なかまちテラスLiNKSプロジェクト 「なかまちテラスの未来づくりワークショップ」 記録 No.6 地縁コミュニティや地域住民にとって、 なかまちテラスは「どんな場」になったらいい? 事業記録 実施日 時 間 場 所 参加者 平成26年9月4日(木) 14時00分から16時05分 仲町公民館 講座室(2階) 市民16名、事業検討部会6名、 市民協働担当職員 計23名 「なかまちテラスの未来づくりワークショップ」の6日目となりました。申込 者は少なかったものの、多世代にわたる地域住民の方々に集っていただきまし た。 なかまちテラスは「地域の拠点」というよりも、さまざまな事業や運営を通 して「地域づくりの拠点」として機能していくという共通理解が深まったよう に感じられました。 そのためには、今回のワークショップばかりでなく、市民と職員の関係、住 民と住民の関係を築いていく上で、何らかの集まりや機会が必要という意見が 多かったです。これは、他の会でも多く出ている意見です。これまで、つなが ることの少なかったコミュニティどうしがつながることで、なかまちテラスで 多くの新しい価値をつくっていきたいと思います。 「なかまちテラスの未来づくりワークショップ」の7つの分科会は、残すと ころあと1回となりました。全体会からのご参加、企画を実行に移していく段 階からのご参加も大歓迎です。なかまちテラスの開館に向かって、輪をどんど ん大きくしていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 以下のとおり、このワークショップで挙がった多くのすばらしい案を報告い たします。 第1班記録 <なかまちテラスの雰囲気・性格> ◆仲町は昔から行政の中心地。中学も都立高校も、警察も小平で一番初めに建 てられた場所。古くから小平の中心地として栄えた。そんな場所になかまちテ ラスがシンボルとして建設されるので、地域住民にとって、出会いの場として 利用していきたい。 ⇒小平は開拓されてきたまち。仲町はその中でも新しいことを次々とやって きた。その開拓魂のようなものを大事にして、なかまちテラスが新しいこと に次々チャレンジできる場になっていきたい。 ◆高齢者や障がい者にやさしい「なかまちテラス」を目指そう。 ◆職員と利用者が気軽に話しかけられる雰囲気づくりを。 ◆昔の井戸端会議のような雰囲気に。 <事業面> ◆カフェを活用して読書会やマルシェ(市場)を!。 ◆井戸端会議の会の開催。 ◆地下1階ホール(防音設備のある部屋)を子どもたちに開放する。 (土曜子ど も広場「友・遊」や、子どもまつりの開催) ◆公園デビューをなかまちテラスで。 ◆高齢者の相談窓口をなかまちテラスに設置されると便利。 ◆小平のティーンズ向けの蔵書は、東村山市に比べて劣っている。利用するテ ィーンズの人たちが選書に参加したら、魅力ある蔵書構成になると思う。 <地域連携> ◆学校の中に「なかまちテラス委員会」とか「なかまちテラス係」を作り、な かまちテラスに定例的に集まって「なかまちテラスお助け隊」を結成する。な かまちテラス新聞や書架の配架ボランティアをしてもらう。 ◆地域のシンボルであるなかまちテラスを活用し、自治会や利用者と合同で防 災イベントを実施する。 ◆子ども会の復活。調理室を活用した、夏はカレー作り、冬は鍋パーティー等 の企画を考える。子ども会の合同イベントもコーディネートできるのでは。 ◆地域と学校の連携。学校内で行っているブックトークをなかまちテラスを活 用して実施する。また、児童生徒の作品をなかまちテラスで展示し、地域の人 に見てもらう。 <施設面> ◆地域住民にとっては、ふらっと気軽に立ち寄れるスペースがあってほしい。 ◆館内にBGMを流す。 ⇒少しぐらいおしゃべりした声も気にならなくなる。 ⇒現在、公民館・図書館でBGMを流している館はないが(イベント時を除く)、 本庁舎や健康福祉事務センターではBGMが流れている。 ◆自治会の会議で使いたいので、利用申請をもう少し柔軟に。場合によっては 当日申請当日利用が可能になるとよい。 第2班記録 <事業面> ◆なかまちテラス開館事業としてサークルの見本市(体験会)を行う。 ⇒公民館でどんな活動をしているかを市民はあまり知らない。最初には多くの 方が訪れることが想定される。その機会を、サークル紹介の場とするとともに 色んな人に興味をもってもらう。 ⇒サークル同士の交流も深まり、サークル同士で新しいイベントができるよう になるかも。例えば、カラオケサークルによる合同カラオケ大会や美術サーク ルによる合同美術展など。 ◆カフェがあるので、テーマ毎のカフェを開く。例えば難病を抱えてる人々が カフェに集い、話合いをすることで気を楽にする。子育てママカフェなどで育 児のストレスを話し合うことで発散するなど。カフェで読書会もいいかも。 ◆カフェに地場野菜を取り入れたり、マルシェ(市場)を開く。 ◆「防災グルメ週間」と銘打ってイベントをする。カフェスペースで非常食の 試食会を開く。公民館の調理室を利用して防災エコクッキングなどを行う。 ◆「福祉の相談コーナー」をつくる。単身高齢者や障がい者などが市役所に行 かなくても、ふらっと寄って軽く相談する場もしくは機会を設ける。 ◆図書エリアに「情報コーナー」を設ける。例えば、難病体験本のコーナーを 設ける。専門書より実体験の本を読むことで、勇気づけられる。常設とリクエ スト制にする。 <地域連携> ◆なかまちテラスの職員と市民の交流の場を今後も持つ。 ⇒職員と市民が対話する機会があることで、施設が時代の変化に伴って成長 できるはず。 ◆小学校と公民館・図書館で連絡会を開く。小学校でプロクラムとして各学年 に2時間ずつ公民館・図書館に来てもらって体験学習を行い、子どものころか ら慣れ親しんでもらう。 ◆仲町に消防署があるので消防署の人に講師に来てもらう。 ⇒逆に、消防署の人になかまちテラスを利用して何かやりたいことがあるか聞 いてみるのもいい。 ◆学校の放課後子ども教室やクラブ活動に講師としてサークルを紹介する。例 えば陶芸サークルが学校で活動した場合、でき上がった作品を公民館で展示す ることによって、子どもや親をなかまちテラスに呼び込む。 ◆なかまちテラスを地域の防災活動の調整場所とする。自治会・学校などバラ バラにやっている訓練を地域で連携を図ることで、一緒にイベントを行う。そ ういった機会を作れるのも社会教育施設ならではのこと。 ⇒今回のワークショップだけでなく、市民と職員が施設の機能や役割を十分 に認識することで、はじめて可能となる。市民も友達や知り合いになかまち テラスの機能や役割を宣伝し、防災をはじめ地域の課題を職員に相談してほ しい。 第3班記録 <なかまちテラスの雰囲気・性格> ◆いまの図書館は静かにしなければいけないので、子どもや障がいのある方を 連れて行きづらい雰囲気がある。そうした方々が気を遣わなくても良いような 雰囲気づくりを。 ◆ふらっと立ち寄って何かできる場所になると良い。 ⇒例えば、図書館の排架(返却された図書を棚に戻す作業)ボランティアを随 時受け付けしてはどうか。 ◆なかまちテラスには地域センターや児童館としての役割も担ってほしいし、 それに加えて公民館・図書館だからできることが何かあれば。 <事業面> ◆定期的に行われているものだけでなく、子どもたちが集まったら読み聞かせ をしてあげる、折り紙の折り方を教えてあげるといった突発的なイベントを開 催してはどうか。職員が対応しきれなければ、学生ボランティアにやってもら うのも良いのでは。 ◆なかまちテラスに簡易的な福祉相談コーナーを設ける。 (交代で各障がい者団 体や高齢者団体が担当してはどうか。) ◆防災講座を定期的に行えば、いざというときに地域のコミュニティが連携す ることができる。「防災」という課題は、地域の交流を進める上で大事なこと。 ◆公民館ではよく勉強会を行っている。そのための資料を事前に図書館に依頼 しておくと、当日用意してもらえればうれしい。 ◆近くに地域センターが無いのもあって、フリースペースとしての場の提供を してもらえるとありがたい。例えば、市内の公民館・図書館前のフロアは子ど もたちが集まってゲームをしたりカード交換したりする場になっている。 ⇒部屋貸しだけでは「コミュニティ」という観点にはつながらない。 ⇒これまでの回の中でも、市民の活動の成果物をなかまちテラスで展示すると いう意見があったが、展示するだけではなく、さらに密着型になって、それに ついて発表する機会も併せて設けてこそ、コミュニティの形成につなげられる と思う。つまり、人と人が出会ったり、交流する機会や仕組みが必要。 <地域連携> ◆今回のワークショップのように、定期的になかまちテラスについて地縁コミ ュニティの方々が話し合う場があるといい。時代の変遷に従って、なかまちテ ラスも柔軟に変わっていくべき。 ◆「保健係」や「体育係」と同様に「なかまちテラス係」を近隣の学校につく ってもらい、なかまちテラスでの様々な活動を一緒に進めていってはどうか。 その中で、学校・なかまちテラス・地域住民のコミュニケーションが生まれる はず。 ◆学生が子どもたちを対象にしているワークショップの出張版をなかまちテラ スで実施する。大学では、サークルや授業等でさまざまなワークショップが開 催されている。大学等に「なかまちテラスでワークショップを開催しませんか?」 と呼びかけることもできると思う。地域住民と市内の大学に通う学生のコミュ ニケーションの場としてなかまちテラスを使ってもらいたい。 ◆公民館は初めての人にとっては敷居が高い。足を運べば何をしているところ か分かるように、サークル見学や発表の機会をもっと設けてはどうか。さらに は、学校に出向いてサークル活動を発表したり、単発の講座の参加者がサーク ル活動に直結できるような流れがあるといい。 ◆小平市内の大学の教授に講演会を依頼する。市民の趣味と繋がった講演会だ となお良い。 <施設面> ◆地域の拠点として防災備蓄品をなかまちテラスに保管したらどうか。 ↑冒頭、ワークショップの説明 ↑各テーブルの話し合い内容の発表 ↑終了後、片づけもいっしょに行いました ↑なかまちテラスへの期待がいっぱい ↑話し合いに使った模造紙も展示中です 以 上
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