第3回臨時会[PDFファイル/369KB]

平成22年田村市議会第3回臨時会会議録
(第1号)
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○会
議
月
日
平成22年11月22日(月曜日)
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○出
席
議
員(22名)
議
長
菅
野
善
一
1番
大
橋
幹
一
議
員
2番
白
石
恒
次
議
員
3番
大和田
博
議
員
4番
菊
地
武
司
議
員
5番
遠
藤
正
德
議
員
6番
樽
井
義
忠
議
員
7番
石
井
忠
治
議
員
8番
橋
本
文
雄
議
員
9番
長谷川
元
行
議
員
10番
白
石
治
平
議
員
11番
箭
内
仁
一
議
員
12番
佐
藤
忠
議
員
13番
木
村
高
雄
議
員
14番
猪
瀬
明
議
員
15番
橋
本
紀
一
議
員
16番
半
谷
孝
議
員
17番
先
﨑
温
容
議
員
18番
吉
田
豊
議
員
19番
本
田
仁
一
議
員
20番
宗
像
一
議
員
21番
松
本
熊
吉
議
員
理
公
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○欠
席
議
員
(なし)
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○説明のため出席した者の職氏名
市
長
冨
塚
宥
暻
副
長
助
川
弘
道
市
民
保健福祉部長
兼福祉事務所長
白
石
幸
男
産
業
建
長
根
本
隆
大越行政局長
遠
藤
富
常葉行政局長
小
沼
総
務
設
部
部
長
橋
本

憲
部
長
松
崎
一
男
部
長
加
藤
徳太郎
則
滝根行政局長
先
崎
保
彦
重
都路行政局長
今
泉
清
司
鉄太郎
会 計 管 理 者
渡
辺
新
一
- 1 -
市
参
事
兼市長公室長
鈴
木
喜
治
総 務 部 参 事
兼 総 務 課 長
石
井
昌
久
総 務 部 参 事
兼 財 政 課 長
大和田
俊
一
総
企
大和田
益
弘
定
建
設
部
都市計画課長
安
藤
一
英
教 育 委 員 会
教
育
長
佐
藤
彦
一
建 設 部 参 事
兼 建 設 課 長
渡
部
芳
教 育 委 員 会
委
員
長
會
田
昌
男
教 育 委 員 会
教 育 部 長
渡
辺
行
雄
務
画
課
部
長
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○事務局出席職員職氏名
事
務
局
長
山野辺
主
任
主
査
鈴
木
克
清
総
実
主
務
課
長
和
田
正
明
査
吉
田
和
之
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○議
事
日
程
日程第
1
会議録署名議員の指名
日程第
2
会期の決定
日程第
3
諸般の報告
日程第
4
議案第75号
田村市議会議員の議員報酬、期末手当及び費用弁償に関
する条例の一部を改正する条例について
日程第
5
議案第76号
市長等の給与及び旅費に関する条例の一部を改正する条
例について
日程第
6
議案第77号
田村市教育長の給与、勤務時間その他の勤務条件に関す
る条例の一部を改正する条例について
日程第
7
議案第78号
田村市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例に
ついて
日程第
8
議案第74号
田村市役所の位置を定める条例の一部を改正する条例に
ついて
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○本日の会議に付した事件
- 2 -
議事日程のとおり
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
午前10時00分
○議長(菅野善一)
開会
皆さん、おはようございます。
ただいまの出席議員数は、22名であります。定足数に達しておりますので、ただいまよ
り平成22年田村市議会第3回臨時会を開会いたします。
なお、本日報道機関から議場内の撮影の申し出がありますので、田村市議会傍聴規則第
8条の規定により許可することといたしました。
直ちに本日の会議を開きます。
本日の議事日程は、お手元に配付した議事日程(第1号)のとおりであります。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
日程第1
○議長(菅野善一)
会議録署名議員の指名
日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議規則第81条の規定により、会議録署名議員に4番菊地武司君、6番樽井義忠君を指
名いたします。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
日程第2
○議長(菅野善一)
会期の決定
日程第2、会期の決定を議題といたします。
本臨時会の会期等については、議会運営委員会において協議をいたしておりますので、
そ の 結 果 に つ い て 議 会運 営 委 員 長 よ り 報 告 を求 め る こ と に い た し ます。 議 会 運 営 委 員 長、
長谷川元行君。
(議会運営委員長
○議会運営委員長(長谷川元行)
長谷川元行
登壇)
去る11月19日議会運営委員会を開催いたしましたので、
その協議の結果についてご報告を申し上げます。
会期は、本日1日といたします。
本日の日程は、会議録署名議員の指名、会期の決定及び諸般の報告を行った後、議案第
75号から議案第78号までの4議案を一括上程し、それぞれ市長から提案理由の説明を求め、
議案の審議を行います。その後、議案第74号について提案理由の説明を求め、議案の審議
を行い、閉会する予定であります。
以上で報告といたします。
- 3 -
○議長(菅野善一)
ただいま議会運営委員長から報告がありました。
議会運営委員長報告に対する質疑を許します。質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(菅野善一)
質疑なしと認めます。
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○議長(菅野善一)
お諮りいたします。
本臨時会の会期等については、ただいまの議会運営委員長の報告のとおり決することに
ご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(菅野善一)
異議なしと認めます。よって、本臨時会の会期等につきましては、議
会運営委員長の報告のとおり、本日1日間とすることに決しました。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
日程第3
○議長(菅野善一)
諸般の報告
日程第3、諸般の報告を行います。
初めに、去る9月定例会において可決された市町村合併に伴う流域下水道移管に関する
制度改正を求める意見書、米価の大暴落に歯止めをかけるための意見書、免税軽油制度の
継続を求める意見書及びEPA・FTA推進路線の見直しを求める意見書につきましては、
福島県知事、内閣総理大臣初め関係機関に提出いたしました。
次に、議長会関係について申し上げます。
去る10月14日、宮城県多賀城市において開催されました全国市議会議長会基地協議会東
北部会ブロック会議に出席いたしました。また10月25日、東京都において開催されました
全国市議会議長会国会対策委員会に出席いたしました。また11月18日、白河市において開
催 さ れ た 第 154回 福 島 県市 議 会 議 長 会 臨 時 総 会に 出 席 い た し ま し た ので ご 報 告 い た し ま す。
次 に 、 監 査 委 員から 地 方 自 治 法 第 235条 の2 に 基 づ く 例 月 出 納 検査 結 果 報 告 書、 平 成 22
年8月分、9月分について報告がありましたので、印刷してお手元に配付いたしましたの
でご了承願います。
次に、本臨時会に説明員として出席通知のありました者の職氏名を一覧表としてお手元
に配付いたしましたのでご了承願います。
以上で諸般の報告を終わります。
- 4 -
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
日程第4
議案第75号
田村市議会議員の議員報酬、期末手当及び費用弁償に
関する条例の一部を改正する条例についてから
日程第7
議案第78号
田村市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例
についてまで
○議長(菅野善一)
日程第4、議案第75号
田村市議会議員の議員報酬、期末手当及び費
用弁償に関する条例の一部を改正する条例についてから、日程第7、議案第78号
田村市
職員の給与に関する条例の一部を改正する条例についてまでの4件を一括議題といたし
ます。
この際、職員をしての議案の朗読は省略いたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。冨塚市長。
○市長(冨塚宥暻)
本日、平成22年田村市議会第3回臨時会を招集いたしましたところ、
議 員 の 皆様 に は公 私 とも ご 多 用の と ころ ご 出席 を 賜 り、 ま こと に あり が と うご ざ い ま す 。
本臨時会には合わせて5件の議案をご提案申し上げましたが、初めに議案第75号から第
78号までの4議案の大要についてご説明申し上げます。
議案第75号
田村市議会議員の議員報酬、期末手当及び費用弁償に関する条例の一部を
改正する条例について、議案第76号
る条例について及び議案第77号
市長等の給与及び旅費に関する条例の一部を改正す
田村市教育長の給与、勤務時間その他の勤務条件に関す
る条例の一部を改正する条例について申し上げます。
この3議案につきましては、福島県人事委員会勧告に準じて議会議員、市長、副市長及
び教育長の期末手当の年間支給割合を0.15カ月分引き下げるための改正であります。
次に、議案第78号
田村市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例について申し
上げます。
本案は、田村地方在宅当番医制事業に基づく休日当番医として、田村医師会から指定さ
れている都路診療所の医師が、休日及び日曜日に勤務した場合に手当を支給するための改
正のほか、50歳代後半層の職員の給与水準是正を目指す人事院勧告を踏まえた福島県人事
委 員 会 の 勧 告 に 準 じ て 55歳 を 超 え る 行 政 職 給 料 表 5 級 以 上 の 主 幹 及 び 課 長 以 上 の 職 員 に
係る給料、期末勤勉手当及び管理職手当の支給額を一定率で0.9%減額するための改正と、
期末勤勉手当の年間支給割合を0.15カ月分引き下げるための改正であります。
以上、ご提案いたしました4件の議案の大要についてご説明申し上げました。慎重ご審
- 5 -
議の上、ご議決賜りますようお願い申し上げます。
○議長(菅野善一)
これをもって提案理由の説明を終わります。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○議長(菅野善一)
日程第4、議案第75号
田村市議会議員の議員報酬、期末手当及び費
用弁償に関する条例の一部を改正する条例についてを議題といたします。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○議長(菅野善一)
これより質疑に入ります。質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(菅野善一)
質疑なしと認めます。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○議長(菅野善一)
お諮りいたします。
ただいま議題となっております議案第75号
田村市議会議員の議員報酬、期末手当及び
費用弁償に関する条例の一部を改正する条例については、会議規則第37条第3項の規定に
より委員会付託を省略いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(菅野善一)
異議なしと認めます。よって、本案は委員会付託を省略することに決
定いたしました。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○議長(菅野善一)
