作物の設置にあたっては、大阪市中央公会堂 の建物や敷地、その他構造物に影響を及ぼさないこと。また、照射業務終了後、 原状復旧を行うこと。 ③ 設置する照射設備等は、屋外での使用に耐えるものとすること。 2)現場条件 ① 歩行者等が照射設備等に触れることを想定し、安全性および悪戯防止を考慮す ること。 ② テスト照射、設営及び最終調整作業時間は、22 時から翌日 6 時とするが、関係 機関等との協議により変更される場合がある。 (3)実行委員会及び警察等の意見を踏まえ、修正意見等が出された場合は、それに基づ き、都度計画書を作成するものとする。 2 テスト照射 (1)業務計画書に基づき、効果が確認できるテスト照射の計画書を作成すること。テス ト照射は、実行委員会等の立会確認のもと実施し、実行委員会等の意見や改善提案を 整理検討のうえ、実施計画の見直しを行うこと。 (2)テスト照射の実施にあたっては、所轄警察署等との協議、指導のもと、必要な制服 警備員を配置すること。 3 コンテンツ製作及び実施 (1)コンテンツ製作 実施計画書に基づき、コンテンツ製作を行うこと。また、テスト照射や現場確認作 業の結果により、実行委員会の意見を踏まえて、関係機関と協議のうえ、最終的な実 4 施計画書を策定し、照射作品の修正を行うこと。 (2)実施 製作した照射作品については、平成 25 年 12 月 15 日(日)から平成 25 年 12 月 25 日 (水)までの間、実行委員会の中止指示がなされない限り毎日、照射業務を行うこと。 なお、1 日あたりの作品照射回数は、実行委員会等と協議すること。 4 照射設備の設営撤去 照射設備の設営撤去については、関係機関との協議により変更されることがあるが、設 営及び最終調整については平成 25 年 12 月 10 日(火)から平成 25 年 12 月 14 日(土)を 想定しており、実行委員会により施工等の仕上がり確認を受けること。本照射は、平成 25 年 12 月 15 日(日)から平成 25 年 12 月 25 日(水)を予定している。なお、設営撤去に おいては必要に応じ自治体、警察、施設管理者等への協議資料、申請手続き資料を作成す ること。 5 関係機関協議 本業務では、以下の機関との協議、調整及び申請等が必要であるため、これら関係機関 への協議資料、申請手続き資料を作成すること。また、必要に応じて、これら関係機関と の調整を実施すること。なお、これに伴う費用は、受託者が負担するものとする。 (1) 大阪市中央公会堂施設管理者 1)本業務に関する技術的内容に関すること全て 2)テスト照射や実施、施工方法に対する協議 3)照射設備の設営位置、施工計画等に関しての協議 4)大阪市中央公会堂常設ライトアップ等の消灯計画に関する協議 5)その他管理者が必要とする事 (2)大阪市(公園管理者) 1)本業務に関する技術的内容に関すること全て 2)テスト照射や実施、施工方法に対する協議 3)実施に伴い必要となる各種申請書類等の作成 4)その他管理者が必要とする事 (3)大阪府警本部並びに所轄警察署(交通管理者) 大阪府道路交通規則第 14 条(道路における禁止行為)の交通の妨害となるような 方法でみだりに物件を道路に突き出すことなどは、禁止行為とされていることから、 本条文を遵守すること。 1)照射設備の設営位置、施工計画等に関しての協議 2)テスト照射や設営工事での施工計画で必要な交通規制に関しての協議 3)テスト照射や設営工事に伴い必要となる各種申請書類等の作成 4)その他管理者が必要とする事 5 第3条 1 配置技術者関係 単独の法人、またはグループのうちいずれか1社は、「電気工事」について、監理 技術者資格者証を有する監理技術者又は主任技術者を専任で配置すること。 (製作及び設 営などにおいて、仮設、設置及び撤去等の行為を伴う場合は、その現場に常駐すること。) 2 業務の管理及び統括を行う「業務責任者」を配置すること。 3 照射演出デザインに関する「照射演出デザイン責任者」を配置すること。 4 上記1及び3に記載する各配置技術者は、請負者と直接的な雇用関係を有しており、その 雇用期間が3ヶ月以上であるものに限る。 なお、在籍出向者及び派遣社員は、直接的な雇用関係にあるとみなさない。 5 業務責任者及び照射演出デザイン責任者は、テスト照射時には必ず臨場しなければなら ない。また、必要に応じて、製作及び設営の現場にも臨場すること。 6 第2条3「コンテンツ製作」に示す業務を遂行できる製作担当者を配置すること。 第4条 業務実施上の条件 実行委員会等よりコンセプトが変わらない範囲で修正の可能性があるため、その意見を取り 入れたものに変更すること。 