2004年第1回採用をめざす学習会 問題 教育原理・史・法規

2004年第1回採用をめざす学習会
教育原理・史・法規
問題
1 次の(1)∼(4)の文について、( ① )∼( ④ )に該当する語句を、各文
の下にあるア∼エから一つずつ選び、記号で記入しなさい。
(1)ドイツの幼児教育思想家( ① )は、乳幼児のための遊具として「恩物」を考案
し、1840年には幼稚園を創設した。
ア ペスタロッチ イ ブルーム ウ フレーベル エ マカレンコ
(2)ヘルバルト学派の1人であるラインは、ヘルバルトの教授理論を実践しやすいもの
に改善し、( ② )を提唱した。
ア 直観教授法 イ 五段階教授法 ウ 開発教授法 エ 均衡化型教授法
(3)アメリカの教育哲学者デューイは、書物『学校と社会』を著し、教育とは児童生徒
がみずからの「( ③ )を連続的に改造していく過程」であるとした。
ア 生活 イ 知識 ウ 欲求 エ 経験
(4)スウェーデンの思想家ケイは、書物『( ④ )』を著し、学校は知識のつめこみ
場であってはならず、子どもの興味から生まれる自発的学習、自己活動を中心とした小規
模の家庭の延長的なものであるべきことを提唱した。
ア 児童の世紀 イ エミール ウ 人間の教育 エ 学問のすすめ
①
②
③
④
2 次の(1)∼(3)のそれぞれの文に該当する人物名を下のア∼エから、その著書名
をa∼dから一つずつ選び、記号で答えなさい。
(1)17世紀に活躍した教育思想家であり、汎知主義を唱え、発達段階に即して遊びの
中で人間の生活の基本を学んでいけるような幼児向けの教科書を作った。
(2)ヨーロッパ近代を代表する教育者であり、スイス各地で教育に従事し、その生涯を
貧民の救済や孤児の教育に捧げた。
(3)ジュネーブに生まれ、フランスで活躍した思想家であり、文学者でもある。子ども
の発達過程を段階づけ、段階に先んじて知的道徳的教育を回避する消極教育を唱えた。
ア ルソー イ コメニウス ウ ペスタロッチ エ パーカースト
a 『エミール』 b 『学校と社会』 c 『隠者の夕暮』 d 『世界図絵』
(1 )
(2 )
(3 )
-1-
3 次の(1)∼(3)は、法令の条文である。(
を答えなさい。
①
)∼(
③
)に該当する語句
(1)この法律で、学校とは、小学校、中学校、高等学校、中等教育学校、大学 、( ①
)、盲学校、聾学校、養護学校及び幼稚園である。
(学校教育法 第一条)
(2)すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権
利については、公共の( ② )に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重
を必要とする。
(日本国憲法 第十三条)
(3)教員は、授業に支障のない限り 、( ③ )の承認を受けて、勤務場所を離れて研
修を行うことができる。
(教育公務員法 第二十条)
①
②
③
4 次の(1)∼(6)は、教育関係法令の条文である。文中の(
に該当する語句を書きなさい。
①
)∼(
⑦
)
(1)日本国憲法 第26条
すべて国民は、法律の定めるところにより、その保護する子女に普通教育を受けさせる
義務を負ふ。義務教育はこれを( ① )とする。
(2)教育基本法 第1条
教育は、人格の完成をめざし、平和的な国家及び社会の形成者として、真理と正義を愛
し、個人の価値をたつとび、( ② )と責任を重んじ、自主的精神に充ちた心身ともに
健康な国民の育成を期して行わなければならない。
(3)学校教育法 第41条
高等学校は、中学校における教育の基礎の上に、( ③ )の発達に応じて、高等普通
教育及び( ④ )を施すことを目的とする。
(4)学校教育法施行規則 第46条
授業終始の時刻は、( ⑤ )が、これを定める。
(5)教育公務員特例法 第19条
教育公務員は、その職責を遂行するために、絶えず研究と( ⑥ )に努めなければな
らない。
(6)地方公務員法 第32条
職員は、その職務を遂行するに当つて、法令、条例、地方公共団体の規則及び地方公共
団体の機関の定める規程に従い、且つ、上司の職務上の( ⑦ )に忠実に従わなければ
ならない。
-2-
①
②
③
⑤
⑥
⑦
5
④