これより討論に入ります。討論ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(菅野善一)
討論なしと認めます。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○議長(菅野善一)
これより採決いたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(菅野善一)
異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○議長(菅野善一)
日程第5、議案第76号
市長等の給与及び旅費に関する条例の一部を
改正する条例についてを議題といたします。
- 6 -
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○議長(菅野善一)
これより質疑に入ります。質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(菅野善一)
質疑なしと認めます。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○議長(菅野善一)
お諮りいたします。
ただいま議題となっております議案第76号
市長等の給与及び旅費に関する条例の一部
を改正する条例については、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略いたし
たいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(菅野善一)
異議なしと認めます。よって、本案は委員会付託を省略することに決
定しました。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○議長(菅野善一)
これより討論に入ります。討論ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(菅野善一)
討論なしと認めます。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○議長(菅野善一)
これより採決いたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(菅野善一)
異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○議長(菅野善一)
日程第6、議案第77号
田村市教育長の給与、勤務時間その他の勤務
条件に関する条例の一部を改正する条例についてを議題といたします。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○議長(菅野善一)
これより質疑に入ります。質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(菅野善一)
質疑なしと認めます。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○議長(菅野善一)
お諮りいたします。
- 7 -
ただいま議題となっております議案第77号
田村市教育長の給与、勤務時間その他の勤
務条件に関する条例の一部を改正する条例については、会議規則第37条第3項の規定によ
り委員会付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(菅野善一)
異議なしと認めます。よって、本案は委員会付託を省略することに決
定いたしました。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○議長(菅野善一)
これより討論に入ります。討論ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(菅野善一)
討論なしと認めます。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○議長(菅野善一)
これより採決いたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(菅野善一)
異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○議長(菅野善一)
日程第7、議案第78号
田村市職員の給与に関する条例の一部を改正
する条例についてを議題といたします。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○議長(菅野善一)
これより質疑に入ります。質疑ありませんか。13番木村君。
○13番(木村高雄)
2点ほどお尋ねをいたします。
今回、人事院勧告ということで、55歳以上の職員の給与の引き下げということになるわ
けでありますけれども、これは当局の方ではご存じかと思いますけれども、まず最初に田
村市のラスパイレス指数の順位についてご存じかどうかお願いします。
また、今回人事院勧告ということが頻繁に上がってきますけれども、この人事院勧告の
役割について、ひとつ答弁を求めます。
○議長(菅野善一)
当局の答弁を求めます。冨塚市長。
○市長(冨塚宥暻)
木村高雄議員の質問にお答えいたしたいと思います。
55歳以上の方を、田村市も県の人事委員会に準じて引き下げを行うものであります。
ラスパイレスは91であります。そして、順位は県内市町村の中で下から4番目でありま
- 8 -
す。
第2点目でありますが、人事院勧告の役割ですか。これ田村市は、あるいは多くの市町
村が人事院勧告というか、人事委員会は県にゆだねております。経費の問題、例えば田村
市が給与改定を行う場合に、田村市内の企業の方々のそういう統計をとったりする事務事
業が膨大になる関係上、ほとんどの市町村が県の人事委員会の方に委託をしており、それ
に準じて今までも過去から、その県の人事委員会に準じて我が田村市の方もいたしており
ます。
失礼しました。上がってまいりました。私も給料引き上げておりますので、92.9になっ
たようであります。
○議長(菅野善一)
木村議員。
○13番(木村高雄)
ラスパイレス指数については92.9ということで間違いないと思います
けれども、ただ私が申し上げた人事院勧告の役割ということなんですけれども、これにつ
いては憲法28条で労働者の団結権、そして団体交渉権、ストライキ権などの争議権を保障
しているわけでありますけれども、しかし一般公務員の争議を懲役や罰金の対象としてい
る国家公務員法や地方公務員法などで、公務員の権利が侵害されているという状況にある
わけですね。それで労働運動、敵視した戦後の占領米軍や日本政府の弾圧が、立法が存続
したため、中央の人事院や地方の人事委員会による給与勧告はその代償措置として始まり、
労働者の利益を守る役割を持っているということであると思います。こういった観点に立
てば、毎年この人事院勧告により給料が引き下げられるということについては、やはり地
域経済を疲弊させることにもつながるわけであります。
今回の人事院勧告の改定内容でありますけれども、民間との格差を解消するためのマイ
ナス勧告ということでありますけれども、こういったことを毎年やっていくことによって、
どんどん日本の労働者の全体の賃金も下がることになってしまうわけでありますけれど
も、こういった勧告、全国では受け入れない自治体もあるわけでありますね。そういった
ことも踏まえて、田村市でもやはりこういった勧告を、マイナス勧告を丸のみするのでは
なくて、やはり市独自の財政基盤の上からも、市の職員のそういった立場を守るという条
件から勧告はすべて受け入れるということではなくて、市独自の考え方で行うべきではな
いかと思いますけれども、その見解の答弁を求めます。
○議長(菅野善一)
冨塚市長。
○市長(冨塚宥暻)
人事院勧告についての再質問にお答えいたします。
- 9 -
田村市独自の、人事院勧告に基づいて、田村市独自のあり方にというお話でありますが、
財政規模、さらには住民の方々のご理解が得られるかどうかという観点から、上がるとき
は何もなく、下がるときはというのは不利益遡及ということから臨時議会を開いて、そし
て議会議員の皆さんのご判断もゆだねているところであります。
田村市が人事院勧告に基づいて行わないとすれば、住民、市民の心等がどうなるかとい
うのと、先ほど申し上げましたように、田村市が単独でやるとすればどのような市民に対
して説明責任、果たすことができるかどうかというのもありますので、確かに全国の市町
村 の 中 に は 財 政 規 模 が豊 か な 大 阪 の 方 で は 105と か 、 ラ ス で す よ 。 そう い う も の が 国 家 公
務員より高いというところもありました。それも今引き下がってきておりますので、そう
いう観点から第1点は田村市の事情、そしてまた財政力等々を勘案し、市民の感情を得ら
れるかどうかについては、我々は先ほど申し上げましたように県の人事委員会に準じて過
去 や っ てま い りま し たの で 、 それ に 従っ て いき た い と今 後 も考 え てお り ま す。 以 上 で す 。
○13番(木村高雄)
質問ではありませんけれども、最後に意見を。
○議長(菅野善一)
はい。
○13番(木村高雄)
地域住民との関係ということで、理解が得られるかどうかということ
ではあるかと思いますけれども、しかしやはりこの人事院の勧告については毎年引き下げ
られるということで、先ほども申しましたように、地域経済に与える影響が大きいという
ふうに思うわけですね。公務員も下げたのだから民間も下げるのが当たり前、サービス残
業も当たり前といった、こういった状況になっているわけであります。
今後、この問題については市としても十分に検討すべき課題だということを申し上げて
私の質問を終わります。
○議長(菅野善一)
ほかに質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(菅野善一)
質疑なしと認めます。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○議長(菅野善一)
お諮りいたします。
ただいま議題となっております議案第78号
田村市職員の給与に関する条例の一部を改
正する条例については、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思
います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
- 10 -
○議長(菅野善一)
異議なしと認めます。よって、本案は委員会付託を省略することに決
定いたしました。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○議長(菅野善一)
これより討論に入ります。討論ありませんか。13番。
○13番(木村高雄)
議案第78号
田村市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例に
ついての反対討論を行います。
今回、給与引き下げ内容は、人事院勧告55歳以上の給与月額0.9%、期末勤勉手当0.15%
の引き下げで、年間2,917万6,000円の減額となるものであります。まさに市職員の生活を
脅かすものであり、ひいては民間労働者全体の給与水準を引き下げるもので、地域経済に
も大きな影響を与えるものであります。全国の自治体ではこうした勧告を受け入れず、自
治体独自の給与水準を維持している自治体も多くあります。我が田村市でも、このような
マイナス勧告は受け入れず、せめて現状を維持すべきであります。
今回、人事院勧告の給与改定の内容の考え方は、民間給与との格差を解消するために月
例給などを下げるというものであります。もともと人事院勧告とは、公務員の団体交渉権
や 争 議 権 を 制 約 す る こと へ の 代 償 措 置 で 、 公務 員 の 利 益 を 代 弁 す るも の に も か か わ ら ず、
生活を脅かす勧告を行うこと自体問題があると言わなければなりません。今、急激な円高
とデフレで日本経済が危機に直面しているもとで、雇用や社会保障を充実して国民の懐を
暖める景気対策が求められています。日本経済新聞は9月28日の記事で、デフレ脱却は懐
より始めよとして、需給ギャップを縮小し労働者の賃上げを図ることが先、長期不況対策
として公務員の給与引き上げを、公務員優遇でなく民間の賃上げを誘発し、需要回復する
呼び水として必要と書いています。また、国連の貿易開発会議でも、日本は賃上げで個人
消費は伸びる余地が十分にあると指摘しています。今回の措置は、求められている景気対
