2006年度(第13回) - 関西大学 工学部 化学工学科

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化
学
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学
科
関西大学工学部
第 1
3回
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田市山手町
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同窓会編集
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技術の回帰
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一技術の蓄積 と見直 し一
化学工学科教授
芝
田 年
次
原油価格が高騰 してい る。昨年 4月末で 1バ レル (
約1
5
9リッ トル)あた り$7
0-7
5であ っ
0台 に下が った ものの高い状態の ままである。私 たちは1
9
7
0年代 に
た。今年 1月現在 で も$5
2度のオ イルシ ョックを経験 している。 1バ レル当た り$3であった原油 の価格が $3
0まで
高騰 した時期があった。 この とき、国内資本の石油会社 は原油価格 の高騰 に歯止め をかける
ために、対抗策 を検討 した。 それは海水 か らウランを採取 して、石油火力発電 を原子力発電
に代 えることによって原油 の輸入量 を削減 し、海水 ウランの採取 コス トを もって石油価格 の
上限 としようとす る考 えであった。
その当時、私 は まだ若輩であ ったが、京都大学合成化学科 の田伏岩夫教授 (
当時)のお誘
いで海水 ウラ ンを回収す る吸着剤 の研究開発 グループに加 わった。その後、海水 ウラ ンに関
す る研究 は通産省 (
当時)の大型 プロジェク トに採択 されて、金属鉱業事業 団 (
当時)が昭
0
年か ら 2年 臥
和6
香川県仁尾 町にプラン トを設置 して試験運転 を行 った。 ポ ンプカラム方
約4
5
0g、海水量 に して約 1
3
式 と呼 ばれた この試験 プ ラ ン トで、八三酸化 ウラ ン 1ポ ン ド (
万 6千m3) を採取す るのに $3
3
0が必要であることを明 らか に した。
天然 の ウラ ンは核分裂性 の235U (
0
.
7%) と核分裂 を起 こさない238U (
9
9
.
3%) とか らなる。
海水 か ら採取 した ウラ ンも同様の比率である。 1グラムの235U が核分裂 して発生す る熱量 は、
0
0
0リッ トル、石炭の 3 トンに匹敵す るエ ネルギーであ る。 この ようなデー タを基 に
石油の2
3
0が高 いのか安 いのか を考 えてみ たい。
して、八三酸化 ウラ ン 1ポ ン ドを採取 す る費用 $3
3
0は海水 中に含 まれている濃度0.
0
0
3
3
ppmの ウラ ンを 1-3g/1
の濃度
ただ し、上記の費用 $3
にす るまでの費用であ り、その後のAme
x法、Pur
e
x法 を経 るウランの精製 ・
濃縮や イエ ロー
ケーキか らUF6
に変換 して超高速分離で2
3
5
U濃度 を 3% に濃縮 して燃料棒 とす るまでの後半
の工程の費用 は含 まれていない。簡単 な計算 をす ると、八三酸化 ウラン 1ポ ン ドは石油の約
5
0
00リッ トルに相当 し、石油の価格が 1バ レル $11
以上 (
現実には後工程の コス トを $2
0と
1
) になれば海水 か らウラ ンを採取す ることが石油代替品 としての意味 を拷
見積 もって、$3
0であ り、数 ヶ月
つ。先のオイルシ ョックの時代 には最 も高 くなった時で 1バ レルあた り$3
後 にもとの $3に もどったので、海水 か らウランを回収す ることは経済性か ら大 きな意味 を