次の(1)∼(5)の文は、教育関係法令の条文である。文中の(
)に該当する語句を書きなさい。
①
)∼(
⑩
(1)教育基本法 第6条
法律に定める学校は、
( ① )の性質をもつものであつて、国又は地方公共団体の外、
法律に定める( ② )のみが、これを設置することができる。
(2)学校教育法 第50条の2
高等学校に、全日制の課程、( ③ )の課程又は通信制の課程のうち、二以上の課程
を置くときには、それぞれの課程に関する( ④ )を分担して整理する( ⑤ )を置
かなければならない。
(3)学校教育法施行規則 第12条の4
校長(学長を除く。)は、当該学校に在学する児童等について( ⑥ )を作成しなけ
ればならない。
(4)教育公務員特例法 第21条
教育公務員は、教育に関する他の職を兼ね、又は教育に関する他の事業若しくは事務に
従事することが( ⑦ )の遂行に支障がないと( ⑧ )において認める場合には、
(
⑨ )を受け、又は受けないで、その職を兼ね、又はその事業若しくは事務に従事するこ
とができる。
(5)高等学校設置基準 第8条
教育上必要があるときは、同じ学年の( ⑩ )を異にする生徒、又は学年の異なる生
徒を合わせて、授業を行うことができる。
①
②
③
④
⑤
⑥
⑦
⑧
⑨
⑩
-3-
-4-
教育心理・生徒指導
問題1
次の文と関係の深い人物をあとから選べ。
(1)心理学は観察可能な刺激と反応の関係を見つけることに限定すべきであると主張し、
行動主義を創始した。
(2)彼の学習理論は、プログラム学習や行動療法などに応用されている。
(3)学習における「効果の法則」を提唱した。
(4)学習の動因低減説を唱え、S(刺激)−R(反応)の公式を、S−O(生体)−R
に修正した。
(5)ゲシュタルト心理学者であり、行動は人間と環境の相互作用として、B=f(P・
E)の式を提唱した。
a スキナー b ケーラー c トールマン d ソーンダイク e ハル
f ワトソン g フロイト h パブロフ i レヴィン
(1 )
(2 )
(3 )
( 4)
( 5)
問題2 次の具体例はあとの適応機制のうち、どれを指しているのか。最も適するものを
選べ。
(1)意味のないような行動や言葉を繰り返して気を紛らす。
(2)身体的に劣等感の強い人が、勉強に打ち込む。
(3)部屋に閉じこもって一人空想の世界にひたる。
(4)魅力を感じている異性に対してつらくあたる。
(5)相手に敵意を抱いている人が、相手が自分を嫌っていると感じる。
(6)攻撃的な男の人が、サッカー選手として活躍する。
(7)人と勝負して負けたとき、相手が可哀想だからと故意に負けたという。
(8)大学に進学できなかった母親が、自分の子どもの進学に熱心になる。
(9)初めて下宿生活を始めた大学生が、急に親に甘えるようになる。
(10)好きな先輩のファッションや持ち物、しぐさをまねる。
(11)自分には性欲がないと感じる。
(12)思い通りにならないと物に八つ当たりする。
① 合理化 ② 投射 ③ 取り入れ ④ 補償 ⑤ 代償 ⑥ 昇華
⑦ 反動形成 ⑧ 抑圧 ⑨ 退行 ⑩ 逃避 ⑪ 固着 ⑫ 攻撃
(1 )
(2 )
(3)
(4)
(5)
(6 )
( 7)
(6 )
(7 )
(8)
(9)
(10)
(11)
(12)
-5-
問題3 次の文のうち、不登校の児童生徒に対するかかわり方として正しいものはどれか。
(1)親の接し方の問題点を考え、責める調子にならないように注意しながらそれを親に
伝える。
(2)学校内のすべての教員の共通理解と協力を得る努力をすると同時に、特に養護教諭
とのかかわりを重要視する。
(3)担任が登校するように積極的に働きかけると登校する場合もあるが、かえって逆効
果になりがちなので、無理に登校させないようにする。
(4)不登校生徒が登校してきたときは、クラス全員で拍手で迎えて賞賛する。
(5)定期試験が受けられないと進級に影響が出るので、試験だけは受けられるように配
慮する。
(6)本人の気持ちを理解するために、いろいろな質問をする。
(7)不登校が長引く場合などは、学校内のみで解決しようとせず、専門相談機関などと
も連携をもってあたる。
問題4 学校教育法では、児童生徒に対する体罰は禁止されているが、教師の児童生徒懲
