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プレスリリース
日比遊一個展 『地の塩』
2015 年 4 月 18 日(土)- 5 月 23 日(土)
東京画廊+BTAP|東京
〒104-0061 東京都中央区銀座 8-10-5 第4秀和ビル7階
TEL: 03-3571-1808 / FAX: 03-3571-7689
オ ー プ ニ ン グ ・ レ セ プ シ ョ ン |2015 年 4 月 18 日(土)16:00-18:00
ト ー ク ・ イ ベ ン ト |2015 年 4 月 25 日(土)15:00-16:00
飯沢耕太郎氏 (写真評論家) × 日比遊一
このたび東京画廊+BTAPは、4月18日(土)より日比遊一個展『地の塩』を開催致します。日比にとって日
本初の個展となる本展では、1992年から数回にわたって訪れた奄美で撮影されたシリーズ『地の塩』を展示致
します。
十代から俳優として活動していた日比は、22歳でニューヨークへ渡ります。俳優の仕事をするうちに写真と
出会い、ニューヨークの街を歩き、感じるままにシャッターを切る毎日を送ります。1992年、米国永住権を
取得するために一時帰国した日比は、カメラを持って日本全国を旅します。北海道ではアイヌの人たちと生
活をともにし、南に長寿の島があると聞けば訪ね、旅は1年にも及びました。
ニューヨークに戻った日比は、撮りためた大量のフィルムの現像を行います。その写真を見たとき、今まで
にない興奮を覚えたと言います。
その後、映画監督と併行して写真家の活動を開始。これまで、アメリカを拠点とする写真集の名門出版社ナ
ズレリ・プレスから3冊の写真集が出版されています。また作品は、カリフォルニア州のサンタ・バーバラ美
術館など、世界各国の著名なコレクションに収蔵されています。
本展で発表する『地の塩』のシリーズは、奄美で撮影した作品をまとめたものです。撮影当時は旅の思い出ア
ルバムのつもりだったものが、その位置付けは、日比が写真家としてのキャリアを積むうちに変わっていき
ました。そして、ベルリンの出版社、オンリー・フォトグラフィーのローランド・アングスト氏と出会い、
同氏が最も興味を抱いた作品が写真集『地の塩』としてまとめられました。
タイトルの『地の塩』とは、聖書の中にあるイエス・キリストの言葉に由来します。塩は腐敗を防ぎ、浄化さ
せる。神を信じる者は塩のように社会の模範であれ、という例えです。奄美を旅した日比は、島の人たちが、
よりよい明日のために笑顔を忘れず、人との繋がりや会話を大切にし、さらには家族のために汗水垂らして
働き、昔からの言い伝えを守りながら生きる姿に「地の塩」を見たと言います。
日比遊一の日本初の個展を是非この機会にご高覧ください。なお、4月25日(土)の15時より、写真評論家の
飯沢耕太郎氏を招いてトーク・イベントを開催致します。皆様のご来場を心よりお待ち申し上げます。 「地の塩」より(Print made: 2015)
ゼラチンシルバープリント、14 x 11 inch / 35.5 x 27.9 cm
東京画廊+BTAP プレス担当:鈴木佳世
e-mail: [email protected] / website: www.tokyo-gallery.com
開廊時間| (火—金)11:00-19:00 (土)11:00-17:00
北京展覧会|景物の"間":直
と体験「Coming Out: An Exorcism」 閉廊日|日、月、祝
2015 年 1 月 24 日(土)- 3 月 12 日(木)
Ceramics Third Street, 798 Art zone E02, 4Jiu Xian Qiao Rd.,
Chao Yang District, Beijing, 100015 CHINA
東京画廊+BTAP|東京
〒104-0061 東京都中央区銀座 8-10-5 第4秀和ビル7階
TEL: 03-3571-1808 / FAX: 03-3571-7689
www.tokyo-gallery.com
日比遊一 Yuichi Hibi
写真家/映画監督
愛知県名古屋市出身。ニューヨーク在住。
作品は世界各国の著名なコレクションに収蔵されている。米 NY タイムズ紙は日比の作品を、「夜景に映し出されたそ
の “沈黙と孤独” は、瞑想によって達することの出来たエクスタシーのようなものを感じさせてくれる」と称した。
映画監督としては、写真家で映像作家でもあるロバート・フランクのドキュメンタリー『A Weekend with Mr. Frank』を製
作(編集、製作指揮は『未来を写した子どもたち』で 2005 年、米アカデミー賞ベスト・ドキュメンタリー部門を受賞したロ
ス・カフマンが担当)。2013 年、長編プロジェクト『ロード・キル』がカンヌ映画祭<アトリエ部門>にアメリカ代表として
招待された(2015 年冬に撮影予定)。この部門では日本人として初参加となった。2014 年、長編映画『オーナメント・オ
ブ・フェース/ヤズの祈り』が完成。IFP(The International Filmmaker Project)は本作を、2014 年デビュー作の中のベ
スト 25 に選んだ。
*IFP(The International Filmmaker Project)アメリカのインデペンデント映画をサポートするオーガナイゼーション
【個展】
2013
「Salt of the Earth/地の塩」 オンリー・フォトグラフィー, ベルリン(ドイツ)
2012
「127」 ギャラリー 339, フィラデルフィア(アメリカ)
2010
「フォトグラファー・レクチャーズ・シリーズ/日比遊一」 インターナショナル・センター・オブ・フォトグラフィー、ニュ
ーヨーク(アメリカ)
2010
「GREETINGS FROM... SHANGHAI」 エル・パーカー・スティーブンソン, ニューヨーク(アメリカ)
2009
「NECO/猫/ネコ」 ギャラリー 339, フィラデルフィア(アメリカ)