持たなかった。
い まは どうであろうか。海水か らウランを回収す る方法 は、石油の値段 よ りもはるかに安
い とい うことになる。科学技術 とい うものは、ある時には経済的に成 り立たない ものであっ
て も、時代が変わると経済的に非常 に大 きな意味 を持つ ようになることがある。 この ような
事例は多 く見ることがで きるが、海水か らの ウラン回収 は現時点で十分 に適応で きる技術 で
あろう。 もちろん現在の 日本で原子力発電所の増設が可能か どうか、その安全性 をどう評価
するかは、 これ もまた別の問題である
。
産業界には、言 うまで もな く業種 は現実的には想像 もつかないほ ど多岐にわたっていて、
それが今 日の 日本 を支 えている。科学技術分野 に絞 った として も、新規開発 だけでな く新規
産業が生 まれるス ピー ドは極 めて速 い。た とえば、I
T関連産業。 ソフ トの面で もハ ー ドの
面で も、時々刻 々 と新 しい技術 は開発 され、昨 日開発 された技術で さえ、今 日それを上回る
技術が開発 されて しまえば、昨 日の技術 は過去の もの となって しまう0
すべての科学技術がそ うなのだろうか。新技術、新製品の開発、品質改良、コス トダウン。
しか し、
根幹 をなす基本技術や考 え方は普遍的なものではないだろうか。 さまざまな事情で、
プロジェク トが解散 に追い込 まれた り、時代のニーズが急展 開を迎 え、それ までの研究開発
が中断 されることもよ くある。その ときは柔軟 に対応 し、そ して予期せぬ世情の変化や需要
が出て きた ときにす ぐに対応で きるように、技術の蓄積 と見直 しを してお くことが大切であ
ると改めて強 く思 うのである。
紗
瑠 碍㊥
選管 8
g騒 』
顧みれば
化学工学科専任講師
青
木
功
工学部改組 に伴い、来年度 よ り 「
化学工学科」 は 「
エ ネルギー ・環境工学科」 として発展
的に改称 される。
「
化学工学科」の名称が消 えるメモ リアルな年 に退職す る。
化学工学科 に育 っ
た小生 にとっては、感慨深い ものがある。
思い起 こせば、初 めての研究は、工学部の学生が必ず体験 をす る卒業研究であった。卒業
研究は、岡村幸雄先生が主宰 されていた粉粒体工学研究室で行 った。研究室 には、博士課程
の院生であ り、関西大学工学博士第 1号 になられた。荻野千秋氏 を中心 に 「
涼過工学」の研
究 を行 った。大学院では、松 山卓蔵先生の化学装置機械研究室 に移 った。当時の化学工学専
攻の教授 は、応用化学系の教授 を除 くと、岡村幸雄先生、中川有三先生、福 島達先生お よび
桧 山卓蔵先生で、諸先生 とも専 門分野で著名な方 々であった。同級生 は 7-8名いたが、小
生 を除 くと応用化学系であったので、諸先生の講義 をマ ン ・ツウ ・マ ン形式で受講で きた。
諸先生か ら講義の夕日こ雑談 と称 して "
化学工学の考 え方"、 "
研究方法" など貴重 なお話 を聞
く機会 を持てた。特 に、定年直前の岡村先生 は、時間に拘束 されることな く講義 されるとと
もに、
「人生哲学」 を教 えていただいた。岡村先生 は、
小生が今で も尊敬す る人の一人である。
博士課程進学 を考 えていたが、「
助手 にな らないか」 と言 われ、大学 に残 して頂 いた。
松 山先生の研究方針 は "
ユニーク "
な ものであった。先ず、
研究生 に大 きな課題、
例 えば 「
排
煙脱硫のプロセスについて」 を与 えられる。その中で研究生 は、 自由奔放 に、創意 ・工夫 し
て実験 してい くといった ものである。研究 に悩 んでいて も、先生 はなに も言われない。そ こ
が先生 のす ごい ところである。独創 に富んだ研究法で、「
熱力学」、「
反応工学」で国際的な
評価 を受け られた松 山先生 ご自身の経験か らか 「
研究者 は助けては駄 目である。 自分で解決
せ よ。