策に逆行するもので、認めるわけにはいきません。
最後に、ラスパイレス指数について、県内59市町村の中で、泉崎村、三島町、昭和村、
田村市と下から4番目と低い位置にあるということを申し上げたいと思います。
以上、申し上げたことが議案第78号
田村市職員の給与に関する条例の一部を改正する
条例についての反対討論であります。議員各位のご賛同を心よりお願いを申し上げ、私の
討論といたします。
○議長(菅野善一)
ほかに討論ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
- 11 -
○議長(菅野善一)
これにて討論を終結いたします。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○議長(菅野善一)
これより採決いたします。
この採決は起立によって行います。
議案第78号
田村市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例について原案のとお
り決定することに賛成の方は起立を願います。
(起立多数)
○議長(菅野善一)
起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
日程第8
議案第74号
田村市役所の位置を定める条例の一部を改正する条例
について
○議長(菅野善一)
日程第8、議案第74号
田村市役所の位置を定める条例の一部を改正
する条例についてを議題といたします。
この際、職員をしての議案の朗読は省略いたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。冨塚市長。
○市長(冨塚宥暻)
本臨時会にご提案申し上げました議案第74号
田村市役所の位置を定
める条例の一部を改正する条例の大要について、ご説明申し上げます。
本案は、合併以来の最も重要な課題でありました田村市の新しい本庁舎の位置を定める
ものであります。本庁舎の建設場所の選定に当たりましては、合併協議会が事務局を置く
と確認した船引町における利便性と交通事情を考慮しながら、予測を超えて進行する人口
減少、少子高齢化や、求められる環境負荷の低減と中心市街地の活性化に寄与する持続可
能な魅力あるまちづくりへの貢献など、長期的かつ総合的な観点から、公共交通の発着場
所である船引駅と至近の距離にあり、自家用車はもちろん鉄道やバスを利用する市民の利
便性が確保され、また人口密度が高く、増加する高齢者を初め子供や障害者など移動手段
を持たない市民も徒歩あるいは自転車での来庁が可能であり、さらに空洞化の進む街中に
あって、にぎわいのある中心市街地の形成と環境負荷の低減をも促し、地方自治の中枢に
ふ さ わ し い シ ン ボ ル とし て の 役 割 が 期 待 で きる 場 所 と し て 、 J T 跡地 を 選 定 い た し た く 、
田村市役所の位置を田村市船引町船引字畑添76番地2に改正するものであります。
以上、ご提案いたしました議案の大要についてご説明申し上げました。慎重ご審議の上、
ご議決賜りますようお願い申し上げます。
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○議長(菅野善一)
これをもって提案理由の説明を終わります。
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○議長(菅野善一)
日程第8、議案第74号
田村市役所の位置を定める条例の一部を改正
する条例についてを議題といたします。
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○議長(菅野善一)
これより質疑に入ります。質疑ありませんか。7番。
○7番(石井忠治)
ただいま議長のお許しを得ましたので、7番石井忠治が庁舎建設につ
いて、8件ほどの質問をさせていただきます。
本臨時会において、庁舎建設を前提とした田村市役所の位置を定める条例の一部を改正
する条例案が提出され、本市議会始まって以来の多くの傍聴者の見守る中で、議会の真価
を問われることとなりました。申し上げるまでもなく、いかに庁舎建設の位置が将来にわ
たる田村市の均等ある発展を左右するかを、市民は承知をしているからにほかなりません。
本日ここに多くの市民の意見を集約し、庁舎建設についての市長の考えをお伺いいたし
ます。
最初に、庁舎建設検討委員会の調査結果報告及び庁舎建設候補地の再考を求める請願に
ついてであります。
まず、庁舎建設に関する議会の流れを時系列に整理いたしますと、平成20年8月7日、
議会に設置されました市庁舎建設検討特別委員会は十数回に及ぶ会議と現地調査、検討を
重ね、長作地内を最適とする調査報告をし、また滝根町、大越町、常葉町の行政区長、商
工会長等総数79名から、庁舎建設候補地の再考を求める請願が平成20年8月6日付で市長
と 議 長 に 提 出 さ れ ま した 。 同 年 9 月 定 例 会 にお い て 、 全 員 一 致 で 採択 と 決 し て お り ま す。
その後、具体的な候補地の説明もなく2年が経過し、本年9月6日の議会全員協議会の席
上、市長の方から改めてJT跡地を市庁舎建設候補地とする旨の説明を受け、さらに各会
派からの質問事項に答える形で、去る11月11日に全員協議会が開催されております。
議会の決議にも、行政執行の多くを担う行政区長等の意見も反映することができない状
況は、民主主義の根幹を揺るがすことになるのかと危惧するところでもございます。
よって、本庁舎建設特別委員会の調査結果報告と一連の請願について、市長はどのよう
に受けとめ、その重みを理解しているのかお伺いいたします。
次に、田村市のシンボルたる身の丈にあった適正な市庁舎の基底についてでございます。
回復の兆しが見えない近年の景気低迷は、本市における企業の撤退、さらには縮減、雇
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用形態の悪化などによって、税収の大幅な減少を招き、結果厳しい地方財政運営を強いら
れておることはご承知のとおりであります。地方自治体の使命は最小の経費で最大の効果
を上げ、質量ともに恵まれた市民サービスを提供することにあることは論をまたないとこ
ろであります。そのためには市民と危機感を共有しつつ、行政みずからが効率的自治運営
に努めなければなりません。もちろん庁舎建設も例外ではなく、戦国時代の武将の築城に
競う必要もなく、コンパクトで機能優先、最優先すべきと考えますが、市長の考える田村
市にふさわしい適正な市庁舎の基底を伺います。
続いて、庁舎建設及び整備を要する周辺事業の概要と概算事業費についてでございます。
市民の利便性を最優先として選定したJT跡地に庁舎を建設する場合、アクセス道路の
整備はもちろん、庁舎周辺の環境整備計画等とリンクをしなければなりませんが、都市計
画マスタープランへの位置づけと個々の事業計画の概要についてお伺いいたします。
次に、将来にわたる市民負担を強いることはないのかについて伺います。
建設事業費財源は、合併特例債並びに庁舎建設基金と思われますが、合併特例債といえ
どもしょせん借金であります。借入額の3分の1は長期に及ぶ返済が伴ってくるものであ
ります。建築主体工事費21億円、付帯工事、備品購入等に7億円、合わせて28億円との説
明を受けておりますが、市道畑添源次郎線の踏切改修と拡幅工事、さらには市道元町停車
場線の庁舎進入右折ラインの整備等々、庁舎建設と並行して実施しなければならない工事
が山積し、これら関連事業を合わせると巨額の投下が必要と予想されますが、実質どのく
らいの市民負担となるのかをお伺いいたします。
次に、行政関連施設。想定されますのは福祉事務所、警察署、消防署等がございますが、
これらの整備計画と用地確保について伺います。
市長は、安心安全なまちづくりを基本理念として行政執行をしてまいっております。犯
罪 の 防 止 、 さ ら に は 生命 財 産 の 確 保 を 主 た る業 務 と す る 警 察 署 と 消防 署 に つ き ま し て は、
直接建設にかかわることはないとはいえ、安心安全なまちづくりに密接な関係を持つ施設
と認識しております。市民の利便性とあわせ迅速な活動を可能にする用地の選定は、田村
市が担うべきものであり、市庁舎建設計画と同様に早急に選定業務に着手しなければなら
ないと考えております。よって、これら行政関連施設の整備計画と、用地確保の具現化に
向けた方向性をお示しいただきたいと思います。
次に、市庁舎と船引行政局の合築の再考についてでございます。
市庁舎建設の計画とあわせ、老朽化した旧船引役場の改築が同じ事案として論じられ、
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議会としては財政負担の軽減に主眼を置き、合築を選定いたしました。合築は行政局の機
能を優先するか、また市役所の機能を優先するかで場所の選定に大きな差異を生じること
から、議会内でも賛否が分かれた経緯がありますが、結果合築やむなしとの総意に至って
おります。しかしながら合併6年を迎えた今日まで、庁舎の建設場所が決まらない背景に
は、合築が阻害要因となっていることを理解しなければなりません。仮に船引行政局を単
体で建設するとしたら、建設場所について船引を除く4町の住民から何ら異論はないもの
と確信しております。よって、狭隘な用地にむやみに高層な庁舎建設を求めるのではなく、
地域環境に配慮した、地域に融合した庁舎建設も一考の価値があることを考えるものであ
ります。
合築、分築の2つの選択肢を建設費と用地費の二側面から比較検討し、広く市民の理解
を得るため、改めて合築の再考についての考えがあるかどうかお伺いいたします。
最後に、遊休施設、旧小学校等に関する民意の掌握と有効活用の検討についてお伺いい
たします。
急速な少子化によって、本市小学校の統廃合が急ピッチで進められ、増え続ける空き校
舎の利用は喫緊の課題であります。中でも建設間もない春山小学校と石森小学校について
は、多くの市民から行政のひずみと酷評され、今なお市民負担を課す結果となっておりま
す。厳しい財政事情にあって、十分活用可能な遊休施設の有効活用の観点から、庁舎とし
て活用することができれば、全市民の理解と支援を受けることができると確信するもので
あります。
さらに、本庁舎機能を各行政局庁舎に分散している現行政体制は、慣れもあってか特段
の不都合や問題もなく、市民に受け入れられている現状がございます。それぞれの行政局
庁舎は行政組織の改正によって、人員の減少による建物自体に余裕が生じ、議会を初め教
育委員会、さらには農業委員会などの会議開催についても特に問題もなく、円滑に推移し
ております。
これらのことから遊休施設の民意の実態をどのように把握し、そして有効活用の方法等
を検討してまいったのか、この8点についてお伺いをいたします。
なお、きょう本日既に庁舎の位置を変更する条例の改正が提案されておりますが、こう
いった市民の多くの声が私の方にも届いておりますし、議員各位にも何らかの形で届いて
いるというふうに私も認識しておりますので、このたび改めて全員協議会で市長の方から
答弁は受けておりますが、あえて質問をさせていただいております。よろしくお願いいた
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します。
○議長(菅野善一)
当局の答弁を求めます。冨塚市長。
○市長(冨塚宥暻)
石井議員の質問にお答えいたします。
おただしのように、この庁舎建設候補地等々については、合併前から合併協議会の中で
も 取 り 上 げ ら れ ま し た。 そ し て 、 何 よ り も 合併 す る 前 提 と し て 、 2つ の 要 件 が あ り ま す 。
第1点は、旧首長が介入するかどうかが合併の1つの要件、これが重要な要件であります。
そこで全国的に合併協議会は結成されたけれども、結果として合併できなかった理由の1
つ。もう1つは、庁舎建設の場所であります。このことによって合併ができなかった、あ
るいは途中で廃案になってという、そういう事例も数多く聞いておりました。そのことか
ら第1点は、旧首長が今まで培ったそれぞれの町村の首長がやめるということも、みんな
で合意したことがあります。きょう、初めてお話をするわけであります。
第2点目でありますが、これも合併協議会の時間的余裕という観点から、当時52項目の
合併法定協議会に移行する場合には合併協議会の皆さんの合意が必要ということから、当
時8名ずつの合併協議会委員がおりまして、40名の方で船引町に庁舎の建設場所はという
ことで決定させていただきました。しかしながら、その場所は船引町という大きな面積の