戒権は認められている。次の(1)∼(6)について、このような教師の行為が体罰ある
いは児童生徒懲戒権を超えた違法行為と判断されるものはどれか。すべて選べ。
(1)遅刻をしたので、掃除当番の回数を多くした。
(2)盗みをした生徒を放課後残して訊問した。
(3)授業中騒いだので、教室内に立たせて授業を受けさせた。
(4)授業に遅刻した児童を、その授業中の一定時間、教室に入らせなかった。
(5)校則違反を注意したところ口答えしたため、当該生徒の頬をつねった。
(6)授業終了間近に「用便に行きたい」と申し出た生徒があったが、「もうすぐ授業が
終わるから」と我慢させた。
問題5 いじめなどの問題行動により、他の児童生徒の教育を受ける権利が侵害されるよ
うな場合に、問題行動をとる児童生徒に対し出席停止の処置をとることができる場合があ
る。このとき、どの法令に基づき、誰が誰に命ずることになるか。正しいものを選べ。
(1)学校教育法に基づき、校長が、問題行動をとる児童生徒の保護者に対して命ずる。
(2)学校教育法に基づき、校長が、問題行動をとる児童生徒に対して命ずる。
(3)学校教育法に基づき、市町村教育委員会が、問題行動をとる児童生徒の保護者に対
して命ずる。
(4)学校教育法施行規則に基づき、校長が、問題行動をとる児童生徒に対して命ずる。
(5)学校教育法施行規則に基づき、市町村教育委員会が、問題行動をとる児童生徒に大
して命ずる。
(6)学校教育法施行規則に基づき、市町村教育委員会が、問題行動をとる児童生徒の保
護者に対して命ずる。
-6-
障害児教育
1
3
次の文章の空欄に適する語句を考えましょう。
障害児教育の目的と学校の分類について
心身に障害があるため、通常の教育では十分な教育効果の期待できない(1)に対して
は、その心身の(2)の状態や(3)段階、特性などに応じて適切な(4)を整え、その
可能性を最大限に伸ばし、可能な限り積極的に(5)に参加する人間に育てるため、特別
な配慮のもとに適切な教育を行う必要があります。
このような学校教育の分類を、我が国では「(6)」と呼んでいます。具体的には、
(7)、
聾学校および(8 )(これらを総称して「( 9)」という 。)ならびに小学校や中学校に設
置される(10)における教育をさしています。なお(8)は、
(11)、(12)または、(13)
(身体虚弱を含む。)を対象とする3種に区分されています。また、
(10)は、
(14)、
(15)、
(11)、(12)情緒障害に分けられています。
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
2
次の文章に適する語句を選びましょう。
(1) 障害のない子どもと障害児を可能な限り、一緒に教育していこうという考え方。
しかし、我が国ではまだこの教育のげんそくは確立されていない。
(2) 1979 年度以降活発化している教育方法で、特殊教育諸学校または特殊学級の生
徒が、小・中・高等学校における通常の学級の児童生徒と、特別活動等の学校
の教育活動の一環として、活動を共にする教育活動。
(3) 通学して教育を受けることが困難な児童生徒に対する教育措置で、そのものが
在籍する盲・聾・養護学校または特殊学級から、家庭や児童福祉施設等へ教員
を派遣して教育を行う制度。
(4) 小・中学校に設置された特殊学級で、通常の学級で学習・生活しながら、特定
の時間には個別指導を受ける指導方法。
ア.通級指導,
オ.訪問教育,
1
イ.合科授業,
カ.交流教育,
2
ウ.統合教育,
キ.親学級,
3
1
2
3
4
5
6
平成 11 年改訂の学習指導要領では、従来の養護・訓練を改善し、主体的な活動をより
推進するよう(1)に改められた。その内容は1 .(2 ),2 .(3 ),3 .(4),4.身
体の動き,5.(5)の計5つで構成されている。
2
4
5
3
-7-
4
4 特殊学級は法的に任意設置であるが、現在小・中学校に弱視をはじめとする7種の特
殊学級が設置されている。弱視以外の残り6種をすべて答えましょう。
次の文章の空欄に適する語句を考えましょう。
1
エ.生活単元学習
ク.作業学習
-8-
学習指導要領(小学校)
次は学習指導要領の抜粋である。(
)に当てはまる語句を入れよ。
1.