」 と無言で励 ま して くれてい ま した。先生 は どれだけ歯がゆか ったか、い までは頭が
下がる思いです。
当時の化学工学では、装置設計がベー スで、単位操作、それ も速度論が一点ぼ りであった
が、公害問題が大 きく社会問題 になった頃、公害防止 プロセス研究室 と変 え、公害特 に大気
汚染防止 に関す るテーマ、電気集塵、排煙脱硫 に挑 んだ。 しか し、研究室名は学生の間では
「
防止」が消 え 「
公害 プロセス研」 とい う呼び名になって行 った。 "
名は体 を表わす如 く" ま
さに 「
公害発生研」であった。事実、粉 を扱 う仕事が多 く、実験 をすればするほ ど、室 は言
うに及ばず、作業着 まで粉 だ らけになった。 この ような悪環境 の下で、 "
一生懸命"頑張 っ
て くれた研究生の人々に、改めて感謝の意 を表 します。
最後 に、これ までお世話 になった化学工学の皆様方 に深 く感謝 申 し上げます。今後 もます
ます発展、飛躍 されることを祈念 してやみ ませ ん。
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」…
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"卒 業 生 l
こ聞 く '
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ヽノ \J「
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「
同窓会 近況報告」
昭和6
1
年卒業 (
移動現象研究室)
ジーエルサイエ ンス株式会社 大阪支店 営業 2課
三 好
孝
義
関西大学工学部化学工学科の移動現象研究室 (
徳永教授)の研究室 を卒業 して2
2
年 は経過
しました。みなさんお元気ですか ?私の会社 は、環境 に有害 な化学物質や化学工業で使用 さ
れる物質の分析装置 (
ガスクロマ トグラフ ・液 クロマ トグラフ等)の販売 ・メインテナ ンス
を行 うジーエルサ イエ ンス株式会社 とい う会社 です。
現在、いろいろな業種 の分析 部門 と言われる部署の方 々の分析業務のお手伝 いや分析用部
品の販売 を行 ってい ます。最近の仕事の内容 は、近 ごろかな りおい しくなった と言われてい
る飲料水の分析 に関す る仕事が多いです。各地域の水道局へのカビ臭や残留塩素 を測定す る
機器 を販売 した り、製薬 メーカーか ら町の漢方薬屋 さんに至 るそれぞれの薬剤の純度 を測定
する機器な どを販売 してい ます。最近、野菜や魚、食肉など様 々な食べ物の農薬 、PCB、抗
生物質、狂牛病 因子 などを測定す ることが、義務づけ られて きていることか ら、迅速かつ高
精度の分析装置が用い られてい ます。
さらに、食の安全化、シックハ ウス、大気汚染 (
地球温暖化)等 々、 自分たちを取 り巻 く
環境 について非常 に関心が高 まってお り、私の仕事 には大 きなビジネスチ ャンスがある と考
遺伝子) を基 に した新 しい タイプの薬が考 え ら
えてい ます。製薬分野 において も、DNA (
れています。仕事先のニー ズは私 にとって大変興味のあることであ り、大学で学 んだことが
役立 ってい ます。
私は、営業す る過程で多種 多様 な産業、 また様 々な方 々とのおっ さあいがで きることでい
ろんな考え方 に触れることがで きる し自分 だけでは知 り得 ない知識 を吸収す ることもで きる
ことが 自分 自身に とって貴重 な経験 となってい ます。分析す る装置 を販売す るといった 2次
的なことではあ りますが皆様の安全や よ り快適 な暮 らしのお手伝 いがで きるといった満足感
やお客様か らの満足 を得た旨の喜 びの声 を聞いた ときに、私の仕事 としての達成感 を感 じる
ことがで きますO今後 とも宜 しくお願いいた しますO
時々営業で母校である関西大学 を訪問 させて頂 いています。来年度 には、環境都市工学部