エリアの中で、どこにという事がなされておりませんでした。その後合併いたし、市議会
議員が70名、そしてまた小選挙区で26名、今回は大選挙区で22名という議員各位のそれぞ
れの立場で、市民の方々の庁舎建設にはいろんな方々がご提案、あるいはいろいろとお話
をされたと思います。
そこで、議会といたしましても先ほど石井議員からおただしのように市民の声、そして、
また議会としても庁舎建設検討特別委員会も組織を立ち上げて、そして検討した結果、長
作ということが、賛成反対はありましたもののそういう結論をつけていただいたものもあ
ります。そういう流れの中、賛成反対というものがあろうと思っております。そしてこれ
は距離的に、あるいは自分の地域性、そしてまたいろんな角度から賛成反対、そして特に
反対意見を申される方々にとりましては、それは苦痛の思いで反対もされたことと思って
おります。
しかし、この件に関しましては議会議員の皆様方の真摯な議論、そしてそれに基づいて
行われており、議会議員の会派にも、あるいはそれぞれの立場においてご説明もさせてい
ただいた経過がございます。そういう中で私も苦渋の選択でありますが、石井議員のおた
だし、その胸の内は十二分に認知いたしております。そういうことを考えて、それぞれの
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立場で一人一人市民の願いがあろうと思います。
そういうことから、第1点目の庁舎建設検討特別委員会の調査結果報告及び庁舎建設候
補地の再考を求める請願の重み等についても、議会それから市長への陳情あるいは請願等
もありました。さらにはその中でもJT跡地に候補地としてという陳情も、私の方それか
ら議会の方にも多くの方々の署名をもって受けたものもあります。そういう中からいろん
な候補地も検討いたして専門的なもの、あるいは地理的要件とか交通要件とか等々のお話
し、あるいは自分でもこの5年余、この庁舎建設候補地については頭を離れることがあり
ませんでした。しかしいずれはご提案しなければならない、そういう時期もあろうという
判断のもとに今回、今石井議員の願い、それぞれの立場の、それは石井議員に寄せる多く
の市民の方々の一つの声として私も真摯に受けとめました。しかしそれもわからないこと
でありませんので、十分にご理解するつもりでありますので、ご理解いただきたいと思い
ます。
第2点においては、田村市のシンボルたる身の丈にあった適正な市庁舎の基底とはとい
うことの中で、景気のよいときには大きな建物、そしてまた空間とかいろんなデザインも
配慮してすばらしい庁舎、あるいはすばらしいそれぞれの地域で建設が行われてまいりま
した。今はそういう経済的余裕もなくという観点からいくと、田村市の身の丈とは何ぞや
と。合併協議会、合併して601名の職員がおりました。合併協議会では120名を削減してく
だ さ い と い う お話 も あり 、 現 実 に 今 そ れ を 途中 で は あ り ま す が、 ほぼ 120名 以 上 に 職 員 の
削減も行われております。とすると先ほどお話がありましたように、後ほどお話ししたい
と思いますが、船引行政局、他の行政局もあります。5つの行政局。その中で仮庁舎とし
て今の現在の庁舎があります。そこで職員が削減されるとなるとどうなのかということも
あり、議会からの申し入れもあり、私もそれは大賛成という立場から、本庁舎の職員と船
引行政局の職員が兼務ということも、組織の見直しの中で実施させていただいてまいりま
した。こういう中で職員が年々、事務の方が削減されてまいりますと、庁舎の中の身の丈
とは、来庁された方々が快い気持ちで、そして職員が事務事業に差し支えない、そのよう
な程度の庁舎の建設を目指しております。よくいえば、これからは市民の皆さんが庁舎も
利用できる公民館的なものか、あるいは多目的なものか、あるいはいろんな施設が入るこ
とによって一体性を持たすことができるかどうかというのもあります。そういうことから
田村市のシンボルとなる身の丈にあった適正な市庁舎の基底とはというと、先ほど合併特
例債ということで、本来は庁舎建設には自己財源でやらなければなりません。合併したも
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のですから、私は特に合併して総務省の方に、合併した負いの事情がありますよというこ
とから合併特例債、国が7割負担いたすという特例も設けていただきました。そのことに
は、国に対して感謝申し上げるところであります。
先ほど、借金というお話がありましたが、本来は10割ですから約30億とすると田村市の
一般財源として30億使わなければなりませんが、そのうちの7割というのが国で保証する
ということはいまだに約束でありますので、ただし10年以内に建設をしてくださいという、
この条件もあります。そういうことから、身の丈にあった庁舎の建設に向けてまいりたい
と思っております。そこには、議員各位の皆さんともそういうお話し合いする場もあろう
と思っております。
それから、3点目の庁舎建設及び整備を要する周辺事業の概要と概算事業費はというこ
とでありますが、JT跡地の西側になります。磐越東線が走っており、グラウンド、船引
中学校の方からおりてくる市道畑添源次郎線という名称でありますが、踏切のところまで
は拡幅されておりますが、街中の方には今狭い道であります。JT跡地のわきの道路は道
幅が狭く、そして住民の交通についていろいろと支障を来しているという声も聞いており
ます。船引町が当時、都市計画のもとに駅前周辺の計画を立て、1期、2期という観点か
ら現在は2期目に入ってまいりました。そのときに第2期目の事業として公園整備という
ことがありましたものですから、公園整備はもう既に駅前に公園が建設されておりますの
で、新たにまた土地を取得して公園整備をすることはないということから、国の方に申し
上げてまいりましたら、市道畑添源次郎線単独で踏切の拡幅まで、JRとも交渉しながら
そ の ア ク セ ス に つ い て今 進 め て い る と こ ろ であ り ま す。 そ の 延 長 は 160メ ー ト ルぐ ら い あ
り ま す 。 幅 員 が 6 メ ート ル 、 そ し て 歩 道 が 2.5メ ー ト ル と い う 道 路 を建 設 、 今 進 め て い る
ところでありますが、いずれにしてもこの現在の5メートルから12メートルに拡幅するも
の で あ り ま し て 、 全 体 の 事 業 費 は 都 市 公 園 整 備 事 業 で や る と 10数 億 か か り ま す が 、 3 億
5,000万円と見込んでおります。
次に、将来にわたる市民負担を強いることはないかということは、先ほど申し上げたと
おり、市民には負担がかからないものと考えております。
それから行政関連施設、いわゆる福祉事務所、警察署、消防署という関連でありますが、
おただしの中で、田村警察署が今年の4月から誕生いたしました。これは小野と三春が一
緒になったということでありまして、この次には田村市の方に田村警察署を誘致すること
も以前からお話をさせていただいておりますが、県も建設場所に当たっては県警等々、そ
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してまた現在の建物がどのくらいこれから今後利用できるのかどうかの判断によってと
いうこともあります。そういう中で行政関連施設、警察署が市役所の隣にあった方がいい
のか、消防署が隣にあった方がいいのか、あるいは他の施設が、福祉事務所を含めて市役
所の隣接にあった方がいいのかというのは、私の方の判断だけでなく、今消防署において
は郡山地方広域消防組合の方で担当いたしておりますので、その職員そしてまた住民、あ
るいは議会の議員の皆様方のご判断によって、この辺が消防施設はどうなのかということ
が出てまいるものと思っております。田村市がここの場所だからここで使えということは、
一方的な命令的にできないものと考えておりますので、それは協議の中でこのような場所
があります、我々としてはこの場所が適地と思っておりますという進言、そしてまたそれ
に基づいて、要望に基づいてそれを実際にしていただくということが我々の望みでもあり
ます。
また、警察署においても同じかと思います。この場所がといった場合に、警察署がどう
考えるか。いろんな犯罪あるいは出入り等とか、それについてはいろいろと検討してまい
らなければならないと思っておりますし、いずれにしても誘致する場合には、県の土地も
あります。市の土地もあります。そういう観点からご提案申し上げてまいりたいと考えて
おりますので、ただ今の市役所の隣接に、いわゆるサイレンが頻繁に鳴らされていいのか
というのもあり、私は今のところ施設は別な方がいいのかなという思いはいたしておると
ころであります。
それと、市庁舎と船引行政局との合築の再考はということでありますが、今まで組織の
内 部 で 見 直 し て 、 船 引行 政 局 管 内 の 事 務 事 業に つ い て は 本 庁 の 職 員が 行 う と い う こ と で、
今現在多くの市民の方々から別に悪いねとか、不便になったねとかそういう申し入れはほ
とんどありませんので、再考する考えは今のところ持っておりません。特に本庁の職員に
は負担をかけますが、船引の行政局の職員と同じように、職員として船引管内の事務事業
をみていただきたいと、このように考えておるところであります。それが合併の庁舎の建
設に向かっては、新たに船引の行政局を建設するよりは、議会議員から求められたその考
えと同じでありますので、一体性として引き継いでいきたいと思っております。
それから遊休施設、旧小学校でありますが、私は船引町長に就任させていただいたとき
に、石森小学校、春山小学校の統合を打ち出しました。地元の私も母校であります。みず
から統合をお話しさせていただきました。では今になって無駄だったのか、無駄でないの
かというと、これは判断が分かれると思いますが、私はそのときの児童生徒、どの地域に
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あっても児童生徒は同じ教育を受けられる機会均等の場であるということから、コンピュ
ータ、いわゆるそういう電算等も入ってまいりました。一方は木造の校舎も船引にもあり
ました。一方ではという観点からいくと、その後今泉小学校、そして椚山小学校、門沢小
学校、堀越小学校、この七郷の3つの学校は船引南小として立ち上がりました。最近では
山根小学校、その前は大久保小学校もいわゆる統合いたし、現在は大越地域の中で来年の
3月をもって牧野小学校は上大越小学校と統合することになります。さらには下大越小学
校も大越地区で1つにしようという考えもあります。さらには滝根地域、広瀬小学校、滝
根小学校、菅谷小学校の3つの学校があります。これも複式学級になれば児童の教育向上
にという観点から、今統合に向けた話し合いがスタートいたしたということもお聞きして
おります。となりますと、それぞれの地域の学校の跡地については、その地域に住んでい
る学区民等々の地域の住民の方々にご理解を得なければ、そこに企業なりあるいは宿泊施
設なり介護施設なり、それぞれの地域の住民の皆さんにこういう施設として活用したいが
というお話はいたしてまいりました。そこでだめだという地域があり、現在それを進展す
ることができない学校もありました。その辺はこれから皆さんの、地域の皆さんが自分の
地域にある学校跡地については、地域住民の皆さんの判断もあり、そしてさらには教育委
員会も、あるいは市当局もその跡地の利用については真摯に考えておりますが、こういう
ご時世でありますので、なかなか企業、さらには経済的な面で等々がありなかなか進展し
ていないのも現実にあります。これは大変、あの跡地どうするのかというお答えにはなか
なか難しく、今取り組んでおりますが結果としては生まれていない状況にあります。ただ、
今本格的に言われているのは介護施設。この施設が1つの学校をということも受けており
ますし、そういうこともさらにはデンソーが、デンソー東日本として田村西部工業団地に
来年の5月から操業開始いたします。学校も企業関連で施設として利用したい会社があれ
ば、それは地域の方々にお話をして、ご理解得られればそういう形の利用も考えておりま
すので、ご理解いただきたいと思います。
失礼いたしました。市庁舎建設用地として、周辺接続地等の取得計画ということにお答
えいたします。
先ほど、畑添源次郎線の道路拡幅があります。そこに民家が、住宅がかかります。その
庁舎建設するからというわけではありません。その前にその住宅に住んでおられる方、そ
して営業を行っている方からお話を承ったのは、駐車場がなくなってしまうと。そうする