総則
第1
教育課程編成の一般方針
1 各学校においては、法令及びこの章以下に示すところに従い、児童の人間としての調
和のとれた育成を目指し、地域や学校の実態及び児童の( 1 )や特性を十分考慮し
て、適切な教育課程を編成するものとする。
学校の教育活動を進めるに当たっては、各学校において、児童に( 2 )をはぐく
むことを目指し、
( 3 )を生かし( 4 )ある教育活動を展開する中で、
( 5 )
力の育成を図るとともに、( 6 )な内容の確実な定着を図り、( 7 )を生かす教
育の充実に努めならなければならない。
2 (略) 道徳教育は、教育基本法及び学校教育法に定められた教育の( 8 )に基
づき 、( 9 )の精神と生命に対する( 10 )の念を家庭、学校、その他社会にお
ける具体的な生活の中に生かし、
( 11 )をもち、個性豊かな文化の創造と( 12 )
な社会及び国家の発展に努め、進んで平和的な国際社会に貢献し未来を拓く( 13 )
のある日本人を育成するため、その基盤としての( 14 )を養うことを目標とする。
第2
(略)
第3
総合的な学習の時間の取り扱い
1
総合的な学習の時間においては、各学校は、地域や学校、児童の実態等に応じて、
( 15 )な学習や児童の( 16 )等に基づく学習など創意工夫を生かした教育活
動を行うものとする。
2
総合的な学習の時間においては、次のようなねらいをもって指導を行うものとする。
(1) 自ら( 17 )を見付け、自ら学び、自ら考え 、( 18 )し、よりよく問題を
解決する( 19 )を育てること。
(2) ( 20 )やものの考え方を身に付け、問題の解決や( 21 )に主体的、創造
的に取り組む態度を育て、自己の生き方を考えることができるようにすること。
(3) 各教科、道徳及び特別活動で身に付けた( 22 )等を相互に関連付け、学習や
生活において生かし、それらが( 23 )に働くようにすること。
1
2
3
4
5
2.
道徳
第1
目標
道徳教育の目標は、
(略)学校の教育活動全体を通じて、道徳的な( 1 )、
( 2 )、
( 3 )と態度などの( 4 )を養うこととする。
道徳の時間においては、以上の道徳教育の目標に基づき、各教科、特別活動及び総合的
な学習の時間における道徳教育と密接な関連を図りながら、( 5 )、( 6 )な指導
によってこれを補充 、( 7 )、( 8 )し、道徳的価値の自覚を深め、( 9 )を
育成するものとする。
第2
内容
1 主として( 10 )に関すること
2 主として( 11 )とのかかわりに関すること
3 主として( 12 )とのかかわりに関すること
4 主として( 13 )とのかかわりに関すること
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
3.
特別活動
第1
目標
望ましい( 1 )を通して、心身の調和のとれた発達と( 2 )を図るとともに、
( 3 )の一員としての自覚を深め、協力してよりよい生活を築こうとする自主的、
(
4 )な態度を育てる。
第2
内容
A 学級活動 (略)
B 児童会活動 (略)
C 学校行事
(1 )( 5 )的行事
(2 )( 6 )的行事
(3 )( 7 )・体育的行事
(4) 遠足・( 8 )的行事
(5)( 9 )的行事
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
1
2
3
4
16
17
18
19
20
6
7
8
9
21
22
23
-9-
- 10 -
5
2.指導計画の作成等に当たって配慮すべき事項について、(
学習指導要領(中学校)
1.「総則」について、下の語群より選べ。
第 2 章以下に示す内容の取扱いのうち内容の範囲や程度等を示す事項は、( ① )に対
して指導するものとする内容の( ② )や( ③ )等を示したものであり、学校にお
いて特に必要がある場合には、( ④ )指導することができる。
(1).①に入るものはどれか?(
)
ア.児童・生徒 イ.生徒 ウ.すべての児童・生徒 エ.すべての生徒
