特記仕様書 - 那覇港管理組合

平成26年度
業務名
那覇港港湾機能再編調査業務(H26-3)
特記仕様書
1. 業 務 概 要
現 那 覇 港 港 湾 計 画 は、平 成 15 年 3 月 に改 訂 を行 っ ている。
しかし、近 年 の港 湾 整 備 における中 国 、韓 国 等 の台 頭 などによる、東 アジア圏 域 の港 湾
情 勢 の変 化 がめざましいことや、上 位 計 画 である「沖 縄 21 世 紀 ビジョン基 本 計 画 」が平 成
24 年 5 月 に策 定 されたこと等 から、那 覇 港 港 湾 計 画 を改 訂 することとした。
本 業 務 は、 那 覇 港 港 湾 計 画 を改 訂 するための各 種 検 討 を行 うものとする。
2. 履 行 期 限
契 約 締 結 日 の翌 日 から平 成 2 7 年 3 月 25 日 までとする。
3. 業 務 内 容
以 下 の 内 容 を 基 本 と し 、 必 要 に 応 じ て 項 目 を 追 加 で き る も の と す る 。 ま た、 各 種 検 討 や 調
査 を 別 途 発 注 業 務 及 び実 施 するため、 本 業 務 に おける資 料 作 成 の 際 には、 そ れらの結 果
を反 映 させること。
那覇港港湾機能再編調査業務
大 分 類 ・中 分 類
小分類
単位
数量
長期構想検討業務
1.
2.
3.
4.
5.
6.
計画準備
既 往 資 料 の収 集 ・整 理
長 期 構 想 検 討 委 員 会 ・幹 事 会 資 料 の作 成
基 本 的 方 向 の委 員 意 見 の反 映
那 覇 港 長 期 構 想 (案 )に対 する意 見 収 集
計 画 実 現 に向 けての検 討
式
式
式
式
式
式
1
1
1
1
1
1
港湾計画改訂業務
1.
2.
3.
4.
計 画 フレームの整 理 ・更 新
施 設 整 備 計 画 の検 討
事業化計画
報告書作成
式
式
式
式
1
1
1
1
4. 業 務 仕 様
4-1 総 則
本 特 記 仕 様 書 に 定 めの な い 事 項 につ い て は、 国 土 交 通 省 港 湾 局 編 集 の「 港 湾 設 計 ・
測 量 ・ 調 査 等 業 務 共 通 仕 様 書 」 及 び 沖 縄 県 土 木 建 築 部 制 定 の「 設 計 業 務 等 共 通 仕 様
書 」に基 づき実 施 しなければならない。
4-2 長 期 構 想 検 討 業 務
(1)計 画 準 備
本 業 務 を 行 うに 当 たって目 的 及 び内 容 を 把 握 し、 業 務 の手 順 及 び遂 行 に必 要 な事 項
を整 理 する。
1)打 ち合 わせ協 議
本 業 務 を行 うに当 たって、以 下 の段 階 で調 査 職 員 と打 合 せ・協 議 を行 う。
- 1 -
① 業務着手時
② 中 間 打 ち合 わせ(3回 )
③ 成 果 品 納 入 時 (業 務 完 了 時 )
(2)既 往 資 料 の収 集 ・整 理
那 覇 港 の将 来 像 と目 標 、長 期 的 な那 覇 港 の目 標 の達 成 に向 けて、上 位 計 画 や関 連
計 画 、これまでの長 期 構 想 検 討 委 員 会 の議 事 など必 要 となる資 料 を収 集 し、施 策 の基
本 的 方 向 を整 理 する。
また、これにあわせて、那 覇 港 を巡 る状 況 や港 湾 利 用 者 から抽 出 された課 題 、港 湾 へ
の要 望 、期 待 等 を踏 まえ、長 期 的 に那 覇 港 が果 たすべき役 割 について、これまでの委 員
会 での検 討 結 果 を踏 まえて、那 覇 港 の長 期 的 な港 湾 整 備 のあり方 について検 討 し、長
期 整 備 構 想 (案 )としてとりまとめる。
(3)長 期 構 想 検 討 委 員 会 及 び幹 事 会 資 料 の作 成
長 期 構 想 検 討 委 員 会 及 び幹 事 会 の資 料 を作 成 する。(委 員 会 ・幹 事 会 各 2 回 )
(4)港 湾 計 画 改 訂 (案 )の基 本 的 方 向 の 検 討
長 期 整 備 構 想 (案 )の検 討 結 果 を踏 まえ、港 湾 計 画 改 訂 の目 標 年 次 における整 備 基
本 方 針 、 計 画 フレーム、平 面 利 用 計 画 案 について、委 員 会 での検 討 結 果 を踏 まえ検 証 、
検 討 を行 う。
1)計 画 フレームの検 討