に変わると聞いてお ります。 ます ますのご発展 をお祈 りいた します。
「
阿波の国か ら」
平成1
6
年博士課程後期課程修了 (
反応 プロセス工学研究室)
徳島大学大学院 ソシオテクノサ イエ ンス研究部
堀
河
俊
英
2
0
0
4年 3月に学位 を取得 し、同年 4月か ら徳 島大学工学部の助手 に就任 してあっとい う間
に 3年が過 ぎま した (
改組 によ り2
0
0
6年 4月か ら所属が大学院ソシオテク ノサ イエ ンス研究
部 に)。
私 は学部 4年、修士課程 2年、博士課程 3年 と9年間に渡 り関西大学工学部化学工学科 で
お世話 になったのですが、実 は大学受験 の時 には、化学工学 と応用化学 の違い も全 く知 り
ませんで した。当時、化学工学科 と応用工学科の どちらを受験すれば よいか高校 の担任の先
坐 (
数学担当) に相談 したのですが 「どっち も同 じだろう」 と軽 く言 われ、なぜか化学工学
科 を受験す ることになったので した (
なぜ化学工学科 を選択 したのか忘れて しまい ました)0
しか も、当時はスポーツの道具 に利用 される素材 を開発す るような研究が したいなと思 って
いたのに-・
。 しか し、担任の先生 の適当な返事のおかげ (?)で、関西大学工学部化学工
学科 に入学 ・卒業 し、 さらに、大学院博士後期課程-進学 し、学位 まで取得す ることが出来
ました。何が幸いするか分か らない ものです。
現在、私が所属す る研究室 は2
4人の学生 (
D :1人、M :9人、B:1
4人)、教授 1名、助
教授 1名、そ して助手の私 を含めて総勢2
7人で構成 されています。関西大学化学工学科の 1
研究室の人数 とほぼ同 じで しょうか。研究内容 は、光触媒、水素 ガス分離膜、吸着剤等 の製
造や特性評価 に関す る研究 を行 ってお ります。装置等 は地方国立大学 とい うこともあ り、充
実 しているとは言 えないのですが、幸いなことに明石大橋 、鳴門大橋、高速道路が繋が った
おかげで徳 島か ら車で 2時間 もあれば関大 に出向 くことがで き、学位取得 して 3年 にな りま
すが室 山先生、林先生、三宅義先生、その他化学工学科の先生方の ご好意 によ り装置 を借 り
ることがで き大変助かってお ります (この場 をお借 りして感謝の意 を表 します)。各研究室
の研究 ・運営資金は独法化 によ り年 々減少 し、減少分 を補 うために各教員が外部資金 (
公募
型助成金や共同研究費) を採 って来な さい とい う時代 にな り苦 しい台所事情が続いてお りま
す (
共同研究 を して くださる企業の方い ませんか)。
ところで、徳島 と言 えば何 を連想 しますか ?鳴門の渦潮、すだち、わかめ、サ ツマイモな
2- 1
5日に開催 される阿波踊 りは県
どあ りますが、や は り阿波踊 りで しょうか。毎年 8月1
内外か ら多 くの観光客が訪 れ ます (
私 の出身は香川で隣県 なのですが、徳大 に就任す るまで
1度 も見たことも踊 った こともあ りませ んで した)。私の所属学科 には連 (
阿波踊 りを踊 る
各グループを達 と呼ぶ。会社 、大学 では学科 ・部活 ・サー クルな どにそれぞれの連がある。
関大のサークル も参加 していて団扇 を交換 しました。
)があ り、阿波踊 りに参加 したい学生、
教員が同 じ浴衣 を着て踊 ります。踊 りの練習 も 6月初旬か ら行 われ ます。阿波踊 り本番 には
退官 された先生や卒業生 の方 々 も参加 して くだ さ り、演舞場で乱舞 しま した。 『
踊 る阿呆 に
見る阿呆。同 じ阿呆 な ら踊 らにゃ損 々。
』 と言葉 にあるように徳 島に阿波踊 りを観 に来 られ
る際には、ぜ ひ踊 りに参加 してみて くだ さい。本当に楽 しいです よ。
徳 島に来て まだ まだ修行 中で成果 も出てない こともあ り面 白い報告 も出来 ませ んで した