と営業できなくなる。ですからその一角は、庁舎問題とは別ですよ、そういうお話を職員
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に以前から、移転する場合には道路拡幅ではなくてすべて買っていただきたいという要望
は承っております。その周辺については、どのくらい取得するかというのは、これからこ
の跡地が、建設が、議会で議決を賜ったとすればその後このくらいの方が、というのはま
だ設計もつくっておりません。ですから高くなるのか、それともそういう周辺の土地が少
しでも購入できるなら、その辺で駐車場なりあるいは別の棟の建設ができるか、それらに
ついては検討してまいりたいと思いますが、そういう周辺の実情も考慮いただきたいと思
っております。またその周辺には商工会、そして商工会の駐車場ありますが、お聞きする
と駐車場は、あるいは民間の方の所有で今お借りしているというお話も承っておりますの
で、ご理解をいただきたいと思います。以上です。
○議長(菅野善一)
再質問を許します。
○7番(石井忠治)
内容が広範囲にわたるものですから、ちょっと整理しながら市長の答
弁を聞いておりました。
それで、3点ほど再質問、確認も含めてですがございます。
まず、庁舎の建設用地の必要面積。これについては庁舎建設検討特別委員会においても
執行部側の方から必要最小限の面積が幾らかということが提示されておりました。その当
時 の 必 要 面 積 が 1 万 4,000平 米 と い う ふ う な お話 で ご ざ い ま し た。 それ を 考 え ま す と 、 現
J T 跡 地 が 7,300平 米 、半 分 に 満 た な い わ け です。 さ ら に は 、 今 言 った よ う に 畑 添 源 次 郎
線で800平米ほどのつぶれ地が発生すると。全部購入したとしてですね。810平米のつぶれ
地が出るということですから、さらにそこから面積が減じてしまうわけです。さらには私
が先ほど申しましたように駅前通り、いわゆる元町停車場線というんですか、その道路を
利用して庁舎に出入りする際には、当然右折ラインが新たに設置の必要性があると思うん
です。当然、庁舎に用がある人が庁舎に入れないようでも困りますので、その辺の配慮も
当然必要になってくると思いますから、さらにそこから面積が減ってしまうのではないか
というような、単純な計算が成り立つわけですね。
市長の方からは、できるだけコンパクトで面積にあった建物をというような話があって、
その中には当初の計画より高層化になる可能性がありますよ。さらには駐車場も効率的に
利用するのに複層式というか、2階建て3階建ての駐車場も検討する必要があるかもしれ
ませんというような答弁はいただいておりますが、要はそこの下地の今の市庁舎の建設予
定地をベースに考えますと、建設費がかさむというふうなジレンマが出てくるわけですね、
矛盾が。ですから今その建設費の縮減だけに論点を置いて議論しているようですが、トー
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タル的に財政負担をどういうふうに、シナリオ的に描く必要があると、あったんじゃない
かと思うんですね。ですから我々も含めて市民にも、どこどこにつくる場合によっては用
地取得についてもこの程度、建設費については当然階層が低くなれば安くなるわけですね。
階層が上がれば上がるほど坪単価というのは、素人なりにも上がるというのは承知してい
ますので、その辺の検討を今後していただきたいというふうに、検討した上で説明をいた
だきたいというふうに考えますが、その辺のデータ的なものがお持ちかどうか。
それから、市庁舎建設用地の周辺の取得計画については、今おっしゃいましたとおりで
ございます。
それと、行政関連施設。いわゆるこれが関連施設と言っていいかどうかはちょっと異論
があるかもしれませんが、私の考えとしては、市民の人たちとも何回か懇談をした結果で
すね、この庁舎建設にあわせてそういった広域的な利用、組織というか利用施設について
は、やはり利便性も最優先しながら、1つのエリアにレイアウトすべきではないかという
ような意見があります。私ももちろんその考えで今まで来ておったんですが、ここにきて
JT跡地が庁舎の建設予定地だというふうな一歩も譲れない状況をお聞きしますと、新た
な建設用地については田村市の将来像、将来ビジョンをやはり明確に持って、庁舎とは切
り離してもいいと思うんですが、これについては早期の、市長が常々申し上げているよう
に 、 市 民 の 安 心 安 全 の確 保 に つ い て は 第 一 優先 課 題 と し て と ら え てい ま す と い う こ と で、
我々にも市民にも広く伝えているわけですので、できるだけ早くそういったものについて
も用地の予定地ぐらいの選定をした上で、警察署なり消防署の誘致についても積極的に働
きかけをいただければというふうに思います。その辺の考えもお聞きします。
それから、遊休施設の利用については、私も初め多くの議員からこの遊休施設の効率的
な利用についていろいろな提案もなされておりましたし、それについては市長の方からも
その都度報告をいただいておりました。なかなか進展しないまま、さらには大越、滝根の
統合までもう具現化してくる時代になってきておりますので、庁舎についての利用につい
ては、これはそういう声もあるということで私は申し上げましたが、それはちょっとなか
なか難しいものがあると思います。ですので、一時養護学校の誘致についての、かなり可
能性があるやに議会での答弁もいただいておりましたので、その辺の進捗状況についても
改めてご説明いただければと思います。
以上、3点でございます。
○議長(菅野善一)
市長より答弁を求めます。
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○市長(冨塚宥暻)
改めて石井議員の質問にお答えさせていただきたいと思います。
最初、市庁舎の必要面積というのは、いわゆる総務省で言っている基準面積等があり、
大 体 6,600平 米 く ら い だと 思 っ て お り ま す。 それ を 基 準 と し て と い うこ と であ り ま す が 、
ただそれが基準でありまして、果たして田村市の職員が先ほど申し上げましたように年々
削 減 さ れ て く る 状 況 の中 で 、 本 庁 あ る い は 船引 行 政 局 の 担 う 職 員 が大 体 300人 等 、 あ る い
は以下になると仮定しますと、それほどの面積も必要でなくなってくるという条件も改め
て出てまいりました。さらには、広ければというのは当然私も認識しております。広けれ
ば広いほど利用者も、そしてまた職員も、さらには市民の方々が利活用できる場面、さら
には防災とかいろいろと考えは広い方がいいと思っておりますが、それだけの用地がどこ
にあるかというのも1つの課題だと思っておりますので、今、庁舎の件について、他の方
でどのくらいの面積というのは、それぞれの土地において長方形であったり楕円形であっ
たり、それから民有地があったり、あるいは準工業用の網がかぶっているとか文教ゾーン
にかぶっているとかいろいろありまして、そういうことから今のところ建物が高くなると
い う ふ う な こ と に な れば、 面 積 が 6,600と い うの は あ る 程 度 認 識 し てお り ま す が 、 そ れ 以
上については先ほど申し上げましたように議会の議員、それから皆さんとのお話し合いの
中でどうすべきかということを考えてまいりたいと思っております。
そして、もう1つ言わせてもらうと、今郡山でもあるいは都市部においては駐車場あり
ません。自分で駐車場を見つけてそこに置いて市役所なり、あるいは町役場に通勤してい
る方がおられます。そういうことも、今の時代考えなければならないということもありま
す。
さらには周辺の取得計画でありますが、先ほど申し上げましたように畑添源次郎線が拡
幅 に よ っ て 、 約 800余 平米 も つ ぶ れ て ま い り ます。 そ れ か ら 、 右 折 とか 左 折 ラ イ ン 等 に よ
るとJT跡地がさらに少なくなってくるというのは私も認識いたしております。そういう
中での土地の中において建設する場合にはどのような建設になるか。これについては設計、
あるいは議会議員等々にもお話をしながら、こういう計画でまいりたいということで実施
させていただければと考えております。
そしてもう1つは、広域的施設はということで改めてご質問ありましたが、私も田村警
察署の場合には、この件というのは数多くあります。ただ相手が、県があるいは認めてい
ただけるかどうかというのはありますが、その場合に我々の方としてもこういう場所を県
の方にご提案したいということも考えておりますし、それから消防署においても同じこと
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であります。そして、先ほど言われました学校跡地の場合は遊休施設と関連いたしますが、
養護学校、これは県の教育委員会の方に私が直接県知事とお話をいたしまして、県の方で
船引高等学校に1学級養護施設をつくるということでありましたが、私は1つの学校を与
えますから幼、小、中、高、そして仕事のできる授産施設、一貫性として学校をというこ
とでお話し合いの中で進んでまいりましたが、ただまだ県の方がこういう財政状況をかん
が み ま す と 、 ま だ 回 答は い た だ い て お り ま せん。 し か し 、 こ れ に つい て も 県 教 委 の 方 も 、
私も船引高等学校あるいは教育を考える会の会長として役割を仰せつかっておりますの
で、それらについても要望なり、あるいはさらに議会議員の皆様方からも一緒になって要
請をしてまいりたいと考えておりますので、今のところ養護学校が完全につぶれたとかそ
ういうものではありませんが、どのような場所で、どのような施設で、そしてまたどのよ
うな方法で運営するかというのも県教育委員会でも考えていると聞き及んでおりますの
で、今しばらくお待ちいただきたいと思いますし、民間の介護施設としても1つの学校を
お貸しできませんかというのもお話をいただいておりますので、ご理解いただきたいと思
います。以上です。
○議長(菅野善一)
石井忠治君。
○7番(石井忠治)
大変長くなってしまいましたが、やはり根底にあるのは議会はもちろ
んですけども、市民に対してもコンセンサスをみながら、やはり市長の考え方を市民に深
く理解をしていただくというのがやはり前提だと思うんですね。我々議員も当然市民の代
表者としてこの末席を汚しているわけでございますが、我々の考えはもちろんですが、そ
ういった市民の意見もあるというふうにとらえていただければと思います。
なお、今後ですね。今回の臨時議会を契機に、どういうふうな形になるかはわかりませ
んが、さらに建設の計画が具現化するというふうに思われます。場所の選定の再考も含め
てどういう結果になろうとも、やはり市民全員が一日も早い庁舎建設を切望しております。
これについては今、市長そのものも地域座談会等でいろんな意見も聞いていると思います
ので、そういった声に真摯に耳を傾けながら、一つ一つこれにこたえていただけるように
努 力 を いた だ くと い うこ と で 、私 の 質問 を 終わ ら せ てい た だき ま す。 以 上 でご ざ い ま す 。
○議長(菅野善一)
ここで暫時休憩いたします。
再開は11時25分といたします。
午前11時14分
休憩
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
- 24 -
午前11時26分
○議長(菅野善一)
再開
再開いたします。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○議長(菅野善一)
休憩前に引き続き議案に対する質疑を行います。
質疑ありませんか。13番木村高雄議員。
○13番(木村高雄)
庁舎問題についての質問、3項目にわたるわけでありますけれども、
よろしくお願いをいたします。3項目について質問を行います。
まず、9月6日の全員協議会に引き続き11月11日の全員協議会で、会派の質問等の回答
なり、そういった経過を経て今日の場所を決める臨時議会ということで、急展開というふ
うな私認識を持っているわけでありますけれども、この11日の全員協議会の中で私質問し
たわけなんですけれども、いわゆる庁舎建設にかかわる庁舎の機能とか青写真については
どうかということについて質問したわけであります。それの答弁については、青写真につ
いてはできていないという回答でありましたけれども、しかしやはり本庁舎の建設という