第5条 成果品の提出 (1)実施計画書 2部 ※テスト照射等で変更が生じた場合は都度提出すること (2)打合せ協議簿 2部 (3)官公庁提出書類(占用申請等) 2部 (4)事業実施報告書 2部 (5)その他資料 2部 (6)電子データ(CD-ROM に格納したもの) 2部 なお、上記に定めのない事項については、必要に応じて協議の上、これを定める。 第6条 1 暴力団等の排除について 契約書第7条関係 受託者は、大阪市契約関係暴力団排除措置要綱に基づく入札等除外措置を受けた者又は 契約書第 42 条の 3 第 1 項各号に該当する者を受任者又は下請負人にしてはならない。 これらの事実が確認された場合、監督職員は、受注者に対し契約書第 7 条第 4 項に基づ く必要な措置をとるべきことを請求できる。 なお、下請契約等の解除にかかる一切の責任は受注者が負うものとする。 2 再委託契約、下請契約の締結等 受託者は、業務の一部を委任し又は請け負わす場合に締結する委託契約書又は下請契約 6 書に契約書「第 42 条の 3」に準じた暴力団等排除条項を加えることとする。 また、受託者は、監督職員より前項の請求があった場合速やかに対応しなければならな い。 3 大阪市契約関係暴力団排除措置要綱第 14 条関係 受託者は、契約の履行に当たって暴力団関係者等から不当な要求を受けた場合は、警察 への届出及び監督職員への報告(以下「届出等」という。)をしなければならない。 また、受託者から業務の一部を受任し又は請け負った業者が暴力団関係者等から不当な 要求を受けた場合においても、届出等を行うよう当該業者に指導しなければならない。 ※大阪市ホームページに掲載している「大阪市暴力団等排除対策」を参照のこと。(下 記アドレス参照) http://www.city.osaka.lg.jp/keiyakukanzai/page/0000012675.html 第7条 施設の保全 受託者は、既設構造物を汚染し、又はこれらに損傷を与えたときは、受託者の責任で復旧し なければならない。また、復旧にかかる費用は受託者の負担とする。 第8条 1 安全管理 受託者は、設営撤去にあたり、常に細心の注意を払い、労働安全衛生法等を遵守し公衆 及び従業員の安全を図らなければならない。もし、設営撤去中に事故が発生した場合には、 直ちに実行委員会職員に通報するとともに、工事事故報告書を提出しなければならない。 2 設営撤去にあたっては所要の人員を配し、現場内の整理、整頓及び保安に努めなければ ならない。 3 設営撤去にあたっては、あらかじめ保安上必要な措置、緊急時の応急措置及び、連絡方 法等について実行委員会と協議しこれを遵守しなければならない。 4 受託者は、豪雨、出水及びその他天災に際しては、天気予報などに注意を払い、常に災 害を最小限に食い止めるため防災体制を確立しておかなくてはならない。 5 設営撤去場所へ関係者以外の立入りを禁止する必要がある場合は、実行委員会の承諾を 得て、その区域に適当な柵を設けるとともに、立入禁止の標示をしなければならない。 6 設営撤去場所の秩序を保つとともに、火災、盗難等の事故防止に必要な措置を講じなけ ればならない。 第9条 実施工程表 受託者は、実施工程表について実行委員会が特に指示した場合、細部の実施工程表を提出し なければならない。 第10条 事前調査 7 受託者は設営撤去に先立ち、現地の状況、関連工事、その他について綿密な調査を行い、十 分実情を把握し施工しなければならない。 第11条 1 施工及びその基準 仮設物 工事用足場など設ける場合は、堅ろうかつ安全に設け常に安全維持に注意しなければな らない。 2 関連工事請負者との協力等 受託者は設営撤去にあたって、関連工事請負者との連絡を密にし、工事の進捗を図ると ともに、相互に協力し全体として支障のないものとしなければならない。 3 工程会議及び打合せ会議 (1)関連受託者間の計画についての調整、打合せ (2)関連受託者間の施工スケジュール、取り合い等の調整、打合せ (3)照射テスト等の調整、打合せ 第12条 機器製作又は購入品 (1)受託者は機器の製作又は購入及びレンタルにあたり、事前にメーカーリストを実行委 員会に提出し、承諾を得ること。 (2)機器仕様書、図面等は実行委員会と十分な協議を行った上で提出し、承諾後、製作又 は購入及びレンタルすること。 第13条 1 関係者協議 現地施工にあたり公園及び道路管理者、警察署等関係機関、大阪市中央公会堂施設管理 者等との協議資料を準備し、十分に協議すること。 第14条 電源について 電源については、受託者において防音発電機を用意すること。 電源は必ず周囲から見えないように目隠しをすること。開催時間以外は稼働しない。 