(2).②と③に適当な語句を入れよ。
②(
) ③(
学校や生徒の実態に応じ、個別指導や( ① )指導、学習内容の習熟の程度に応じた指
導、生徒の( ② )(
・
③ )等に応じた課題学習 、( ④ )な学習や( ⑤ )な
学習などの学習活動を取り入れた指導、教師の( ⑥ )な指導など指導方法や指導体制
を工夫改善し、( ⑦ )指導の充実を図ること。
①(
)②(
)③(
)④(
)
⑤(
)⑥(
)⑦(
)
)
(3).④に入るものはどれか?(
)
ア.内容について柔軟に イ.その事項を優先的に
容をこえて
ウ.この事項にかかわらず
エ.内
2.「総合的な学習の時間の取扱い」について、空欄をうめよ。
各教科、
( ① )及び( ② )で身に付けた知識や( ③ )等を相互に関連付け、
学習や生活において生かし、それらが( ④ )に働くようにすること。
各学校においては、学校における( ⑤ )との関連の下に、目標及び内容、育てよう
とする( ⑥ )や能力及び態度、学習活動、指導方法や( ⑦ )、学習の( ⑧ )
の計画などを示す総合的な学習の時間の全体計画を作成するものとする。
①(
)②(
)③(
)④(
)
⑤(
)⑥(
)⑦(
)⑧(
)
<発展問題>
1.総合的な学習の時間の学習活動を行うに当たっての配慮事項について 、(
ましょう。
)を埋め
学校図書館の活用、他の学校との連携、( ① )、図書館、( ② )等の( ③ )教
育施設や社会教育関係団体等の各種団体との( ④ )、( ⑤ )の教材や学習環境の
積極的な活用などについて工夫すること。
①(
) ②(
) ③(
)
④(
) ⑤(
)
- 11 -
)を埋めましょう。
- 12 -
学習指導要領(高等学校)
【1】 教育課程編成の一般方針
次の(①)∼(⑦)に当てはまる語句を答えなさい。
学校においては、地域や学校の実態に応じて、(①)や(②)にかかわる(③)な学習
の指導を適切に行うようにし、(④)の尊さや(⑤)することの喜びを体得させ、望まし
い勤労観、(⑥)の育成や(⑦)の精神の涵養に資するものとする。
1 ①
②
⑥
⑦
③
④
⑤
【2】 各教科・科目及び単位数等
次の(①)∼(⑤)に当てはまる語句を答えなさい。
学校設定教科
学校においては、学校設定教科に関する科目として(「 ① 」)を設けることができる。
この科目の目標、内容、単位数等を各学校において定めるに当たっては、産業社会におけ
る自己の(②)について考えさせ、社会に積極的に寄与し、生涯にわたって学習に取り組
む意欲や態度を養うとともに、生徒の主体的な各教科・科目の選択に資する様 、(③)体
験等の体験的な学習や(④ )(
・ ⑤)などを通して、次のような事項について指導するこ
とに配慮するものとする。
2 ①
②
③
④
3 ①
②
⑥
⑦
③
④
【4】総合的な学習の時間
次の①∼⑧に当てはまる語句を答えなさい。
1 (1)総合的な学習の時間においては、各学校は、地域や学校、児童の実態等に応じ
て、(① )(
・ ②)な学習や生徒の(③ )(
・ ④)等に基づく学習など(⑤)を生かした教育
活動を行うものとする。
(2)総合的な学習の時間においては、次のようなねらいをもって指導を行うものと
する。
自ら(⑥)を見付け、自ら(⑦ )、自ら考え、(⑧)的に判断し、よりよく問
題を解決する資質や能力を育てること。
4 ①
②
③
⑥
⑦
⑧
④
⑤
【3】各教科・科目、特別活動及び総合的な学習の時間の授業数等
次の①∼⑦に当てはまる語句を答えなさい。
(1)全日制の課程における各教科・科目及び(①)の授業は、年間(②)週行うことを
標準とし、必要がある場合には、各教科・科目の授業を特定の(③)又は(④)に行うこ
とができる。
(2)全日制の課程(単位制による課程を除く。)における週当たりの授業時数は、(⑤)
単位時間を標準とする。
(3)定時制の課程における授業日数の季節的配分又は週若しくは1日当たりの授業時数
については、生徒の(⑥)と地域の諸事情等を考慮して、適切に定めるものとする。
(4)ホームルーム活動の授業時数については、原則として、年間(⑦)単位時間以上と
