「地域医療」をテーマにフォーラムを開催 (2008年11月25日) 当社をはじめとするアイシングループ7社※と同労働組合は、11月24日(月) 安城市文化センターにて、「地域医療」をテーマに「第36 回オールアイシン政策制度フォーラム」を開催しました。 フォーラムにはアイシングループの従業員や一般の方々およそ450名が参加し、まず第1部として、安城更生病院顧問の山本昌弘 氏が「西三河の地域医療や病院の現状」と題して講演を行いました。山本氏はこの地域の医師不足の深刻さを現場からの生の声と して伝えるとともに、その原因の一端は気軽に夜間や深夜の診療を利用してしまう「コンビニ受診」など患者側にもあり、医療危機の 解決には市民の協力が不可欠であることを訴えました。 つづいて、山本氏をはじめ、安城市医師会会長の都築雅人氏、アイシン健康保険組合常務理事の村瀬修氏らをパネラーとして「地 域医療を守るために、私たちにできること」というテーマでパネルディスカッションを行いました。ディスカッションでは、限りある救急医療 機関をより有効に活用するためには、市民が「コンビニ受診」をやめ、ふだんから身近な診療所などの「かかりつけ医」を持って、その 「かかりつけ医」が症状に応じて救急医療機関ノ紹介するような医療体制の構築が重要だ、といった活発な議論が交わされました。 参加者からは「救急医療を利用する側にもモラルが必要なことがよくわかった。軽い症状であればできるだけ診療時間内に受診し たい。」など、地域医療の危機的な状況に対して出来ることから行動を始めようという声も聞かれました。 アイシングループは今後も地域社会の一員として、地域の課題についてさまざまな方々とともに考え、ともに行動していきます。 ※アイシン精機株式会社、アイシン高丘株式会社、アイシン化工株式会社、 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社、アイシン機工株式会社、 アイシン・エーアイ株式会社、アイシン辰栄株式会社 1. 開催日時 : 2008年11月24日(月)14:00~17:00 2. 開催場所: 安城市文化センター「マツバホール」(愛知県安城市桜町17-11) 3.テーマ: 「みんなで考えよう 地域医療」 4.プログラム: 【第1部】 講師 安城更生病院 顧問 山本昌弘氏 「西三河の地域医療や病院の現状」 【第2部】 パネルディスカッション 「地域医療を守るために、私たちにできること」 コーディネーター兼パネリスト: 安城更生病院顧問 山本昌弘氏 パネリスト: 安城市医師会会長 都築雅人氏 アイシン健康保険組合常務理事 村瀬 修氏 愛知県議会議員 仲 敬助氏 碧南市議会議員 石川輝彦氏 5.参加人数: 約450名 パネルディスカッションの様子 <ご参考> 「オールアイシン政策制度フォーラム」は、社会や地域で関心の高いテーマを取り上げ、そのテーマに対して行政・企業が共通の課題 として取り組むことを目 的として、1991年より年2回(春・秋)開催しており、今回で36回目を迎えます。秋のフォーラムでは、1995年か ら従業員はもとより地域の方にも参 加を呼びかけ、「市民と地域の政策課題を論議するフォーラム」として、その定着化を図っていま す。 これまで秋のフォーラムで取上げた主なテーマ 回 テーマ 開催時期 参加者 10 「都市計画を考える」 ‘95年11月 約230名 12 「健康でイキイキした高齢社会に向けて」 ‘96年11月 約235名 14 「中学生の教育を考える」 ‘97年11月 約280名 16 「地球環境を考える」 ‘98年11月 約300名 18 「介護保険制度を考える」 ‘99年11月 約250名 20 「少子化対策を考える」 ‘00年11月 約290名 22 「循環型社会を考える」 ‘01年11月 約290名 24 「東海地震」 ‘02年12月 約450名 26 「愛知万博を考える」 ‘03年11月 約380名 28 「安全なまちづくり」 ‘04年11月 約400名 30 「現代の教育」 ‘05年11月 約400名 32 「これからの街づくり」 ‘06年11月 約400名 34 「地球温暖化問題」 ‘07年11月 約400名
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