が、 これか ら関西大学工学部化学工学科 の卒業生 として恥 じない成果 を出せ るよう精進す る
ことをここに誓い、化学工学科 の恩 師、卒業生先輩 ・後輩の方々への近況報告 とさせていた
だ きますO
E垂
]
大学生活で学んだこと
資源循環工学研究室
山 内 建
児
大学 入学か ら大学 院卒業 までの 6年 間 を通 して、最 も印象深いキーワー ドを 3つ挙げるな
韓 国語 」「
研究室」 と答 えるだろ う。
らば 「クラシックギ ター」「
大学入学直後、
以前か ら関心のあった 「クラシックギ ター」を始めるためにマ ン ドリンオー
ケス トラに籍 を置いた僕 は、何 か に取 りつかれたかの ように練習 を した。幼少期 にピアノの
経験 は多少あったが、ギ ターの演奏 はそれ とは全 く勝手が違 っていた。 オーケス トラ形式の
練習では昔や リズムを乱す ことので きない緊張感が常 にあ り、思い通 りに動かない 自分の指
にもどか しさをよ く感 じた。練習 に行 き詰 って くる と先輩部員たちに誘 われるまま飲み会や
コンパ に参加 したO初めて口に した ビールの味、酒が入 った ときの妙 な一体感はこれ までに
ない不思議 な体験 であった。そ う して築 いた団結力 を基 に、最初の定期公演 を終 えた時の達
成感 と感動は、今で も忘れることので きない大切 な思い出 となっている。
大学生活の後半 には、2つ 目のキーワー ドとなる 「
韓 国語」 と出会った。従兄弟が韓 国人
と結婚 したことで、近い うちに韓 国語 を使 うことになるだろうと予想 し、勉強 を始めた。そ
の予想 は早 くも現実の もの とな り、韓国人の義兄のサポー トもあ り、韓国の大学 に語学留学
することになった。外国での 1人暮 らしは、僕 にとって刺激的であった。言葉の壁 もさるこ
となが ら、文化や信仰の違いなどに戸惑い を多 く感 じた。ルームメイ トのフランス人 との会
話 は片言の英語、大学の授業では韓国語のみ とい う人生で初めて 日本語 を使 わない期 間を長
く経験 した。留学 中に様 々な国の友 人がで き、それぞれの国の話 を聞いているうちに、 日本
が極めて恵 まれた国であることを再認識 した。そ してなによ り自分の意思 と考 えを十分 に伝
えるだけの語学力の必要性 を痛烈 に感 じた。今で こそ、韓国語 による意思疎通 に不 自由を感
じな くなったが、外 国の友人に対 して英語で も韓国語で も十分 に意思 を表現で きない時の も
どか しさと惨 め さは未だに忘れることがで きない。
大学生活の大半 を占める 「
研究室」が僕 にとっての 3つ 目のキーワー ドとなる。大学 4年
生の 1年間 と大学院の 2年間、計 3年間を同 じ研究室で学 んだ。 これまでの受動的な授業 ス
タイルか ら自ら考 え実行す るスタイルに大 きく変わった。先生方や先輩 な どの助言の下、与
えられた研究テーマに積極的に取 り組 んだO研究の進め方 を学 び、一つの実験結果 に合理的
な説明を加 えて的確 な表現で報告す る能力 を養 った。 しか しなが ら、思い望む結果が得 られ
ず苦悩 した 日々で もあった。そ うした中で も歳月 と伴 に研究デー タが整 い、国際学会での発
表や英語論文の作成の機会 を得 ることがで きた。研究室生活の後半 には、後輩の指導や実験
実習の補助 など、教 える立場 も経験 し、指導す る難 しさと自分の未熟 さを感 じた。研究室で
は、学術以外の面で も多 くの経験 をした。研究室の同期院生 とは、研究室 メンバーの舵取 り
や取 りまとめ、雑用 などを協力 して行 った。研究室の仲間 と学園祭 に模擬店 を出 したことも
楽 しかったイベ ン トの一つである。実験 の合間に、冗談 を言い合い皆で笑 ったこともよい思
い出である。良 き先生方、
先輩方 に恵 まれ研究や勉学以外の面で もずいぶんお世話になった。
こうして振 りかえってみる と6年間で多 くの出会い と貴重 な経験がで きた と思 う。大学時