ことになりますと、やはりどのような機能を持ってどのような構想で本庁舎を建設するの
か。そういった資料なり何なりを議会に示していただいて、それからその場所の決定とい
うふうなことになっても、私は遅くはないと思うんですよね。そういうことで、こうして
議案が上がってしまったので、もう右か左かに自分の姿勢を判断するしかないわけであり
ますけれども、本来であるならばもう少し議会側に、市当局の庁舎に関する資料なるもの
をいただいて、それでいろんな議論を交わして庁舎を建設するというふうな方向にいくべ
きではないかと思いますけれども、まず第1点、そのことについて当局の答弁を求めます。
さらに、この本庁舎の建設の大きな課題となるのは空洞化した商店街の活性化というこ
とが上げられているわけでありますけれども、田村市も合併して6年になるわけでありま
すけれども、この間やはり大手の大型店が田村市にどんどん進出してまいりました。そう
いう面では商店街の利益を守るという立場から、そういった大型店への一定の規制がなさ
れてもよかったのではないかと思いますけれども、この間私議会にはおりませんでしたの
で、そういった大型店に対する規制を行ってきたのかについても答弁を求めます。
さらに、用地取得の問題でありますけれども、用地取得については私も議事録を振り返
ってみたんですけれども、平成20年の第3回の臨時議会では継続審議というふうになって、
そして20年の9月議会の初日にこれが採決されているわけでありますけれども、それ以降
もその庁舎問題の予定地としては決定されないまま、現在に至っているという状況にある
- 25 -
わけであります。そうしたことから考えれば、先ほど石井議員も申しましたように、滝根
町、大越町、そして常葉町の3町から先行取得の中止についてということで請願書が上が
り 、 そ れ が 採 択 さ れ てい る わ け で あ り ま す ね。 で す か ら 私 は 、 こ こで 申 し 上 げ た い の は、
やはり用地を取得する場合には、議会なりそういった意見が集約されて、合意がされてか
ら取得しても遅くはなかったのではないかと思います。なぜこんなに早く買う必要があっ
たのか、答弁を求めます。
○議長(菅野善一)
市長より答弁を求めます。冨塚市長。
○市長(冨塚宥暻)
木村議員の質問にお答えいたします。
第1点でありますが、庁舎の機能、青写真等について議会あるいは市民に示すべきでは
なかったかについてお答えいたします。
この庁舎の機能というと、それぞれの市町村で独自の庁舎が建設されます。ということ
は、最初からこの庁舎の青写真これでいきますということが、土地が決まらない場合にあ
り得るのかどうかというのが私としては疑問がありましたので、そういう青写真、コンサ
ルに頼んで、庁舎のこのような機能になりますと、例えばでありますが委員会室なり会議
室なり、あるいは総務部、企画部、そして産業建設部とか等々の職員の配置がこうなった
場合には、これだけの職員がいてこれだけの青写真、そしてまた議会も何階にするのかと
か、教育委員会をどこにするのか、農業委員会をどこにするのかということは、先ほど申
し上げましたようになかなか難しいものがあろうと思っておりましたので、場所が決定さ
れればそれについて、改めてこういうふうなことが、いわゆる建設に当たっての業者、い
わゆるプロポーザルの意見を聞くのか、あるいは設計業者の、そしてまた他の地域の庁舎、
その建設されたところの市町村があればどこに利便性があり、また建設された後この辺は
考慮していなかったということがあれば、そういうことを参考にしながらということでお
示しはいたしませんでしたし、まだつくってはおりません。確かに、早かったのかという
とこの位置については先ほども申し上げましたように、合併協議会前から船引町というこ
とで、それぞれの立場で議会議員の皆さんにもお話をさせていただいたり、市民の皆さん
の声も聞いてまいりました。そこには賛成あるいは反対等々もございます。そういう面か
らこの青写真については、提案はいたしておりません。
第2点目の、商店街の空洞化について大型店の進出に規制をしたのかどうかということ
でありますが、田村市独自の規制、これも規制をかけたことがあります。しかし上位機関
の法律に基づいては国、県、それを飛び越えてできないということがありますので、田村
- 26 -
市としても県と協議して、県と一体となって大型店の面積、売り場面積等の縮小、現在も
行っております。ただ、そのときにこれも法律的に1つの売り場面積、そこから通路にし
てまた別な面積、これも可能ということになっておりまして、大型店の出店については阻
止できるかということが、なかなか難しいところがあります。ということは、消費者から
すれば大型店がなぜ来ないんだという声も多く聞かされます。しかし、一方の商店街、そ
してまた自由化がなされると、今まで酒、たばこ、塩、専売的なあるいは国が認めたもの
については一定の場所の中の人口とか、そういうところでは販売が許可制でありましたが、
自由化になって今どこでも販売できる。そういうことも踏まえると、なかなかこの条件的
には難しいということであります。そういうことから規制はかけておるのは現実的にあり
ます。
さらには用地取得についてでありますが、買う必要性があったのか、ないのかというこ
とでありますが、JT跡地は、須賀川の方にこの地から撤退いたしました。その跡地につ
いては、第三者が購入した場合に、そこにどういう企業が入ってくるか見定めもできませ
んでしたので、議会議員の皆さんのお力添えを得て、用地の取得についてはご提案し、用
地を買収させていただきました。用地を買収する場合に、最初には標準額、課税標準額で
いうと5億、3億から5億と推定いたしてまいりました。しかし相手とまだ交渉しており
ま せ ん で し た の で、 議会 議 員 の 皆 さ ん に は 課税 標 準 額 か ら い う と 7,335平 米 に つ い て は 3
億 か ら 5 億 で な い で しょ う か と い う こ と で、本 格 的 に 交 渉 す る こ とに よ っ て 1 億 4,200万
円 で あ り ま し た。 さ らに 契 約 の 段 階 で 1 億 4,000万 円 で 用 地 を 取 得 させ て い た だ い た の で
あります。以上です。
○議長(菅野善一)
木村議員に申し上げます。ただいまの質問事項の中で、議題外にわた
って質問されたものがありますので、注意をしておきます。これについては、大型店の規
制 は で きな か った の かと 。 そ の件 に つい て は議 題 外 にな り ます の で注 意 を お願 い し ま す 。
○13番(木村高雄)
議長、いいですか。これ庁舎建設の、議長。
○議長(菅野善一)
はい、木村君。
○13番(木村高雄)
庁舎問題の、いわゆる市長が述べている中で、やはり商店街の活性化
ということをうたっているわけですよね。でしょう。
○議長(菅野善一)
あくまでも、庁舎の位置についての質疑だから。
○13番(木村高雄)
だから、位置についてですけれども、そういう活性化もあるわけです
からということも言っているんですから、しかしその反面……。
- 27 -
○議長(菅野善一)
だから、木村さんが言ったのは、大型店の規制はできなかったのかと
いうことは想定外というか、議題外という判断をしたわけです。
○13番(木村高雄)
私はそう思わない。
○議長(菅野善一)
そういうことでお願いします。
○13番(木村高雄)
では、再質問です。
○議長(菅野善一)
再質問、どうぞ。
○13番(木村高雄)
今市長の答弁の中で、それぞれの独自の機能を持ったという、庁舎の
青写真ですか、そういうものがあるというからこそ私たちはやはり資料としていただいて、
実際この場所で本当に庁舎の建設予定地として面積的にも可能なのか。またそういったこ
とも検討する上でやはり青写真は、やはり示してからこの用地の場所を決定する。そうい
った議案を提出しても私は遅くはなかったのではないかと思います。やはり、本庁舎の建
設と場所については一体のものだと私は認識しているわけなんですけれども、そのところ
を再度答弁を求めます。
そして、2つ目ですけれども、用地取得の件でありますけれども、やはりこれについて
は 安 か っ た か ら買 っ たと か そ う い う も の で はな い と思 う し 、 や は り税 金 1 億 4,000万 も 投
入しているわけでありますから、それはやはり明確な使用目的が明らかになってから買っ
ても私は遅くはないと思うし、そうするべきではなかったと思いますが、再度答弁を求め
ます。
○議長(菅野善一)
当局の答弁を求めます。冨塚市長。
○市長(冨塚宥暻)
木村議員のご質問にお答えいたします。
最初に、青写真等についてでありますが、これは私は例としてそれぞれの市町村が建設
する場合には、それぞれの地域で、それぞれの市町村で建設する庁舎であります。ですか
らそれは我々が、これから場所が決まればそういうところの視察もして、そしてそういう
中でということでありまして、最初から、じゃあこの地域にあってというと、それがいい
のかまた悪いのかという相当な議論もなされると思いますし、またその場所によっては青
写真も変わることもあると思っておりますので、ご理解いただきたいと思います。
それから、2点目。用地の取得について、安かったから買ったのではないかということ
でありますが、安ければ買うというのはないです。土地を買うときには、それなりに将来
を見込んだりいろいろとあります。それは目的もある場合もあるし、それからここは確保
した方がいいなという場所もあると思っております。そういう認識からして、結果として
- 28 -
安くなったということは、当然JTさんも今まで船引町、田村市にいろいろと貢献させて
いただいたので、公の機関ですからこれだけにということでの話し合いをした結果が、安
かったかどうか私わかりません。そういうことで議会議員の皆さんのご判断も受けながら
購入したということでありますので、安かったからということではありませんということ
をお答えして、答弁にかえさせていただきます。
○議長(菅野善一)
木村議員。
○13番(木村高雄)
再々質問ではありません。
先ほど申しましたけれども、やはり緊急な議案の上程ということで、議員の方々もかな
り戸惑っているところがあります。やはりくどいように申し上げるわけでありますけれど
も、やはり情報の提供を議会に示していただき、そしてこういった重要な案件、先に進む、
こういうふうな順序が大事だということを申し上げて、私の質問を終わります。
○議長(菅野善一)
ほかに質疑ありませんか。17番先﨑温容君。
○17番(先﨑温容)
皆さん、こんにちは。17番先﨑温容であります。
さきに通告をさせていただきましたが、議案第74号
田村市役所の位置を定める条例の
一部を改正する条例についてに対しての質疑を行います。
なお、この質疑に関しましては、私どもの会派市民netたむら7名全員の総意のもと
行わせていただきます。
改めて申すまでもなく、本議案は田村市合併前からの約8年間に及ぶ懸案事項でありま
す。当初の合併協議会における申し合わせでありました合併後3年を目途に事務所を建設
するものとするより、現在は2年半ほど超過する時期となってしまいました。それほど本
案はさまざまな要因はあるにしろ、候補地の選定、また議会への上程並びに決議が難しい
案件だったことは言うまでもありません。議会においては、合併後の在任特例時代より議
員 一 般 質問 、 また は 改選 後 の 会派 代 表質 問 にお い て 、幾 度 とな く ただ し て まい り ま し た 。
また、市民有志より、市当局並びに議会に対し要望書、請願書といった形で声が反映さ
れてまいりました。我々議会も市庁舎建設検討特別委員会を設置いたしながら、調査検討
と報告、関係請願の採択、各種会議等における議論、それぞれに協議を重ねながら、本案
にかかわって真摯に取り組んでまいりました。そして本日、田村市にとっては歴史に残る
日、すなわち議会に本議案が上程される運びとなり、本案が田村市の将来にとって真の意
味でプラスとなり得ることであるかどうか、また提案される冨塚市長の思いがどこにある
のかを確認させていただきたく質疑をいたすものであります。
- 29 -
本案においては、合併前の平成14年10月、田村地方任意合併協議会設置以来、約8年来
の最重要事案として協議してきたこともあり、その間特に平成20年8月、臨時会における
市庁舎建設検討特別委員会の設置、JT跡地の取得議案並びに市庁舎建設候補地の再考と
先行取得中止を求めるなどの請願3件の継続審査、同年9月定例会初日、本会議における