計 画 目 標 年 次 における那 覇 港 の港 湾 取 扱 貨 物 量 や入 港 船 舶 隻 数 、港 湾 利 用 者
数 、プレジャーボート隻 数 、クルーズ船 寄 港 回 数 について、長 期 整 備 構 想 (案 )を元 に
検 証 ・検 討 し、とりまとめる。
2)港 湾 利 用 計 画 案 の検 討
計 画 フレームを基 にして、港 湾 計 画 で位 置 づける主 要 施 設 の規 模 等 について検 証
し、利 用 計 画 案 の 検 討 を行 う。
(5)那 覇 港 長 期 構 想 (案 )に関 する意 見 収 集
長 期 構 想 調 査 で検 討 された、 港 湾 利 用 計 画 案 について、 一 般 住 民 から意 見 を 収 集 す
る。
那 覇 港 管 理 組 合 ホ ー ムペ ー ジ 等 を 活 用 し 、 長 期 構 想 ( 案 ) の 公 表 及 び 意 見 収 集 す る こ
とを想 定 しているが、収 集 方 法 については事 前 に計 画 書 を作 成 し、調 査 員 の承 諾 を得 る
ものとする。
(6)計 画 実 現 に向 けての検 討
長 期 構 想 (案 )で検 討 された内 容 について、住 民 意 見 を加 味 するとともに、実 現 を図 る
ための港 湾 の利 用 促 進 案 、運 営 方 法 等 について検 討 を行 う。
4-3 港 湾 計 画 改 訂 業 務
(1)計 画 フレームの検 討
計 画 目 標 年 次 における那 覇 港 の 港 湾 取 扱 貨 物 量 や入 港 船 舶 隻 数 、 港 湾 利 用 者 数 、
プレジャーボート隻 数 、各 用 地 需 要 等 の推 計 結 果 を検 証 ・検 討 を行 い、とりまとめる。
(2)施 設 整 備 計 画 の 検 討
長 期 構 想 調 査 委 員 会 の 検 討 を 踏 ま えて、 那 覇 港 に 導 入 する 機 能 につ いて 、 具 体 の規
模 と平 面 配 置 等 の 計 画 内 容 に ついて検 討 を行 う。
1)ふ頭 計 画 (公 共 ふ頭 、旅 客 船 ・フェリーふ頭 、専 用 ふ頭 )
- 2 -
委 員 会 での検 討 結 果 を踏 まえて、検 討 を行 う。
2)水 域 施 設 計 画
航 路 、泊 地 の水 深 、必 要 面 積 、浚 渫 範 囲 等 について検 討 を行 うとともに、入 出 港
の容 易 性 、安 全 性 を勘 案 し、 操 船 例 図 を作 成 する。
3)外 郭 施 設 計 画
防 波 堤 の 位 置 、 法 線 、 延 長 に ついて、 概 略 の検 討 を 行 う。( 具 体 の静 穏 度 検 討 に
ついて検 討 の必 要 が 生 じた場 合 は別 途 調 査 にて対 応 する)
4)小 型 船 だまり計 画
既 存 施 設 の将 来 利 用 、長 期 構 想 での方 向 性 も 踏 まえ、検 討 を 行 う。
5)臨 港 交 通 施 設 計 画
港 湾 計 画 に伴 う港 湾 関 連 発 生 交 通 量 の算 定 と配 分 を行 い、臨 港 道 路 が新 規 で
必 要 となる場 合 に、そのルートと計 画 車 線 数 、断 面 構 成 について検 討 を行 う。(一 般
交 通 量 も含 めた詳 細 の交 通 量 配 分 予 測 等 については別 途 調 査 にて対 応 する)
6)港 湾 環 境 整 備 施 設 計 画
緑 地 、 海 浜 等 に つ いて 、 その計 画 内 容 と 必 要 規 模 につ い て検 討 を 行 い、 整 備 イ メ
ージがわかるよう構 想 図 を作 成 する。
また、那 覇 港 全 体 に おける、緑 地 計 画 (案 )を各 ふ頭 毎 に検 討 する。
7)土 地 造 成 及 び土 地 利 用 計 画
各 施 設 計 画 の検 討 結 果 及 びその他 の用 地 需 要 を基 にして、港 湾 計 画 における
土 地 利 用 計 画 及 び埋 立 てを 伴 う土 地 造 成 計 画 を用 途 別 に設 定 する。
8)調 整 資 料 作 成
関 係 機 関 や関 係 者 等 との協 議 ・調 整 資 料 を作 成 する。
9)その他 の 計 画
1)~ 7)の他 に必 要 な施 設 計 画 について検 討 を行 う。
(3)事 業 化 計 画
那 覇 港 港 湾 計 画 改 訂 案 の 具 体 の実 施 に向 けて以 下 の検 討 を行 う。
1)工 程 計 画