第15条 その他 1 本特記仕様書及び図面に記されていない事項についても、技術上又は業務実施上、当然 必要と認められるものは、実行委員会の指示に従い受託者により施工するものとする。 2 関係法令を遵守し、計画・製作・設営撤去等に反映させること。 8 個人情報に関する特記仕様書 本契約の個人情報に関する特記仕様を次のように定める。 (法令遵守) 第1条 大阪・光の饗宴実行委員会(以下実行委員会という)と本契約を締結したもの(以下 受注者という)は、本契約履行に際しては、市民等の個人情報保護の重要性に鑑み大 阪市個人情報保護条例(平成7年大阪市条例第11号) (以下「条例」という。)のほ か関係法令の趣旨を踏まえるとともに、各法令の規定を遵守し、また、乙の従事者に も各法令の規定を遵守させなければならない。 (秘密の保持等) 第2条 受注者は、当該業務の履行上知り得た秘密を保持しなければならない。 2 受注者は、条例第2条に規定する個人情報(以下個人情報という)の漏えい、紛失、き損、 改ざん等の防止をしなければならない。 (目的外利用の禁止) 第3条 受注者は、個人情報を当該業務の履行の目的以外に利用してはならない。 (第三者への提供の禁止) 第4条 受注者は、個人情報を第三者へ提供してはならない。 (複写及び複製の禁止) 第5条 受注者は、個人情報を複写及び複製してはならない。 (報告義務) 第6条 受注者は、個人情報に関する業務の履行において事故が発生した場合、実行委員会に 遅滞なく報告しなければならない。 (立入検査) 第7条 受注者は、実行委員会が個人情報の管理状況を確認する等立入検査が必要であると認 めたときは、当該検査を受けなければならない。 (提供資料の返還義務) 第8条 受注者は、当該業務の履行のため甲から提供を受けた資料は、実行委員会に返還しな ければならない。 (実行委員会の解除権) 第9条 実行委員会は、受注者が本特記仕様書に記載された事項に違反した場合は、契約を解 除することができる。 (損害賠償) 第10条 実行委員会は、受注者が本特記仕様書に記載された事項に違反し、損害があるとき は、その損害の賠償を乙に請求することができる。 (是正勧告) 第11条 実行委員会は、受注者が条例第15条第1項の規定に違反した場合は是正勧告を行 い、勧告に従わない場合はその事実を公表することができる。 9 暴力団等の排除に関する特記仕様書 1 暴力団等の排除について (1) 受注者(受注者が連合体であるときは、その構成員のいずれかの者。以下同じ。 )は、 大阪市暴力団排除条例(平成 23 年大阪市条例第 10 号。以下「条例」という。)第 2 条第 2 号に規定する暴力団員(以下「暴力団員」という。)又は同条第 3 号に規定する暴力団密接 関係者(以下「暴力団密接関係者」という。)に該当すると認められた者と下請契約、資材・ 原材料の購入契約又はその他の契約をしてはならない。 (2) 受注者は、条例第 7 条各号に規定する下請負人等(以下「下請負人等」という。 )に、暴 力団員又は暴力団密接関係者に該当する者と下請契約、資材・原材料の購入契約又はその 他の契約をさせてはならない。 また、受注者は、下請負人等が暴力団員又は暴力団密接関係者に該当する者と下請契約、 資材・原材料の購入契約又はその他の契約をした場合は当該契約を解除させなければなら ない。 (3) 受注者は、この契約の履行にあたり暴力団員又は暴力団密接関係者に該当すると認めら れる者から条例第 9 条に規定する不当介入(以下「不当介入」という。)を受けたときは、 速やかに、大阪・光の饗宴実行委員会事務局へ報告するとともに、警察への届出を行わなけ ればならない。 また受注者は、下請負人等が暴力団員又は暴力団密接関係者に該当すると認められる者 から不当介入を受けたときは、当該下請負人等に対し、速やかに大阪・光の饗宴実行委員会 事務局へ報告するとともに警察への届出を行うよう、指導しなければならない。 (4) 受注者は第 3 号に定める報告及び届出により、大阪・光の饗宴実行委員会事務局が行う調 査並びに警察が行う捜査に協力しなければならない。 (5) 発注者及び受注者は、暴力団員又は暴力団密接関係者に該当すると認められる者からの 不当介入により契約の適正な履行が阻害されるおそれがあるときは、双方協議の上、履行 日程の調整、履行期間の延長、履行内容の変更その他必要と認められる措置を講じること とする。 2 誓約書の提出について 受注者及び下請負人等は、暴力団員又は暴力団密接関係者でないことをそれぞれが表明 した誓約書を提出しなければならない。ただし、発注者が必要でないと判断した場合はこ の限りでない。 10
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