J T 跡 地 を 庁 舎 候 補 地と し て は 適 さ な い と する 特 別 委 員 会 よ り の 中間 報 告 が あ り ま し た 。
平成20年9月、定例会最終日には継続審査となっていましたJT跡地取得議案の可決並び
に市庁舎建設候補地の再考と先行取得中止を求める等の請願3件を採択いたしました。さ
らには、市庁舎建設検討特別委員会において21回に及ぶ会議の結果、平成21年12月定例会
において、庁舎候補地として長作地内が適地との最終報告がなされました。
本案にかかわりますさまざまな経過の中では、上記の3件が特に重大な事件であり、市
長としてはそれらをどのように踏まえられながら、このたびの上程に至ったのかを改めて
お伺いいたします。
○議長(菅野善一)
当局の答弁を求めます。冨塚市長。
○市長(冨塚宥暻)
先﨑議員の質問にお答えいたします。
ただいま先﨑議員がお話をされました。この長い間の庁舎建設予定地をどうするかとい
うことは、合併前から協議事項であったことは確かであります。また議会議員の皆さん方
が合併当初70名の議員がおられ、そして在任特例で1年2カ月田村市の議会議員としてな
られ、70名の方々がおられますと、なかなか庁舎建設ということで、1年2カ月はお話を
いたしませんでした。そして新たに小選挙区で26名という議会議員のみずからの財政的あ
るいは規模的なものから、26名で議会議員の選挙ということでありました。そのときもど
ういうふうなあん分にして議会議員ということから26名が誕生いたし、その後私もそのよ
うな中からJT跡地でどうでしょうかというお話もさせていただきました。それについて
は議会議員のそれぞれの立場からさまざまなご意見をいただきましたし、また市民の皆さ
んからもそれぞれの地域で、あるいはいろんな団体等においてもご意見、あるいは時には
しかられ、時には励まされ、そしてまたそれぞれの地域の課題、そしてまたその本人の課
題等々によってはそれぞれの意見が、あるいは申し述べさせていただいた方々、その方々
の意を体して考えてまいったのは事実であります。
このたびの庁舎、位置を定める条例を上程するに当たりましては、長らく市にとっても
最 優 、 最 重 要 事 業 で あり ま す が 、 議 会 に お ける 特 別 委 員 会 の 調 査 検討 と 報 告 等 に つ い て 、
今先﨑議員からお話のとおりであります。私の方でご提案しなかったことによって、議会
- 30 -
でも庁舎建設を考えましょうということからお話をいただいたとおりであります。20年の
8 月 に 庁 舎 建 設 検 討 特別 委 員 会、 そ の メ ン バー の 一 員 で あ り ま す 先﨑 議 員 で も あ り ま す 。
そして、長作ということが昨年の12月に報告を受け、議会の中で賛成反対の討論もあった
のも事実であります。となりますと、いろいろとこの庁舎建設については、それぞれ議会
議員の方々も真摯に検討され、また私の方も、そしてまた市民の皆さんもそれぞれの立場
からいろいろなご意見を寄せていただいたものと思っております。
いつまで、これも置いてもなかなか決まらないということもあり、そしてまた私はこの
市長に就任させていただいて、それぞれ地域がいがみ合い、そしてけなし合い、そしてあ
の地域はということのないようにということから、家族という言葉で申し上げてまいりま
した。その家族ということが、一つの大きな懸案がぎくしゃく地域の中でされると、田村
市の発展がないものと思って今日まで悩んでもまいりました。そしてまたそれほどの器で
はありませんが、それぞれの地域、それぞれの人々とお話をさせていただいて、それなり
に対応もいたしてまいったつもりであります。この庁舎建設についても同じ意見が、ある
いは多くの方々といっても、なかなかそれぞれに触れる市民というのも人口からいったら
少ないかもしれません。そういう中での議論、そして今先﨑議員が申し上げられたそのこ
とに関して私なりの答弁をしたいと思いますが、私もそれぞれを尊重して、たびたび肝に
銘じながら、田村市の明るい将来を描けるよう、先ほど申し上げましたように家族という
言葉、そういうことから早く庁舎建設にも取り向けて、そして議会の判断を仰がなければ
ならないという観点から、本日上程するに至りました。そして議会議員のその真摯な調査
検討についても受けながら、私も真摯に調査検討を重ねてまいりました。
当然ながら、本庁舎は先ほど申し上げましたように任意合併協議会が設置以来この8年
間の流れ、ひいては将来何十年にもわたる田村市の行く末にとって少なからずも重要案件
であり、ご批判を覚悟いたしながらも、現在今までの経緯を含めながら、最も妥当性が高
いと考えられる位置を選定し、本臨時会に上程させていただいた次第であります。
本日は、多くの傍聴人の方々もおられます。改めて事の重要性を認識いたしながらも、
私自身、身を挺しながら田村市の現在の責任を重く認識いたすものとして、市の将来の発
展を心より強く願う一人であり、不退転の決意にてこの思いをはせながら、議員各位のご
理解を信ずるものであります。
この機に及んでは、合併前よりの最重要案件はともに乗り越えながらも、その先のより
よい市庁舎建設と田村市の発展を望んでいければと願うものであります。田村市長就任以
- 31 -
来この5年間余り、庁舎建設選定に関しましては、各種各層の多くの方々からさまざまな
ご意見を先ほど申し上げさせていただきました。市内各地よりアクセスの利便性のある場
所がよいとか、土地を買わなくてよいところであれば経費がかからなくてよい。市の市有
地があります、その場所なら土地も買わなくていいんじゃないですかということもありま
す。それから、本庁舎は交通弱者にも足を運びやすい場所であってほしい。近くの方だと
思います。それから学校、空き校舎、ここに建設すればあるいはそこに移動すれば、庁舎
建設も必要なくなるのではないでしょうかというお話も承っております。
さまざまな建設場所について、そしてまた建設の財政的なものからいわれても、そのよ
うなことがいろいろと住民から、あるいは議会議員の皆さんからも尋ねられ、また求めら
れたことも事実であります。しかしながらこれらを総合しますと、すべての要素が満場一
致でそろう場所を選定することは困難だと思っております。必ずしもこのJT跡地が
100% 優 れ る か と い う こと は、 将 来 に わ た っ てど う な の か と い う と、今 時 代 の 流 れ が ス ピ
ード化が速い。そして経済状況もいろいろと変わってくる状況にあっては、将来50年、100
年後、どうあるのかというと私にも不安がございます。そういうことを乗り越えて、今現
時 点 と し て ご 提 案 を させ て い た だ い て お り ます の で、 本 案 に 対 し ては 市 民 の 皆 様 を 初 め 、
議会の皆さんのご理解とご協力を得ながら、この難局を乗り越えていきたいと思っており
ます。この場に及んで、先ほど申し上げましたように、さまざまな妥当性を上げへつらう
のは適当ではないとの思いのもと、今目の前にある田村市が直面しているこの難局を何と
か乗り切ること。そのためにはまず議員各位にご審議をいただくことこそが、田村市の将
来の礎とならんと信ずるものであります。
本案をご議決いただきました暁には、市民の皆様の声を十分に反映できるよう本庁舎建
設に向けて着手をいたしてまいりたいと思います。お約束してお答えといたします。
○議長(菅野善一)
先﨑温容君。
○17番(先﨑温容)
本案は、先ほども申し上げましたが、合併協議会設置以来のある意味
この8年間の集大成がなされるわけでございます。さらには、田村市にとっては先ほど来
市長の答弁にもございましたが、将来何十年にもわたる重要な案件でございます。今後に
おきましては、ただいま答弁いただきました中で、本日の議決を踏まえられた暁に、より
市民に理解が得られる運びをしていただくことが重要であります。先ほど来から懸案に関
し て は 、 議 会 の 皆 さ んの ご 意 見 を 拝 聴 し た いと の コ メ ン ト も ご ざ いま し た 。 当 然 な が ら 、
より充実した建設を目指すためには、市内各地で尽力されている行政区長会長の皆様、各
- 32 -
種団体の方々、そういった方々にでき得る限り意見集約を図りながら着手していくべきと
考えますが、その点について再質疑をさせていただきます。
○議長(菅野善一)
当局の答弁を求めます。
○市長(冨塚宥暻)
先﨑議員の再質問にお答えいたしたいと思います。
庁舎建設に当たりましては、私は一方的に設計するつもりありません。議会議員の皆さ
ん、そしてまた市民の皆さん、とりわけ市民の皆さんの代表というと議会議員も含めて私
もそうでありますが、区長の皆さんがおられます。区長会、そしてまたそういうことにつ
いて、すべてとは申し上げませんが、一部についてはどうあるべきかについてはご検討も
させていただきたいと考えておりますし、行政の区長の皆さんを初め、各種団体のご意見
も拝聴せざるを得ないときもあろうと思いますので、すべてが市民の皆さんのご理解とい
うわけにはいかないかもしれませんが、それに沿うような形で建設に向けてまいりたいと
思っております。
○議長(菅野善一)
先﨑君。
○17番(先﨑温容)
ありがとうございます。
本日は、田村市にとりまして歴史的な日になろうかと存じますが、この日が将来にわた
りまして間違いでなかったというふうに言われるようご祈念を申し上げ、また私も一議員
としてそれに尽力いたしますことをお約束いたし、質疑を終わらせていただきます。
○議長(菅野善一)
これにて17番先﨑温容君の質疑を終結いたします。
ほかに質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(菅野善一)
質疑なしと認めます。
これをもって質疑を終結いたします。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○議長(菅野善一)
お諮りいたします。
た だ い ま 議 題 と な っ て お り ま す 議 案 第 74号
田村市役所の位置を定める条例の一部を
改正する条例については、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと
思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(菅野善一)
異議なしと認めます。よって、本案は委員会付託を省略することに決
定いたしました。
- 33 -
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○議長(菅野善一)
これより昼食のため休憩といたします。
再開は午後1時、お願いします。
午後0時00分
休憩
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
午後1時00分
○議長(菅野善一)
再開
再開いたします。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○議長(菅野善一)
休議前に引き続き会議を再開いたします。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○議長(菅野善一)
これより討論に入ります。
討論の通告がありますので、順次発言を許します。まず、原案に反対者の発言を許しま
す。16番半谷理孝君。
○16番(半谷理孝)
議案第74号
16番半谷理孝であります。
田村市役所の位置を定める条例の一部を改正する条例についての、反対討
論を行います。
市庁舎建設検討特別委員会の報告では、場所が狭小であること、そして大きな財政負担
が予想されるなどの理由から、JT跡地とはなりませんでした。市の鳥、市の花、市の名
前など公募されましたが、市庁舎についての問いかけは市民にはありませんでした。市庁
舎が持つべき機能と青写真が示されておらず、場所ありきとのことからも市民の理解が得
られるとは考えられません。したがって、反対をするものであります。
議員各位の賛同をお願い申し上げ、反対討論といたします。よろしくお願いを申し上げ
ます。
○議長(菅野善一)
次に、原案に賛成者の発言を許します。6番樽井義忠君。
○6番(樽井義忠)
私は、原案に賛成の立場から賛成討論を申し上げます。
本案件は、平成19年2月27日開催の全員協議会において、冨塚市長より庁舎建設予定地
選定の基本的な考え方が示され、JT跡地を選定した理由を示されました。その1点目は、
公共交通の発着場所である船引駅に近く、自家用車はもちろん鉄道やバスを利用する市民
に と っ て 高 い 利 便 性 が期 待 で き る 。 そ し て JT 跡 地 の 周 辺 500メ ー トル 圏 内 の 住 民 は 人 口