するものとする。
- 13 -
⑤
- 14 -
⑤
人権
1
下記の文章中の空欄に当てはまる語句を、語群より選んで記号で答えよ
全ての人間は、生まれながらにして(①)であり、かつ、(②)と権利において(③)
である。
(④)にうたわれているこの理念は、
(⑤)の原理であり、
(⑥)においても、
( ⑦)
の(③)及び(⑧)の保障について定められている。
この理念のもとに、すべての人々がそれぞれ一人の人間として人を大切にし、大切にさ
れる(⑨)の社会をつくることは、私たちみんなの願いである。
しかし、現実社会には 、(⑩)をはじめ 、(⑪ )、(⑫ )、(⑬ )、(⑭ )、(⑮)、(⑯)など
に対する人権侵害の問題が依然として存在している。
(⑩)については、高知県においても(⑰)として長年取り組んできたが、いまだに完
全には解決されていない実態がある。
県は、これらの問題の解決に(⑱)な役割を果たすべきであり。また、私たちは、力を
合わせてあらゆる人権問題の早急な解決を図っていかなければならない。
ここに、私たちは、人権という(⑲)の創造を目指し 、(⑳)のない 、(⑳)の受け入
れられない(⑨)の社会づくりを進めて行くことを決意して、この条例を制定する。
(語群)ア.同和問題 イ.自由 ウ.差別 エ.基本的人権 オ.行政の責務
カ.女性 キ.世界人権宣言 ク.HIV 感染者等 ケ.尊厳 コ.普遍的文化
サ.平等 シ.人類普遍 ス.子ども セ.高齢者 ソ.外国人 タ.障害者
チ.日本国憲法 ツ.人権尊重 テ.法の下 ト.先導的
①
②
③
④
⑤
⑥
⑦
⑧
⑨
⑩
⑪
⑫
⑬
⑭
⑮
⑯
⑰
⑱
⑲
⑳
設や公共交通機関などを整備すること
G 障害を持つ人々も社会の中で普通に生活できるよう、社会の構造を整える理念のこ
と
(語群)ア.ポジティブ・アクション イ.インテグレーション
ウ.ユニバーサルデザイン エ.ジェンダー オ.バリアフリー
カ.エンパワーメント キ.ノーマライゼーション
A
4
B
C
D
E
F
G
「児童虐待」における典型的な四つの事例を答えよ
(
(
)(
)(
)
)
5 下記の文章が説明する法律・条例名を答えよ
A 不特定多数の利用者がある建物の建築に対し、高齢者・身体障害者の利用に配慮する
など、建築物の質の向上と建築の促進を図ることを目的とした法律
B 鉄道駅を中心に港、空港などで「移動する祭の身体の負担を軽減する」ことが目的の
法律
C 不特定多数の人が利用する建築物・道路・公園・公共輸送車両等の公共的施設を障害者
や高齢者が安全で快適に利用できるものとするため、高知県の定める整備基準に適合
するよう、整備・改善に努めることを目的とした条例
A(
C(
)
)
B(
)
2「人権教育における四つの側面」を答えよ
(
(
)(
)(
)
)
3 下記の文章に当てはまる語句を、語群より選んで記号で答えよ
A 「男らしさ、女らしさ」のように、社会的・文化的につくられた性差のこと
B 「力をつけること」の意味。女性など、社会的に差別されてきた人々が政治・経済・社
会・文化などあらゆる分野で自分で意志決定し、行動できる能力を身につけること
C 過去における社会的・構造的差別によって、現在不利益をこうむっている集団に対し
て、一定の範囲内で特別な機会を提供することなどにより、実質的な機会均等を実現
することを目標にした暫定的な措置
D 全ての人が可能な限り利用できるように配慮した、街や物、環境などを設計すること
E 障害児を賢常児と共通の場で教育すること。統合教育ともいう
F 障害者や高齢者など、心身にハンディキャップを持つ人々が利用しやすいように、施
- 15 -
6 下記の問いに答えよ
① 古くからヨーロッパに伝わる伝統的な習慣で、病気や事故で人生をまっとうできな
かった人々への「死を悼む心」を表すものから始まった。現在ではエイズに対して
差別や偏見を持っていないというメッセージをあらわすものとして使用している
② 1965年の第20回国連総会で採択され、人種・皮膚の色・世系・民族・など、広い範囲の
差別撤廃と、国家や人種等集団間の理解や寛容、友好を促進することが目的。日本
