鋼構造Ⅰ - 前橋工科大学

開講学科
建築学科
科 目 名
鋼構造Ⅰ
担当教員
称原 良一
前橋工科大学 シラバス
標準対象年次
選択/必修
科目コード
2 年次
必修
14001401
単位数
学 期
曜 日
時 限
2 単位
後期
火曜日
5 時限
授業の教育
目的・目標
目的:鋼構造の建物を設計する場合に必要となる基本的知識を修得するために,鋼構造の概要,
力学的性質,設計法を理解させる。
目標:①鋼構造の基本を理解させ,建築設計の構造形式として適用できるようにする。
②鉄骨部材の種々な強度の学習を踏まえ,鋼構造の設計法の概要を理解させる。
学科の学習・教育 b. 先端技術に関心を持ち,柔軟に対応できる能力を持つ。
目標との関係
e. 素材の特性を理解し,適性に用いることが出来る。
g. 建築家が備えるべき安全性や快適性に関する基本的性質を持つ。
j. 建築家が備えるべき社会的責任を理解する。
キーワード
鋼構造,力学的性質,降伏,座屈、接合
授業の概要
建築に使用される鋼材の種類とその力学的特性を習得させる。鉄骨構造各種について,トラス
構造やラーメン構造等の特性やその他の合理的構法を理解させる。部材にH 形鋼を取り上げて,
引張り材,圧縮材,曲げ材に適用した場合の圧縮座屈,曲げ座屈挙動や局部座屈挙動を理解させ
る。一般接合部の部材のボルト接合,溶接接合やH 形鋼柱・はり接合部等の設計法を習得させる。
演習問題を課し内容への理解と応用への素養を養う。最新の鋼材情報(鋼材の工事監理,設計法
等)を示し,内容への理解と応用への素養を養う。
第 1 回: シラバスの説明、鋼構造の形式および構造、鋼材の性質
第 2 回: 構造用鋼材、鋼製品、ボルト類 レポート 前工大鋼構造 設計理由推定。
引張材の有効断面積 演習1:有効断面積
引張耐力、有効断面積ビデオ 演習2 長期許容引張耐力
座屈理論,断面性能 演習3 断面係数
許容圧縮応力度 演習4:許容圧縮強度
第 7 回: 曲げを受ける部材 演習5:小梁の曲げ強度
第 8 回: 横座屈 演習6:許容曲げ応力度
第 9 回: 局部座屈、許容曲げ応力度復習 演習7 許容曲げ応力度2
第 10 回: 高力ボルト摩擦接合
演習8 ボルト接合強度
第 11 回: 継手の最大強さ 高力ボルトのビデオ
第 12 回: 溶接の種類と溶接法 溶接接合、溶接欠陥 説明用 PP 使用
第 13 回: 溶接部の強度、溶接記号 演習9:隅肉溶接長さ
第 14 回: 許容圧縮,曲げ強度の復習、座屈ビデオ
第 15 回: まとめ
受講条件・関連
受講条件 : 建築構造,建築構造力学Ⅰ,Ⅱを受講していることが望ましい。
科目
関連科目 : 鋼構造Ⅱ,鋼構造設計
授業方法
板書,プリント,教科書,パワーポイント等で行う。演習問題(9題程度)を課し,内容への理
解と応用への素養を養う。演習のチェックを受け、正解であれば退席して良い。期末試験では知
識問題と計算問題を出題する。演習問題、教科書、ノート、電卓を持ち込むことを許す。
テキスト・参考書 教科書:
「鋼構造」福原安洋他、島津孝之編、森北出版 2007
参考書:鋼構造設計規準-許容応力度設計法- 日本建築学会
:2007 年度版 建築物の構造関係技術基準解説書 全国官報販売協同組合 2007.8
成績評価
・期末試験( 50%) ・その他(
)
(
%)
・演習( 50%) ・受講態度( %)
履修上の注意
・前回講義内容を理解していないと,内容理解が難しくなるので,復習が重要である。
第 3 回:
第 4 回:
第 5 回:
第 6 回: