平成26年度市長タウンミーティング(新湊会場) 日 時 2月12日(木)午後7時30分∼午後9時 会 場 高周波文化ホール(新湊中央文化会館) 出席者 小ホール 夏野市長、泉副市長、結城教育長、竹内市長政策室長、村上行政管理 部長、寺岡市民環境部長、渋谷福祉保健部長、河原産業経済部長、樋 上都市整備部長、山﨑上下水道部長、安田市民病院事務局長、竹谷消 防長、堀監査委員事務局長、橋詰教育次長、稲垣市長政策室次長、一 松政策推進課長、板山財政課長、谷口まちづくり課長(司会) 参加者 70名 ○ 質疑応答 発言者1【殿村 ○ 男性】 公共施設面積の類似団体との比較について、約3万8千平方メートル多い と数字が載っている。実態として射水市は公共施設が多いと承知しているつ もりだが、3万8千という数字が出ていると、どうしても数字だけが独り歩 きしてしまうような気がする。庁舎跡地利用の基本的な考え方で、地域の個 性というものを打ち出されたが、これは4つのゾーンということではないと 考える。小さな施設でも、地域によっては大変意味のある施設であったりす る。それを一律で3万8千平方メートルという括りで削減するとおかしい方 向に行くのではないかと感じた。 ○ 地方創生が議論されているが、国の動きを待つのではなく、率先して取組 を進めてほしい。第2次総合計画ともローリングをスピーディーに、タイム リーにやっていかないと、少子高齢化の対応にもつながっていかないと思う。 数日前に南砺市の地方創生の取組が新聞に掲載されていたが、さすがだと 思った。射水市は水面下で動いていると思うが、市民にはそれが見えてこな い。市民に分かるような地方創生の議論をしっかりと進めてもらいたい。 この地方創生の議論については、毎日、新聞を見ることを楽しみにしてい る。我々は、近くの動きが新聞に出ることで元気をもらっているが、それが 地方創生の源だと思う。職員のみなさんは、アピールしすぎるほどにマスコ ミを活用してもらいたい。どんな小さなことでもマスコミに取り上げてもら い、それを市民が目にすることで、自分たちもやってみようという気になる かもしれない。大上段に取り組むことだけが仕事ではない。地道に積み上げ 1 ていくことが、真の地方創生につながっていくのではないかと思う。 回答【市長】 ○ 公共施設の統廃合というのはご指摘いただいたとおりであり、類似団体と いっても、もう少し細かく見てみると、居住可能面積が射水市よりも狭い所 もある。射水市よりも居住可能面積が狭くて同じぐらいの人口ということに なれば、人口密度が高いエリアということになるので、公共施設が少なくて もやっていける地域ということになる。このように、類似団体との比較とい うものを細かく見ていくと、いろんな課題が見えてくる。類似団体との比較 からその分を減らしていくという考え方で統廃合を進めるつもりはない。と はいえ、射水市は公共施設が多いのが現状であり、施設設置時の目的や趣旨 が達成されて現在の利用度が少ない施設については廃止をしていく。例えば、 ある施設が老朽化してきて更新しなければいけないという場合には、近隣の 他の施設と複合的にすることによって、使い勝手を良くしながら総面積を減 らしていくというやり方をしていきたい。公共施設の統廃合によって総面積 はできるだけ減らしていく方向で進んでいかなければいけないということ をご理解いただきたい。 ○ 地方創生の取組については、射水市だけではなく各自治体で平成27年度 中に地方創生の取組を盛り込んだ地方版の総合戦略というものを作るスケジ ュールになっている。射水市では来週、市の「まち・ひと・しごと創生本部」 を立ち上げて内部での検討を始めていくことにしている。市民のみなさんの 意見もいただきながら計画を立てていきたいと考えており、実施の際にも多 くの方のご協力が頂けるようにしていきたい。 新聞等マスコミへの露出が少ないのではないかという指摘については、耳 が痛い話である。新聞に載っている記事でも、すでに射水市で実施している ものもある。やりすぎかもしれないぐらいにやらないとなかなか取り上げら れないのかもしれない。しっかり念頭に置いてアピールしていきたい。 発言者2【港町 ○ 男性】 旧市街に住んでいるが、人口減少が激しい。10年後、15年後には若い 人がいなくなってしまうのではないかと思っている。大門・大島は育みゾー ンという説明があったが、そこだけが子育てをして、旧市街はしなくてもい いということではない。ハザードマップなどを見ても旧市街は住みにくい街 2 であり、放っておくとゴーストタウンになってしまう。旧市街には曳山もあ るので、若い人が住むように市としても知恵を出してもらいたい。 回答【市長】 ○ 人口減少の問題を放置しておくと大変なことになるということは強く認識 している。新湊地区だけでなく、小杉地区や大門地区でも旧市街地はどこで も高齢化が進んでおり、空き家も増えている。それぞれの地区に応じた施策 に取り組んでいかなくてはいけないが、射水市全体としても取組を進めてい かなくてはいけない。大門・大島地区を育みゾーンとさせていただいたが、 そこだけが子育てをするエリアという意味ではない。拠点的な窓口はそのエ リアに設置させていただくが、そのエリアの人だけでなく多くの方に活用し ていただきたいと思っている。 旧市街地の人口減少の状態については市としても危機感をもっている。現 在、中町や奈呉町の地区で重点密集市街地に設定して、そのエリア内で土地 を集約して集合住宅や駐車場を整備する取組を進めている。また、使える空 き家の有効活用を図りながら人口減少の対策に取り組んでいきたい。 発言者3【女性】 ○ 新湊庁舎跡地の複合施設に市民交流機能を有するスペースを確保してもら いたい。新湊福祉会館がなくなってから、広いスペースがある施設がなく、 総会や交流イベントなどをする際には小杉や大島へ行かなくてはいけなくな った。小杉・大門・大島の方と新湊でも交流できるようなスペースがほしい。 回答【市長】 ○ 新湊庁舎跡地に整備予定の複合施設には市民交流機能を盛り込む予定であ る。どれだけの機能を持たせるかは、地域の皆様の意見を聞かせていただき ながら、具体的な計画を作る際に盛り込んでいきたい。 発言者4【港町 ○ 男性】 現在の新湊中学校(旧新湊西部中学校)は、新しい新湊中学校の完成後に 解体されると聞いているが、跡地利用について聞かせてほしい。 ○ 港町は65歳以上の人口が約50パーセントである。ここは、庄川、内川 3 と海に囲まれた地域なので、災害発生時には避難難民が出るのではないかと 思っている。近いところに200∼300人が避難できる施設を整備できな いか。 回答【市長】 ○ 跡地の利用については、地域のみなさんにご意見を聞きながら検討を進め ている。福祉施設という話も聞いているが、学校の校舎というのは特殊な構 造であるため、福祉施設に転用するにはかなりの費用が必要となる。地域の 方も利用できる高齢者の集会スペースは確保したいと考えている。今後も地 域のみなさんの意見を聞きながら方向性を固めていきたい。 ○ 避難場所の設定は重要である。実際にどこに避難したらいいのか、お話い ただいた地域の特性も踏まえながら計画を立てていく中で設定させていただ くことになる。避難の際には地域の連携や協力も必要であり、ソフトの面で も避難体制を考えていきたい。 発言者5【松木 ○ 男性】 高岡市で旧町名の復活の動きがあるが、これも一つの地方創生ではないか と思う。曳山や獅子舞も旧町名である。旧町名を復活することで、子どもた ちも地域に親しみを持つのではないか。新町名では分かりにくく愛着がない。 回答【市長】 ○ 旧町名の復活は非常にいいことで、できればいいと思うが、復活にはかな りの労力と時間が必要である。住所、番地が変わることになるので、地域の 方すべての同意が必要であり、行政だけでできる話ではない。地域の中で具 体的な話が出れば、市としても取り組んでいきたい。まずは、地域の方々で まとめていただかなければならない部分がかなりあることをご理解いただき たい。 4
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