代 ほ ど変化 に富み、 自由で多様 な経験がで きる機会はそ うないだろ うo今 は、 これ まで僕 を
支 えて くれた人達 に対す る感謝の念でいっぱいである。
教 室 だ よ り
竹原善一郎前教授 が瑞宝章受章
平成 1
8
年秋 、竹原善一郎先生 の長年 に亘 る教育研究へ の卓越 した功績が評価 され、瑞宝 中
華 を受章 され ま した。
青木先生 が ご退職、田中先生 が ご着任
平成 1
8
年度 をもちま して青木功専任講師が ご退職 され ます。平成 1
9
年度 よ り、新 たに田中
俊輔先生が助手 として着任 され ます。 田中先生 は、三宅義和先生 の分離 システム工学研究室
に所属 され、教育 ・研究活動 を行 われ ます。
化学工学科の教育 プ ログ ラムがJ
ABEE認定
平成 1
8
年 5月 8日付 で、関西大学工学部化学工学科 の教育 プログラムがJ
ABEE認定 され
ま した。本学科 を卒業す る学部生 は 「
修習技術者」 として認定 され ます。技術士 の第一次試
験の合格 と同等 である もの と して認め られ、申請 によって「
技術士補」になることがで きます。
とにな ります。エ ネルギー ・環境工学科 には、エ ネルギー工学 コー
長きにわたる研究生活ついて原稿 を頂 きましたO「
卒業生に聞 く」では、
社会でご活躍の卒業生 2名 (
三好孝義氏、堀河俊英氏)の近況を知 らせ
て頂 きました。「
学生の窓」では、M 2の山内建児君 より学生生活につ
いて報告 して頂 きました。
非常にご多忙の折、原稿の執筆にご協力頂いた皆様方、広告掲載会社
の皆様方に厚 く御礼 申し上げます。卒業生の皆様方のます ますのご活描
をお祈 り申し上げます。
売
第1
3回同窓会誌 をお届け致 しますL
,巻頭言 を学科長の芝田年次教授 に
お願い致 しましたO今年度末で退職 される青木功専任講師に、大学での
・器 具販
■編集後記■
TEL 〇
FAX 〇
ス と環境化学 コースの 2コース制が配置 され ます。
理化 学 機 械
科 の教員 は、環境都市工学部エ ネルギー ・環境工学科 に所属す るこ
希 惟各 社 東 郷高 谷
守 口市 寺方
錦通三丁目 一番十
二
五号
六
六九九 六-一
六
九
六
六九九六二
五
〇九二
平成 1
9年 4月よ り工学部が全面改組
平成 1
9
年 4月 よ り関西大学工学部が全面改組 され ます 。 1学部 1
1
学科 の体制か ら 3学部 9学科 2
0コー スへ と再編 され ます。化学工学
理化 学磯 各
理化 学硝 子 落
旭テクノグラス特約店 .オリンJで
ス顕微鏡特約店 .理化学機器全般
赤尾 理 化 磯 蚤
赤
尾
雄
株式会社 小 倉 理 化
∞
三
〒5
7
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7大阪府大乗市津の辺町2番 1
6号
〒606-0081 京都 市左 京 区上高 野畑 町 39-10
TEL
TEL.
0728765464
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AX.
0728770190
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075)7 0 1- 2 7 2 9
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大 阪 支
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〒5330033 大阪市東淀J
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区東中島 1-185
新大阪丸 ビル
Tel
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06(
6323)8900(
代) Fax.