港 湾 計 画 改 訂 案 に示 された各 計 画 施 設 について、緊 急 性 や事 業 費 を勘 案 して
概 略 の 整 備 スケジュールを検 討 する。
2)資 金 計 画
各 計 画 施 設 について概 算 の事 業 費 を算 定 し、港 湾 計 画 案 に対 する総 事 業 費 を求
める。
3)事 業 効 果 の検 討
立 案 した港 湾 計 画 の内 容 が投 資 に見 合 った内 容 となっているかどうかを見 極 めるた
めに、新 規 整 備 施 設 (主 要 施 設 )について、費 用 対 効 果 分 析 を実 施 する。
4-4 報 告 書 の作 成
報告書を作成しとりまとめる。
5. 成 果 品
本 業 務 における成 果 品 は、電 子 納 品 によるものとする。
- 3 -
1) 電 子 納 品 と は 、 報 告 書 、 図 面 、 写 真 、 測 定 デ ー タ 等 全 て の 最 終 成 果 ( 以 下 「 成 果
品 」という。)を「土 木 設 計 業 務 等 の電 子 納 品 要 領 (案 )(以 下 「要 領 」という。)に示
されたファイルフォーマットに 基 づいて電 子 データで作 成 し納 品 するものであ る。 なお、
電 子 化 の体 操 書 類 及 び書 面 における署 名 又 は押 印 の取 り扱 いについて、調 査 職
員 と協 議 するものとする。
2) 「 成 果 品 」 は、 「 要 領 」 に 基 づい て 作 成 した 電 子 デ ータ を 電 子 媒 体 ( CD-R) で1 部 提
出 しなければならない。なお、「 要 領 」に記 載 がない項 目 の電 子 化 については 、 調 査
職 員 と 協 議 の上 決 定 するものとする。
3) 「紙 」による報 告 書 は原 稿 1 式 及 び製 本 3部 とする。なお、報 告 書 製 本 の 体 裁 は A4
くるみ綴 じ製 本 とし、図 面 は縮 小 A3 版 折 り込 みを標 準 とする。
4) 納 入 場 所
那 覇 市 通 堂 町 2 番 1号
那覇港管理組合企画建設部計画課
6. 一 括 再 下 請 けの禁 止
1) 受 注 者 は 、 業 務 の 全 部 を 一 括 し て 、 又 は 主 た る 部 分 を 第 三 者 に 委 託 し 、 又 は 請 け
負 わせてはならない。
2) 受 注 者 は 、 業 務 の 一 部 ( 「 主 た る 部 分 」 を 除 く 。 ) を 第 三 者 に 委 託 し 、 又 は 請 け 負 わ
せ よ う と す る と き( 以 下 「 再 委 託 」 と い う 。 ) は 、 あ ら か じ め 再 委 託 の 相 手 方 の 住 所 、 氏
名 、再 委 託 を行 う業 務 の範 囲 、再 委 託 の必 要 性 及 び契 約 金 額 等 について記 載 し
た書 面 を発 注 者 に提 出 し承 諾 を得 なければならない。なお、再 委 託 の内 容 を変 更
しようとする時 も同 様 とする。
3) 前 項 の 規 定 は、 受 注 者 が コ ピー 、 ワープロ 、 印 刷 、 製 本 、 トレース、 資 料 整 理 、 計 算
処 理 、 模 型 製 作 、 翻 訳 、参 考 書 籍 ・文 献 購 入 、消 耗 品 購 入 、 会 場 借 り上 げ等 の軽
微 な業 務 を 再 委 託 しよ うとするときには、適 用 しない。
4) 第 2項 のなお書 きの規 定 は、軽 微 な変 更 に 該 当 するときには適 用 しない。
5) 受 注 者 は 、 第 2 項 の 承 諾 を 得 た 場 合 に お い て 、 再 委 託 の 相 手 方 が さ ら に 再 委 託 を
行 う な ど 複 数 の 段 階 で 再 委 託 が 行 わ れる 時 は、 第 3 項 の 軽 微 な 業 務 を 除 き、 あ ら か
じめ複 数 段 階 の再 委 託 の相 手 方 の住 所 、氏 名 、再 委 託 を行 う業 務 の範 囲 を記 載
した書 面 (以 下 「履 行 体 制 に関 する書 面 」という。)を発 注 者 に提 出 しなければなら
ない。履 行 体 制 に 関 する書 面 内 容 を変 更 する場 合 も 同 様 とする。
6) 受 注 者 は 、 前 項 の 場 合 に お い て 、 発 注 者 が 契 約 の 適 正 な 履 行 確 保 の た め 必 要 な
報 告 書 等 を求 めた場 合 は、これに応 じなければならない。
- 4 -