2009
「NECO/猫/ネコ」 マイケル・ダウサン・ギャラリー, カリフォルニア(アメリカ)
2007
「imprint/心の指紋」 アート・レイバー・ギャラリー, 上海(中国)
2006
「imprint/心の指紋」 マイケル・ダーサン・ギャラリー, カリフォルニア(アメリカ)
2006
「imprint/心の指紋」 ギャラリー 339, フィラデルフィア(アメリカ)
2004
「imprint/心の指紋」 ステイトン・グリーンバーグ・ギャラリー、カリフォルニア(アメリカ)
2003
「ZERO HOUR/ゼロ・アワー」 マルベリ・ギャラリー、ニューヨーク(アメリカ)
2001
「imprint/心の指紋」 マルベリ・ギャラリー、ニューヨーク(アメリカ)
【グループ展】
2014-15 「Art to Zoo: Exploring Animal Natures」 サンタ・バーバラ美術館、カリフォルニア(アメリカ)
2014 「Salt of the Earth/地の塩」 パリ・フォト(フランス)- オンリー・フォトグラフィー
2013 「SUDDENNESS + CERTAINTY」 ロバート・ミラー・ギャラリー、ニューヨーク(アメリカ)
2012 「Portrayal/Betrayal」 サンタ・バーバラ美術館、カリフォルニア(アメリカ)
2012 「Photography & Ruin」 ニューヨーク公共図書館、ニューヨーク(アメリカ)
2011 「The Unseen Eye: Photographs」 from the W.M. Hunt Collection
ジョージ・イーストマン・ハウス、ニューヨーク(アメリカ)
2011 「About Face」 ギャラリー 339、フィラデルフィア(アメリカ)
2011 「AIPAD – NY」 ニューヨーク(アメリカ)
2010 「AIPAD – NY」 ニューヨーク(アメリカ)
2009 「9 Years」 フィフティー・ワン・アート、アントワープ(ベルギー)
2009 「Gift of SBMA Photo Futures “Ten”」 サンタ・バーバラ美術館、カリフォルニア(アメリカ)
2009 「Accrochage」
パリ・フォト(フランス)- フィフティー・ワン・アート
2008 「Book Dummies」 インターナショナル・センター・オブ・フォトグラフィー、ニューヨーク(アメリカ)
2007 「Branching Out」 セピア・インターナショナル、ニューヨーク(アメリカ)
2007 「AIPAD-MIAMI」
フロリダ(アメリカ)
2007 「フォト・LA」 カリフォルニア(アメリカ)
2006 「AIPAD – NY」 ニューヨーク(アメリカ)
2006 「フォト・LA」 カリフォルニア(アメリカ)
2003 「Faces」 セピア・インターナショナル、ニューヨーク(アメリカ)
2003 「The Gift Show」
ステイトン・グリーンバーグ・ギャラリー、カリフォルニア(アメリカ)
2003 「Land」 ステイトン・グリーンバーグ・ギャラリー、カリフォルニア(アメリカ)
2002 「The Armory Photography Show」 ニューヨーク(アメリカ)
2001 「DREAM STREET」 セピア・インターナショナル、ニューヨーク(アメリカ)
1993 「COLLECTORS’CHOICE」 センター・オブ・アーツ、フロリダ(アメリカ)
1993 「Culture of Complaint」 モニカ・ゴールド・ストローム・ギャラリー、ニューヨーク(アメリカ)
【写真集】
2014
「Art to Zoo」 サンタ・バーバラ美術館、カリフォルニア(アメリカ)
2014
「Salt of the Earth/地の塩」 オンリー・フォトグラフィー, ベルリン(ドイツ)
2012
「127」 ギャラリー 339/ZZYZX PRESS,
2011
「THE UNSEEN EYE」 アプチャー、ニューヨーク(アメリカ)
2010
ROJIN/路人 ZZYZX PRESS、ニューヨーク(アメリカ)
2009
「PDN's Notable Photo Books of 2009」 Photo District News (PDN)、ニューヨーク(アメリカ)
2009
「Felis sapiens」 The Philadelphia Inquirer、フィラデルフィア(アメリカ)
2009
「Philly arts scene Top」 Metro in Philadelphia、フィラデルフィア(アメリカ)
2008
「The City Visible: Listening to the Music of the Night」 ニューヨーク・タイムズ、ニューヨーク(アメリカ)
2008
「NECO/猫/ねこ」 ナズレリ・プレス、アリゾナ(アメリカ)
2006
「A soulful look at isolation and loss」
2006
「B&W」 バラエティー・ウィークエンド、カリフォルニア(アメリカ)
2006
「A Weekend with Mr. Frank - ワンピクチャー・ブック」 ナズレリ・プレス、アリゾナ(アメリカ)
2005
「imprint/心の指紋」 ナズレリ・プレス、アリゾナ(アメリカ)
2002
「Alternative view of land and landscape」 読売アメリカ、ニューヨーク(アメリカ)
2001
「Photo (by Vince Aletti)」 ヴィレッジ・ヴォイス、ニューヨーク(アメリカ)
フィラデルフィア/ニューヨーク(アメリカ)
ロスアンジェルス・タイムズ、カリフォルニア(アメリカ)
【主なコレクション】
サンタ・バーバラ美術館、カリフォルニア(アメリカ)
マイケル・ウィルソン、ロンドン(イギリス)
ジョイ・オブ・ギヴィング・サムシング、ニューヨーク(アメリカ)
ニューヨーク公共図書館、ニューヨーク(アメリカ)
ポートランド美術館、オレゴン(アメリカ)