は1995年12月に批准し、1996年1月より発効
③「高知県人権教育推進プラン」において提示されている、三つの「めざすべきも
の」
①(
②(
③(
(
)
)
)(
)
- 16 -
)
一般教養
1
下記の文章が説明する語句を語群より選んで記号で答えよ
A 国民一人一人の環境保全に対する意識・意欲を高め、持続可能な社会作りにつなげる
ことを目的としている。環境教育にたずさわる人材の育成や様々な人の参加を促進すると
ともに、環境教育の場となる森林や河川、海岸など自然環境の保全も進めるとしている。
2003年7月に成立した。
B 「持続可能な開発に関する世界サミット」のことで、2002年8∼9月に南アフリカで
開かれた。気候変動枠組み条約が締結され、更に持続可能な開発のための行動計画「アジ
ェンダ21」を採択した地球サミット(1992年、ブラジル・リオデジャネイロ)から10年を
経たことからリオプラス10サミットとも呼ばれる。
C 環境の環(わ)、循環型社会の環、生態系の環、環境保全に取り組む人々の環、地球
環境保全に取り組む世界の輪などの意味が込められている。日本のあるべき姿、目指すべ
き姿として、2001年からその実現に向けた検討が進められている。
D 信号待ちや荷物の上げ下ろしなど駐停車時に、自動車のエンジンを停止させておくこ
と。エネルギー消費量の削減や、それに伴う大気汚染物質、地球温暖化物質の排出抑制に
つながるとされる。キー操作なしにアイドリングを停止できる装置も開発されており、同
装置を搭載した路線バスも普及しつつある。
E 野生生物が共存している生態系、生息空間のこと。元来は広範囲の自然生態系を意味
するものだが、最近では人工的に植物や魚、昆虫が共存する空間として作り出したものを
指す事が多い。野生生物の生息場所、復元、創出など生物多様性を維持するツールとして
注目されている。
F 国際自然保護連合(IUCN)によって1966年から発行されている「全世界の絶滅のおそ
れのある動植物のリスト」。
G 産業の製造工程から出るゴミを、別の産業の再生原料として利用する「廃棄物ゼロ」
の生産システムの構築を目指す。地球サミットで「持続可能な開発」が採択されたのを受
けて国連大学が提唱。95年4月からスタートした。
H 環境配慮型商品の総称。素材や設計、生産、使用後の廃棄など、各過程での環境負荷
を少なくした商品のこと。文房具、食品など生活必需品から、自動車、家庭用の分散型電
源まで、極めて広い範囲の概念である。
I 製品やサービスを購入する際に、価格や品質、利便性、デザインだけでなく環境への
影響を重視し、環境負荷ができるだけ小さいものを優先して購入すること。
J 地域を構成する住民、企業、行政の三者が協力して専門組織を作り、身近な環境を見
直し、自らが汗を流して地域の環境を改善していくこと。
(語群)ア.「環の国」構想 イ.グラウンドワーク ウ.ゼロ・エミッション
エ.環境教育推進法 オ.ヨハネスブルクサミット カ.ビオトープ
キ.グリーン・コンシューマリズム ク.レッド・データ・ブック
ケ.エコプロダクツ コ.アイドリング・ストップ
- 17 -
2
A
B
C
H
I
J
D
E
F
G
下記の問いに答えよ
①森林の持つ公益性を高知県民全体で守る事を目的に、平成14年12月に導入された税金
②高知県民の健康の増進、病気の予防、生活の質の向上に向けて取り組むために、高知県
が平成14年8月に制定した計画
③子どもたちがスポーツに親しみ、健康で、心豊かな、生きがいのある毎日を実現するた
めに高知県が策定した計画
④平成16年3月より発足した、総合型地域スポーツクラブ
⑤地域で生産された食材をその地域で消費すること
⑥子どもたちが作物を「育てる」、「収穫する」といった活動を体験する事を通じて生産
の喜びを知るとともに、食の大切さなどを学ぶ教育
⑦子どもの頃から身体に良い食べ物を選ぶ力を育てて、「食」の大切さを学び、好ましい
食習慣と豊かな心を身につける教育
⑧「人と木の共生」を目指し、木を育て、木に親しみ、木を活かすことを目的とした、高
知県の取り組み
①(
③(
⑤(
⑦(
)②(