が 3,000人 以 上 を 超 え 人口 密 度 が 高 く 、 増 加 する 高 齢 者 の ほ か 子 供 や障 害 者 な ど の 移 動 手
- 34 -
段をみずから持たない市民が、徒歩または自転車等で来庁することが可能であるというこ
とであります。
2点目は、中心市街地の衰退に歯どめをかけるとともに、新たな再生を図り、さらにさ
まざまな目的を持って来庁する市民の利便性を高めるためには、現在の庁舎から近い街中
にあってにぎわいのある中心市街地形成、環境負荷の低減などに貢献することが期待でき
る場所として、JT跡地を提案したとの説明がされました。
また、平成22年9月6日の全員協議会において、冨塚市長は本庁の建設候補地としてJ
T跡地を改めて議会全員協議会に示した理由として、深刻化する高齢化社会にふさわしく、
環境にもやさしい持続可能なまちづくり、そして地方自治の中枢として求められる象徴性
と市民の利便性を高め、中心市街地の活性化にも寄与し得る魅力あるまちづくりへの貢献
が期待できる場所という観点に立って、JT跡地を再度選定したいとの説明がございまし
た。議会議長を通して、市民クラブを初め各会派及び無会派議員より市長への質問事項を
まとめ提出いたしました。その回答は、11月11日開催の全員協議会において、細部にわた
り答弁をいただきました。その内容は、庁舎建設候補地をJT跡地に選定したことが理解
できるものであります。
また、クラスター方式の合併から6年の経過の中で、船引行政局は本庁と合築が望まし
いとの議会の意見を市当局に伝え、現在船引行政局と本庁と一体化となる機構改革がなさ
れております。船引町を除く各行政局は、それぞれのまちの中心市街地に位置し、旧市町
村のまちづくりの拠点として運営されております。船引町にあっては、船引地区を除く7
地区に出張所が運営され、市民のサービスを保っております。このような現状を考えます
と、船引行政局機能を共有する庁舎の建設場所の選定に、船引地区の市民の皆さんの利便
性も重要な選定条件となると思います。
市長の示されたJT跡地については、庁舎建設地にふさわしいと考えますので、原案に
賛成いたします。議員皆様のご賛同を賜りますようお願い申し上げ、賛成討論といたしま
す。
○議長(菅野善一)
次に、原案に反対者の発言を許します。13番木村高雄君。
○13番(木村高雄)
議案第74号
田村市役所の位置を定める条例の一部を改正する条例の
反対討論を行います。
まず、本庁舎周辺には一定の公共施設が設置されることで、市民への利便性を図ること
ができます。また、地理的にも中央に近い位置が理想であり、このことが田村市の将来に
- 35 -
わたりバランスのとれたまちづくりができる基礎となるものであります。もちろん、財政
に見合った支出の庁舎をつくるということは言うまでもありません。
提案のあった本庁舎予定地は、住宅、商店街が密集する場所にあり、またすぐ近くに鉄
道があり、本庁舎を建設するには余りにも狭いと思われます。アクセス道路の拡幅、周辺
部の用地の取得など、本体工事以外に相当の予算を費やすのではないかと思われます。
市長から9月6日、本庁舎はJT跡地と議会に申し入れがありましたが、議会には判断
材料とする本庁舎の構想、青写真さえ示されていません。このような判断材料がない状況
のもとでJT跡地が適当な場所か判断するのは困難であり、このような進め方にも異議を
唱えるものであります。
また、JT跡地取得については平成20年9月議会で可決していますが、あれから2年以
上 経 過 し て い ま す が 、今 日 ま で 本 庁 舎 予 定 地が 合 意 さ れ て い ま せ ん。 1 億 4,000万 円 と い
う 貴 重 な 税 金 を 使 う ので す か ら 、 一 定 の 合 意が さ れ て か ら 用 地 を 取得 す べ き で あ り ま す。
これは滝根町、大越町、常葉町の市民から市庁舎建設予定地の再検討、用地の先行取得の
中止についてという請願が採択されていることでも明らかであります。
以上、申し上げましたことが議案第74号
田村市役所の位置を定める条例の一部を改正
する条例の反対の理由であります。
議員各位のご賛同を心よりお願いを申し上げ、私の討論といたします。
○議長(菅野善一)
ほかに討論ありませんか。19番本田仁一君。
○19番(本田仁一)
議案第74号
田村市役所の位置を定める条例の一部を改正する条例に
ついて賛成の立場から、討論を行います。
平成19年初めに冨塚市長から、田村市役所の位置として日本たばこ産業船引事業所跡地
が適地との考えが示されました。平成17年3月の5町村合併から2年近くの検討を要して
の結果であるとのことでありました。当時、私も唖然とまたは愕然といたしました。私の
地元も含め滝根、大越、都路、常葉の多くの市民の皆様は、国道288号と国道349号交差点
の周辺やその東部、東南部を、また船引運動場周辺を新生田村市の中心地として、また田
村市役所の位置として栄えることを信じていたからであります。滝根、大越、常葉の各種
団体の皆様にも、日本たばこ産業船引事業所跡地を本庁舎の位置としない旨の請願書の提
出もいただきました。その後、平成20年8月から1年半にわたり議会として特別委員会を
設置、検討し、また各会派においても個々の議員間においても議論を重ねてきたところで
あります。しかしながら、議会として市役所の位置を決定するに必要な3分の2の議員が
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理解する位置を見出すことができなかったことも、事実であります。
意見の相違点については、簡単に申し上げれば、本庁舎は船引行政局としての位置を優
先するのか、または本庁舎が5町村の中心に近いところなのかという点、またバス、タク
シー、鉄道の利便性も重視するのか、自動車による利便性を重視するのか。田村市の将来
のまちづくりを考える上で旧市街地を重視するのか、郊外を重視するのか。船引一極集中
への懸念などでありますが、それぞれの議員が自分の考えを主張し続ければ、田村市の本
庁舎の位置は現在の本庁、旧船引町役場から動かないこととなり、新庁舎も建設できない
ということになります。
私ども市民netたむらの議員7名は、本年4月の市議会改選後これら一連の経過を踏
まえ、改めて田村市本庁舎建設について協議を重ねました。また、市内9カ所において市
民懇談会を開催し、市民の皆様方と意見の交換を行いました。本庁舎建設については、合
併後の年月や期限のある合併特例債を財源とすることなどから、個々の考えを主張するこ
と、主張する時期を終え、まとめに入らなければならない時にきているという私どもの説
明に、理解をしていただけたと考えております。
本年9月6日の全員協議会において、冨塚市長から、これまでの議会での経過を踏まえ、
改 め て 日 本 た ば こ 産 業船 引 事 業 所 跡 地 を 田 村市 本 庁 舎 の 位 置 と す る考 え が 示 さ れ ま し た 。
その後の説明と本日の説明を受け、首長たる田村市長の判断を尊重することも、私ども議
員の責任であると考えるところであります。さらに、日本たばこ産業船引事業所跡地を田
村市本庁舎の位置とすることに反対だとする市民の皆様のその思いも大切にし、市民全体
に 喜 ん でい た だけ る 本庁 舎 を 建設 す るべ く 前進 す べ きで あ ると 考 える と こ ろで あ り ま す 。
なお、私が今述べましたことは、私ども市民netたむら7名の議員全員の意思であり
ます。よって、本議案には賛成をいたします。
○議長(菅野善一)
ほかに討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(菅野善一)
以上で討論を終わります。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○議長(菅野善一)
これより採決いたします。
本案については、地方自治法第4条第3項の規定により、出席議員の3分の2以上の同
意を必要といたします。
ただいまの出席議員は22名であります。その3分の2は15名であります。この採決方法
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は、記名投票で行います。
議場を閉鎖いたします。
(議場閉鎖)
○議長(菅野善一)
ただいまの出席議員は22名であります。
投票箱を改めさせます。
(投票箱点検)
○議長(菅野善一)
異状なしと認めます。
投票用紙を配付いたします。
(投票用紙配付)
○議長(菅野善一)
投票用紙の配付漏れはありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(菅野善一)
念のため申し上げます。
投票は記名投票であります。
本案に賛成の方は賛成と、反対の方は反対と記載をし、自己の氏名もあわせて記載し、
点呼に応じて投票願います。
なお、記入漏れがあった場合は無効となりますので、ご確認の上投票願います。
ただいまから投票を行います。
事務局長が議席番号と氏名を読み上げますので、順番に投票願います。
(投
○議長(菅野善一)
票)
投票漏れはありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(菅野善一)
投票漏れなしと認めます。
投票を終了いたします。
開票を行います。
ここで立会人を指名いたします。
会議規則第31条第2項の規定により、立会人に橋本文雄君、大和田博君、宗像公一君及
び本田仁一君を指名いたします。
開票の立会いをお願いいたします。
(開
○議長(菅野善一)
票)
投票の結果を報告いたします。
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投票総数22票、これは先ほどの出席議員数に符合いたしております。
そのうち
有効投票
22票
有効投票中
賛成
18票
反対
4票
以上のとおりであります。
よって、地方自治法第4条第3項の規定によりまして、出席議員の3分の2以上の同意
がありましたので、本案は原案のとおり可決されました。
議場の閉鎖を解きます。
(議場開鎖)
記名投票の結果
(賛成)
大
橋
幹
一
白
石
恒
次
大和田
遠
藤
正
德
樽
井
義
忠
石
井
長谷川
元
行
箭
内
仁
一
佐
藤
先
﨑
温
容
吉
田
豊
本
田
松
本
熊
吉
菅
野
善
一
石
治
平
木
村
高
雄
橋
本
博
菊
地
武
司
治
橋
本
文
雄
忠
猪
瀬
仁
一
宗
像
公
一
紀
一
半
谷
理
孝
忠
明
(反対)
白
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○議長(菅野善一)
以上で、本臨時会に付議された議案の審議は全部終了いたしました。
ここで、市長より発言があればこれを許します。市長。
○市長(冨塚宥暻)
ごあいさつと御礼を申し上げます。
平成22年田村市議会第3回臨時会に当たりましては、議員の皆様には公私ともご多用の
ところご出席を賜り、ご提案申し上げました5議案につきましてご審議をいただき、原案
のとおりご議決を賜り厚く御礼申し上げます。
とりわけ、本庁舎の位置につきましては、議員の皆様はもとより市民の皆様にもさまざ
まなご意見がある中で、大局的な見地から苦渋に満ちた寛容なご判断を賜りましたことに
対して、改めて御礼申し上げます。これらの執行に当たりましては、議会議員の皆様の意
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を体しながら進めてまいる所存でありますので、温かいご指導、ご協力を賜りますようお
願い申し上げます。
どうか議員の皆様におかれましては、健康にご留意いただき、市政進展のために今後と
も ご 活 躍 を 賜 り ま す よう お 願 い を 申 し 上 げ 、ご あ い さ つ と御 礼 に かえ る 次 第 で あ り ま す 。
ありがとうございました。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○議長(菅野善一)
これにて平成22年田村市議会第3回臨時会を閉会といたします。
ご苦労さまでした。
午後1時32分
閉会
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
以上のとおり会議の次第を記載し、その相違ないことを証明するためここに署名する。
平成 23 年 2 月 21 日
議
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長
菅
野
善
一
署名議員
菊
地
武
司
同
樽
井
義
忠