06(
6325)0854
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会
和 歌 山営業所
〒 530-0044 大阪市 北 区東天 満 2丁 目10番 35号
京 阪奈営業所
TEL (06)6353-1841
神戸営業所
FAX (06)6357-7780
Emai
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八州薬品株式会社
オ フィス家具 ・事務用文具
oA・PCサプライ&プリインティング
宗
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6
7
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1
6
1
1名古屋営業所
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2
1
2
1京都 営 業所
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1
4
4広 島 営 業 所
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2
5
2九 州 営 業 所
写真の ことな ら・H
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TAL良 COLORPRI
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手工東槻
株式会社
本社 〒1
6
3
-1
1
3
0東京都 新宿 区西新宿 6
丁 目2
2
番1
号
新宿 ス クエア タ ワー3
0
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〔
営業部代表〕電話 0
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2
大 阪 工 場
〒5
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0
8
5 茨木市彩都 あ さぎ7
丁目7
番1
8
号
彩都バイオヒルズセンター内
電話 0
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2
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-1
2
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2
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1
〒5
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3 堺市 西 区浜寺石 津町西 1
丁4
番2
0
号
電話 0
7
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-1
3
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代)F
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5
5
〒6
4
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3
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3 和歌 山市 場神 7
4
6
3
番地
電話 0
7
3
4
7
3
5
9
51
(
代)F
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3
4
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4
5
3
〒5
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4
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0
5
7 大 東市 新 田西 町3
番1
0
号
電話 0
7
2
8
7
0
2
71】(
代)F
A
X0
7
2
8
7
0
2
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〒6
5
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0
4
7 神戸市 中央 区港 島南 町 1
丁 目5
番地 2
神戸キメックセンタービル8
F
電話 0
7
8
3
0
6
-1
7
39(
代)F
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X0
7
8
3
0
6
-1
7
5
1
〒5
7
4
0
0
5
7 大 束市新 田西 町 3
番1
0
号
電話 0
7
2
8
71
3
7
5
1
平成 1
7
年度会計報告
(
平成 1
7
年 4月 1日-平成 1
8年 3月31日)
化学工学科 同窓会
(
収入の部)
予算
費目
期
前
繰
入
越
金
費
会
会
銀
行
利
広
実行
2
,
51
1
,
1
7
7
8
2
,
0
0
0
6
0
0
,
0
0
0
1
,
0
0
0
6
0
,
0
0
0
金
子
告
差額
2
,
51
1
,
1
7
7
8
2
,
0
0
0
5
0
2
,
0
0
0 △
6
7
4 △
7
0
,
0
0
0
0
0
9
8
,
0
0
0
3
2
6
10,
000
(
支 出の部)
予算
費目
会
事
通
卒
業
人
雑
報
務
信
記
念
品
費
費
件
実行
1
0
,
0
0
0
6
0
0
,
0
0
0
1
0
,
0
0
0
1
0
,
0
0
0
7
0
,
0
0
0
2
8
5
,
6
0
0
5
,
0
0
0
9
9
0
月0
0
2
,
2
6
3
,
5
7
7
費
費
費
費
会
総
小計
次期繰越金
差額
0
4
5
6
,
7
5
3
7
,
01
2
3
,
8
4
0
3
0
,
8
7
0
2
8
6
,
9
4
0 △
4
9
0
7
8
5
,
9
0
5
2
,
3
7
9
,
9
4
6 △
1
0
,
0
0
0
1
4
3
,
2
4
7
2
,
9
8
8
6
,
1
6
0
3
9
,
1
3
0
1
,
3
4
0
4
,
51
0
2
0
4
,
6
9
5
1
1
6
,
3
6
9
平成 1
7
年度化学工学科 同窓会会計監査報告
予算案
(
平成 1
8
年 4月 1日-平成 1
9
年 3月3
1日)
【
資料】
平 成1
8年度
学内入会金
6
3
,
0
0
0
円
内Ml l
名 1
,
0
0
0
円
内M2 2
名 2
,
0
0
0
円 ぁ り〕
平成 1
8年度 学内会費
1
1
5
,
0
0
0
円
彦輝
平成 1
8
年度
義勇
同窓会
同窓会会計監査委
員
田元
化学工学科
7
年度化学工学科
平成 1
飯阪
平成 1
7
年度の化学工学科 同窓会 の会計報告書 に従 って、金銭 出納帳 について慎重 に会計監査 を行 っ
7
年 度化学工学科 同窓会 会計 の運用状 況 は厳正 かつ正確 であ り、その記 述 内容 に相違
た結果、平成 1
が ない ことを認 め ます。