)④(
)⑥(
)⑧(
- 18 -
)
)
)
)
教育改革
問題1 以下の文章は、2004(平成16)年3月4日に出された「今後の学校の管理
運営の在り方について 」(中央教育審議会答申)についてのものである。以下の問いに答
えよ。
答申では、近年の状況として、学校の管理運営に関して、自主的・自発的な取組を促進
し 、( ① )を推進する観点から、「学校の( ② )の拡大」、(
「
③ )との積極的
な連携・協力」、(
「
④ )の活力の導入」などの取組が進展していることを指摘してい
る。
また、答申では、地域が運営に参画する新しいタイプの公立学校の在り方について、地
域が公立学校の運営に参画する意義として、公立学校の管理運営に( ⑤ )や( ⑥ )
が参画することにより、学校の( ⑦ )の決定や教育活動の実践に、地域の( ⑧ )
を的確かつ機動的に反映させるとともに、地域の( ⑨ )を活かした、( ⑩ )が進
むことを期待すると述べている。
問1 文中の空欄にあてはまる語句を下のア∼コから選び記号で答えよ。
ア、地域
イ、地域住民
ウ、ニーズ
エ、創意工夫
オ、教育方針
カ、開かれた学校づくり
キ、特色ある学校づくり
ク、裁量
ケ、学校外
コ、保護者
①
②
③
④
⑤
⑥
⑦
⑧
⑨
⑩
問2
下線部のような学校を何というか
問題2 以下の文章は、2004(平成16)年1月20日に出された「食に関する指導
体制の整備について」(中央教育審議会答申)についてのものである。以下の問いに答え
よ。
答申では、「食に関する指導の充実の必要性」として、近年,食生活の乱れが深刻にな
ってきており,( ① )の形成は今や国民的課題となっている。子どもたちが将来にわ
たって健康に生活していけるようにするためには,子どもたちに対する食に関する指導を
充実し,望ましい食習慣の形成を促すことが重要である。また,食に関する指導の充実は,
( ② )の基礎となる( ③ )と( ④ )を育むほか ,( ⑤ )の継承 ,( ⑥
)の涵養などの効果も期待できる、と指摘している。
問1 文中の空欄にあてはまる語句を下のア∼カから選び記号で答えよ。
ア、社会性
イ、望ましい食習慣
ウ、健康
エ、食文化
オ、体力
カ、「生きる力」
- 19 -
①
②
③
④
⑤
⑥
問2 この答申において、学校栄養職員の持つ食に関する専門性に加え,教育に関す
る資質を身に付けた者が食に関する指導を担えるよう,創設が提言されているものは
何か。
問題3 以下の文章は、「平成16年度教育行政の基本方針」で述べられている「第2期
土佐の教育改革」についてのものである。下の問いに答えよ。
問1 以下の第2期土佐の教育改革の柱について、空欄にあてはまる語句を答えよ。
Ⅰ 子どもたちの( ① )の定着と学力の向上
Ⅱ 教職員の資質・指導力の向上
Ⅲ ( ② )の推進
Ⅳ ( ③ )を育む教育の推進
Ⅴ 家庭・地域の( ④ )の再生・向上
Ⅵ 学校・家庭・地域の( ⑤ )の強化
①
②
③
④
⑤
問2 以下の、第2期土佐の教育改革に向けた取り組みの基本姿勢について、空欄にあて
はまる語句を下から選び、記号で答えよ。
(1)これまで築いてきた教育改革の仕組みや枠組みを生かしながら、それぞれの取り組
みの( ① )を図ります。
(2)教育課題を解決するためには、( ② )が重要であるとの認識に立ち、( ③ )
に質と量の両面で徹底して取り組みます。
(3)子どもたちにとって身近な存在である学校・家庭・地域、さらには( ④ )が主
体的に教育改革に取り組むことができるような環境づくりや支援を進めます。
(4 )( ⑤ )や( ⑥ )と( ⑦ )の信頼関係をより強いものとするため、日常
業務の全体を通じて、( ⑧ )で前向き、温かいハートを持って取り組みます。
(5)さまざまな教育課題の解決に、( ⑨ )との( ⑩ )、( ⑪ )の力を借りる
発想で取り組みます。
ア、誠実
イ、質的な向上
ウ、学力の向上
エ、学校
オ、県民
カ、県教育委員会
キ、市町村教育委員会
ク、協働
ケ、学力向上対策
コ、環境づくり
①
②
③
④
⑤
⑥
⑦
⑧
⑨
⑩
- 20 -
⑪